とにかく「使いやすい」フライパンを知りたい!
ベテラン主婦(夫)から一人暮らしをスタートしたばかりの料理初心者まで、調理に必要なのが「フライパン」。
たくさんの商品が売られていますが、何を基準に、どう選べばいいのでしょうか。
この記事ではフードディレクターのSHIMAさんへの取材をもとに、フライパン選びの基本のポイントを解説し、おすすめアイテムをご紹介!
ユーザー約500名へのアンケートをもとに、実際に使ってみて「よかった」と思うフライパンをランキング化して紹介します。
フライパンの選び方 サイズ・素材・コーティングをチェック!
料理と食のプロであるフードディレクターのSHIMAさんへの取材をもとに、フライパン選びの基本のポイントを解説します!
選び方は大きく分けて下記の5つ。詳しくみていきましょう!
【1】サイズを決める
【2】コーティング・加工を選ぶ
【3】素材を選ぶ
【4】熱源に合わせて選ぶ
【5】あると便利な機能もチェック
【1】サイズを決める

Photo by マイナビおすすめナビ
まずはフライパンのサイズについて。フライパンのサイズは、フチの部分の直径(内寸)で測ります。
フライパンのサイズ | おもな用途 |
16~20cm |
・一人暮らしに |
22~26cm |
2人分から3人分の調理に |
28~34cm |
4人分から大人数の調理に |
もっとも基本的なサイズは直径26cm。小さいフライパンなら、直径16cm程度、大きいフライパンなら、直径30cm程度まであります。
1つめのフライパンを買うときは、家族の人数に合わせて直径を選びましょう。
2つめ、3つめと増やす場合は、不便を補うように、サイズ違いで買うといいでしょう。
フライパンのサイズでもうひとつ重要なのは、深さ。少し深さがあるフライパンは、煮たり蒸したりするのに便利です。
ただし、深さがある分フライパンが重くなるというデメリットもあります。軽いフライパンをお探しの場合は、深さは諦めてもいいかもしれません。
「重さ(重量)」にも注目! フライパンは軽いほうが使いやすい?
サイズとともにチェックしたいのが重さ(重量)。
使いやすい重さには個人差が大きく、とにかく軽いほうがいいという人から、ある程度重さがあったほうが使いやすいという人までさまざまです。
ただ、料理だけでなく洗いやすさまで考えると、軽いフライパンは使いやすいと考える人は多いです。
とくに身体が小さめの方、腕力にあまり自信がない方は、「軽さ」をアピールしているフライパンを選ぶと、使いやすさがアップするでしょう。
【2】コーティング・加工を選ぶ
フライパンに食べ物が焦げついたり、くっついたりしにくくするため、表面をコーティングしてツルツルの状態を保つ加工が施されているのが「コーティングフライパン」。
とくに料理に慣れない方、たまにしか料理をしない方であれば、はじめはコーティングされたフライパンが使いやすいでしょう。
料理に慣れた方でも、ちょっとした炒め物用として、コーティングフライパンをひとつは持っているという方は多いです。
焦げ付きにくさ | コーティングの耐久性 | 特徴 | |
フッ素樹脂加工(※) |
新品であればほとんど焦げ付かない |
△ |
フライパンのコーティングとして最も一般的 |
マーブルコート |
新品であればほとんど焦げ付かない |
○ |
大理石粒子(マーブル)を混ぜ込んでおりフッ素樹脂加工よりも耐久性が高い |
ダイヤモンドコート |
新品であればほとんど焦げ付かない |
○+ |
ダイヤモンド粒子を織り交ぜており、耐摩耗性が高く傷つきにくい |
チタンコート |
新品であればほとんど焦げ付かない |
○++ |
酸や塩分に強くサビにくい |
セラミックコート |
新品であればほとんど焦げ付かない |
○ |
耐熱性が高いが、耐衝撃性が低く割れたやすい面も |
コーティングなし |
新品であればほとんど焦げ付かない |
コーティングなし |
手入れに手間がかかることが多い |
※デュポン社の登録商標である「テフロン加工」もフッ素樹脂加工に該当します。
今は加工技術が進んでいるので、ほとんどの場合、新品のコーティングフライパンに焦げつきは見られません。
選ぶときのポイントになるのは、コーティングの耐久性です。使っているうちに傷がついてしまったり、コーティングが剥がれてしまったりすることで、次第に焦げつきやすくなっていきます。コーティングごとの特徴を見てみましょう。
テフロン加工が代表的! 焦げつかないが剥がれやすい「フッ素樹脂」加工
「テフロン加工」とは、アメリカのデュポン社が開発したフッ素樹脂加工の登録商標で、金属にフッ素樹脂をコーティングして焦げつきにくくした加工のことをいいます。デュポン社以外の商品は「テフロン加工」でなく、「フッ素樹脂加工」と呼びます。
フッ素樹脂加工されている調理器は、焦げついたり、食品がくっついたりしにくいため洗いやすいのが特徴。また、価格も手ごろですが、コーティングが剥がれやすいという欠点があります。新品のころは焦げつかなかったのに、使っているうちに焦げつくようになってしまうのは、これが原因。強火で使わない、空だきを避ける、金属ヘラを使わないなどの注意が必要です。
もっとも、「フッ素樹脂加工」にもレベルがあり、「テフロン加工」の最上クラスになると、非常に耐久性が高くなります。
また、コーティング全般にいえることですが、何層にも重ねてコーティングすることで、耐久性を上げている製品もあります。
通常のフッ素加工より強い「マーブル」「ダイヤモンド」「チタン」コート
フッ素樹脂に、それぞれマーブル(大理石)、人工ダイヤモンド、金属の一種であるチタンを混ぜて加工したものを、「マーブルコート」「ダイヤモンドコート」「チタンコート」と呼びます。
混合物が入っているおかげでフッ素樹脂加工だけのものより加工表面が傷つきにくくて剥がれにくいので、寿命が長いのが特徴です。
他が同じ条件であれば、「マーブルコート」<「ダイヤモンドコート」<「チタンコート」の順に耐久性が高くなります。
とはいえ、コーティングが劣化しないわけではないので、強火・空だきを避け、金属ヘラを使わないなどの注意を払う必要があります。チタンコートのものは、酸や塩分に強くサビづらい特徴があります。
耐久性・耐熱性が高い「セラミック」コート
「セラミックコート」は、フライパンの表面を、陶器などに使われるセラミック粒子でコーティングしたものです。
「セラミックコート」もフッ素樹脂加工のものに比べて耐久性が高いという特徴があります。
また耐熱性も高く、フッ素樹脂だと約280度の耐熱温度が、セラミック加工だと400度くらいまで可能です。
調理の前に油を引く必要がありますが、弱火でも熱が通しやすく蓄熱性もあるため、じっくり熱を加えることができます。
その反面、陶器なのでぶつけたり、落としたりした場合には割れてしまう可能性もあります。
長く使えて強火も可「コーティングなし」
長く使い続けられるものや、プロ仕様の商品が欲しい場合は、「コーティングなし」のフライパンがおすすめです。
「コーティングなし」のフライパンは、表面が加工されているものに比べると焦げつきやすく、手入れも必要となりますが、強火で調理ができるうえ、耐久年数も長いのがメリット。
コーティングが剥がれてしまったフライパンを定期的に買い換え続けるよりも手間がかからないので、長い目で見ればコストパフォーマンスがよくなることも。材質としては、鉄や銅、ステンレスなどがあります。
【3】素材を選ぶ
購入の際は、フライパン本体の材質ごとに、メリット・デメリットを知って選ぶことが大切となります。ここではそれぞれの材質の特徴を見てみましょう。
熱伝導性の高さ | メリット | デメリット | |
ステンレス |
- |
・耐久性が高い |
・焦げ付きやすい |
鉄 |
+ |
・ステンレスより加熱が早い |
・サビやすい |
アルミニウム |
++ |
・細かく火力調整可能 |
・高温では焦げやすい |
銅 |
+++ |
・非常に細かく火力調整可能 |
・変形しやすい |
コーティングや加工の種類によってフライパンの使い勝手は大きく違ってきますが、使われている素材によっても差があります。
とくにコーティング加工が施されていないフライパンを買う場合は、素材の性質がそのままフライパンの特性になってくるので注意が必要です。
手入れが簡単で強い「ステンレス製フライパン」
丈夫でサビにくく、シルバーのスタイリッシュな見た目が魅力なのが「ステンレス製フライパン」です。
汚れが落としやすく、手入れも簡単で耐熱温度が高く、鉄製のものより軽いのが特徴です。また、保温性があるため余熱調理ができ、ガス代の節約にもなります。
その一方で、焦げつきやすく、食材がくっつきやすかったり、熱伝導率が悪く、温めるのに時間がかかってしまったりするデメリットもあります。
熱伝導率をよくするためにアルミなどの金属をはさんだ多層構造になっているものは、重量が重くなっているので注意が必要です。
使い込むほどに手に馴染む「鉄製フライパン」
鉄製フライパンには、手入れが面倒でサビが出やすいなど、面倒なイメージがありハードルが高そうですが、基本的な手入れ方法さえ知っていれば長く使い続けることができます。
メリットとしては、ステンレスより熱伝導性が高く、強い火力で調理ができるので、野菜炒めやチャーハンなどがベタつかず、おいしく作れること。使い込むほどになじんで使いやすくなってくるので、「育てる」感覚を味わうこともできます。また、少量ではありますが鉄分の補給も期待できます。
その反面、使い始めと使うたびの手入れが必要なのがデメリット。重量も重めです。最近は、使い始めに必要な空焼きをしなくてよいものもあります。
軽くて熱ムラがない「アルミニウム製フライパン」
手入れが簡単で重量も軽く、使い勝手がよいのが「アルミニウム製フライパン」です。
鉄に比べても熱伝導性が格段によく、細かい火力調整に敏感に反応する半面、高温で調理すると焦げつきやすい面もあります。また、料理の色に影響を与えない銀色なので、素材やソースの色味がよくわかる利点があり、イタリア料理のプロに愛用されています。
鉄同様に、使い始めの処理と油ならしをする必要もあります。表面にフッ素樹脂加工などのコーティングが施されているものは量販店やホームセンターなどでもよく売られており、価格も安いので手軽に手に入れることができます。
サビに強く熱ムラがない「銅製フライパン」
鉄・アルミニウムよりさらに熱伝導性に優れ、弱火でも均等に熱が伝わり、料理がきれいに仕上がる「銅製フライパン」。
熱に敏感な卵料理や煮込み料理に向く調理器具として世界中で使われており、日本でもプロの調理人は銅製の卵焼き器を使います。保温性がよいため、じっくり焼く厚いパンケーキを作るときなどにおすすめです。ほかの金属製フライパンに比べるとサビに強く、銅に含まれる銅イオンに殺菌・抗菌効果があるのも安心材料です。
短所としてあげられるのが、重いことに加えて変形しやすいこと。ぶつけたり、落としたりしないように注意が必要です。価格も高めです。
アウトドアやオーブンでも使いたいなら「鋳鉄製スキレット」も選択肢に
アウトドアが大好きで、家だけでなく、キャンプやピクニックでも調理をしたいという方には、スキレットタイプがおすすめです。スキレットとは、厚みのある鋳鉄(ちゅうてつ)製のフライパンのこと。焼く、蒸す、煮る、揚げるはもちろん、オーブン料理が可能なものも多いので、ダイナミックなアウトドア調理にも最適です。
品数をたくさん作りたい方には、スタッキングしてコンパクトになるものを選べば、荷物も軽減可能。重厚な鉄製のスキレットなら家で使うのもおしゃれだし、アウトドアでも本格調理に活躍します。
【4】熱源に合わせて選ぶ
フライパンは加熱するための調理器具なので、コンロの熱源によって使えるものと使えないものがあります。ほしいフライパンを考える前に、家庭のキッチンの熱源を確認しておきましょう。
とくに長く使えるフライパンを選びたい場合は、引っ越しやリフォームなどの可能性も見越して熱源を考える必要があります。
IHクッキングヒーターなら「IH対応」フライパンを
ガスのように直接火で加熱するのではなく、金属に電流を流して発熱させる調理器具をIHクッキングヒーターといい、「電磁調理器」とも呼びます。
火を使わないので台所が暑くならず、火の消し忘れによる事故が防げる反面、IHに対応している調理器具しか使うことができません。
キッチンがIHの場合、IHヒーターで調理する可能性がある場合は、「IH対応」とあるフライパンを選びましょう。なお、「IH対応」フライパンは、通常のガスコンロでも使うことができます。
ガスコンロなら「ガス専用」フライパンでOK
家庭の熱源がガス火の場合は、ガス専用フライパンを選びます。
同じ素材のフライパンであれば、「ガス専用」フライパンは、「IH対応」のものに比べると、底面に専用の金属を入れる必要がないため、重量が軽いのが特徴。力がない人でも取り回しがしやすいので便利です。
また、「ガス専用」フライパンは、IHに対応する加工が施されていないため、価格が安い場合が多く、量販店などで手軽に手に入れられるものもあります。ガスコンロでは、IHでは使うことのできないアルミやセラミック製などの材質も使えるので、選択肢の幅が広がります。
【5】あると便利な機能もチェック
いつもの家事がちょっと楽になる、あると便利な機能をチェックしていきましょう。
複数の食材を同時に料理できる「仕切り付きフライパン」
仕切りがついているフライパンは、複数の副菜作り、お弁当のおかず、朝ごはんなどをいっぺんに作るのに最適です。デザインや素材を重視して選ぶとお手入れが必要となる場合が多いので、お料理初心者な方は、焦げつきを防ぐため、フッ素樹脂加工がしてあるものを選びましょう。
「多機能フライパン」は様々な調理ができる万能のフライパン
多機能型のフライパンは、焼く、炒める、蒸す、揚げるなどの調理がひとつで可能なとても便利なフライパンです。専門的な道具をそろえることなく、さまざまなお料理にも挑戦しやすくなるのがメリット。
蒸し料理もこなせるフタつきなら、お料理の幅がグンと広がるでしょう。
「取っ手の取れるフライパン・鍋セット」なら重ねて収納スペース確保に
フライパンやお鍋類は、どうしても場所をとってしまうのが難点です。
「ひとり暮らしで収納スペースが少ない」「品数や量を多めに作るので、複数のフライパンが必要だけど置き場所がない」という方におすすめなのは、取っ手をはずして重ねて収納できるタイプになります。
セットで販売されているものなら、フライパン以外にお鍋が含まれているシリーズも多く、いっぺんに必要な道具がそろうのもうれしいポイントです。
フライパンおすすめ20選
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼人気ランキングTOP15 501名のユーザーが選んだ!
ここからは、実際に「使いやすい!」と声が上がった人気のフライパンをご紹介!
アンケート回答者501名のうち、ふだんフライパンを使って料理をしている方405名を対象に、実際に使ったことがあるフライパンのなかで一番使いやすいと思うフライパンを質問し、15位までをランキングとして発表します。
ユーザーのリアルなクチコミも掲載しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
5層のコーティングで焦げつきにくさが3倍長持ち
「取っ手の取れる~♪」でおなじみティファールの、取っ手の取れないフライパン。チタン粒子を配合したハードベースと厚くしたフィニッシュ層で、焦げつきにくさ、こびりつきにくさの耐久性を3倍もアップ。
ベストな食材投入タイミングを教えてくれる「お知らせマーク」に従えば、うま味や風味、食感が高まり、美しい焼き色に仕上げられるので、料理初心者さんも安心です。外側には熱や傷に強いホーロー加工が施されているので、光沢が長持ちします。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・こびりつきにくく、丈夫。ちょうどよい温度になると、フライパンのマークで知らせてくれる(40代・男性)
・どこでも売ってる(30代・男性)
・ティファール製は何度も使ったことがあり、使い慣れている安心感がある(40代・女性)
・餃子などを焼くとこんがりと羽根つきで焼けてフライパンにこびりつかず、お皿にきれいに焼面をひっくり返してのせられる。目玉焼きなどもするっと流れるので、お皿にのせやすい。洗うときも簡単にヌルつきが取れるので助かる(40代・女性)
・軽いので炒め物をするときに楽、値段も大きさも様々な種類があるので買いやすい(50代・女性)
・重くなくて扱いやすいので無難だと思う(30代・女性)
使い勝手抜群のオールラウンドプレイヤー
料理愛好家・平野レミさんのフライパン。深型だから、蒸す、煮る、焼く、炒める、揚げるが可能な万能タイプ。内側は高密度フッ素コートなので、傷つきにくくてお手入れも簡単です。蓋はスタンド式で、立てて置いた時に内側の水や油がこぼれません。
極めつきは蓋についた蒸気穴。ここから水や調味料を入れれば油ハネも防げるし、ガス台周りも汚れません。煮物のときに開ければ蓋をずらさなくても煮こぼれしません。至れりつくせりのフライパンです。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・焦げ付きにくい。よいです。(40代・女性)
・色が好み、使い勝手もよい、お値段もまあまあ悪くはなかった(50代・女性)
・失敗しない、焦げない、何でも作れる。料理をする人のことを考えて作られていると思う(30代・女性)
・重すぎず軽すぎず、焦げ付かない。手入れがかんたん! 洗剤いらずでも洗い上がりがキレイ(40代・女性)
・蓋が立てておける(40代・男性)
オール熱源対応なのにこの軽さであおりもラクラク
こびりつかなさとコーティングの持ちのよさがウリのパール金属「スーパーブルーマーブルフライパンシリーズ」を軽量化したバージョン。646gの重さは、力のない人でもあおりができるからプロ気分が味わえます。
内側は6層の高密度特殊特厚コーティングで、100万回の耐摩耗性試験をクリア。金属ヘラの使用も可能で、丈夫さも長持ちします。ハンドルはお手入れしやすい一体型。注ぎ口が両サイドについているからサウスポーさんにもぴったりです。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・卵焼きなどを作るときツルッとひっくり返せる。お手入れがとても簡単(20代・男性)
・軽くて丈夫(40代・男性)
・軽い。洗いやすい。特に取っ手部分(50代・女性)
・軽いので振りやすい(50代・女性)
・安価なので、傷んだらすぐに買い替えられる(40代・女性)
軽くて丈夫、変形しにくくて扱いやすい
軽さと丈夫さが特徴のアルミダイカスト製軽量フライパン。フライパンの内側に留め具などの突起がないので汚れがたまらず手入れが簡単。ストレスもたまりません。気になる重量533gは、同サイズの一般的な鉄フライパンの約半分ほどと、とにかく軽い!
重いフライパンがニガテな人にはイチオシです。コーティングにはダイヤモンド粒子が混ぜられているので耐久性が高いのも特徴。軽くてフッ素樹脂の長持ちするフライパンが欲しい人におすすめです。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・サイズのわりに軽い(20代・女性)
・軽くて焦げにくい。見た目もよい(40代・女性)
・軽量なので、疲れにくい(50代・女性)
深めの設計だから料理のバリエーションが広がる
魔法瓶、タンブラーで知られる「サーモス」の深めのフライパン。約6cmの深さがあるから、通常の焼き物以外に煮物や揚げ物、炊き込みなどの調理が可能です。また、あおったり、炒めたりしたときに食材が飛び出てしまうこともありません。
コーティングは硬質フィラーを配合したデュラブルコートなので、耐久性が高く、焦げつきにくいのが特徴。焼き餃子もパンケーキもするっとはがれるので手入れも簡単です。後片付けも苦になりません。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・手入れをきちんとすれば長く愛用できる。(50代・女性)
・軽い、洗いやすい、フライパンが理由での料理の失敗がない(40代・女性)
・熱がとおりやすくて、調理しやすい。長く使うことができる(30代・女性)
セラミックとフッ素樹脂加工のいいとこどり
熱まわりのよいセラミック技術に、焦げつきにくいフッ素樹脂技術を加えた、しっかり焼けて焦げつかないフライパン。セラミックの特徴である熱伝導のよさと遠赤外線効果で、弱火でじっくり焼いても食材のうま味や栄養分が流れ出にくく、おいしくヘルシーな料理ができあがります。
また、外面の鮮やかな赤い色は、メラミンスポンジを使った手入れができるので美しさが長持ち。ハンドルにはポリウレタン樹脂なので、握り心地も優しくソフトです。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・軽くて持ちやすい(40代・男性)
・洗いやすく焦げつかない。何年も持っているのに、焦げがなく、目玉焼き等するっと皿に盛り付けることができる。(50代・女性)
・色がかわいい(30代・女性)
ハンドルを短くすると、こんなにも軽く感じる!
同社同程度の製品より約20%軽くしたフライパン。570gの軽さに加えて、ハンドルを短くして重量バランスを工夫することで体感重量が軽減しました。ガス台の高さにもよりますが、短めハンドルは小柄な人にも取り回ししやすくて安心。
また、食材を入れる前の空の状態でも五徳の上で安定しますし、収納時にも邪魔にならないなどメリットがいっぱい。底面をアルミ鋼材で厚く、側面を薄く加工して熱効率をアップしているので時短調理が可能です。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・持ち手が短いから収納しやすく、サイズも豊富(50代・女性)
・軽くて安いこと。安いほうが気兼ねなく使えてよい(30代・女性)
・油が少なくても焦げつきにくい。洗うときも汚れが落ちやすい(40代・女性)
軽くて使いやすくて取っ手が取れて収納しやすい
アイリスオーヤマの取っ手の取れるシリーズ。ダイヤモンドコーティングを使用した、こびりつきにくくてこげにくい、丈夫で長持ちするフライパンです。側面を薄くして軽量化を実現しながら、厚めの底面で熱変形に耐えられる構造になっています。
取っ手が取れるから、オーブン料理に使ったり、テーブルにそのまま出して大皿料理のように使ったり、残った料理を冷蔵庫にそのまま入れることもできます。取っ手は別売りなので注意が必要です。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・コスパがよい。軽く、水切れがよい(20代・女性)
・いちばんは軽いこと。洗いやすいこと(30代・女性)
・価格と丈夫さのバランスがよい(40代・男性)
独自のアンカー構造でツルツル、すべすべが長持ち!
「ずっと使いたくなるフライパン」として口コミ評価の高いエバークックシリーズの、耐久性を高めたハイスペックバージョン。アルミの表面に独自のアンカー構造を施すとともに、ダイヤ粒子が入った2層のフッ素樹脂でコーティングし、200万回の耐摩耗性試験と200時間の耐食性試験をクリア。
重量も680gと軽めなのもうれしいところです。自信がみなぎる2年間保証なので、短いサイクルで使い捨てないフッ素樹脂加工フライパンならこれがおすすめです。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・焦げつきにくい。手入れがしやすい(40代・女性)
・価格の割には長もちする(40代・女性)
・大きさ重さがちょうどよい(50代・男性)
キズに強くて軽い特殊合金! 女性にも扱いやすい
高岡鋳物で有名な富山県高岡市で熟練の職人によって作られた、キズに強く耐久性にすぐれたフライパン。熱ムラがなく、かつ、ステンレスの3分の1の重さの特殊合金(アルミ-マグネシウム合金)で作られていますので、使い勝手も抜群です。
軽くて幅広い料理に対応できるフライパンで女性にも扱いやすいので、プレゼント用にもぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
【クチコミ(アンケート回答より)】
・重さがちょうどよく、とても使いやすい(50代・女性)
・軽くて疲れない(40代・女性)
・コゲないので、焼きやすく、壊れづらい(30代・女性)
■ランキングについて
※ランキングは、
Q.今まで使ったことのあるフライパンのなかで、一番使いやすいと思うフライパンを選んでください
という質問に対するアンケートへの回答をもとにしています。
※クチコミは、
Q.上で選んだフライパンのいいと思う点をなるべく具体的に教えてください
という質問に対するアンケートへの回答をもとにしています。
※全アンケート回答者501名に対し
Q.ふだんフライパンを使って料理をすることはありますか?下記の行動パターンで一番近いものをお選びください
と質問し、「ほぼ毎日」「週に2~3回ほど」「週1回ほど」と回答した405名を対象にしています。
なお、ランキングが同率同順の場合は、
「ほぼ毎日」と回答した人>「週に2~3回ほど」と回答した人>「週1回ほど」と回答した人
の順で票に重み付けを行い、比較して順位を決定しました。
※アンケート内ではフライパンのサイズは指定していないため、サイズ違いの商品に投票されている場合もあります。
▼専門家が厳選したおすすめ5選 セット商品、収納がしやすい、アウトドアでも活躍など
フードディレクター
ライフスタイルをもとに料理をイメージしてみよう
自分に合ったフライパンをみつけるというのは、実はかんたんなことではありません。
かっこいいフォルムに惹かれてお手入れが必要なフライパンを選んだけれど、サビつかせてしまってそのまま放置……なんていうこともよくあります。
もっとも大切なのは、「自分がどのように使いたいのか」をちゃんと知ること。それをしっかり見極めたうえで、機能性や素材、お手入れの仕方をチェックして購入することがポイントです。
どんな道具でも自分の用途に合っていれば、使い勝手もよく愛着も湧いてきますよ。


料理好きも大満足! 多機能型ならこれ
多機能満載なフライパンといえば、平野レミさんプロデュースの「レミパン」。ポイントは深さや大きさから「揚げる」「焼く」「煮る」「炒める」「蒸す」「炊く」などの機能が充実していることです。これひとつ持っていれば、さまざまな料理に対応してくれます。
お料理好きには大満足なフライパン。フタは中身が見え、置きやすかったりとお料理をする方目線の使い勝手のよさもとっても便利。こちらの商品は、レミパンプラスに重なるスチーマーがついています。
さまざまな調理に合わせ、ほかの道具をそろえる必要がなく、作りたいお料理に合わせて対応できるので今日何作ろう? の楽しみの幅も広がりそうです。収納スペースに余裕ができるのもうれしいポイント。



通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フライパンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフライパンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フライパンを長く使うコツ
「高いフライパンは一生モノだけど、安いフライパンは使い捨て」そんなふうに思っていませんか?
高いフライパンを買っても、使い方やお手入れの仕方を間違えれば使えなくなってしまいますし、安いフライパンでも正しい使い方をすれば寿命を延ばすことができます。
ここでは、コーティング処理が施されたフライパンと、鉄のフライパンについて、少しでも長く快適に使い続けるためのコツをお教えします。
コーティングフライパンの場合
強火での調理は避けましょう。調理中はつい強火にしてしまいがちですが、コーティングされているフライパンには熱伝導のよいアルミニウムが使われていることが多く、その必要はありません。また、使用前に食材を入れない状態で温めたり、使用後に残った水滴を空だきで乾かしたりする人も多いと思いますが、これらもよくありません。
次に、金属製のヘラはコーティングに傷をつけてしまうので、木べらやシリコン製を使いましょう。「金属ヘラ使用可」となっていても使わないほうが寿命は長く保てます。このほか、フライパンに食材を入れたまま保存したり、使用後の洗浄時に急冷したり、研磨剤付きのスポンジや磨き粉で洗うのもやめましょう。
なお、収納時にそのまま重ねるのもコーティングを傷つける要因になるため、布やプチプチを間に挟むと寿命を延ばすことができます。
鉄製フライパンの場合
新品の鉄フライパンを使う前には以下の手順で「保護被膜の除去」と「油ならし」をしましょう。
【保護被膜の除去】
1 コンロを強火にし、外側・内側をまんべんなく空焼きします(10~15分程度)。
2 煙が出なくなったら皮膜が焼き切れた印です。
3 フライパンが冷めてから食器用洗剤で洗って皮膜を取り除きます。
※新品のフライパンは輸送中のサビや傷を防ぐために、保護被膜でおおわれています。使用前には焼き切ってから油ならしを行います。
【油ならし】
1 初めて使う前によく洗い、水気をしっかり拭き取ります。
2 フライパンにサラダ油をたっぷり入れ、全体に行き渡るように動かしながら弱火~中火にかけます。
3 フライパンから煙が出てきたら、油をオイルポットに戻します。
4 キッチンペーパーなどで、フライパンの内側に油をまんべんなく擦り込むように拭きます。
フライパンの鉄くささが気になるときは、根菜の皮やネギの青い部分、セロリの葉などを炒めると鉄くささが取れます。
【油返し】
新品からおろして1か月ほど、食材がこびりつかなくなるまでは調理前に「油返し」を行います。
1 中火でフライパンをよく熱し、サラダ油をたっぷり入れて全体に行き渡るように動かしながら、油をなじませます。
2 フライパンから煙が出てきたら、油をオイルポットに戻します。
この後、必要な量の脂を入れて、調理を始めます。
【使用後の洗い方】
1 洗剤を使わずにタワシやササラなどを使ってお湯で洗います。洗剤で洗うと、せっかくできた油膜がはがれてしまうからです。焦げつきはお湯に浸しておくと取れやすくなります。
2 洗ったら火にかけて水気を完全に飛ばし、冷ましてからしまいます。フライパンの内・外側をサラダ油を染み込ませたキッチンペーパーで拭いておくとサビ予防になります。
フライパンの気になるQ&A
フライパンの捨て方と素材別の寿命目安をQ&A形式でご紹介します。
フライパンの捨て方は?

最長辺が30㎝以内であれば不燃ゴミで捨てられる自治体が多いようです。ただ、30㎝を超えてしまうと粗大ゴミ扱いになったり、取っ手部分を長さに含む場合があるので、お住いの自治体HPで確認しておきましょう。
下記にいくつかの自治体の捨て方を記載しておきますので、参考にしてみてください。
札幌市:「不燃ゴミ」
千代田区:一辺が30㎝以内なら「不燃ゴミ」(超える場合は粗大ゴミ)
港区:「不燃ゴミ」
横浜市:取っ手を除く30㎝未満なら「小さな金属」(超える場合は粗大ゴミ)
大阪市:取っ手を除く30㎝未満なら金属製は「資源ゴミ」、ガラス・ホーロー製は「普通ゴミ」(超える場合は粗大ゴミ)
福岡市:「不燃ゴミ」(指定のゴミ袋に入れる)
捨て方には上記以外にも、「大型ホームセンターで下取り(買い替えの場合のみ)」、キレイな状態なら「フリマサイトやネットオークション」、「不用品回収業者」もあります。
フライパンの寿命はどのくらい?

素材によって異なりますが、以下を参考にしてみてください。
フッ素樹脂加工:2年
マーブルコート:1~3年(加工されている層が多いほど長持ちする)
ダイヤモンドコート:2~3年
セラミックコート:2年
鉄・ステンレス:10年以上
フライ返しなどのキッチンツールもチェック! 【関連記事】
作りたい料理にあわせてフライパンを選ぼう
フライパンの人気ランキングとおすすめ商品をご紹介しました。素材やサイズなど選ぶポイントはたくさんありますが、作りたい料理にあわせて選ぶことが重要です。
この記事を参考に、あなたのほしいフライパンを探してみてくださいね!
◆アンケート情報
調査時期:2020年7月10日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男性127名、女性374名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
※マイナビニュース会員とは、Tポイントが貯まるアンケートやキャンペーンの参加、メールマガジンの購読などができる「マイナビニュース」の会員サービスです。(https://news.mynavi.jp/lp/2018/present/present/register_campaign/)
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楽しい、嬉しい、美味しい、簡単をコンセプトに料理研究、レシピ開発、講師、スタイリング、コラム執筆などを行う。 基本はもちろん、時短で簡単をモットーに、料理が得意じゃなくてもお料理が楽しめるようなレシピが人気。「食からのコミュニケーション」を目指しブログ「簡単!節約!おしゃレシピ」、料理動画「SHIMA’s Simple Cooking TV/シンプルクッキング」を配信。 食に通じることには何でも好奇心旺盛。新商品や普段使いのアイテムなども日々研究中。