福島の日本酒のおすすめ22選 地酒の美味しさを堪能
上で紹介した福島の日本酒の選び方のポイントをふまえて、国際唎酒師の宇津木聡子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

生酛造りを極める蔵元が醸す極上の味わい
1752年の創業以来、自然の乳酸菌の働きをいかす伝統醸造法「生酛(きもと)造り」で、美酒を追求し続ける大七(だいしち)酒造。
こちらの「箕輪門(みのわもん)」は、お米の雑味を最大限に取り除く独自の精米技術「超扁平(へんぺい)精米」で山田錦を50%まで磨きあげ、ていねいに生酛造りで醸(かも)されています。気品ある香りとなめらかな口あたりに始まり、優しさ、甘味、やわらかな酸、じんわり余韻(よいん)が残る穏やかな苦味など、緻密(ちみつ)な香味のレイヤーがじっくりと感じられます。
こちらは福島県ブランド認証産品の日本酒のひとつで、繊細な味と香りは少し冷やしてワイングラスなどで味わうとより深く楽しめます。美しくグレード感のあるラベルとボトルは、その味わいとともに贈りものにも喜ばれるでしょう。
蔵の所在地 | 福島県二本松市 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | 大七酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +2/1.3 |
味わい | やや辛口 |
蔵の所在地 | 福島県二本松市 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | 大七酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +2/1.3 |
味わい | やや辛口 |

からだにやさしく、しみじみおいしい自然酒
1711年の創業以来、「酒はからだによいものである」を信条とする蔵元・仁井田(にいだ)本家。2010年度(酒造年度)にはすべてのお酒への無化学肥料・無農薬の自然米使用を達成し、加えて自社山からの湧き水と自社田近くの井戸水を使い、今なお醸(かも)しています。
100年後に向かってつなげていきたいというお酒づくりや米・田・水へ向き合う姿勢にはこの蔵ならではの想いがあふれており、地球環境への配慮は、外箱・包装のないシンプルなリユース瓶というパッケージにも反映されています。
自然米を使い自然由来の酵母(こうぼ)で造られているこちらの「にいだ しぜんしゅ 純米原酒」は、仁井田本家の酒造りの原点ともいわれるお酒。色合いには淡い黄味があり、すこしとろりとした舌触りで甘味と旨みが豊かな味わいです。自然派志向な方にもおすすめな日本酒です。
蔵の所在地 | 福島県郡山市田村町 |
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使用米 | 無農薬栽培米(トヨニシキ・亀の尾・五百万石・夢の香・こしひかり) |
精米歩合 | 80% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16.5度 |
日本酒度/酸度 | ‐/- |
味わい | ‐ |
蔵の所在地 | 福島県郡山市田村町 |
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使用米 | 無農薬栽培米(トヨニシキ・亀の尾・五百万石・夢の香・こしひかり) |
精米歩合 | 80% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16.5度 |
日本酒度/酸度 | ‐/- |
味わい | ‐ |

若き杜氏が地元の米と水で真摯に醸(かも)す味わい
120年余りの歴史がありながら「これから」の酒蔵であると自称する松崎酒造。東日本大震災の際、長年酒造りをしてきた杜氏(とうじ)が病に倒れ、当時、福島県清酒アカデミーで酒造りを学んだばかりであった松崎祐行氏が26歳にして6代目杜氏に就任しました。その松崎氏は杜氏就任1年目から、県の鑑評会や世界的なコンクールで認められるお酒を生み出し、その実力は酒造界でも注目されています。
酒造りに使うお米はすべて福島県が開発した酒米「夢の香(ゆめのかおり)」。飾り立てしない真摯(しんし)な姿勢が、シンプルなラベルからも感じられます。この「特別純米酒 廣戸川(ひろとがわ)」は、メロンや桃のような淡い香りと口のなかにだんだんと広がるお米の旨みがあり、食事とともにいろいろな温度帯で楽しめる日本酒をお探しの方におすすめです。
蔵の所在地 | 福島県岩瀬郡天栄村 |
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使用米 | 夢の香 |
精米歩合 | 55% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +2/1.4 |
味わい | やや辛口 |
蔵の所在地 | 福島県岩瀬郡天栄村 |
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使用米 | 夢の香 |
精米歩合 | 55% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +2/1.4 |
味わい | やや辛口 |

飽きのこないクリーンなおいしさ
流鏑馬(やぶさめ)の里である古殿(ふるどの)町で江戸時代の天保年間に創業。豊国(とよくに)酒造は、「自然の恩恵を活かす」「人の手で醸す」「暮らしに寄り添う」の3つにこだわり、地元で愛され、ほとんどが地元で消費される古殿町の地酒を造り続けてきました。
2011年より9代目蔵元が、伝統を継承しつつ、現代の嗜好(しこう)との融合を目指して造り始めた「一歩己(いぶき)」という銘柄には「己の歩が大事である」という信念が込められています。裏ラベルに記された蔵元のフルネームとメッセージからも想いが伝わってきます。
こちらのお酒は、香り・甘味・旨み・淡い渋みのあるキレのバランスがよく、トゲのないやわらかさとさわやかさのある味わいで、幅広い食事に合います。
蔵の所在地 | 福島県石川郡古殿町 |
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使用米 | 美山錦 |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +1/- |
味わい | 中口 |
蔵の所在地 | 福島県石川郡古殿町 |
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使用米 | 美山錦 |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +1/- |
味わい | 中口 |

繊細でありながら、貫禄と風格のある味わい
末廣(すえひろ)酒造では1850年の創業以来、「一、天然の旨い仕込み水」「二、伝承される会津杜氏の匠」「三、仕込み水と同じ水、仕込み水が湧く大地に育つ酒米」という「地酒三か条」をモットーに酒造りをしています。
「大吟醸 玄宰(げんさい)」は山田錦を35%まで磨き、ていねいに造りあげられた末廣酒造の大吟醸の最高峰で、福島県ブランド認証酒でもあります。また、「玄宰」の名には、1780年代の「天明の大飢饉(ききん)」で窮した藩の農村や経済の復興のため「寛政(かんせい)の改革」の一翼を担った家老「田中三郎兵衛玄宰(たなかさぶろうべえはるなか)」への感謝の意が込められています。
雑味や重さは一切ないものの、上品な香り、バランスのとれた甘味と酸味があり、飲み応えも感じられます。少しあらたまったギフトにもおすすめです。
蔵の所在地 | 福島県会津若松市日新町 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 35% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +3.0~+4.0/1.2~1.4 |
味わい | やや辛口~辛口 |
蔵の所在地 | 福島県会津若松市日新町 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 35% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +3.0~+4.0/1.2~1.4 |
味わい | やや辛口~辛口 |

高橋庄作酒造店『会津娘 純米酒』
「土産土法」で醸す、会津の風土を映すお酒
「高橋庄作酒造店」の蔵は福島県会津地方の穀倉地帯・門田(もんでん)町にあります。会津の米と水で、会津人がその土地の手法で造るという「土産土法(どさんどほう)」を信条に醸しだされるお酒は、生粋(きっすい)の会津生まれ、会津育ちのお酒といえるでしょう。
お米のよさを最大限に引き出し、最高の状態で蔵から送り出すための設備導入や造りの工程管理に妥協を許さない緻密な酒造りは、シンプルでありながら、優しさや品格、上質が感じられる味わいを醸しています。
定番のこちら「純米酒 会津娘」は、ほんのりとした香りで、やわらかなお米の旨みがじんわり楽しめる純米酒。飲む温度帯や合わせる料理を選ばないタイプですが、お米の味わいがより開くぬる燗にして、ちょっと手をかけて作った家庭料理と合わせて楽しむのがおすすめです。
蔵の所在地 | 福島県会津若松市門田町 |
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使用米 | 五百万石 |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +2~+3/1.4~1.6 |
味わい | やや辛口 |
蔵の所在地 | 福島県会津若松市門田町 |
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使用米 | 五百万石 |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +2~+3/1.4~1.6 |
味わい | やや辛口 |

ていねいさと愛が込められたフルーティーな味わい
宮泉(みやいずみ)銘醸は、福島県会津若松市の中心、鶴ヶ城(つるがじょう・会津若松城とも)のすぐそばに蔵を構えます。現在の社長である宮森義弘氏は四代目。蔵を受け継いでから、すべてのお酒に対し、手間をかけるべきところは徹底的に、必要なところは設備投資をして、よりよい酒を追求する改革を進めています。市販酒の品評会「SAKE COMPETITION」においては、2014年に純米酒と純米吟醸の二部門で一位に輝き、その酒質の発展ぶりに一気に注目が高まりました。
こちらの「寫樂(しゃらく)純愛仕込み 純米吟醸」は、会津の酒米「夢の香(ゆめのかおり)」を使ってていねいに愛をこめて造られた純米酒。フルーツのようなみずみずしさとお米の旨みが広がる味わいを低めの温度でさわやかに楽しみましょう。フルーティーなお酒を飲みたい方におすすめです。
蔵の所在地 | 福島県会津若松市東栄町 |
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使用米 | 五百万石 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +1/1.4 |
味わい | 中口 |
蔵の所在地 | 福島県会津若松市東栄町 |
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使用米 | 五百万石 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +1/1.4 |
味わい | 中口 |

地元で愛され続ける、いわきの地酒
四家(しけ)酒造店の創業は1845年。「真酒躬(まことのさけのみ)」と自らを称した初代家主が、自分が楽しむお酒を造り始めたことが始まりといわれているそうです。又兵衛ブランドのお酒は、俳優の三國連太郎さんが映画『釣りバカ日誌』の撮影でいわき市を訪れたときに、偶然飲んだ又兵衛の味わいをとても気に入ってその後も愛飲されていたことも、有名なエピソードです。名優も愛したお酒の味わいを、ぜひ試してみてください。
「又兵衛(またべえ) 純米酒 いわき郷(ごう)」は、ふっくらとしたお米の味わいが感じられる、地元でも定番酒といわれるお酒。さまざまな食事と合わせていろいろな温度帯で楽しめ、気取らずにふだん着の気分で飲みたいときにおすすめです。
蔵の所在地 | 福島県いわき市内郷高坂町 |
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使用米 | ふくみらい |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +5/- |
味わい | 辛口 |
蔵の所在地 | 福島県いわき市内郷高坂町 |
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使用米 | ふくみらい |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +5/- |
味わい | 辛口 |
味わいもスタイリングも上品な日本酒
山田錦を40%まで磨きこんだ香り豊かなお酒。酸味と旨味のバランスもよく、すっきりした味わいなので、どなたでもおいしくいただけるでしょう。
日本酒に見えないスタイリッシュなボトルで化粧箱入りなのでプレゼントなどにも良いでしょう。
蔵の所在地 | 福島県南会津郡南会津町 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 40% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 16.3度 |
日本酒度/酸度 | +2.0/1.3 |
味わい | やや辛口 |
蔵の所在地 | 福島県南会津郡南会津町 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 40% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 16.3度 |
日本酒度/酸度 | +2.0/1.3 |
味わい | やや辛口 |
モンドセレクション11年連続「最高金賞」を受賞
モンドセレクション11年連続「最高金賞」を受賞!磐梯西山麓の湧水を使用し杜氏の手作りにより精魂込めて醸した蔵元こだわりのお酒です。
果実香は華やかで飲み口はまろやか、それでいてスッキリとした味わいは、酒造りの技が創業以来のこだわりが成せる技でしょう。
蔵の所在地 | 福島県耶麻郡磐梯町 |
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使用米 | 美山錦(会津産)100%使用 |
精米歩合 | 40% |
使用酵母 | ‐ |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +4.0/1.2 |
味わい | 辛口 |
蔵の所在地 | 福島県耶麻郡磐梯町 |
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使用米 | 美山錦(会津産)100%使用 |
精米歩合 | 40% |
使用酵母 | ‐ |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +4.0/1.2 |
味わい | 辛口 |
原料と造り手すべてを地元にこだわった「地酒」
会津産の米と水、そしてそれを醸す人すべてが地元であることにこだわったまさに「地酒」といえるのがこのお酒です。
もち米による四段仕込みは同蔵伝統の仕込み方法。やや辛口ですっきり飲めます。飲み方は冷やでも燗でも◎。
蔵の所在地 | 福島県南会津郡南会津町 |
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使用米 | 五百万石、夢の香、ヒメノモチ |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | ‐/- |
味わい | ‐ |
蔵の所在地 | 福島県南会津郡南会津町 |
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使用米 | 五百万石、夢の香、ヒメノモチ |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | ‐/- |
味わい | ‐ |
モンドセレクション3年連続の金賞受賞
越後杜氏の伝統の技と心により醸した特別純米酒。安達太良山(あだたらやま)の伏流水で醸すお酒は、鉄分を含まない軟水のおかげで、柔らかな飲み口に。
米の旨味も味わい深く、常温やぬる燗がおすすめの飲み方です。
蔵の所在地 | 福島県二本松市 |
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使用米 | ‐ |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | 奥の松酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | ±0/1.4 |
味わい | 中口 |
蔵の所在地 | 福島県二本松市 |
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使用米 | ‐ |
精米歩合 | 60% |
使用酵母 | 奥の松酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | ±0/1.4 |
味わい | 中口 |
福島の米と酵母でつくった地酒を堪能できる
福島県産の酒造好適米「夢の香」と県が開発した「うつくしま夢酵母」で仕込んだまさに福島の地酒といえます。
フルーティな香りが印象的で、酸味が少なく味わいも滑らか。やや甘口の純米酒です。
蔵の所在地 | 福島県いわき市常磐下湯長谷町 |
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使用米 | 夢の香 |
精米歩合 | ‐ |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +4.0/- |
味わい | 辛口 |
蔵の所在地 | 福島県いわき市常磐下湯長谷町 |
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使用米 | 夢の香 |
精米歩合 | ‐ |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +4.0/- |
味わい | 辛口 |
小さな蔵元の味へのこだわりが現れた一本
「夢の香」と「うつくしま夢酵母」の福島ブランドの純米吟醸酒。高精米で雑味がなく、香りも華やか。やさしい味わいですが、うまさもしっかり感じられます。
中辛口ですっきりキレよく飲めるお酒です。
蔵の所在地 | 福島県会津若松市七日町 |
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使用米 | 夢の香 |
精米歩合 | 55% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +3/1.3 |
味わい | やや辛口 |
蔵の所在地 | 福島県会津若松市七日町 |
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使用米 | 夢の香 |
精米歩合 | 55% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +3/1.3 |
味わい | やや辛口 |
ほまれ酒造の新ブランド
福島の酒造好適米である「夢の香」を喜多方名水で醸した純米吟醸。最新設備による徹底した鮮度管理により搾りたてのフレッシュさを味わえます。
中辛口のすっきりした飲み口ですが、甘味もほんのり感じられるので、余韻も楽しめるでしょう。
蔵の所在地 | 福島県喜多方市松山町 |
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使用米 | 夢の香 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +3.0/1.5 |
味わい | やや辛口 |
蔵の所在地 | 福島県喜多方市松山町 |
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使用米 | 夢の香 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +3.0/1.5 |
味わい | やや辛口 |
飲み飽きしない日常から気楽に飲めるうまい酒
日本酒好きなら一度は飲んでみたいと思う銘酒「飛露喜」を発売する蔵元の純米吟醸酒。やや辛口で食事とよく合い、酸味もほどほどなのですっきりとした印象です。
おすすめの飲み方は冷やや常温。創業時から続く県内向けのブランドで出荷数に限りがあるため、手に入りにくいことをお忘れなく。
蔵の所在地 | 福島県会津坂下町 |
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使用米 | 五百万石 |
精米歩合 | 55% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | -/- |
味わい | - |
蔵の所在地 | 福島県会津坂下町 |
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使用米 | 五百万石 |
精米歩合 | 55% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | -/- |
味わい | - |
香りが心地よい穏やかな食中酒
代表銘柄である「夢心」と並び人気のある銘酒です。やや辛口なのでキレよく飲めて、純米酒らしい米の旨味やコクが味わえます。
すべてにバランスの取れた酒ですが、なかでも辛味と甘味のバランスは絶妙。冷やでも燗でもとにかくおいしい1本です。
蔵の所在地 | 福島県喜多方市字北町 |
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使用米 | 五百万石 |
精米歩合 | 48% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 17度 |
日本酒度/酸度 | +3/1.4 |
味わい | やや辛口 |
蔵の所在地 | 福島県喜多方市字北町 |
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使用米 | 五百万石 |
精米歩合 | 48% |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
アルコール度数 | 17度 |
日本酒度/酸度 | +3/1.4 |
味わい | やや辛口 |
甘味と酸味のバランスが良い中辛口の人気の日本酒
酒米の王様ともいえる山田錦を100%使用した人気の日本酒が、飛露喜 純米大吟醸です。上品な柑橘系の香りとお米がもつふくよかな味わいが存分に堪能できます。
中辛口の日本酒は甘味と酸味のバランスが良いため飲みやすく、お酒好きの方へのプレゼントにもぴったりです。
料理にも合わせやすいお酒となっており、飲むだけで癒しのひと時を過ごせるでしょう。
蔵の所在地 | 福島県河沼郡会津坂下町 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 麹米40%、掛米50% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | -/- |
味わい | 中辛口 |
蔵の所在地 | 福島県河沼郡会津坂下町 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 麹米40%、掛米50% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | -/- |
味わい | 中辛口 |
現代に蘇った幻のお米の味わいが楽しめる
飯米や酒米として大正時代に評価されたものの、害虫に弱いなど欠点を抱えた亀の尾。そんな幻の品種を契約栽培で現代に蘇らせ日本酒に使って作り上げたのが、純米大吟醸 亀の尾です。
じっくりと低温発酵させたお酒は、爽やかな飲みごたえとともに上品な酸味とほんのりとした苦みが広がります。
5度から10度の間に冷やして飲むと、おいしさがより一層引き立つお酒です。
蔵の所在地 | 福島県会津若松市日新町 |
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使用米 | 会津産亀の尾 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | 末廣酵母 |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +2.0~+4.0/1.3~1.5 |
味わい | ‐ |
蔵の所在地 | 福島県会津若松市日新町 |
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使用米 | 会津産亀の尾 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | 末廣酵母 |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +2.0~+4.0/1.3~1.5 |
味わい | ‐ |
華やかな香りと飲みごたえを両立した純米大吟醸
45%まで精米した地元会津の美山錦を低温発酵させ、純米大吟醸ならではの繊細な味わいと深み、お米のうまさが楽しめる日本酒が純米大吟醸 榮川です。ラ・フランスのような華やかな香りとともにしっかりとした飲みごたえも満喫できるため、フルーティーな日本酒が好きな方へのプレゼントにもぴったりです。
常温や冷やで飲むことで、純米大吟醸のもつ味わいを存分に堪能できます。
蔵の所在地 | 福島県耶麻郡磐梯町 |
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使用米 | 美山錦 |
精米歩合 | 45% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +3.0~+4.0/1.4~1.5 |
味わい | 淡麗辛口 |
蔵の所在地 | 福島県耶麻郡磐梯町 |
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使用米 | 美山錦 |
精米歩合 | 45% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +3.0~+4.0/1.4~1.5 |
味わい | 淡麗辛口 |
ちょっぴり贅沢なデイリー用日本酒!
100年以上受け継がれた技術力をもとに、一般的な酒造用米を掛米として毎日飲める純米大吟醸として作られたのが、会津ほまれ純米大吟醸 極。適切な価格でありながら、上品でフルーティーな香りとキレのある味わいが楽しめます。
2015年にはIWCチャンピオン・サケを受賞した経験もある、世界でも評判のお酒。白身魚の刺身や生ハムなどと合わせると、おいしさをより一層味わえます。
蔵の所在地 | 福島県喜多方市 |
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使用米 | 麹米:五百万石、掛米:酒造用白米 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +1.0/1.75 |
味わい | 中辛口 |
蔵の所在地 | 福島県喜多方市 |
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使用米 | 麹米:五百万石、掛米:酒造用白米 |
精米歩合 | 50% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度/酸度 | +1.0/1.75 |
味わい | 中辛口 |
雑味が少なく引き締まった飲み口
山田錦を精米歩合40%使い、低温発酵で仕込んだ日本酒です。全国新酒鑑賞会にて金賞を受賞した経験を持つ大吟醸は、フルーツを彷彿させる豊かな香りと雑味が少なく引き締まった飲み口が特徴。燗にせず冷やすか常温のまま飲むことで、清楚なおいしさを堪能できます。
刺身をはじめ、魚料理との相性も良いお酒です。
蔵の所在地 | 福島市松川町 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 40% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +2/1.2 |
味わい | 中辛口 |
蔵の所在地 | 福島市松川町 |
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使用米 | 山田錦 |
精米歩合 | 40% |
使用酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度/酸度 | +2/1.2 |
味わい | 中辛口 |
「福島の日本酒」のおすすめ商品の比較一覧表
福島の日本酒の特徴
福島のお酒は、お酒のできばえを競う「全国新酒鑑評会」において、2012年(平成24年)~2019年(平成30年)まで7年連続で、金賞をもっとも多く受賞していることで有名。
自分で楽しむためにも、贈りものにも自信を持って選べるお酒が数多くあります。
福島の日本酒の選び方 蔵元・地元の味を楽しもう!
国際唎酒師の宇津木聡子さんに、福島の日本酒を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
各地域にある蔵元の違いで選ぶ
北海道・岩手県に次いで全国で3番目の広さの福島県は、自然に恵まれた地域です。東西に長い福島県では同じ県内でも会津・中通り・浜通りによって気候が異なるため、地域によって日本酒の味や造りなどに違いがあります。
山に囲まれ自然に恵まれた会津
日本海側に位置し、山に囲まれた自然豊かな地域が会津。日本酒造りには必要不可欠なお米に加え、おいしい湧水にも恵まれています。会津には磐梯西山麓の湧水を使って酒造りを行う榮川酒造や、土産土法の酒造りを行う高橋庄作酒造店など、数々の酒蔵が軒を連ねています。
さまざまな日本酒を飲み比べしたい時に会津のお酒を選べば、味の違いや蔵元のこだわりを堪能できるでしょう。
山に囲まれた内陸部の「会津」地方は冬の降雪も多く、山の幸や乾物を使った料理、味の濃い保存食文化が豊か。加えて馬刺しもポピュラーです。そのためお酒はしっかりした味わいのものが多いのが特徴です。
日本酒の造り方や手法にこだわりを持つ中通り
日本海と太平洋側の中間にあり、気候に関しても中間なのが中通りです。日本酒造りに欠かせない原料の水や米を自分たちの手でまかなったり、生酛(きもと)造りをはじめこだわりの手法で日本酒を手掛ける蔵元が揃っています。
例えば仁井田本家では農薬や化学肥料を一切使わず育てられた自然米を使い、日本酒を仕込んでいます。東豊国や一歩己を手掛ける豊国酒造は地の水と米を使い、機械による効率化や大量生産ではない、人の手が行き届いたお酒を産み出す酒蔵です。
蔵元のこだわりと想いの詰まった中通りの日本酒を味わってみてはいかがでしょうか。
両地方の間に位置する「中通り(なかどおり)」は、日本海側と太平洋側との中間的な気候と食文化を持ち、お酒の味わいも同じく中間的なバランスを持つものが多いといえます。
レアな地酒にも出会える浜通り
太平洋側に位置し、夏はあまり気温が上がらず冬も過ごしやすく気候が穏やかなのが浜通り。会津や中通りと比較すると酒蔵の数が少なくなります。生産された日本酒は9割以上が地元で飲まれることから、他の地域に住む方からするとレアな日本酒に出会える地域といえるでしょう。
代表的な蔵元のひとつでもあ太平桜酒造は福島県産のお米を100%使い、手間をかけて丁寧に仕込んだお酒が地域の方に愛されています。福島ならではの日本酒を味わいたい場合は、浜通りの日本酒をチェックしましょう。
福島県東部の海岸地方「浜通り」は、太平洋に面した海産物を名産とする地方であり、日本酒は比較的軽快な味わいで魚介類と相性のよいものが多いといえます。
あくまで傾向としてですが、それぞれのエリアのお酒を飲み比べてその違いを感じたり、合わせる食を考えたりするのも福島のお酒の楽しみ方のひとつです。
福島が独自に開発!酒造好適米「夢の香」の日本酒にも注目
福島ならではの日本酒が飲みたい時は、福島が独自開発した酒造好適米の「夢の香」を使って造られたお酒をチェックしましょう。
酒造好適米としてポピュラーな五百万石と比較して、福島県オリジナルの夢の香は病気や寒さに強いのが特徴。日本酒の香りや風味が良いと評判の、夢の香を使って造られた日本酒にも注目してみてください。
福島オリジナル酵母「うつくしま夢酵母」「うつくしま煌酵母」もチェック
福島の日本酒には、福島県が独自に開発したうつくしま夢酵母やうつくしま煌酵母を使用したものもあります。
日本酒造りをするうえで欠かせない酵母は、アルコールの発生や日本酒の香りの素になるもの。使用する種類によってお酒の味や香りが変化するため、酵母は好みの日本酒を探すための手掛かりにもなるものです。代表的な酵母として、日本醸造協会が頒布する「きょうかい酵母」があります。
福島オリジナルの「うつくしま夢酵母」はバナナやメロン系の香りが、「うつくしま煌酵母」はリンゴやイチゴ系の香りが楽しめます。好みの香りに合わせて、酵母から日本酒を探すのも選び方のひとつです。
多様な味わいから目的に合わせて選ぶ
さまざまなお酒の味わいがあるということは、それだけ飲みたい味わいやシチュエーションに応じた選択の幅も広いということです。フルーティーで軽快なものから、どんな食事にも合わせやすいもの、どっしりとした味わいでお燗にも向いているものなど、そのときに飲みたい味わいを選んでみましょう。
福島県ブランド認証のお酒を選ぶ
福島県では、日本酒などの特産品や伝統工芸品に県認証制度を設けて、審査基準をクリアしたものを「福島県ブランド認証品」に認定しています。
日本酒の認証においては、酒米の生産履歴、水の成分検査、県産米の100%使用(吟醸酒および純米酒)などの要件クリアが必要です。さらに、一般消費者・飲食業と酒類販売業の関係者による香り・味わい、ネーミングやパッケージなどの審査、認証委員会の最終審査を経て、認められたものが「福島県ブランド認証」を受けます。
美酒ぞろいの福島県が、国内はもちろん世界に誇る逸品(いっぴん)としてすすめている日本酒を、ぜひ味わっておきたいものです。
希少な有名銘柄を手に入れてみる
全国新酒鑑評会において、7年連続で金賞受賞数日本一に輝いた県なので、言わずと知れた有名な銘柄がたくさんあります。その中には地元中心に流通していて、通販ぐらいでしか手に入らない銘柄なども。通販のメリットを活かすなら、そういった希少な高級日本酒を手に入れてみるのもひとつでしょう。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 福島の日本酒の売れ筋をチェック
楽天市場での福島の日本酒の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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世界からも注目される福島の日本酒
全国新酒鑑評会で、金賞受賞数日本一の記録を達成しつづける(※)福島の日本酒。世界でもその酒質は注目されつつあり、ニューヨークの高級ワインショップには「Fukushima Sake」コーナーが設けられるほど。
東日本大震災で被害を受けた蔵も少なくないなか、これだけのクオリティを守り向上させてきた実績には、強い誇りと並々ならぬ情熱を感じずにはいられません。
ぜひ、福島の地図を片手に、いろいろな「福の酒」に出会ってみてください。ネットで購入する際は、適性価格であることはもちろん、お酒のタイプに合わせた配送方法に対応してくれるショップをおすすめします。
※平成24~30酒造年度全国新酒鑑評会において
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