グリルパンとは? パンも焼けると人気!
グリルパンとは、フライパン部分が凸凹と波型になっているフライパンです。コンロで直火焼きできたり、オーブン調理も可能なので、レシピの幅が広がります。ひとつあると本当に便利な調理器具です。
購入前には、すぐに取り出せる場所に収納できる大きさか? 持ち運びしやすい重さか? など、サイズや形状をチェックしましょう。また、よく使う食材(肉・魚・野菜など)や調理方法に合ったグリルパンを購入すると、毎日使える調理道具のひとつになります。
購入したけれどほとんど使わない……ということがないように、自分のスタイルに合ったグリルパンを選びたいですね。
▼グリルパンの選び方をじっくり読みたい方はこちらから!
グリルパンのおすすめ19選 蓋付きやIH対応など!人気商品を紹介
それでは、人気のグリルパンをご紹介します。素材やサイズ、形状などに着目して自分の使いやすいグリルパンを探してみてください。

北欧デザインで食卓をおしゃれに演出
食卓をかわいく、おいしく演出するグリルパンといえば、「Hygge(ヒュッゲ) style グリルパン」。北欧のぬくもりを感じる陶器のグリルパンで、色はブラック・グレージュ・レッドの3色から選べます。食卓シーンや雰囲気に合わせて選べば、おしゃれに食事が楽しめますね。
注目してほしいのは、ふたの裏についているつぶつぶ! 素材から出た水分が湯気となってふたのつぶつぶに集められ、グリルパン内にまんべんなくいきわたります。おいしさを逃がさずに調理することができるので、素材の味を活かしたお料理で活躍しそうです。火を止め、余熱調理も可能。
グラタンなど、キッチンからそのまま食卓に運んで熱々をいただきたい! というお料理におすすめです。

南部鉄器でおいしく焼きあがるグリルパン
日本の伝統工芸品である南部鉄器で作られているため、熱を蓄える力が抜群。食材に均一に熱を伝えるので、ムラなくおいしい料理ができあがります。中身がジューシーに仕上がり、ダッチオーブンと同様の効果が期待できますよ。
また、ふたをして魚焼きグリルでも使用可能なので、においが気になる焼き魚の調理にもおすすめできます。グリルを汚さずに調理できるので、洗うのはこれひとつだけという手軽さも魅力。グリル、IH、薪(まき)と、さまざまな場面で活躍してくれるでしょう。
南部鉄器で調理すると、表面から良質な鉄分(二価鉄・にかてつ)が流出するため、健康維持にもうれしいグリルパンです。


肉や魚の余分な脂が落ちる深い溝が特徴
肉や魚などをグリルするときにおすすめ、Vita Craft(ビタクラフト)社のグリルパンです。底の溝(みぞ)が深いことに加え、四つ角には水を入れるポケット付き。肉や魚の余分な脂は、外側へと流れやすい設計になっています。
水を入れると蒸し焼き状態とすることができ、なかまでしっかりと火を通せます。鶏肉や豚肉などの調理でも安心ですね。内部を高温にして蒸して焼くので、外側はパリッと、中身はぱさつきずに仕上がります。食感のちがいをいかしたお料理を楽しめますよ。
密閉性の高いステンレス製のふたは気密性が高く、素材から出る水分を逃さず、うまみをしっかり閉じ込めてくれます。肉汁や香りをキープする調理で、おいしさがアップするでしょう。もちろん、肉や魚以外の素材もおいしく調理してくれます。
さまざまな料理への応用がきくので、あると便利なグリルパンです。
スリットカバー絶妙な火加減!焼き過ぎ・汚れも抑制
「アサヒ軽金属」は、独自の技術で健康食調理機能を備えた調理器を開発し、革新的な調理法を提案しているメーカーです。『グリルパン スペースパンワイド』は、ガスコンロ、IH、トースターオーブン、オーブン、魚焼きグリル(ガス・IH)の熱源に対応しています。特に魚焼きグリルでは、超高温になるグリル内を利用し、油で揚げなくてもジューシーでカラッとした唐揚げや、オーブン風の料理に活躍します。
さらに新開発の’スリットカバー’を使うと、煮物からパエリアのような炊き込みまで美味しくできます。また絶妙な焼き加減を実現しました。本体やスリットカバーの持ち運びに便利なクイックハンドルが付属しています。

状態を確認しながら調理できるガラスの蓋つき
素材の調理具合がわかるガラスのふた付きのグリルパン。スタイリッシュなデザインが目をひきます。
こちらの、ストウブ「スチーム&グリル」は、蒸し物とグリルの両方の調理が目的であれば、ぜひ手元に置いておきたい調理器具です。スチーム調理はうまみ・栄養素が逃げにくく、素材本来のおいしさを味わうことができるので、とくに野菜料理におすすめ。
また、焼き目をつけるような調理も可能です。ストウブの持ち味である特殊加工で焦げつきを防止しているので、手間なく片づけができます。
耐久性にすぐれており、食材の酸に強く、長時間の使用でもにおい移りがしないので、毎日使ってもくたびれません。重宝すること間違いなしな、おすすめグリルパンです。
おすすめ商品の比較一覧表
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Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのグリルパンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
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グリルパンの選び方
グリルパンの選び方のポイントは下記の5つ。
【1】素材で選ぶ
【2】用途に合わせて形を選ぶ
【3】魚焼きグリルを使うならサイズもチェック
【4】熱源をチェックする
【5】蓋付きだと調理レシピが増えて便利
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うグリルパンを選ぶことができます。調理する食材や作りたい料理に合ったものを選ぶためにも、ぜひ参考にしてみてください。
素材で選ぶ
グリルパンは「鉄製」「鋳鉄製」「陶器製」「テフロン素材」の4つが主流です。使いやすいグリルパンを選べるように、それぞれの素材の特性を紹介します。
熱伝導率が高い『鉄製』
グリルパンで焼き料理をおいしく仕上げたいなら、熱伝導率の高い「鉄製」を選びましょう。短時間の過熱で食材のなかまでしっかりと火がとおるため、表面はカリッと香ばしく、なかはふっくらと焼き上がります。
厚みのあるグリルパンなら、保温性にもすぐれているため、調理後もあたたかい状態をたもってくれます。スキレットなど小さいサイズを選べば食卓で器としても活躍します。お手入れは鉄製のフライパンと同じように、調理後の熱いうちにたわしで磨いて水気を取り、表面に油を薄く塗って保管しましょう。
遠赤外線効果のある『鋳鉄製』
鉄と炭素の合金である「鋳鉄製」は
鉄製よりも強度が高く、炭素から発せられる遠赤外線が食材のなかまでしっかりと加熱してくれます。蓄熱性にすぐれているため、しっかり加熱すれば余熱だけで調理できるのがポイントです。表面を香ばしく仕上げたいステーキやハンバーグ、焼き魚などの調理にぴったり。
鉄製よりも板厚や重量がある商品もあるため、サイズはよく確認しましょう。毎日使い続けることで油がなじんで、使い勝手がよくなります。お手入れ次第で長く使える素材のため、道具を育てる楽しみを味わいたい方にぴったりです。
電子レンジもOK『陶器製』
「陶器製」のグリルパンは金属製よりも遠赤外線の放出量が多いため、食材がまんべんなく加熱できるメリットがあります。こげつきも少なく、食材の水分で蒸し焼きのような調理が可能です。オーブンやグリルはもちろん、電子レンジ調理にも対応しています。
また、デザイン性にすぐれたおしゃれな商品も多く、盛りつけなくてもそのまま食卓において使えるのもポイントです。陶器製は扱い方によって欠けたり、割れたりしてしまうことがあります。お手入れの際は注意してください。
焦げ付かない、お手入れしやすい『テフロン加工のステンレス製』
「テフロン加工」が施してあるグリルパンは、260℃までの高温に耐えられるフッ素樹脂がコーティングされており、食材がこびりつきにくく、調理後のお手入れも簡単です。
お手入れの際はコーティングをキズつけないように、中性洗剤を使用してやさしく洗いましょう。長く使い続けることでコーティングがはがれてしまいます。食材がこびりつくようになったら買い替えを検討してください。
用途に合わせて形を選ぶ
グリルパンは「角型プレート」「スキレット型」「平型・丸型プレート」の3種類が主流です。それぞれの特性を解説します。
『角型プレート』は肉や魚を焼くときに便利
肉や魚を焼くときにフライパンを使っている人は、グリルプレートを使ってオーブン調理をしてみることをおすすめします。肉や魚をグリルプレートにのせて、魚焼きグリルで焼くと本格的な美味しさを味わえます。魚焼きグリルを汚すことなく焼けることも嬉しいですね。取っ手がないタイプなので、そのまま食卓に出せばおしゃれに映えます。
取っ手付きや『スキレット型』は使い勝手◎
取っ手付きのグリルパンはフライパンのように使えるので便利です。プレートの隙間に余分な油が落ち、適度な焼き加減になります。またキャンプなどのアウトドアでも使えるのでおすすめです。
大きめの『平型・丸型プレート』は焼肉やバーベキューに
大型サイズは家族が集ってパーティーするときに重宝します。また、大人数のアウトドアなどでも一気に食材が焼けるので手間もかかりません。ホットプレートよりも本格的に焼けるので美味しさも格別です。
魚焼きグリルを使うならサイズもチェック
グリルパンをおもに魚焼きグリルで使用するなら、庫内に入るサイズであるか幅や高さなどをチェックしましょう。蓋を閉めて調理する場合、蓋を含めた高さまでチェックすることが大切です。
ビルトインコンロについているグリルは横幅が21~23mの通常タイプと、25~26mのワイドサイズがあります。引き出したときの奥行も変わってくるため、事前にチェックしておきましょう。
熱源をチェックする
グリルパンの使用法はコンロで使う以外に、魚焼きグリルのなかやオーブンで使用したり、外でのバーベキューや食卓に出して使ったりと、さまざまな方法があります。
そのため、毎日の調理で一番使う用途が多い場面を考え、その調理場面に適したグリルパンを購入しましょう。料理の温めなおしが多い場合は電子レンジ対応かどうか、キッチンがガスでない場合はIH対応かどうかも考慮しましょう。
蓋付きだと調理レシピが増えて便利
蓋(ふた)や架台(かだい)、取っ手など、付属品の有無もチェックします。蓋がついていると蒸し焼き料理ができ、油の飛び散り防止にもなって便利です。調理終了直後のグリルパンはたいへん熱いので、専用の架台や取っ手があると重宝します。
グリルパンの使い方
「鉄製」や「鋳鉄製」のグリルパンをはじめて使うときは洗って水気を飛ばしたあと、油を塗って数分間中火で加熱するシーズニングをおこないます。使用後は素材を問わず、お湯で洗います。中性洗剤を使えるのは「テフロン素材」と「陶器製」のみです。金属たわしは素材をキズつけてしまうため、使用してはいけません。
どの素材においても保管時は水分が残らないようにしっかり乾燥させてください。とくに「鉄製」「鋳鉄製」はサビが発生する原因になります。長く使うためにも素材ごとの使い方を覚えておきましょう。
グリルパンを使ったレシピ
焼き料理にぴったりのグリルパン。いつもの料理がグッとおいしく仕上がります。ぜひ作ってほしいグリルパンを使ったレシピを紹介します。
チキンステーキ
皮目がカリッと香ばしいチキンステーキを作ってみましょう。鶏もも肉に切れ目を入れて塩コショウをまぶして少しおいたら、表面に小麦粉をまぶします。
油をひいたグリルパンをしっかり熱したら、皮面を下側にして弱火で焼きましょう。見える範囲が白っぽくなったら、ひっくり返して裏面も焼きます。
熱伝導率と蓄熱性にすぐれたグリルパンなら、余熱でなかまでしっかりと火がとおるため、短い加熱時間でジューシーなチキンステーキを作れます。ぜひ試してみてください。
グラタン
グリルパンがあれば魚焼きグリルでグラタンを作れます。マカロニは、サラダで使うときよりもかために茹でましょう。
鶏肉と玉ねぎをグリルパンで炒めたら、ホワイトソースとマカロニを入れて軽く混ぜます。表面にチーズをたっぷりのせて、パン粉をまぶしたらそのまま魚焼きグリルで焼きましょう。
表面に焦げ目がついたらできあがりです。お好みの具材で作ってみてください。
ハンバーグ
グリルパンは食材を焦がさず香ばしい焼き目をつけられるため、ふっくらと仕上げたいハンバーグの調理にぴったりです。
合いびき肉に飴色玉ねぎ・卵・パン粉・牛乳をいれて、塩コショウをまぶしてしっかりと捏ねたら、形を整えてグリルパンで焼きます。
焼き色がついたら90度回転させてください。こうすることでレストランに出てくるような網目模様が作れます。ひっくり返したら蓋をしめて余熱のみで仕上げましょう。肉汁たっぷりのジューシーなハンバーグをぜひご家庭でも作ってみてください。
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グリルパンで本格的な料理を楽しんで
グリルパンは熱伝導率や保温性にすぐれており、余熱調理で食材のうま味を逃さず仕上げることが可能です。そのため、「本格的な料理を楽しみたい」という方にぴったりなアイテムです。「鉄製」「鋳鉄製」「陶器製」「テフロン素材」があり、それぞれ見た目や使い勝手が異なります。
ご紹介したグリルパンの選び方を参考にしていただければ、自分にとって使いやすいグリルパンが探すことができるでしょう。まずは使ってみたいという方はご紹介したおすすめ商品から、お好みのグリルパンを選んでみてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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ココロとカラダが元気になる食と生活のサロンを運営。 毎日作って毎日食べられるお料理、素材の味を大切にしたお料理、子どもと楽しめるお料理など、無理なく続けられるヘルシーでシンプルな食生活を提案している。 サロンにての料理教室の他、レシピ提案、開発、執筆、食・料理講習会講師など食に関わる仕事全体に携わっている。 また、生活を豊かにする生活雑貨・日用品など食と生活に関わる事項において幅広く活動している。