銅フライパンの魅力
銅フライパンは、熱伝導率が高いのが特徴です。料理や食材に素早く、均等に熱を加えることができます。
また、銅フライパンはさびにくいという特徴も持っているので、長く使うことができます。一般的な洗剤とスポンジを使ってさっと洗うことができるのも魅力的ですね。
銅のフライパンの種類・形状
銅フライパンは、どのような料理を作りたいかによって適した形状が異なります。形状ごとに向いている料理や特徴をまとめました。
炒めもの・パンケーキなどは「浅型」
主に炒め物やパンケーキなどに使われる銅フライパンは「浅型」となります。熱伝導がとてもよく均一に熱が伝わるのでムラなく炒め物ができるようになります。
一般的な形状でもあるので、メインのフライパンとして活用したいのであれば、浅型がおすすめです。
スープなどを作りたい方は「深型」
煮込むような料理やスープを作りたい場合は「深型」がおすすめです。深めの銅フライパンであれば、煮込む必要のある料理も比較的短時間で火が通ります。
とくに、硬めで分厚い野菜を使った料理は火がとおるまでに時間がかかるため、深い形をした銅フライパンが活躍してくれるでしょう。
お菓子作りなどには「小型」
お菓子や朝食などちょっとした料理を作りたいのであれば、「小型」の銅フライパンが適しています。ソース作りなどでも取り回しがよく使いやすいでしょう。
コンパクトなものなら、できあがった料理をそのまま食卓に出すこともできます。お皿を使わない分、洗い物が少なくてすむのは忙しい朝にはうれしいです。
きれいな卵焼きを作りたいなら「卵焼き専用」
焼き加減が均一で、きれいな卵料理を作りたいのであれば「卵焼き専用」の角型銅フライパンを使いましょう。火加減が難しい卵焼きも、熱を伝えやすい銅フライパンなら作りやすいですよ。
銅製の卵焼きフライパンはプロの料理人も愛用している方が多く、本格派の方にもおすすめです。
銅フライパンの選び方
それでは、銅のフライパンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】取り回しのよさ・重さ
【2】サイズ(直径)
【3】取っ手の素材・仕様
【4】家庭のコンロに対応しているか
【5】錫メッキ加工がされているか
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】取り回しのよさ・重さをチェック
銅フライパンは鉄製に近い重量があるため、女性が扱うには少々重めです。自分が扱いやすい重さのものを選びましょう。
あまりに重たいフライパンだと、手入れも調理も困難です。扱いづらいと結局使わなくなってしまうこともあるので、注意しましょう。
【2】サイズ(直径)をチェック
一人暮らし・夫婦・家族の人数によって適切なサイズが異なります。サイズは重さにもかかわってくるため、一度にどのくらいの量を作るのか考えて、銅フライパンを選びましょう。
▼26cm以上|家族の人数が多いなら
家族の人数が多いご家庭ならば、26cm以上の大きめな銅フライパンを選びましょう。食べ盛りのお子さんが多いご家庭では、28cmほどのフライパンがおすすめです。
▼20~24cm|家族の人数が少ないなら
1人から2人のご家庭では、20cmから24cm程度の大きさで十分です。ただし、作り置きをしたり一度に多く量を作っておきたい方は、大きめのものを選んでも問題はありません。
【3】取っ手の素材・仕様をチェック
銅フライパンを選ぶ際は、取っ手部分の素材にも着目してください。使い勝手がかなり異なるので、好みに合わせて選ぶ必要があります。
▼サビにくく丈夫な「銅製」
銅フライパンは、取っ手部分まで銅でできているものが多くあります。銅の取っ手はさびに強く、丈夫にできています。お手入れのしやすさもポイントです。
しかし、調理中は本体と同様に熱が伝わりやすく、熱くなってしまうことがあるため扱いには注意が必要です。火加減や触る場所によってはやけどの危険があるので、鍋掴みなどを使いましょう。
▼火傷が心配な方は「木製・樹脂製」
鍋掴みを使うのが面倒だったり、やけどを心配する方は取っ手部分が木製、または樹脂性で作られたものがおすすめです。ただし、銅に比べると頑丈さで劣る傾向があります。
▼くっつきにくい「フッ素樹脂加工」
密かに注目を集めているのがフッ素樹脂加工(テフロン加工)が施されたものです。銅フライパンの内側にフッ素樹脂加工がされていることによって、くっつきにくく油分を減らしてくれます。本格的な銅フライパンの扱いになれていない方はフッ素樹脂加工されたものがおすすめです。
ただし、しばらく使っているとフッ素樹脂が剥がれてくるので、買い替え時期も気にしながら使用する必要があります。
【4】家庭のコンロに対応しているかチェック
銅フライパンを選ぶ際には、既存のコンロに対応しているのかどうかも忘れないようにしてください。IHのコンロで使いたい場合は、IHに対応している銅フライパンでなければなりません。
銅フライパンは電気抵抗が大きく、対応していないフライパンを選んでしまうと使えない可能性があります。
【5】油馴染みがよくなる錫メッキ加工がされているかチェック
錫メッキ加工がされているものの場合、油馴染みがいいという特徴があります。よりサビに強くなり、お手入れの手間が少なくてすみますよ。
錫メッキがはがれてしまってもリペアを行っているメーカーもあり、安心して長く使うことができます。
エキスパートのアドバイス
いつかは使ってみたい銅フライパン。どんな料理を作るかによって選ぶ形が変わってきます。素材や加工もさまざまなので、手入れの方法など普段の使い方に合ったものを選ぶのがおすすめです。
ただし、コンロのタイプによっては使えないこともあるので、ご家庭のコンロに対応しているものを選ぶようにしましょう。さらに、銅は鉄と同程度の重さがあるため、フライパンの重さも頭に入れておくとよいでしょう。
銅のフライパンおすすめ9選
数ある銅フライパンのなかからおすすめ商品を厳選しました。それぞれの特徴や魅力的なポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
やけどの心配がない木製取っ手の深型フライパン
プロも愛用している深型の銅フライパンです。やけどの心配がない木製の取っ手なので、安全に使うことができます。鍋つかみも不要で通常のフライパンと同じように扱えるため、はじめて銅フライパンに挑戦する人にもおすすめです。
20cmと小ぶりで、一人暮らしやお弁当作りに向いているサイズです。狭いキッチンスペースでも邪魔になりません。
大きめもある豊富なサイズバリエーション
銅とステンレスの組み合わせでできている浅型の銅フライパン。外側に銅、内部はステンレススチールが使われており、銅の熱伝導率のよさとステンレスの扱いやすさといういいとこどりの商品です。
サイズ展開が豊富で、焼き面を約22、26、30cmから選ぶことができます。家族が多くてサイズが大きいものを探している方におすすめです。
錫メッキ加工がされた木製取っ手の浅型フライパン
パンケーキやオムレツなどをおいしく作れる銅フライパン。弱火でも十分に熱を全体に伝えてくれるので、焼きムラを感じさせない仕上がりになります。直径16cmと小さめなので、お菓子やソース作りにもおすすめです。
内部には錫メッキが施されており、さびにくくなっていて衛生的。木製の取っ手になっているので安全性も高い商品です。
魚も丸ごと1匹焼ける小判型の浅型フライパン
魚もまるごと一匹焼くことができる、小判型の浅型フライパンです。真鍮製のハンドルがアクセントになっている、おしゃれなデザインが特徴的。
小さめのサイズなので調理後そのまま食卓に置くこともでき、食卓をおしゃれに彩ってくれます。料理の写真をよくとる方や、写真映えする食卓を作りたい方におすすめです。
親子丼向けフライパン! 木製の取手で安全に使える
丼ものを作りやすい形状のフライパンです。関西型とも呼ばれる斜め向きに付けられた柄が特徴的。どんぶりに具を移しやすく、親子丼などを作りたい方におすすめです。また、柄は木製なので安全に使うことができます。
料理好きの方は通常のフライパンとあわせて持っておけば、料理の幅が広がりより楽しめるようになるでしょう。
重心がとりやすいロングハンドル
サイズが小さく用途が限られるため、上級者向けの銅フライパン。重心が取りやすい長いハンドルと小型のフライパンで、取り回しがいい商品です。
熱伝導率がいいのでバターなども素早くとかすことが可能で、ソースや少量のカラメル作りにおすすめです。金属臭やサビの発生を防ぐため、内側には錫メッキがほどこされています。
職人が作る本格卵焼きフライパン
職人が作り上げた卵焼き専用のフライパンで、料理のプロの方にも愛用される商品です。熱伝導がとてもよく、均一に熱が伝わってくれるのでムラなくふっくらと卵焼きが仕上がるでしょう。
また、厚みがあるのでその分熱を保ってくれる性質があります。余熱で調理することも可能で、こまかな熱のコントロールもしやすいでしょう。
IH対応の銅製卵焼きフライパン
外側にステンレス、内側に銅を使うことでIHに対応した玉子焼きフライパン。耐久性にすぐれたステンレスにより、3,000ワットのIHヒーターやガス火、電気ヒーターなどさまざまなコンロに対応しています。直火以外で調理をしたい方におすすめの銅フライパンです。
角型なので、卵焼きもふっくらキレイに作れます。
初心者も安心の焦げつきにくいフッ素加工
職人の手によって、伝統技術と最新技術を駆使して作られた銅フライパンです。焦げつきにくいフッ素樹脂加工がほどこされているため、はじめて銅フライパンを使う方でも使いやすい仕様になっています。
また、木製の取っ手なのでやけどの心配もありません。機能性と扱いやすさを両立させた、これから料理をはじめる方にもおすすめの商品です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フライパンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのフライパンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
銅フライパンを長持ちさせるお手入れ法
銅フライパンは使い方のコツやお手入れ方法をマスターすれば、とても使いやすいフライパンです。お手入れの仕方を紹介していきます!
【お手入れ方法】
【ポイント1】使用後は早めに水洗いをして汚れを落とします。このとき洗剤は使わずに、やわらかいスポンジで洗うのがポイント!
【ポイント2】汚れが落ちたら、火にかけて水分を飛ばしましょう。
【ポイント3】油をしみ込ませたキッチンペーパーなどでフライパンをふいて、油をなじませておきます。
愛着のある調理器具は、きちんとお手入れをして長く使いたいもの。少し手間はかかるかもしれませんが、ぜひお手入れもしてくださいね。
くっつかずにキレイな卵焼きを作るには
銅製の卵焼きフライパンは、熱がすばやく均一に伝わるので焼きムラもできにくく、ふんわりふっくら仕上がるのがポイント。ただし、そのほかの素材のフライパンに比べると「くっつきやすい…」という点を心配する方も多いのではないでしょうか。フッ素樹脂加工がほどこされている銅フライパンは、初心者でもくっつきにくく扱いやすいですが、それ以外にもキレイに卵焼きを作るコツがあるので紹介していきます♪
【くっつきにくくするポイント】
●使い始めは野菜炒めを作ろう
くっつかずに作るためには、最初が肝心。とにかく油をフライパンになじませることが大事ですが、油を塗って置いておくだけでは不十分な場合も。手っ取り早いおすすめの方法は、卵焼きを作る前にたっぷりの油で野菜炒めを作ること!ぜひ試してみてください。
●なるべく高温で焼く
低温で焼いてしまうとはがしにくくなります。卵液を流したときに、ジュワッと音が鳴るくらいまで高温にしてから焼きましょう!
●巻くごとに油を引く
少し面倒ではありますが、卵を一巻きするごとに油を引くことも大切です。キッチンペーパーでうすく引いてあげましょう。
他のフライパンもチェック
フライパンにこだわれば、料理がもっと楽しくなる
銅のフライパンのタイプごとの特徴や選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?
銅フライパンを選ぶときは、用途に合わせてサイズや形状を選びましょう。また、自分が扱いやすい重さかどうかも確認してください。ご自身の生活スタイルや、作りたい料理に合わせて銅フライパンを選びましょう。自分に合った銅フライパンで、より快適に、上質な料理を楽しんでみてください。
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