チャイルドシートの義務年齢はいつまで? 何歳から何歳まで必要なの?
チャイルドシートは、生まれてすぐの0歳の赤ちゃんから6歳未満の子どもを車に乗せるときに必ず必要です。これは、赤ちゃんや子どもの安全を守るために、道路交通法により設置が義務付けられており、たとえ、普段チャイルドシートを取り付けていない祖父母の車や友人知人の車、レンタカーやカーシェアの場合でも必要です。
また、原則として、生まれたばかりの新生児の赤ちゃんにも使用は義務化されています。そのため、出産後、病院を退院するときに乗せる際も、車に取り付けておかなければいけません。後回しにせず、予定日を確認しながら早めに準備してくださいね。
後ろ向きから前向きに切り替えるタイミングはいつ?
新生児はまだ首が座っていないことや、安全性の観点から後向きの装着が適しています。
いつから前向きにするべきかは子供の成長・使用するチャイルドシートが適合している安全基準にもよりますが、1才~1才半頃から前向きでチャイルドシートを使えるようになります。
チャイルドシートの種類 対象年齢別に3種類!
チャイルドシートは新生児から使える乳児用の『ベビーシート』、幼児用の『チャイルドシート』、学童用の『ジュニアシート』の3種類に分けられます。まずはそれぞれの特徴を理解しましょう。
ただし、年齢によって3種類を買い替えなければいけないわけではなく、「乳幼児兼用」や「新生児から12歳頃まで使えるロングユースタイプ」などもあります。兼用タイプについても後ほど説明しますね。
ベビーシート|乳児用(0歳~1歳まで使える)
べビーシートは、首のすわっていない新生児から1歳頃まで使えるタイプの乳児専用チャイルドシート。欧州メーカー製のものが主流で、ベビーカーとドッキングしたり、ベビーキャリーとして使ったりと多用途に使える商品が多いのも特徴です。
価格帯は安価なもので1万円ほど。高価なもので3万円ほどです。
チャイルドシート|幼児用(1歳~4歳まで使える)
幼児向けのチャイルドシートは「コンビ」など日本メーカーから多数販売されており、多くは0~4歳まで使える「乳幼児兼用タイプ」です。子供の成長に合わせてシートやヘッドレストを調整することで、シートの仕様を変えて長く使用できるのが特徴。
単価は2万円台~。高機能なものになると5~7万円ほどする場合もあります。
ジュニアシート|学童用(4歳以降から使える)
ジュニアシートは、4歳以降の幼児から12歳頃の小学生までを対象としたチャイルドシート。商品により対象年齢が異なります。
「背もたれ付きタイプ」と、座面のみの「ブースターシートタイプ」があります。ブースターシートは安全面から、身長120cmを超えてからサブの車などで使用するのがいいでしょう。
背もたれ付きは1万円ほど、ブースターシートは5,000円ほどで購入できる場合があります。
兼用タイプ|長期間使えて近年人気が高い!

出典:マイナビおすすめナビ
近年販売されているチャイルドシートは長期間使用できる「兼用タイプ」が多いです。たとえば、ベビーシート・チャイルドシート兼用(乳児・幼児兼用)、チャイルドシート・ジュニアシート兼用(幼児・学童兼用)、ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシート兼用(乳児・幼児・学童兼用)のロングユースタイプなどがあります。
子供の成長に合わせて買い替える必要のないロングユースタイプがお得に見えますが、価格が高価であったり、車のサイズに合わないといった場合もあるので注意も必要です。
チャイルドシートの選び方 赤ちゃん子供が安全&快適に使える!
ここからは、公認チャイルドシート指導員・加藤久美子さん監修のもとチャイルドシートの選び方を詳しく解説していきます。
座面への取り付け方法で選ぶ
車の座面への取り付け方法は2方式。ISOFIX(アイソフィックス)固定、シートベルト固定です。商品によってはその両方に対応したものがあります。
ISOFIX固定式|取り付けが簡単で安全性も高い
ISOFIXは、チャイルドシートと車の固定金具を連結して装着します。取り付けが簡単で、安全性も高い取り付け方法です。
ただし、車にISOFIXの金具がついていることが必須条件となります。2012年以降に発売された車には必ず付いていますが、念のため車の取扱説明書などで確認しましょう。このほか自動車メーカーのお客様相談室に問い合わせれば教えてもらえますよ。
シートベルト固定式|どんな車種にも設置できる
シートベルト固定式はISOFIX以前からある固定方法で、その名の通りシートベルトでチャイルドシートを固定します。どんな車種でも取り付けられるメリットがある一方、取り付け方が複雑で間違いも多いので、きちんと取扱説明書を確認する必要があります。
ISOFIX固定がおすすめですが、ISOFIX取付金具の装備がない車種なら、シートベルト固定を選びましょう。
「R129」「R44」など安全基準をチェック
まず着目すべきなのが、チャイルドシートの安全基準(eマーク)。現在日本国内で流通しているチャイルドシートは、「ECE R129(新安全基準)」もしくは「ECE R44/04(従来の安全基準)」に適合しています。
しかし、通販のみで流通している商品のなかには安全基準を満たさないものもあるので要注意。このようなチャイルドシートは安全性に不安があり、取り付けができないものもあるので、購入しないようにしましょう。
R129(新安全基準)
まず「R129」とは、ヨーロッパの国際経済委員会が制定したチャイルドシートの最新安全基準のこと。別名i-Size(アイサイズ)とも呼ばれます。
これまでの安全基準である「R44」と比べて、より安全対策が強化された規格となっており、今後の安全基準の主流になってきます。
「R129」では、生後15カ月未満、かつ身長75cm未満はチャイルドシートを後ろ向きで装着するなどの決まりがあります。座面への取り付けはISOFIX(シートベルトを使わない固定方法)です。
R44(従来の安全基準)
従来の安全基準である「R44」もヨーロッパの安全基準で、まだまだ市場に多くの商品が出回っています。
「R44」の場合は、チャイルドシートを後ろ向きで装着できるのは、生後12カ月頃(体重9kg)まで。また座面への取り付け方法は、ISOFIX固定か、シートベルト固定かの2パターンがあります。
シートの構造や素材で選ぶ
子供がチャイルドシートの上で安全・快適に過ごすためにはシートの構造やクッション性のチェックも欠かせません。衝撃吸収性に優れているか、子供の頭部をしっかり守れるかを確認しましょう。
また、あわせて素材も確認を。赤ちゃんは大人よりもずっと汗っかき。汗をかいてもムレにくいよう、メッシュ素材や吸水速乾性に優れた素材など、通気性に優れていることが大切です。このほか、シート自体に通気孔があって、熱がこもらないような工夫がされている商品もあります。
ハーネス(ベルト)の種類で選ぶ
チャイルドシートのハーネス(ベルト)には、「5点式」や「3点式」があります。
5点式は、両肩、両サイドのお腹周り、股下の安全ベルトの5点で拘束するので、3点式のベルトよりもしっかりと固定できるのが特徴。よく動き回る赤ちゃんやじっとしていられない子供でも抜けにくく、しっかり固定できます。
チャイルドシートの機能面をチェック
使い勝手のよさを求めるなら、チャイルドシートの機能面にも着目しましょう。
「回転機能付き」なら子供を乗せ降ろししやすい
回転式チャイルドシートは、その名の通りチャイルドシートの向きを変えられるのが特徴。扉に向ければ乗せ降ろしがしやすく、バックルや肩ベルトも正面に見えるので装着しやすいです。
ただし、10kg以上など本体の重量が比較的重くなるのがデメリット。サイズもやや大きめです。軽自動車やコンパクトカーに取り付けると、車内の空間が狭くなる可能性があるので注意しましょう。
「リクライニング付き」なら赤ちゃんも快適
チャイルドシートのなかには、リクライニング機能が充実した商品もあります。リクライニングで自由に角度調整ができると、赤ちゃんは無理のない姿勢で眠ることができるので快適です。
「ベッド型」ならおむつ替えもラクラク
ベッド型は、背もたれがフラットになりベッドのように使えるチャイルドシート。車を止めておむつ替えなどの赤ちゃんのお世話をする際に便利です。
「アップリカ」や「コンビ」などのメーカーから販売されており、「アップリカ」には、シートを横向きに設置してフルフラットに近いベッド型になる商品が、「コンビ」には進行方向に対して後ろ向きに設置したまま、限りなくベッドに近い角度にできる商品があります。
「サンシェード付き」なら紫外線や暑さ対策もばっちり
赤ちゃんや子供を乗せて車で移動する機会が多い方は、ドライブ中の日差しが気になりますよね。そんな方には、紫外線を遮断するサンシェード付きチャイルドシートがおすすめ。
もちろんサンシェードは後付けもできますが、取り付けの手間がかかります。車の使用頻度が高い場合は、はじめからサンシェードが付いている商品を選ぶと便利でしょう。
お手入れのしやすさにも着目
最後に、お手入れのしやすさも忘れず確認を。チャイルドシートは子供が長い期間使うものなので、清潔を保ちたいですよね。食べこぼしで汚れたり、汗が染み込んだりしやすいシート部分は、取り外して洗えるものがおすすめです。
もしできない場合は、チャイルドシート汗取りマットなどを活用し、シートが汚れないよう対策しましょう。
チャイルドシートの人気メーカーはどれ? 先輩ママ&パパに聞いた!
この記事では300名のママ・パパへアンケート調査を実施。使っているチャイルドシートのメーカーを教えてもらいました!

出典:マイナビおすすめナビ
国内大手メーカーの「コンビ」か「アップリカ」のチャイルドシートを使っていると回答した方が約半数という結果に! 大きな知名度と人気を誇っています。
Combi(コンビ)
国内の大手ベビー用品メーカーである「コンビ」。チャイルドシートやベビーカー、抱っこひもなどのお出かけグッズから、哺乳瓶やベビー食器など育児に欠かせないグッズまで、幅広く取り扱っています。
チャイルドシートには超・衝撃吸収素材「エッグショック」を搭載して赤ちゃんの安全をサポート。通気性や遮音・遮光など快適性の機能も充実しています。
〈車種別の適合を調べる〉
コンビチャイルドシート取付確認車種リスト(出典:コンビ公式HP/ご購入サポートページより)
Aprica(アップリカ)
「アップリカ」も国内大手のベビー用品メーカーで、チャイルドシートをはじめさまざまなグッズを販売しています。
新生児から使えるチャイルドシートが充実しており、平らなベッドのようになる「ベッド型」、自然な姿勢の「イス型」、キャリーとしても使える「トラベルシステム」などの種類があります。
〈車種別の適合を調べる〉
取り付け車種の確認(出典:アップリカ公式HP/取付可能車種確認ページより)
チャイルドシート【新生児から】おすすめ13選 人気のアップリカやjoieのチャイルドシートも!
ここからは、チャイルドシートのおすすめ人気商品を紹介! まずは新生児から使える「ベビーシート・チャイルドシート兼用タイプ」や「ベビーシート」をピックアップ。ベビーカーに取り付けられたり、ベビーキャリーになったりと多用途に使える商品もありますよ!
7歳まで使えるから1台で着用義務期間をカバー
こちらもロングユースタイプで、新生児から7歳まで乗せることができるチャイルドシートです。ヘッドレストを24段階に調整できるので、赤ちゃんの頭の位置や成長に合わせて使い続けられますよ。
コンビの超・衝撃吸収素材「エッグショック」や「サイドプロテクション」も搭載で、赤ちゃんの頭部もしっかり守ります。
西松屋でも購入可能!ママ人気の高いシート
生まれてすぐから体重9kgまではほぼ完全に平らなベッド型で使用可能。赤ちゃんのお世話もしやすくママ人気が高いチャイルドシートです。
ただし、ベッド型として使う際には横幅が75cmにもなるので、車に取り付けられるか注意が必要。同じ商品でシートベルト装着ができるタイプもありますよ。
【先輩ママの口コミ】
産院を退院するときから「必須のグッズだから早く買わなきゃ」と思いながらも、どれも高額なので軽い気持ちでは購入できず……。かなり迷った末にこちらを購入。いちばんの魅力は、コンパクトカーに設置しても、隣に親が座れるくらい余裕があることです。大型ワゴンを運転できない私にとっては、車内空間を有効に使えて助かっています。(Tさん/1歳女の子)
前後左右に守り、150°のリクライニング機能あり
アップリカ独自の安全装備で、前後左右に守り、150°リクライニングできる「平ら」なベッドで、月齢の浅い赤ちゃんの呼吸も守ってくれる構造になっています。
フラディア グロウでは、2018年いち早く新安全規則R129に適合しているため、万一の時の安全に備えた機能も充実。産院の退院時から安心して使える仕様になっています。
【先輩ママの口コミ】
チャイルドシート売り場で見たときに、いちばん重厚感があり「赤ちゃんを守ってくれそう!」と感じたのがこちらの商品でした。オールブラックのカラーリングもおしゃれで、購入を決めました。実際に使ってみると、機能性もばっちり。座席がくるっと回るため、子どもが小さなころも乗せやすかったです。また、新生児用のクッションがあるので、安心感もありました。価格は他の商品より高めでしたが、長く使えるし、2人目以降も活用できそう! これにしてよかったと思っています。(Sさん/0歳男の子)
取付けラクラクな多機能チャイルドシート
回転機能、5段階のリクライニング機能を搭載、さらに通気性と吸水速乾性の高いシートを採用した多機能チャイルドシートです。コンビのチャイルドシートの特徴でもある、超・衝撃吸収素材「エッグショック」も搭載。
また、シートとベース部分がセパレート構造になっており、座面の取り付けがしやすいのも本商品の魅力です! 取り付けはISOFIX固定です。
5段階リクライニングで安全性と正しい座り方を実現
スポーツシートブランド「RECARO」のチャイルドシートです。身長76cmまでは必ず後ろ向きで使います。レカロ独自のヘッドサポート一体型の肩パッドがベルトのねじれを抑制、肩から胸までのグリップパッドとあわせ赤ちゃんの体をしっかりホールドします。
乗せ降ろしがラクに! ワンタッチ回転機能が便利
車の乗せ降ろしをラクにしたいママパパにおすすめの、回転式チャイルドシートです。こちらは片手でワンタッチ、クルッと簡単に回転できるのが特徴。肩ベルトとヘッドレストも連動して動きます。
新安全基準「R129」に加え、さらにドア側からの衝撃に備えた本体シェル・ヘッドレスト・ガードサラウンドセーフティパネルも搭載。頭部への衝撃を抑えてくれます。

0歳から11歳まで長く使えるロングユース
ひとつのチャイルドシートを買い替えなしで長く使いたい! コスパで選びたい! というママやパパに人気のネビオのチャイルドシート。新生児から11歳頃まで使えるロングユースタイプです。
子供の成長に合わせてヘッドレストは8段階に調整可能。便利な回転機能やリクライニング機能も付いており、ママパパの乗せ降ろしや、赤ちゃんの乗り心地も快適です。
一台5役! ベビーカーへの乗せ換えも簡単
チャイルドシート、ベビーカー、キャリー、バウンサー、チェアと色々使える一台5役の多機能ベビーシートです。トラベルシステムを使って対応ベビーカーにドッキング可能なので、赤ちゃんを寝せたままチャイルドシートからベビーカーへの乗せ換えも簡単。
ベビーシート単体で取り付けるならシートベルトで固定、別売りの『I-Base(ISOFIX対応)』を使うとISOFIXでの固定ができます。

チャイルドシート【1歳頃から】おすすめ9選 エールベベ、サイベックスなど人気ブランドから厳選!
続いて、1歳頃から使えるチャイルドシートを紹介。学童期まで使えるロングユースタイプも人気です! 商品により対象年齢が異なるのでよくチェックしてくださいね。

チャイルドシート【3歳頃から】おすすめ2選 幼児から小学生まで使える!
最後に、3歳以上の子供にぴったりのジュニアシートを紹介します。
チャイルドシートのおすすめ商品比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする チャイルドシートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのチャイルドシートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
チャイルドシートのNG設置方法 助手席はNG? 前向き設置はいつから?
せっかくチャイルドシートを購入しても、正しい付け方をしなければ正しく機能しません。万が一の事故の際に安全性が損なわれてしまいます。
ここでは、チャイルドシートの機能を最大限に発揮するために覚えておきたい、取り付け時の注意点について解説していきます。正しく取り付け、子供を事故から守りましょう。
エアバッグのある助手席への設置はNG
親が運転するとき、子供の様子がよく見えるので助手席にチャイルドシートを設置する人もなかにはいます。ところが、エアバッグ搭載車の場合、事故が起きたとき、エアバッグの開く衝撃によって、助手席にいる子供が重大な怪我を負う危険性があります。
チャイルドシートは原則、後部座席に設置するようにしましょう。
「R129」なら生後15カ月×身長75cm未満の子供の前向き使用はNG
赤ちゃんが成長して首や腰がすわり、体つきもしっかりしてくるとチャイルドシートの後ろ向きを嫌がってしまうことがあります。けれども、安全基準の「R129」対応のチャイルドシートを前向きにするタイミングは、「生後15カ月」かつ、「身長75cm以上」と決まっています。
月齢と身長のどちらも条件にクリアしているか確認のうえ、前向き設置しましょう。
「R44」なら10kg未満の子供の前向き使用はNG
安全基準の「R44」対応のチャイルドシートを前向きにするタイミングは、月齢ではなく子どもの体重で判断しましょう。
ほとんどのチャイルドシートは9kgから前向き使用が可能になっていますが、できれば10kgになるまでは後ろ向きでの使用を推奨しています。また、9~10kgは1歳前後の標準体重ですが、1歳になっていても9kgに満たない場合は前向きの使用はできません。
ハーネスをユルく装着するのはNG
せっかく安全性の高いチャイルドシートを買ってしっかりと車に装着できていても、赤ちゃんの体を固定するハーネスがユルユルでは、万が一の衝突の際、赤ちゃんの体がハーネスから抜け出して車外に飛んでいってしまう危険性があります。
抜け出すことがないよう、ハーネスは指2本入る程度で締めましょう。
チャイルドシートをお得に買う方法は? レンタルも視野に!
高額なチャイルドシートを少しでも安く買う方法はあるのでしょうか? ここでは自治体が実施している補助金精度や、レンタル・貸し出しサポートについて紹介します。
チャイルドシートの「助成金」を活用しよう
子供が生まれて車に乗せるときには、チャイルドシートを設置して乗せることが義務づけられています。けれども、子どもにかかる費用は多くチャイルドシートの出費が悩ましいこともありますよね。
これを受けて、育て支援の一環としてチャイルドシートの購入後、費用の一部を助成する「チャイルドシート購入補助金」を設けている自治体があります。
対象となるチャイルドシートや子供の生まれた年度などに制限や条件がある場合も。お住まいの自治体でチャイルドシートの補助金制度がないか、購入前に確認するとよいでしょう。
「レンタル補助」や「貸し出し支援」も選択肢のひとつに
購入費用の助成以外にも、自治体が行なっているチャイルドシート支援制度があります。チャイルドシートのレンタルに対して割引価格で利用できる「レンタル補助」、無料でチャイルドシートの貸し出しが受けられる「貸し出し支援」です。
いずれも自治体によって支援の有無や条件は異なります。まずはお住まいの自治体にチャイルドシートの支援制度があるかどうかを確認してみましょう。
先輩ママ・パパから商品選びのアドバイス 先輩ママパパの口コミ&体験談!
これからチャイルドシートを購入する方に向け、先輩ママ・パパたちからアドバイスをもらいました! ぜひ商品選びの参考にしてくださいね。
1.安全面は必ずチェックを!
・子供の命がかかっているので、少し高くても安定感のあるいいものを買った方がいいと思います。(パパ 42歳)
・しっかり子供をホールドしてくれるタイプがいいと思います。低月齢から車に乗せる機会が多いなら、角度が出るタイプよりフルフラットになるタイプの方が苦しくなさそうで安心です(ママ 38歳)
・安全基準をクリアしていれば、軽くてコンパクトなものが便利です!(ママ 44歳)
2.回転式など機能面を重視するのがおすすめ!
・赤ちゃん用ベビーシートは回転式がすごくラク! あと、少し高くてもクッション性があり身体を包み込むタイプをおすすめします(ママ 40歳)
・ちょっと高くなりますが、回転式だったら一人で乗せるのもラクです(パパ 32歳)
3.シートの通気性や洗いやすさが大切!
・夏場はどうしても暑いし汗をかくので、通気性のいいものがいいです(ママ 32歳)
・すぐ汚れるので洗いやすいものがおすすめ(ママ 44歳)
4.ベルトの固定方法や取り付け方法も確認して!
・子供が嫌がった時にベルトの固定がともかく面倒です。なるべく簡単装着できるものがおすすめ(ママ 40歳)
・取り付けが簡単で、余分な機能が付いてないほうがややこしくなくていいと思います(パパ 39歳)
・乗せ降ろしがだんだん面倒になったりするので、着脱しやすいものがおすすめ(ママ 37歳)
5.できるだけ長く使えるとコスパが高い!
・赤ちゃんから児童まで長く使えるものがお得!(ママ 33歳)
・ベビー用だとすぐに使わなくなるので、もっと長く使えた方がコスパがいい(パパ 26歳)
・ジュニアシートは分離できるタイプを選ぶと、子供が大きくなるとイス側だけ使えるからいいと思います(パパ 41歳)
公認チャイルドシート指導員からのアドバイス
チャイルドシートは車のシートに載せて、車のシートベルトやISOFIXなどの金具を使ってチャイルドシートを固定します。そのため、チャイルドシートを選ぶ際にまず、そのチャイルドシートが自分の車に正しく装着できるか?(車種別適合といいます)を調べる必要があります。
ベビー用品店やカー用品店のチャイルドシート売り場にも車種別適合表は置いてありますが、各チャイルドシートメーカーの公式サイトで調べるのが確実です。
その際、チャイルドシートを装着する車の車名、メーカー名、製造された年式等が必要となります。車検証に記載されている型式番号がわかればベストです。
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子供が快適に過ごせるチャイルドシート選びを
チャイルドシートは決して安いものではありませんが、命を守る大事な安全装置なので、選ぶ際はしっかり検討しましょう。安全基準を満たし、車と子供の体に合ったものを選ぶのはマストです。
繰り返しになりますが、チャイルドシートは赤ちゃんの安全のためのもの。「免除規定があるからチャイルドシートに乗せなくていい」「少しくらいなら乗せなくてもいい」「軽微な違反」と考えるのではなく、チャイルドシートに乗せる意味を考えてきちんと使用できるような工夫をしましょう。
◆アンケート情報
調査時期:2020年6月29日-7月01日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男性150名/女性150名(※40代までの方で、お子さんがいらっしゃる方)
調査方法:インターネットログイン式アンケート
※この記事は、2018/10/25にマイナビニュースの「おすすめナビ!」コーナーに掲載した内容を、エキスパートへの取材を経て、リライト・再編集の上で再公開したものです。(元記事執筆・取材・編集・リライト:マイナビおすすめナビ編集部 中村亜紀子)
※マイナビニュース会員とは、Tポイントが貯まるアンケートやキャンペーンの参加、メールマガジンの購読などができる「マイナビニュース」の会員サービスです。(https://news.mynavi.jp/lp/2018/present/present/register_campaign/)
※記事中に掲載しているクチコミはアンケート調査時の回答データを使用しております。回答者個人の意見に基づくものになりますので、商品選びのご参考にされる場合には、ご注意ください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
下関市出身 大学在学中に車に目覚め、大学時代は神奈川県内のトヨタディーラーで納車引き取りのアルバイトを経験。大学卒業後、日刊自動車新聞社に編集記者として入社。 1989年FIA 公認のクロスカントリーラリー「オーストラリアン・サファリ」に出場。 1995年会社を辞めてフリーランスの道へ。 1999-2000日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。 2000年に第一子出産後、妊婦のシートベルト着用を推進する会を立ち上げ、チャイルドシートと共に胎児と赤ちゃんの命を守る啓発活動を展開している。 月刊誌『MONOQLO』(晋遊舎)、All About、citrus、オートックワン、乗りものニュース、くるまのニュース、JAFMATEなどに自動車生活関連(運転マナー、車の税金、維持費、メンテナンス、カスタム、海外車事情など)の記事を年間300本以上寄稿している。 また、(一財)日本交通安全教育普及協会公認チャイルドシート指導員としてチャイルドシートの正しい装着や子連れドライブの楽しみ方と危険回避に関する講演、啓発活動なども積極的に行っている。