和酒コーディネーターおすすめ日本酒5選と349人が選ぶランキング

和酒コーディネーターおすすめ日本酒5選と349人が選ぶランキング

フリーアナウンサー・和酒コーディネーター:あおい有紀
フリーアナウンサー・和酒コーディネーター
あおい有紀

テレビ、ラジオなど各媒体で活躍する一方、日本の食や和酒の魅力、食事マナーの発信を積極的に行い、大切さ、楽しみ方を国内外に伝えている。 フィールドワークを信条とし、全国の酒蔵や田んぼに300回以上足を運ぶ。 酒蔵ツアーや日本文化×日本酒のコラボイベント、様々な国籍の料理×日本酒のマリアージュイベントなどの企画・主催をはじめ、日本酒・焼酎コラム連載、全国各地での講演、セミナー講師、トークショー、ファシリテーター、イベント司会多数。モルディブ、香港など海外でも日本酒セミナー講師を務める。日本酒、梅酒のコンテスト審査員も毎年務める。 Club Gastronomic Sake主宰。日本酒造青年協議会「酒サムライ」叙任。 日本酒蔵ツーリズム推進協議会 民間委員。

日本酒が注目されています。日本酒専門のバーも増えてきましたし、ちょっとした居酒屋なら単に「冷酒」「冷や(常温)」「燗酒(かんざけ)」といった飲み方だけではなく、銘柄も選べるようになってきました。また女性向けの日本酒ベースのカクテルもいろいろと考案されています。和酒コーディネーターのあおい有紀さんにおすすめの日本酒をじっくりうかがいました。特定名称酒(※)を中心に、あおい有紀さんが選んだ日本酒5銘柄と、アンケートをもとにした人気ランキングをご紹介します。※日本酒は大きく分類すると「特定名称酒」と「特定名称以外の酒」の2種類があり、「特定名称酒」はさらに「大吟醸」「本醸造」など、8種類に分類されています。


日本酒のイメージ写真

日本酒は、大きく分けて特定名称酒と、特定名称以外の酒(いわゆる普通酒)、に分類されます。そして特定名称酒には、「純米大吟醸」「大吟醸」「純米吟醸」「吟醸」「純米」「特別純米」「本醸造」「特別本醸造」の8種類があります。コンビニやスーパーだけでなく専門店でも探せば、いろいろな選択肢があるのがわかると思います。

特定名称酒の種類8つとは? それぞれの違いは?

日本酒を味わううえで最初に理解しておきたいのは、特定名称酒は「原料(米、米麹)×醸造アルコールの有無×精米歩合」の組み合わせによる、合計8種類の基本の分類があることです。

精米歩合ですが、日本酒は米を原料としています。しかし、そのまま使わずに米の糠部分を削る、いわゆる「精米」をして使用しているのです。ちなみに、米は外側ほど雑味となる成分があるため、残せば残すほど雑味や米の旨みが残り、削れば削るほど、それらが除外できる雑味のないお酒になる傾向にあります。
この削って残った部分の割合を精米歩合といい、たとえば精米歩合が60%であれば、米の中心60%を用いて醸造する(つまり、外側の40%を削る)ということです。基本的には、この精米歩合と醸造アルコールの有無によって名称が8つに分類されています。

ここでは、まずその8種類の定義と、それぞれの一般的な特徴と傾向について解説します。

純米大吟醸酒/大吟醸酒

精米歩合が50%以下で、米と米麹だけで醸造したものが「純米大吟醸酒」、そこに醸造アルコールを添加しているものを「大吟醸酒」と呼びます。
一般的に、フルーティで口当たりがよいなどと表現されることが多く、女性や日本酒が苦手な方も飲みやすい傾向にあります。また、一般的には燗酒よりも冷や(常温)、あるいは冷酒での飲み方に向いています。

純米吟醸酒/吟醸酒

精米歩合が60%以下で、米と米麹だけで醸造したものが「純米吟醸酒」、そこに醸造アルコールを添加しているものを「吟醸酒」と呼びます。
一般的に、大吟醸に比べ香りが控えめで、米の旨みが味わえるものが多い種類で、日本酒好きに好まれる傾向にあります。冷やして飲むのが一般的ですが、純米吟醸のなかには、温めても美味しく飲めるものもあり、多様な飲み方に適しています。

純米酒/特別純米酒

米と米麹だけで醸造された日本酒のことを「純米酒」と呼び、精米歩合の規定はありません。なお、「純米酒」で、かつ精米歩合が60%以下で、特別な醸造方法のものを「特別純米酒」と呼びます。
一般的に、旨みやコクがあるものが多い種類で、冷や(常温)から燗酒に向いている傾向にあります。

本醸造/特別本醸造

精米歩合が70%以下で、醸造アルコールを添加しているものを「本醸造酒」と呼びます。純米酒同様、精米歩合が60%以下で特別な醸造方法のものを「特別本醸造酒」と呼びます。
純米酒のように旨みやコクがあるものが多い種類ですが、よりスッキリした口当たりが楽しめる傾向にあります。

フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

醸造アルコールは、食用に用いられるアルコール分(エタノール)のことで、サトウキビの糖蜜を発酵させて蒸留したものが主ですが、中には、コスト高になりますが山田錦などの酒米から造った醸造アルコールを使用する酒蔵もあります。醸造アルコールを添加することで吟醸香が立ちやすくなったり、純米酒よりも軽快な味わいになります。ちなみに、特定名称酒と名乗るには、醸造アルコールの添加量は原料となる白米の重量の10%以下と、上限が定められています。

失敗しない日本酒の3つの選び方とは?

今回のアンケート調査によれば、日本酒を購入したり注文したりする時の目安は、順に、辛口・甘口などの味、銘柄、お店のおすすめ、産地、純米や吟醸などの醸造方法という結果でした。醸造方法による種類とそれぞれの特徴については、すでに説明済みです。そこで次に、どのようにお酒を選べばいいかという観点から、45票を集めた「味」、そして「好みの温度帯」「アルコール度数」という3つの選び方を紹介するとともに、それぞれの判断基準を紹介します。

Q1.日本酒を飲まれる際は、何を目安にして選んでいますか【複数回答】
 ※回答数:普段、日本酒を飲むと回答し、かつお店で飲むことが多いと回答した方 75名

味(辛口、甘口など)45票
銘柄 35票
お店のおすすめ 28票
産地 26票
醸造方法 20票
香り 19票
知り合い・友人のおすすめ 16票
以前飲んだことがある 12票
醸造会社 11票
特に決めてない 5票
その他 1票

味で選ぶ

全体の60%の人が日本酒を選ぶ基準に置いた「味(味わい)」ですが、日本酒の表現でよく使われる辛口、甘口。なかには、辛口というとカラシのような辛さをイメージする方もいますが、正しくは、辛口は「口当たりがシャープで、飲んだ後にすっきりしている」という味わいであり、甘口は「口当たりが柔らかく、飲んだ後の余韻を楽しめる」という味わいのことを指します。ですから最近は、「甘口」といわず「うま口」と表現されることもあります。

その甘口と辛口を飲む前に判断するためには、3つの基準となる数値があります。それは「日本酒度」「酸度」と「アミノ酸度」です。

しかし、やっかいなのは例えば日本酒度が甘口傾向の「―」に傾いたとしても、酸度や香り、コクなどによって甘辛の感じ方が左右されることです。酒の甘辛は、利き酒で判定するのも容易ではないと言われるくらい微妙なものなのです。あくまで傾向として、表示の数値を見ておくと覚えておきましょう。

日本酒度

日本酒度は数字の「+3」「-1」などで表され、甘口、辛口の目安になります。日本酒度の数値は、日本酒の比重(水に対する重さ)を表したものです。簡単にいうと、糖分などのエキス分が多いお酒ほど重くマイナスに傾き、エキス分が少ない日本酒ほど軽くプラスに傾くということ。したがって、重い日本酒ほど含有する糖分が多くなるため甘口と考えます。

ちょっと表記がややこしいので、注意が必要です。日本酒度は比重が軽いものを「プラス」、重いものを「マイナス」で表します。つまり、日本酒度がプラスであればあるほど辛口、マイナスであればあるほど甘口になります。

だいたい、数字の表記と辛口度、甘口度の段階は以下のようになります。

+6.0以上:大辛口
+3.5~+5.9:辛口
+1.5~+3.4:やや辛口
-1.4~+1.4:普通
-1.5~-3.4:やや甘口
-3.5~-5.9:甘口
-6.0以上:大甘口

酸度

日本酒は、醸造過程で作られた乳酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸、酢酸など色々な有機酸を含有しています。酸度とは、それらの酸がどれほど含有されているかを相対的に表す数値です。

ですから、酸度の数値が大きいほど、酸がたくさん含まれているのですが、「酸度が高い=すっぱい」というわけではありません。日本酒の場合、酸には味を引き締め、味わいを辛く感じさせる働きがあるからです。

したがって、日本酒度が同一であれば酸度の高い酒が辛くて濃く、低ければ甘くて端麗に感じられます。

この日本酒度と酸度は、最近の日本酒では裏ラベルや、あるいはネット通販、実店舗の店頭にも表示されていることも多いので、味わいで選択するときの参考にしましょう。

アミノ酸度

食べ物や飲み物のコクや旨みの元となるアミノ酸。その量を相対的に表す数値で、日本酒には20種類ほどのアミノ酸が含まれています。1.0を基準とし、それより上だと濃醇で、下だとスッキリとした味わいに感じます。

アミノ酸度までラベルに表示されていることは少ないですが、味を構成するひとつの要素(数値)と覚えておきましょう。

好みの温度帯で選ぶ

日本酒は、特定名称酒の解説でも触れたとおり、あくまで傾向ですが、種類によってお勧めの温度帯があります。そのため、どういう温度帯でお酒を楽しみたいかということも、ひとつの選択基準として考えられます。よく聞く飲み方の種類に「冷や」と「燗」がありますが、実はもう少し細かくカテゴリー分けされており、同じお酒でも温度帯によって味わいが違ってきます。どのような飲み方でお酒を楽しみたいのかイメージして、選ぶ際の判断基準にしてください。

冷や

「冷や」というと、ビールのように冷蔵庫でキンキンに冷やすイメージですが、日本酒の「冷や」は基本的には「常温」のことを指します。

よく、日本酒専門の酒屋で冷蔵庫に日本酒が保管してあるので、冷やとは冷蔵庫で冷やすことだと思っている人もいるでしょう。しかし、冷蔵庫に入っているのは「飲み方」のためだけでなく「品質維持」の目的もあります。冷蔵庫がない時代は、温めて飲むか、常温で飲むしかなく、常温のことを冷や、と呼んでいました。時を経て冷蔵庫が使える現代になっても、その名残りから冷や=常温の意味として使われています。

冷やで飲むと、日本酒のうま味、味、香りがよくわかります。特に「純米」系の3種類は冷酒より冷やで味わってみるといいでしょう。

冷酒

常温で飲むお酒を「冷や」と呼ぶのに対し、冷やして飲むお酒を「冷酒」と呼び、温度別に3種類の呼び方があります。

【涼冷え(すずひえ)】
15℃程度。冷やした日本酒を冷蔵庫から出し、10分ほど経過したもの。香り立つ涼やかな温度の冷酒。

【花冷え(はなひえ)】
10℃程度。花さえ冷たくなる温度、という意味合い。香りが弱まり、その分、きめ細かな味わいが楽しめる冷酒。

【雪冷え(ゆきひえ)】
5℃程度。文字通り、雪のように冷えた温度。香りが抑えられる分、シャープな味わいが楽しめる冷酒。

燗酒

最近「燗酒」が見直されています。燗というと、お銚子を持つのも熱いようなチンチンの燗酒をイメージされる方も多いと思います。しかし、人肌程度に少し温めたものも含めて燗酒といいます。燗も冷酒同様、温度別の呼び方が6種類。種類と味わいの特徴などは以下の通りです。

【日向燗(ひなたかん)】
30℃程度。常温より少しだけ温めた、日向のポカポカとしたような温度。お酒の持つ特徴が出始める、本質的な味が楽しめる燗酒。

【人肌燗(ひとはだかん)】
35℃程度。まさに人肌の、お風呂より少しぬるい温度。米や麹の香りが立ち、やわらかな味わいが楽しめる燗酒。

【ぬる燗(ぬるかん)】
40℃程度。口に含んだとき、若干熱さが感じられる温度。味わいが膨らみ、お酒の美味しさが存分に感じられる燗酒。

【上燗(じょうかん)】
45℃程度。注ぐと湯気が立つ程度に温めた温度。口に含むと熱く感じます。味わいとキレが楽しめる燗酒。
【熱燗(あつかん)】
50℃程度。お銚子から湯気が出て、さわると熱く感じる温度。寒い日で体を温めたいときなどに最適な燗酒。

【飛びきり燗(とびきりかん)】
55℃以上。お銚子を持つと指が熱いくらいに温めた温度。香りが強く立ち、味わいに刺激を感じる燗酒。

フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

同じ日本酒でも、温度帯によって香りや味わいが大きく変化するので、ご自宅で楽しむ際、冷酒から徐々に温度を上げ、後半はお燗酒でと、一本のお酒で前菜からメインまでそれぞれの料理に合わせることも可能です。特に純米系のお酒は温度を上げると旨味のボリュームが広がり、酸味が立ちボディがしっかりするので、肉料理や中華料理、濃い味付けの料理などにも合わせやすいですよ。和食はもちろん、様々な料理と様々な温度帯の日本酒で合わせてみてください。

度数で選ぶ

「度数」とは、アルコール度数のことで、酒100ml中に含まれるエチルアルコールの容量の割合を「度」や「%」で表したものです。

酒税法で、日本酒のアルコール度数は22度未満と定められていますが、ほとんどの日本酒は15~16度で、ワインよりも少し度数が高い程度です。

ただしこのアルコール度数は、醸造して濾過し、できあがったそのものの数字ではありません。通常は飲みやすくするために、できあがった日本酒へ「加水」といって純水を加えて、15~16度に整えています。なかには、加水をしない20度前後のままの「原酒」もあります。

当然、アルコール度数が高い方が「強く」感じられますから、味わいの強い日本酒を飲みたいのであれば、原酒を選ぶのがお勧めです。

エキスパートのおすすめ日本酒5選

老若男女幅広い層に様々なシーンで日本酒を楽しんでもらうために、また日本酒の付加価値を高めていくために、各酒蔵は日々切磋琢磨し、自身のお酒により磨きをかけています。昨今の日本酒の傾向を5つのカテゴリーに分けて、それぞれに代表するお勧め銘柄をご紹介します。

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【スパークリング】山梨銘醸 『七賢 スパークリング杜ノ奏』

出典:楽天市場

生産メーカー/生産地
山梨銘醸/山梨県
酒類/原料米
日本酒スパークリング/ひとごこち(山梨県産)
定価、希望小売価格
(720ml)10800円
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フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

バニラ香るハレの日に相応しい日本酒

若い女性にも人気のスパークリング日本酒。一言にスパークリング日本酒といっても、透明なものからにごっているもの、アルコール度数が低いものから高いもの、瓶内二次発酵と炭酸ガスを注入したもの、甘口からすっきりドライな味わいまで幅広く楽しめる時代になりました。そんな中、2016年にawa酒協会が設立され、瓶内二次発酵で3.5気圧以上あり透明であることなど、厳格な基準をクリアしたお酒のみをawa酒と名乗れるように。シャンパーニュと肩を並べ、awa酒が世界の乾杯シーンで乾杯酒として扱われることを目指しています。
現在awa酒協会には12蔵が加盟していますが、その内の1蔵が七賢を醸す山梨銘醸。全生産量の25%がスパークリング日本酒で、様々な種類があります。2年前に発売された杜ノ奏は、同じ北杜市内にあるサントリー白州蒸留所の樫樽で10日間ほど貯蔵したawa酒。同じ甲斐駒ヶ岳の伏流水を使っており、水という共通点からテロワール(※)を表現しています。きめ細やかな泡の爽快感と上品な甘味、そして樫樽ならではのバニラの香りが立ち上がる、製造責任者北原亮庫さんの想いが詰まった一本。ハレの日に頂きたいですね。 ※ワインや茶などを生産する場合において、生産物に独自の影響を与える自然環境の特徴や性質の総称。

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【アルコール度数が低い日本酒】相原酒造『雨後の月 特別純米酒十三夜』

生産メーカー/生産地
相原酒造/広島県
酒類/原料米
特別純米酒/山田錦(兵庫県東条産)
定価、希望小売価格
(720ml)2916円
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フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

瑞々しくジューシーな酸味と旨みが絶妙な日本酒

日本酒は通常、原酒に加水をし、アルコール度数を14~16度程度に落として瓶詰しています。最近はワインと同じくらいのアルコール度数にし、より飲みやすいようにと12~13度の日本酒も増えてきていますが、加水ではなく、原酒でアルコール度数を12~13度に、かつ美味しいお酒に仕上げるには、より高度な技術が必要になってきます。その先駆者となるのが、広島県の相原酒造。SAKE COMPETITION 2013の純米酒部門で、雨後の月「十三夜」がなんとグランプリ一位を獲得! アルコール度数13度の原酒が、他の純米酒を抜いてトップの評価を得たことに、業界内でも大きな話題となりました。2016年には全日空国際線ファーストクラス、ビジネスクラスにも採用。瑞々しく軽快な口あたりで、ジューシーな酸味と旨味のバランスが素晴らしい一本。相原準一郎社長の哲学に感化される他の若手蔵元も多く、低アルコールの美味しい日本酒も増えつつあるのは嬉しいですね。

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【ドメーヌスタイル】渡辺酒造店『根知男山Nechi 根知谷産五百万石特等米 日ノ詰』

出典:楽天市場

生産メーカー/生産地
渡辺酒造店/新潟県
酒類/原料米
純米吟醸/五百万石特等米
定価、希望小売価格
(720ml)オープン価格
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フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

フルーティで口当たり優しく、上質な旨みが楽しめる

日本酒の場合、美味しいお酒を造るためには、いい原料米を、と全国の良質な酒造好適米を使用することが多いですが、最近は地元で生産された原料米にこだわり、中には100%同県の米しか使用しない、という酒蔵も出てきました。また、休耕田を減らし地元農業の活性化にも繋げようと、生産者との契約栽培や、中には農業法人を立ち上げ、自社で米作りを始めている酒蔵も増えています。こうしたドメーヌスタイルをいち早く確立させたのが、新潟県糸魚川市にある渡辺酒造店。酒蔵の目の前が田んぼで、2003年から五百万石、越淡麗の栽培を渡辺吉樹社長自らがはじめ、昨年には全生産量の94%に達するまでになりました(残り6%も根知谷生産者との契約栽培)。その年の根知谷のテロワールを表現するため、Nechiブランドはビンテージ表記されていますが、その最高峰となるのがこちらのお酒。根知谷日ノ詰地区の田んぼで、特等米の五百万石ができた年のみ造られる希少な一本。ほどよいフルーティーさで丸みを帯びた優しい口当たり、上質に練られた旨味と長い余韻が楽しめます。

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【原点回帰】新政酒造『新政 天鵞絨(ヴィリジアン)2017』

出典:ozakishouten.com

生産メーカー/生産地
新政酒造/秋田県
酒類/原料米
きもと純米/美郷錦
定価、希望小売価格
(720ml)3500円
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複雑味を帯びた厚みのある味わい

現在の酒造りは、安定的に良質な日本酒を造るためにも、速醸もと(※)を使ってステンレスタンクで醸造する方法が主流ですが、ここにきて原点回帰により江戸時代に考案された「きもと造り」、また「木桶仕込み」に魅力を感じ、取り入れる酒蔵が増えてきています。秋田県の新政酒造では2015年より全量きもと造りとなりました。手間がかかったり、コントロールが難しい製法ではありますが、じっくり時間をかけて発酵を促すことで、複雑味を帯び、厚みのある味わいになります。この製法に、歴史的、文化的価値をも感じると佐藤祐輔社長。このヴィリジアンは、精米歩合40%の秋田県産美郷錦を使用。きもと造りの木桶仕込みです。クリアな口当たりながら、厚みがあり余韻も長く、木のテイストもふんわりと感じられます。 ※日本酒醸造の土台となる蒸した米・麹・水から培養した酒母を、乳酸によって酸性を保ちながら培養する製法

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【長期熟成古酒】白木恒助商店 『達磨正宗 ミニボトル飲み比べセット熟成3年、5年、10年、20年』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
白木恒助商店/岐阜県
酒類/原料米
熟成古酒/日本晴(国産)
定価、希望小売価格
2746円
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フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

甘味や旨味の時の経過による違いが楽しめる

日本酒に、長期熟成古酒があるのはご存知でしょうか? 歴史を遡ると、日本酒の古酒が一時途絶えた時代背景がありました。酒税が国を支えた明治時代、酒を搾った瞬間に課税される造石税の制度があり、造ればすぐ販売せざるを得ない状況が続きました。昭和19年に造石税が廃止され、日本酒の長期熟成が再び可能となったのです。長い時間軸の中でしか変化しえない熟成酒は近年海外でも評価され、ロンドンで開催されているIWC(インターナショナルワインチャレンジ)日本酒部門には、古酒の部もあります。この熟成古酒に40年前から取り組んでいるのが、岐阜県にある白木恒助商店。時を経るごとに、まるでシェリー酒のような琥珀色を帯びた、上品な甘さ、カラメルやナッツの香りで、とろけるような滑らかな舌触り、甘味と旨味のボリュームを感じることができます。ぜひ色合いや味わいの違いを感じてみてください。

日本酒おすすめ人気ランキングベスト39

ここからは、「今まで飲んだ日本酒で美味しいと思ったもの」についてのインターネットアンケートをベースに、日本酒のおすすめ人気ランキングを紹介していきます。

ただし「コスパ」は、本人の価値観と日本酒の味の好みによって大きく変動します。そこでここでは、以下の「一升(1,800ml)でこの金額より安ければコスパがいい」という基準に味わいのよさを加味して5点満点で評価していきます。

純米大吟醸:4,000円
大吟醸:3,500円
純米吟醸:3,000円
吟醸:2,500円
純米:2,000円
醸造:1,000円

フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

以下のランキングでも、ネット通販で買えるお酒を紹介しています。ネット通販はとても便利な購入方法ですが、出店している業者などによっては、特に人気の銘柄など、金額が定価よりも高く設定されていることがあります。ネット通販でお酒を購入する際は、購入前に同じ商品をいくつかのサイトで比較し、定価で販売しているサイトから購入してください。ネット通販でお酒を購入する機会が多いようでしたら、口コミなどをチェックして、品質管理もしっかりしている信頼できる優良なネット通販の酒屋さんを見つけられると、いちばん安心ですね。

39位 秋田清酒『刈穂 醇系辛口80(かりほ・じゅんけいからくち)』

出典:楽天市場

生産メーカー/生産地
秋田清酒/秋田県
酒類/原料米
純米/秋田酒こまち
定価、希望小売価格
(720ml)2160円

・特徴
秋田県で開発された酒米の「秋田酒こまち」を精米歩合80%で醸造しました。それなのに米のうま味が非常に濃厚に感じられる仕上がりになっています。その味わいを「醇系」という名前に託しています。
・味わい
米の味わいが非常に強い日本酒です。改めて日本酒とは米の酒なのだなと感じさせるほどです。それでいて、嫌な味わいは口の中に残りません。
・おすすめの飲み方
米のうま味を感じるならば常温がベストです。
・コスパ
3.5点/5点中

38位 秋鹿酒造『秋鹿(あきしか) 純米』

出典:楽天市場

生産メーカー/生産地
秋鹿酒造/大阪府
酒類/原料米
純米/山田錦(自社栽培米)
定価、希望小売価格
(1800ml)2835円

・特徴
秋鹿は自ら酒米栽培を無農薬で行い、米作りから酒造りまで一貫して行っている蔵元です。そして現在は醸造用アルコール添加の醸造酒は全廃し、全量を純米酒で生産しています。この品は秋鹿のラインナップの中でも代表的なものです。
・味わい
米のうま味に、最初は少し驚いてしまうほどしっかりした酸が感じられる、大変濃厚な日本酒です。ただし、その酸は開栓して1日経つとすっかりなじんで、絶妙のバランスを醸し出します。味の濃い煮魚、牛肉、鶏肉、さらにはジビエ料理などにぴったりの味です。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)、冷酒、燗のいずれの飲み方でも味が崩れないのが特徴です。
・コスパ
3.5点/5点中

37位 大澤酒造『勢起(せき) 純米大吟醸・槽しぼり』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
大澤酒造/長野県
酒類/原料米
純米大吟醸/山田錦
定価、希望小売価格
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・特徴
大澤酒造という蔵元は非常に歴史があり、蔵から「日本最古の酒」が発見されるほどです。製造方法は江戸時代からの伝統的な「槽搾り(ふなしぼり)」なので、マイルドな味わいが楽しめます。経済的にはコストのかかる方法ですが、よい味わいのために「槽搾り」を採用しているわけです。さらに精米歩合が45%ですから、ますます透明感のあるきれいな日本酒に仕上がっています。
・味わい
端麗でありながら辛口よりももう少しふくよかな中口です。精米も55%削っている割には、米の味わいが芳醇です。その結果最初のひとくちめは甘口のように感じますが、同時に酸がしっかりとしているので、のど越しはすっきりしています。
・おすすめの飲み方
冷酒から冷や(常温)がベストですが、ぬる燗でも味わいが保たれるので温めても楽しめます。
・コスパ
3点/5点中

36位 木下酒造『玉川(たまがわ) 無濾過生原酒』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
木下酒造/京都府
酒類/原料米
純米/北錦
定価、希望小売価格
(1800ml)2808円

・特徴
最近は女性の杜氏(とうじ)は珍しくなくなってきていますが、木下酒造の杜氏はフィリップ・ハーパーさんというイギリス人です。醸造法は自然仕込み、別名「山廃」といって、発酵を促す酵母を添加せず、蔵の中の常在菌で発酵させるものです。自然仕込みにすると、味わいが力強くなります。
「生原酒」の生とは「火入れ」をしていないという意味です。原酒は加水をしていないということです。つまり、この日本酒は限りなく自然な状態で作られているわけです。
・味わい
日本酒には甘味・酸味・渋み・苦味・辛味という五味がありますが、その5つのバランスが絶妙にとれている日本酒です。米のうま味は非常に強いですが、それが尖ってはおらずやさしい口当たりです。それでいて口に含むとすっと消えるので、いつまでも飲み続けられる仕上がりです。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)からぬる燗がベストの飲み方ですが、熱燗にも耐えられるコシの強さを持っています。
・コスパ
3点/5点中

35位 千代酒造『篠峯 純米吟醸 蒼 一火原酒』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
千代酒造/奈良県
酒類/原料米
純米吟醸/山田錦(自社栽培米)
定価、希望小売価格
(720ml)3024円

・特徴
千代酒造は、料理とのマリアージュがよい、ワインのような「食中酒」を醸造することをポリシーにしている、小さな酒蔵です。「篠峯」はその中のメインとなる銘柄です。酒米も自社で栽培し、一貫した酒造りを行っています。
「一火原酒」の意味は、通常2回の火入れによる品質維持工程を1回にして米のうま味を残していることと、加水をせずに原酒として米の味わいの強さを出していることの表明です。
・味わい
派手ではありませんが、冷しても燗にしてもおちついたほどよいうま味を感じさせます。一方でクリアな酸味とのバランスが良い味わいです。
・おすすめの飲み方
冷えた状態でも美味しく味わえますが、45℃程度の上燗まで幅広く楽めます。
・コスパ
3.5点/5点中

34位 山岡酒造『瑞冠 純米吟醸 いい風』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
山岡酒造/広島県
酒類/原料米
純米吟醸/雄町
定価、希望小売価格
(720ml)1944円

・特徴
「いい風 花」はキレのよい辛口ですが、それでいて芳醇さも持っている、絶妙なバランスの日本酒です。雄町といううま味の強い酒米を使いながら、日本酒度を+6まで上げているということで実現されているのでしょう。珍しい「芳醇辛口」の日本酒です。
・味わい
米のうま味が十分に感じられますが、後口はすっと消えていく味わいです。どのような料理にもあわせやすいでしょう。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)または人肌燗からぬる燗で楽しんでください
・コスパ
3.5点/5点中

33位 タカハシ酒造『天遊琳 特別純米 瓶囲い』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
タカハシ酒造/三重県
酒類/原料米
特別純米/山田錦、夢錦
定価、希望小売価格
(1800ml)3024円(参考上代)

・特徴
55%削って45%の酒米で醸造した特別純米です。天遊琳はただの「食中酒」以上の、「食事をより美味しくする」日本酒を目指している銘柄ですが、味わいはいい意味で「優等生」的にバランスが取れているので、その目的は達成されています。
・味わい
純米酒ならではの芳醇な米のうま味と、柔らかく口当たりいい味わいがあり、飽きがきません。
・おすすめの飲み方
基本は冷やがおすすめですが、ぬる燗(40℃くらい)、上燗(45度~55℃くらい)、熱燗(60℃くらい)と温度が変わっても酸味が出ずにうま味が増していくうれしいタイプの日本酒です。
・コスパ
3点/5点中

32位 南部美人『南部美人 純米吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
南部美人/岩手県
酒類/原料米
純米大吟醸/美山錦
定価、希望小売価格
(1800ml)3240円

・特徴
国の卓越した技能者に贈られる「現代の名工」と「勲六等瑞宝章」を同時に受賞している山口一氏が杜氏をしている蔵元です。この南部美人が海外、国内の様々なコンクールを総ナメにしたため、蔵元は一躍岩手を代表する蔵になりました。食中酒として楽しむことを基準にしていますので、肴や料理と一緒に味わうと一層美味しさが引き立ちます。
・味わい
まさに端麗辛口の日本酒です。香りはメロンのようで、味わいは辛口にしてはすこし甘めですが、口に含むとすっと消えていきます。
・おすすめの飲み方
基本は冷や(常温)か冷酒がベストですが、たまにはぬる燗で味わってみてもよいでしょう。
・コスパ
3.5点/5点中

31位 齋彌酒造店『雪の芽舎 純米大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
雪の茅舎/秋田県
酒類/原料米
純米大吟醸/秋田酒こまち(自社栽培米)
定価、希望小売価格
(1800ml)7560円(化粧箱入)

・特徴
この品の特徴は低温発酵ということです。低温発酵は、米の香りを際立たせる発酵方法です。なおかつ、新酒の状態から1年以上熟成させる長期熟成も行っていますので、米のうま味が非常に芳醇になります。時間と手間をかけた製造法を取った日本酒です。
・味わい
香りは非常に華やかで、味わいは米のうま味がまるでジュースやカクテルのように感じられます。酒米で作っていながら、果実酒のような味わいを楽しめる日本酒です。
・おすすめの飲み方
低温発酵の日本酒のよさを味わうのには常温かほんの少し冷やすのがおすすめです。
・コスパ
3.5点/5点中

30位 京姫酒造『純米大吟醸 匠』

出典:楽天市場

生産メーカー/生産地
京姫酒造/京都府
酒類/原料米
純米大吟醸/山田錦
定価、希望小売価格
(1800ml)2808円

・特徴
この日本酒は「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で2018年の金賞を受賞しています。大吟醸の基準である精米歩合50%をさらに下回る45%まで磨いてより雑味のないクリアで透明な味わいを実現しています。
・味わい
高い精米歩合によって非常に香りはフルーティになっています。同時に純米の持つ米のうま味も穏やかに味わえます。
・おすすめの飲み方
14~16℃に冷やすか常温がおすすめです。
・コスパ
4点/5点中

29位 楯の川酒造『楯野川 純米大吟醸 清流』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
楯の川酒造/山形県
酒類/原料米
純米大吟醸/出羽燦々
定価、希望小売価格
(1800ml)2592円

・特徴
この品は山形県で開発された酒米の「出羽燦々」を原料にしています。アルコール度を14度台と抑えているので非常に軽快な飲み心地です。ちなみに、この品も「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」の2018年で金賞を受賞しています。フレンチに合わせても美味しい日本酒ということです。
・味わい
香りにはホワイトピーチのような甘さと酸味があります。味わいは軽快でまさにフルーティ、という一言です。飲んだ後も余韻は残らず、すっと消えます。女性に喜ばれる日本酒でしょう。
・おすすめの飲み方
14~16℃に冷やすか常温で楽しんでください。
・コスパ
4点/5点中

28位 神戸酒心館『福寿 純米吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
神戸酒心館/兵庫県
酒類/原料米
純米吟醸/山田錦など
定価、希望小売価格
(720ml)2160円

・特徴
神戸酒心館は灘にあります。灘と一言でいってもそのエリアは5つに分けられていて、神戸酒心館はそのうちの御影郷にあります。大量生産・大量販売を拒否し、麹を中心にほとんどの作業を手作りで行っているので、その生産量はごく少量です。しかしストックホルムで行われた2012年のノーベル賞の受賞後の晩さん会で、この「福寿」が超有名ワインに並んで選ばれ、以後もたびたびサーブされています。つまり世界的に評価されている日本酒ということです。
・味わい
純米酒にしてはやや強い熟した桜桃のような香りと、爽やかな米の旨味を味わえ、米は実は果実ではないか、と思わせるほどです。ノーベル賞の晩さん会で供されたということはフレンチにも合うということですが、その通り、生クリームや白カビチーズとのマリアージュは最高です。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)か冷酒でノーベル賞級の味わいを楽しみましょう。
・コスパ
3.5点/5点中

27位 高木酒造『十四代 中取り純米 無濾過』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
高木酒造/山形県・酒類
酒類/原料米
純米/山田錦
定価、希望小売価格
(1800ml)3240円

・特徴
十四代は一世を風靡し、いまだにプレミアム価格がついている日本酒です。そのきっかけは日本酒のトレンドが端麗辛口の時に、あえて芳醇うま口の日本酒を発売し、それが非常に美味しいと評判になったことです。またこの商品名には「中取り」と「無濾過」という言葉が出てきます。日本酒は酒米を蒸して発酵させた後、それを最後に「搾る」工程があります。それは3段階に分かれ、搾り始めを「荒走り」、途中を「中取り」、最後は「責め」といいます。このうち中取りが最もその日本酒の香りとバランスの優れたものが採取できます。この品はその「中取り」だけで製造している、という意味です。また「無濾過」ですが、やはり醸造工程の中にもろみを原酒と酒粕に分ける上槽(じょうそう)があります。その後にも原酒に残っている細かい固形物を除去するのが「滓引き」、さらにそこから微粒子を除去するのが「濾過」と2段階の工程があります。濾過まで行くと、非常に味わいの純度が高くなる一方、米の味わいは減ります。この品は、3段階の中で米の味わいをより強く感じさせる、「濾過」の前の「滓引き」の段階までしか上槽をしていない、という意味です。
・味わい
メロンのような甘さと酸味のバランスのよいフルーティーで華やかな香りと、芳醇でよい果物を絞ったようなジューシーな甘味を兼ね備えた日本酒です。
・コスパ
1点/5点中
※日本酒としては非常に美味しいですが、プレミアム価格なのでコスパは他の日本酒と比較すると悪いです。

26位 萬乗醸造『醸し人九平次 純米大吟醸』

出典:楽天市場

生産メーカー/生産地
萬乗醸造/愛知県
酒類/原料米
純米大吟醸/山田錦
定価、希望小売価格
(1800ml)4192円

・特徴
醸し人九平次は日本よりも先に、フランスの三ツ星レストランのシェフが認めて、ワインと一緒に提供したことで一気に人気になった日本酒です。ご紹介した品の「オウ・ド・デジール」とは、フランス語で希望の水という意味です。
・味わい
香りはメロンを思わせる多少の甘さと酸味が混合した感じで、味わいもほどよく甘いものです。やはりフレンチに合う日本酒、という感じです。ワイン好きの人は1度は飲んでみることをおすすめします。
・おすすめの飲み方
白ワインと同様に14~16℃程度に少し冷やして飲むのがベストです。
・コスパ
3.5点/5点中

25位 釜屋『力士 純米大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
釜屋/埼玉県
酒類/原料米
純米大吟醸/山田錦
定価、希望小売価格
(720ml)2700円

・特徴
「力士」とは「相撲取り」ではなく、中国の名詩人・李白が終生、ある酒器を離さず一生大事にした、その陶工の名前です。それほど一生愛してもらえる日本酒を目指して力士と名づけられました。山田錦の中でも味わいの特に柔らかい徳島県産を使用しているため、香りもほどよくやさしく、口当たりも柔らかで上品です。
・味わい
米の味がしっかりする濃醇旨口ですが、その味がいつまでも舌の上に残らないので、食前酒としても食中酒としても大丈夫です。
・コスパ
2点/5点中

24位 吉久保酒造『SABA de SHU(サバデシュ)』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
吉久保酒造/茨城県
酒類/原料米
醸造酒/酒米(ブレンドのため非公表)、醸造用アルコール
定価、希望小売価格
(1800ml)2376円

・特徴
吉久保酒造とはIWC(インターナショナルワインチャレンジ)やロンドン酒チャレンジ、全国新酒鑑評会などでいくつも受賞している今注目されている蔵元です。その吉久保酒造が、何と鯖専用日本酒「SABA de SHU(サバデシュ)」を上市したので、ランクインしました。
内容は、吉久保酒造の「一品 辛口純米」などの5種類の日本酒をブレンドしたもので、脂ののった〆鯖、焼鯖、鯖煮に合うように仕上げられています。毎日飲む日本酒ではありませんが、鯖料理の時には試してみたい一品です。
・味わい
鯖の脂に負けないほど米のうま味が強調された味わいです。
・コスパ
1.5点/5点中

23位 加藤吉平商店『梵 ゴールド 純米大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
加藤吉平商店/福井県
酒類/原料米
純米大吟醸/山田錦
定価、希望小売価格
(1800ml)3240円

・特徴
皇室で催す国賓クラスの晩餐会で提供され、政府専用機でも提供されている日本酒です。福井県では1、2を争う大きな蔵元ですが、それでいて大量生産による品質の低下がないのはさすがです。ちなみに、この品は「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」の2017年で最高金賞を受賞しています。
・味わい
香りは爽やかで、口当たりも非常によい日本酒です。水ほどさらっとはしていませんが、ほどよい豊かなうま味が感じられます。日本酒が苦手な人でもこれであれば飲めるでしょう。
・コスパ
5点/5点中
※この純米大吟醸で、なおかつクオリティにもかかわらず税抜き3,000円は圧倒的なお得さです。

22位 宮坂酒造『真澄(ますみ) 純米吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
宮坂酒造/長野県
酒類/原料米
純米吟醸/美山錦など
定価、希望小売価格
(1800ml)2916円

・特徴
宮坂酒造の蔵元としての味を代表する日本酒です。アメリカで行われた「全米日本酒歓評会2017」で銀賞を、フランスの日本酒コンクール、「KURA MASTER2017」で金賞を受賞した自信作です。
・味わい
これほどすっきりとした辛口も少ないでしょう。それでいて舌を刺激しない柔らかな口当たりです。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)または冷酒で上品な辛口を味わってください。
・コスパ
3.5点/5点中

21位 佐浦『浦霞 生一本 特別純米』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
佐浦/宮城県
酒類/原料米
純米/ササニシキ
定価、希望小売価格
(1800ml)2916円

・特徴
この品はスローフードジャパン「燗酒コンテスト2010」で金賞を受賞した日本酒です。浦霞自体は安い銘柄がスーパーやコンビニに並んでいるので、ブランドイメージはやや大衆的ですが、この品のような本格的な純米酒も製造しているのです。酒米はササニシキを使っている点も非常に珍しいですが、結果として味よい方向に出ています。
・味わい
まさに淡麗にして辛口で「水のよう」な味わいです。
・おすすめの飲み方
ぬる燗から熱燗でぐっと飲みましょう。
・コスパ
2点/5点中

20位 剣菱酒造『瑞穂 黒松剣菱』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
剣菱酒造/兵庫県
酒類/原料米
純米/山田錦
定価、希望小売価格
(720ml)1620円

・特徴
名称には「純米」を出していませんが、れっきとした純米酒です。ただし精米歩合を表記していないため、それが大吟醸なのか、普通の純米酒かはわかりません。大吟醸にすれば値段も高くつけられるのに、なぜそれを表記しないのかといえば、毎年気候によって性質が異なる酒米を見て精米歩合を変化させているからです。つまりある年は純米大吟醸である年は純米なので、あえて表示をしていないわけです。そのように「名」よりも「味」を取っているのが、「瑞穂」の素晴らしさです。
・味わい
江戸時代から人気の優雅な香りと、コクのある米の香りが非常に剣菱らしいです。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)または冷酒で飲むとコクを一層感じられます。
・コスパ
3点/5点中

19位 旭酒造『獺祭(だっさい) 純米大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
旭酒造/山口県
酒類/原料米
純米大吟醸/山田錦
定価、希望小売価格
(1800ml)3078円

・特徴
獺祭は十四代に続いてブームになり、今もなり続けている日本酒です。「磨き三割九分」というのは精米を61%まで行い、残りの39%で醸造したという意味です。50%あれば大吟醸という基準の中で、酒米が割れてしまうリスクを負いながら、39%の精米歩合にしたのは、非常に挑戦的です。そのため当然極めて純度の高い米のうま味が感じられる仕上がりになっています。
・味わい
香りは華やかです。味わいは蜂蜜のようなきれいな甘みがあって、米のうま味を強く感じられます。また呑み込んだ後も気持ちのよい余韻が長く残ります。
※獺祭を製造している旭酒造は自社製品にプレミアム価格で出ることを嫌って、プレミアム価格で販売しないように酒販店に依頼しているほどです。ですからこのクオリティにもかかわらず、4,000円台で手に入るわけです。
・コスパ
4点/5点中

18位 宝酒造『松竹梅 純米大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
宝酒造/京都府
酒類/原料米
純米大吟醸/非公開
定価、希望小売価格
(720ml)1328円

・特徴
宝酒造 は大メーカーなので基本は機械による大量生産をしています。しかしこの品は、伝統的な手づくりの原理を再現した最新鋭の設備を導入することで、大量生産の効率性と、人の手で行う酒造りを両立させたものです。精米歩合も45%と意欲的ですので、味わいは大量生産とも思えないレベルです。
・味わい
フルーティな香りとやわらかな味わいのバランスが取れています。
・コスパ
3.5点/5点中

17位 白瀧酒造『上善如水 純米大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
白瀧酒造/新潟県
酒類/原料米
純米大吟醸/越淡麗
定価、希望小売価格
(720ml)2700円(化粧箱入)

・特徴
1980年代に発売され、「甘ったるい」イメージだった日本酒を、すっきり水のように飲みやすい酒として再生させ、以降の「端麗辛口」ブームをもたらした立役者です。最近醸造方法を変更し、さらに味のレベルが上がりました。
・味わい
飲み口はキレがあって軽く、水を思わせ、香りはフレッシュな果実のようです。日本酒初心者のエントリー酒としては非常におすすめです。
・おすすめの飲み方
冷やがおすすめです。寒い冬でもぬる燗が限度でしょう。
・コスパ
2点/5点中

16位 菊水酒造『菊水の辛口』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
菊水酒造/新潟県
酒類/原料米
醸造酒/ブレンド米、醸造用アルコール
定価、希望小売価格
(1800ml)2017円

・特徴
アンケートで19.4%の回答者が「かつて飲んでおいしいと思ったお酒」として挙げているのが菊水酒造の「菊水」です。
菊水は大手酒造メーカーなので、ここまで挙げてきたような酒蔵の、手作りに近い酒造りとは違って、工場での大量生産が主流です。ただ、質より量を取れ、ではなく「日本酒文化研究所」などを設立して、日本酒の味わいを研究し続けているところが素晴らしい企業姿勢です。この日本酒はどのような料理にも良く合うのでランキングされたと推測されます。
・味わい
非常に辛口です。
・おすすめの飲み方
夏場は冷や(常温)で、冬は燗で、とオールマイティです。
・コスパ
1.5点/5点中
※企業姿勢は素晴らしいですが、同等クラスの味わいの醸造酒は地方の蔵元ならもっと安価に販売されています。

15位 石本酒造『越乃寒梅 特撰』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
石本酒造/新潟
酒類/原料米
吟醸/山田錦、醸造用アルコール
定価、希望小売価格
(1800ml)4320円

・特徴
アンケートで26.1%が「かつて飲んでおいしいと思ったお酒」に挙げたのが、超有名地酒の「越乃寒梅」です。地酒ブームの火付け役であり、当時はプレミアム価格がついて、1本数万円でも手に入らない、という状況でした。大手酒造メーカーの大量生産の日本酒市場に一石を投じた、というだけでも歴史的価値のある日本酒です。
またプレミアム価格によって、蔵元としては利益が上がったにもかかわらず、大量生産に移行せず、蔵の規模に見合った量を造り続けた企業姿勢も素晴らしいです。企業内に越乃寒梅の味わいを守ろうとする文化があったのでしょう。
・味わい
香りはほのかで、口当たりは軽いです。ただ醸造用アルコールの香りが少しするので、純米酒好きの人は苦手かもしれません。
・コスパ
1点/5点中
※いまだに越乃寒梅信仰があり、プレミアム価格が残っています。ただ、以上述べてきたように地酒のレベルが上がってきている中で、醸造酒で5,000円台はやや高く感じる価格でしょう。

14位 八海醸造『純米吟醸 八海山』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
八海醸造/新潟県
酒類/原料米
純米吟醸/山田錦、美山錦、五百万石
定価、希望小売価格
(1800ml)3964円

八海醸造の製造する日本酒は比較的味わいが重厚なものが多いですが、これは商品ラインナップの中ではかなり軽く、飲みやすいタイプです。
・味わい
香りは華やか過ぎず、優しいリンゴを感じさせます。純米吟醸ならではの米のうま味もほどよく感じられ、日本酒初心者でも楽しめます。
・おすすめの飲み方
14~16℃の冷や(常温)または冷酒がベストです。
・コスパ
2.5点/5点中

13位 朝日酒造『久保田 萬寿 純米大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
朝日酒造/新潟県
酒類/原料米
純米大吟醸/五百万石
定価、希望小売価格
(1800ml)8759円

・特徴
「久保田」もちょっとしたスーパーなら並んでいるほどメジャーな銘柄ですが、この品は久保田6ラインの中でも最高峰の「萬壽」です。朝日酒造は日本酒を酒米の開発から始めるために、農業生産法人「有限会社あさひ農研」を設立しているほど、酒米にこだわっています。そのこだわりが遺憾なく発揮されている日本酒です。
・味わい
純米大吟醸ならではの華やかな香りと、同時に優しく柔らかなうま味のバランスが絶妙です。・おすすめの飲み方
軽く冷やしても、わずかに温めても
・コスパ
2点/5点中
※ブランド中最高峰のシリーズとはいえ、8,000円台は少し高い値段でしょう。

12位 青木酒造『鶴齢 (かくれい) 純米吟醸 』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
青木酒造/新潟県
酒類/原料米
純米吟醸/越端麗
定価、希望小売価格
(1800ml)3240円

・特徴
鶴齢の名は、江戸時代の新潟出身の「北越雪譜」で有名な随筆家・鈴木牧之の命名です。新潟の日本酒は一般的に端麗辛口が多いですが、青木酒造では端麗うま口を追求しており、この日本酒はその代表的な1品です。一般的に辛口が有利とされる「全米日本酒歓評会」でも2015年に銀賞を受賞しています。
・味わい
蔵元自ら「超端麗」と名づけているように、酒米から端麗用のものを使い、まさに「水のようにさらっとした味わいを実現しています。それでいて米のうま味も感じられますので、うれしいタイプの日本酒です。
・おすすめの飲み方
これはきりっと冷やした冷酒がおすすめです。
・コスパ
3点/5点中

11位 北雪酒造『北雪 純米大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
北雪酒造/新潟県(佐渡)
酒類/原料米
純米大吟醸/五百万石
定価、希望小売価格
(1800ml)3888円

・特徴
精米歩合は明示されていませんが、50%以下とのことですから、非常に澄んだ味わいの日本酒です。それを長期低温発酵させていますので、香りも華やかに立ち、かつ米のうま味はより強くなっています。
・味わい
華やかな香りと、強く、そして同時に柔らかい味わいが特徴的です。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)から冷酒がおすすめの温度帯です。
・コスパ
3点/5点中

10位 亀の井酒造『くどき上手 純吟辛口』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
亀の井酒造/山形県
酒類/原料米
純米吟醸/雄町
定価、希望小売価格
(1800ml)3240円

・特徴
「くどき上手」は印象的な名称も相まって、1度は聞いたことがある銘柄かもしれませんが、手に入りにくい一品です。というのも、蔵元の亀の井酒造が、大量生産に背を向け、手作りに近い酒造りを踏襲しているため、生産量が少ないからです。さらに、蔵元の代表銘柄の「くどき上手」は特別に手間を掛けて仕込み、特約店向けしか出荷していないことも手に入りにくい理由の1つです。ですから見かけたらぜひ飲んでおきたい日本酒です。
・味わい
日本酒度+10ですから、辛口を超えて超辛口のレベルですが、うま味もしっかりあるので、刺激は感じず、穏やかな味わいを楽しめます。それは雄町という、うま味と甘みのある酒米を使っているからでしょう。純米でありがちな重さもないので、いつまでも飲める日本酒です。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)または冷酒でバランスのよさを感じてください。
・コスパ
3点/5点中

9位 富久千代酒造『鍋島 純米大吟醸』

出典:楽天市場

生産メーカー/生産地
富久千代酒造/佐賀県
酒類/原料米
純米大吟醸/山田錦
定価、希望小売価格
(1800ml)6205円

・特徴
富久千代酒造は非常に小さな酒蔵ですが、「鍋島」を発売してわずか3年後に「国際酒祭り」の純米酒部門で日本一になり、蔵元兼杜氏の飯盛直喜氏の名前をとどろかせました。以降「全国新酒鑑評会」でも『鍋島 大吟醸』が2004年から8年連続金賞受賞など、極めて高度な酒造りの技を持っている蔵です。
その上、コシヒカリの中で魚沼産が特に美味しくて価格も高いように、兵庫県のほんの数ヘクタールしかない特A地区で作られた山田錦を使用。非常にうま味、酸味、コクのバランスがよく、したがって原料価格も高い酒米です。飯盛直喜氏が特A地区の山田錦を精米歩合45%で醸造して、美味しくないわけがありません。
・味わい
華やかな香りと優しい口当たりが絶妙のバランスです。
・おすすめの飲み方
できれば冷や(常温)または冷酒でいただきたいですね。
・コスパ
3.5点/5点中
※1.8Lの日本酒で1万円台は一般的には高いですが、特A地区の山田錦を使って、65%精米して大吟醸にしているということを考慮すると、これでも安いぐらいです。

8位 北鹿『北秋田 大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
北鹿/秋田県
酒類/原料米
大吟醸/あきたこまち、山田錦、醸造用アルコール
定価、希望小売価格
(1800ml)2423円

・特徴
この日本酒は大吟醸としては非常に価格が安いものです。しかし品質は高く、「全国熱燗コンテスト2016お値打ちぬる燗部門最高金賞」を受賞しています。
・味わい
りんごを感じさせるフルーティな香りと、ふくらみのあるしっかりとした味わいの日本酒です。
・おすすめの飲み方
5℃程度にキンキンに冷やしても、ぬる燗でも美味しいお酒です。
・コスパ
3点/5点中

7位 酔鯨酒造『酔鯨 特別純米酒』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
酔鯨酒造/高知県
酒類/原料米
純米(特別純米)/アキツホ(高知の地場の酒米)
定価、希望小売価格
(1800ml)2537円

・特徴
この日本酒は精米歩合を55%にしていますから本来は「吟醸」を称してよいのですが、できるだけ安く提供するためにあえて「特別純米」にしています。低温熟成ですので、うま味も非常に高い一方で、搾ったあとはすぐに瓶詰めしないで、低温タンクに貯蔵し注文の都度、瓶詰めしていますので、最高の品質の状態で出荷されます。
・味わい
低温熟成によるふくらみのあるうま味がある一方で、その味がすぐに舌の上から消えるキレのよさを併せ持っています。食中酒として最高のパフォーマンスです。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)か冷酒で低温熟成のよさを感じてください。
・コスパ
3.5点/5点中

6位 出羽桜酒造『雪漫々』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
出羽桜酒造/山形県
酒類/原料米
大吟醸/山田錦
定価、希望小売価格
(1800ml)5400円

・特徴
搾ってからすぐに出荷せずに、まるでワインのように、数年酒の酵母自体による熟成をさせてから出荷する日本酒を古酒といいます。この日本酒は専用の零下5℃の「酒眠蔵」で5年も低温熟成させた古酒です。色も日本酒の透明さではなく、やや黄色みがかって、まるでリキュールのようです。味わいも米のうま味を通り越して、上質なワインやシェリーを飲んでいるようなコクです。それでいてシルクのような舌触りがあり、ゆっくり飲まないともったいないほどの出来です。
・味わい
奥深く上等なリキュールのような吟醸香と味わい、それでいて舌にやさしいまろやかさが共存しています。
・おすすめの飲み方
14~15℃に冷やして、その濃厚な味わいをしっかりと感じてください。
・コスパ
4点/5点中

5位 黒龍酒造『黒龍 大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
黒龍酒造/福井県
酒類/原料米
大吟醸/山田錦、五百万石、醸造用アルコール
定価、希望小売価格
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・特徴
プレミアム日本酒で有名な十四代に匹敵するといわれている幻の日本酒です。特に酒米の王様である山田錦の中でも特A地区にランクされる兵庫県東条地区で栽培された酒米を、同じく酒米の五百万石とブレンドしているので、華やかでしっかりした米のうま味を感じさせます。
・味わい
大吟醸らしいフルーティな香りと、キレのよい味わいが特徴的です。
・おすすめの飲み方
冷や(常温)から冷酒で楽しんでください。
・コスパ
1.5点/5点中

4位 西田酒造『田酒 純米吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
西田酒造/青森県
酒類/原料米
純米吟醸/華想い
定価、希望小売価格
(720ml)2725円

・特徴
「水のような」というのが日本酒の誉め言葉になっていますが、田酒は、原料の米が醸すしっかりとした味わいの美味しさに目覚めさせてくれるお酒です
・味わい
「純米吟醸 百四拾」は田酒のラインナップのなかでも、メロンのような甘さと酸味のバランスの取れた香りと、田酒のがつんとしたうま味を比較的抑えた、飲み飽きしない仕上がりになっています。
・おすすめの飲み方
常温の冷やがベストです。
・コスパ
3点/5点中

3位 宮尾酒造『純 純米吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
宮尾酒造/新潟県
酒類/原料米
純米吟醸/五百万石
定価、希望小売価格
(1800ml)3240円

・特徴
長年にわたり人気のある純米吟醸酒です。新潟の日本酒にしては端麗さだけではなく、同時に米の味わいをしっかり感じさせるバランスのよさが評価のポイントでしょう。食中酒としてふさわしい味わいです。
・味わい
淡麗うま口です。十分な米のうま味がありながら、それが口に残らずすっと消えるキレ味のよさによって、いつまでも飲み飽きない美味しさを実現しています。
・おすすめの飲み方
常温からぬる燗でも美味しいです。
・コスパ
2.5点/5点中

2位 越後桜酒造『越後桜 大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
越後桜酒造/新潟県
酒類/原料米
大吟醸/山田錦他、醸造用アルコール
定価、希望小売価格
(1800ml)2422円

・特徴
低温発酵をさせることで華やかな吟醸香を実現したまさに大吟醸という日本酒です。その華やかな吟醸香を楽しむために、ワイングラスで飲むことも推奨されています。
もともと香りを楽しむ為のグラスなので、グラスの中に溜まった香気成分が存分に楽しめること間違いなしです。
・味わい
淡麗辛口ですが、香りは華やかです。透明感ある味わいと余韻の少なさが印象的で非常に飲みやすい印象でしょう。
・おすすめの飲み方
辛口を味わうなら冷やがよいでしょう。特徴でも書きましたが、ワイングラスで飲むとより味わえます。
・コスパ
3.5点/5点中

1位 廣木酒造本店『飛露喜(ひろき) 純米大吟醸』

出典:Amazon

生産メーカー/生産地
廣木酒造本店/福島県
酒類/原料米
特別純米/山田錦・五百万石特別純米/山田錦・五百万石
定価、希望小売価格
(1800ml)2808円(特別純米 無濾過本生)

特別純米/山田錦・五百万石
・特徴
栄光の1位は飛露喜でした。この日本酒も獺祭や十四代ほどではありませんが、人気で入手しにくい日本酒です。この品は特別純米なので、味わいの中にほどよい米のうま味があって、バランスのよい仕上がりになっています。
生貯蔵詰の為、冷蔵での保管必須となります。貯蔵にもかなりの工夫がこらされているので、通年いつ飲んでも酒質が安定している商品でもあります
・味わい
甘い果実のような香りと、すっきりした味わいと米のうま味のバランスがよい点が特徴です。 トロッとした舌触りに若干の苦味がありますが、キレのよい味わいのため、「濃いけど上品な一品」です。
・おすすめの飲み方
冷やがベストですがお好みでぬる燗でもよいでしょう。鼻を通る米の香りを味わえます。
・コスパ
1点/5点中

Q2.今まで飲んだ日本酒でおいしいと思った日本酒はありますか【複数選択】
 ※回答数:普段、日本酒を飲むと回答した方 211

朝日酒造 久保田:72票
八海醸造 八海山:70票
石本酒造 越乃寒梅:55票
菊水酒造 菊水:41票
白瀧酒造 上善如水:41票
宝酒造 松竹梅:40票
旭酒造 獺祭:36票
剣菱酒造 黒松剣菱:27票
佐浦 浦霞:26票
宮坂醸造 真澄:22票
廣木酒造 飛露喜:20票
越後桜酒造 越後桜:18票
宮尾酒造 〆張鶴:17票
西田酒造店 田酒:17票
黒龍酒造 黒龍:16
酔鯨酒造 酔鯨:16票
出羽桜酒造 雪漫々:16票
富久千代酒造 鍋島:14票
北鹿 北秋田:14票
亀の井酒造 くどき上手:12票
北雪酒造 北雪:11票
青木酒造 鶴齢:9票
加藤吉平商店 梵:4票
吉久保酒造 SABA de SHU:4票
釜屋 力士:3票
その他:14票
特においしいと思ったことは無い:11票

日本酒人気がやってきている

日本酒の消費量は、ビール、ワイン、酎ハイなど他の酒類の選択肢が増えたこともあり、昭和48年をピークに右肩下がりに落ちています。しかし、昨今次世代の蔵元自らが酒造りに関わることも増え、独自性を出すため様々な努力を重ねた結果、日本酒全体の品質は向上し、海外のワイン愛好者にも高い評価を受けるようになってきました。首都圏では日本酒専門の居酒屋やバーがここ数年で一気に増え、洋食や多国籍料理のレストランでも日本酒を置く店が増えてきています。

実際、今回のアンケートでも日本酒を「良く飲む」「たまに飲む」人の割合が41.9%と半数に迫る勢いになりました。そのうち、自宅で飲む人が64.0%ですから、好きな日本酒を購入してきて「宅飲み」している姿が想像できます。

ここで挙げた銘柄は「日本酒は美味しいものだ」ということを改めて感じさせてくれるものばかりですから、日本酒初心者の方も純米大吟醸などのフルーティで飲みやすいものからでも、ぜひ楽しんでみてください。

フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

日本酒は時代とともに、流行の味わいも変化しています。淡麗辛口人気、吟醸ブーム、そして蔵元自らが酒造りにも関わるようになり、特にここ5~10年で一気に日本酒の味わいに個性の幅が広がってきました。10年前にはタブーとされていた酸味も、今では洋食にも合うようにと重視され、どの種類の酸をどうやって出そうかと追究する酒蔵も出てきています。精米歩合1%の日本酒が誕生した一方で、精米歩合96%でも驚くほど雑味のない綺麗な味わいの日本酒も。酒蔵の挑戦はまだまだ続きます。これから先の5~10年、またどのような日本酒が誕生するのか、目が離せません。

コンビニやスーパーだけでなく、専門店だと更に選択肢が広がる

このように、日本酒には実に多くの種類があります。お近くのコンビニやスーパーなどにも数種類は置かれてはいますが、選択肢の幅は広くないことが多いです。

アンケートによれば、食品スーパーで日本酒を購入している人が46.7%、コンビニで購入している人が8.1%ですから、約半数の人は、選択肢の少ない中から日本酒を選んでいることになります。

Q3.どこで日本酒を購入されることが多いですか
 ※回答数:普段、日本酒を飲むと回答し、かつ自宅で飲むことが多いと回答した方 135名

食品スーパー 63票
酒類ディスカウントストア 34票
コンビニエンスストア 11票
お酒専門店 20票
ネット通販 6票
その他 1票

アマゾンや楽天、Yahoo!といったネット通販はもちろん、スーパーやコンビニにも美味しい日本酒は売られていますから、その中に好みのお酒があればいいのですが、多くの種類の中から気に入ったものを選びたいということであれば、種類を多数揃えている酒の専門店を利用してみてください。

日本酒にあまり詳しくなかったとしても、好みの味わいなどを店員に伝えれば、目的に応じたお酒を的確に勧めてくれるのも、酒の専門店ならではの良さですね。

実際に14.8%の人はお酒の専門店で購入されています。また最近販路を広げている、酒類ディスカウントストアにも一部、日本酒に力を入れている店があり、25.2%の人がすでに利用しています。あるいは4.4%の人が利用している、専門店のネット通販で購入してもよいでしょう。

上記ランキングを参考に、購入方法を「近所のいつもの店」から選択肢の幅を広げて、お好みの日本酒を新たに発見してみてくださいね。

フリーアナウンサー・和酒コーディネーター

日本酒は、その希少性などから、定価に金額を上乗せして転売するサイトなどを見かけることがあります。そのため、定価よりも高額で販売されている場合は、正規販売店ではない可能性が高く、価格はもちろんですが、品質の維持管理上でも安心とは言い切れません。ですので、定価で販売されている優良店で購入されることを強くおすすめします。

欲しい銘柄がわかっている場合は、酒造メーカーに直接電話して購入方法を聞いてみるのもいいでしょう。また、『〇〇(日本酒の銘柄)正規販売店』といった表記をしているネット通販店もありますので、そのようなお店を検索してみるのもひとつの方法です。

日本酒は品質管理の良し悪しが影響しやすい商品です。2018年に、獺祭を造る旭酒造が「高く買わないでください」と呼びかける新聞広告を出したことも話題となりましたが、日本酒業界内でも、高額で売られている現状が問題視されています。ぜひ、正規ルートによる確かな品質の日本酒の真の美味しさを楽しんでください。

◆アンケート情報
調査時期: 2018年5月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性349名/女性154名 :合計503名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※この記事は、2018年7月6日にマイナビニュースの「おすすめナビ!」コーナーに掲載した内容を、エキスパートへの取材を経て、リライト・再編集の上で再公開したものです。(取材・編集・リライト:冨沢淳、マイナビおすすめナビ編集部 関口信太郎)
2019年2月7日 主に商品情報の修正のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 関口信太郎)

※マイナビニュース会員とは、Tポイントが貯まるアンケートやキャンペーンの参加、メールマガジンの購読などができる「マイナビニュース」の会員サービスです。(https://news.mynavi.jp/lp/2018/present/present/register_campaign/

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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