回転式チャイルドシートは圧倒的に使いやすい! 先輩ママ100人に聞いた


マイナビおすすめナビで、7歳未満のお子さんがいるママ100人にチャイルドシートに関するアンケート調査を行いました。チャイルドシート選びで先輩ママたちはどんな点を重視して選んだのでしょうか?
チャイルドシートは車への適合や子供の体のサイズを確認して最適な商品を選ぶのが基本。それ以外の機能性や操作性、使いやすさといった点で、回転式のチャイルドシートかどうかが重視ポイント2位にランクイン!
先輩ママ達が重視するポイントを押さえることで、大きな失敗は回避できそう! 経験したからこそわかる重視ポイントについてママ達が詳しく解説してくれています。 早速チェックしてみましょう!
お世話が必要な乳児期は回転式がとにかく便利!
回転式のチャイルドシートがとても使いやすかったです。0歳の赤ちゃんを抱っこしながら乗り降りするときに、シートを回転して自分のほうに向けられるので楽でした。首すわりしていない時期は特におすすめです!(車のタイプ:ワゴンタイプ/7歳・4歳児ママ)
回転式チャイルドシートの選び方 適合車種、isofixやシートベルト固定などをチェック
公認チャイルドシート指導員の加藤久美子さんへの取材をもとに、回転式チャイルドシートを選ぶときのポイントをまとめました。赤ちゃんの安全にかかわるチャイルドシート選び。しっかりチェックしてくださいね。
サイズや適合車種から選ぶ
回転式チャイルドシートを選ぶ上では、各メーカーの車種適合をしっかりと確認してください。
横向きのベッド型になるタイプは、回転式のなかでも広いスペースが必要で横幅は最大80cm程度必要です。一般的な回転式であれば、そこまで横に大きなスペースは必要ありません。
ただし、高さは60cm前後必要で360度回転するタイプでは、同じ車の同じ後部座席でも、場所によって装着できる、できないが変わってくる場合があります。
購入前に車の後部座席スペースをしっかり測り、サイズに合った回転式チャイルドシートを選びましょう。
ミニバンなどには、コンパクトで軽量タイプを
多くの回転式チャイルドシートは、回転するための機構(きこう)を台座部分におさめるので高さがあり、大きくて重いのが特徴です。チャイルドシートの全高も60cmを超えるものが多くなるため、ミニバンや多目的スポーツ車(SUV)など車高が高い車の後部座席で使う場合、かなり高い位置に赤ちゃんを座らせることに。また、小柄なママには、赤ちゃんをチャイルドシートに座らせたり降ろしたりが少したいへんです。
そこで、車高が高い車に回転式チャイルドシートを取り付けるときは、できるだけ全高が低く、軽いものを選ぶようにしましょう。
取り付け方法は「シートベルト固定」か「ISOFIX」かチェック
チャイルドシートの固定方法には、シートベルト固定とISOFIXがあります。ISOFIX(アイソフィックス)とは、ISO(国際標準化機構)で定められたチャイルドシートの固定方法の規格。より安全に確実に固定できるのはISOFIXです。
これまでISOFIX対応チャイルドシートは、バリエーションが少なかったのですが、近年は日本製だけではなく、欧州製のなかにも回転式が登場しています。
ISOFIX対応の回転式チャイルドシートを選ぶときは、車種適合を確認して選んでください。ISOFIX+回転式のチャイルドシートの多くは値段が高いですが、着脱がかんたんで省スペースが可能です。メリットなどを考えて検討しましょう。
対象年齢・使用できる期間をチェック
チャイルドシートを選ぶ際は、商品が何歳から何歳くらいまで使えるかを必ず確認しましょう。体重や身長が対象の目安になっている商品もあります。回転式のチャイルドシートはだいたい4歳くらいまでが対象になります。そのあとはジュニアシートのチャイルドシートに買い替える必要が出てきます。
買い替えずに一つのチャイルドシートで長く使いたい、ロングユースタイプがほしいと考えているならば、回転式以外のチャイルドシートも比較検討してみましょう。
赤ちゃんの快適に過ごせる機能もチェック 過ごしやすさや衛生面も重要
チャイルド―シートが回転すればいいというだけでなく、赤ちゃんが長時間のドライブでも快適にすごせる作りになっている商品選びが大切です。
リクライニング機能
チャイルドシートによって、3段階や5段階など、リクライニング調節機能が少し異なります。また、前向きのときだけリクライニング調節できるチャイルドシートもあれば、後ろ向きで設置したときでも調節可能な商品も。
リクライニング機能が充実していると、赤ちゃんのご機嫌にあわせて変えてあげられます。そのほかの機能や重視するポイント、価格などとの兼ね合いで選択してみましょう。
サンシェードやメッシュ素材
赤ちゃんが快適に車内で過ごせるように、太陽の日差しから守ったり、背中のむれを防ぐ工夫なども備わっています。サンシェードや通気性のいいメッシュ構造、シートの素材などもチェックしてみましょう。
赤ちゃんのよだれや吐き戻し、少し大きくなるとお菓子のくずなどで、シートは汚れやすいものです。取り外せて丸洗いできるものがベターです。
安全基準を満たした「Eマーク」がついている商品を選ぶ
欧州の厳しい安全基準をクリアしている製品には「Eマーク」がついています。日本が欧州の基準を取り入れる前の基準を満たしている製品についているのが「自マーク」です。
「自マーク」でも安全基準は満たしてはいますが、Eマークよりは基準は緩めなので、できるだけEマークがついているチャイルドシートを選びましょう。
回転式チャイルドシートおすすめ13選 お世話しやすくメリットいっぱい!
上で紹介した回転式チャイルドシートの選び方のポイントをふまえて、公認チャイルドシート指導員の加藤久美子さんと編集部おすすめの商品を紹介します。
回転式チャイルドシートは10kg以上の重さがあるものが多いですが、11kg程度、15kgを超えるものなど重さも幅が広いです。サイズも大きいもの、小さめでコンパクトなものなど、種類がたくさんあります。使い方や操作性などもしっかりとチェックして、長く使えるような理想的な商品を探してみましょう。
赤ちゃんからお座り期までずっとらくらく!
首がすわる前の新生児から使える360度回転式チャイルドシートです。正面にあるレバーひとつで回転するので、乗せ降ろしもらくらく。360度回るのは1段階目のみです。ISOFIX式なので取り付けは難しくありません。
首がすわる前は、赤ちゃんが呼吸しやすいよう平らなベッドとして使えます。首がすわってからは後ろ向きにも前向きにも。子どもの好きな方を向かせてあげられます。メッシュ素材で暑い季節でも大丈夫。新生児から長く使えるのがうれしいポイントです。
蒸れない&日焼けしない!子どもの快適さを追求
特徴は大きなサンシェード。紫外線を遮断したり、冷房の風を直接当てないようにしたりすることが可能です。
お菓子やジュースをこぼすことも多いチャイルドシートは汚れがち。クルット4iはカバーとクッションを丸洗いできるので、衛生的に管理ができます。さらに、メッシュ素材と穴があいた背もたれで、たくさん汗をかく赤ちゃんの背中を蒸れさせません。回転させる際の音も静か。子どもの快適なドライブのために、おすすめの商品です。
取りつけ方法がISOFIXとシートベルトの2通り
日本で流通するほとんどの車に取りつけることが可能な2wayチャイルドシート。360度回転式は重い商品が多いですが、約10kgと軽量なのでつけたり外したりしやすく、扱いやすいのが特徴です。2台以上の車に乗せ替えて使うことを想定している人にぴったりですね。サンシェードは別売りですが、取りつけ可能です。
スマートエンジェル(SmartAngel)は、品揃え豊富な赤ちゃん・子ども用品店、西松屋のブランド。コスパが高いのも魅力です。
操作は指一本!コンパクトサイズで車内が広く使える
コンビの回転式チャイルドシートの中では最小サイズのクルムーブスマート。小さな車につけると車内が狭くなってしまいがちな回転式チャイルドシートも、クルムーブならスペースに余裕が生まれ、赤ちゃんのお世話もらくらく。コンパクトサイズを探している方におすすめです。
回転させるのは指一本でできるので抱っこしたまま操作が可能です。ヘッドレストは8段階の調節ができるので、子どもの成長に合わせて調節できます。
鮮やかな黄色が目をひくくまのプーさんモデル
西松屋限定、ディズニー・くまのプーさんモデルのチャイルドシートはかわいいものが好きな人におすすめ。プーさんの黄色と、プーさんが大好きはちみつのつぼをイメージさせる茶色が鮮やかです。茶色のサンシェードが強い日差しから子どもを守ります。
取りつけ方法はISOFIXとシートベルトのどちらにも対応しています。欧州の厳しい基準をクリアしている商品です。
長く使える!途中で買い替えたくない人におすすめ
対象年齢はなんと10歳ごろまで。アイリスプラザのチャイルド&ジュニアシートは長く使えて、リーズナブル。ヘッドレストが10段調節になっているので、子どもが大きくなっても買い替える必要はありません。
回転は後ろ向きに取り付けたときのみで、左右180度回転します。
赤ちゃんのころにはインナーパッドを体にフィットさせて、サポート。こだわりのふかふかのクッションで座り心地をよくしています。軽量設計で取りつけもらくにできるでしょう。

サポートレッグなしで、幅広い車種に対応!
新生児から4歳ごろまで使用できる、マキシコシの回転式チャイルドシート。欧州の新安全基準R129(i-Size)に適合しており、高い安全性と使いやすさを誇ります。
シートは360度回転し、リクライニングは前向き・後ろ向きともに各4段階の調整が可能です。なお、サポートレッグ(補助固定装置)を使わずに、トップテザーベルト(回転抑制装置)で固定するので、ワゴン車などスライドシートの車で使う場合におすすめです。
また、シート台座の高さが低重心設計で、コンパクトカーや軽自動車で使う場合にも無理な姿勢をとることなく、赤ちゃんのお世話がしやすいでしょう。

高機能・高コスパで使いやすい!
ISOFIX対応、360度回転チャイルドシートで、コスパの高さも魅力です。操作は軽い力で行なうことができ、クルっと回転できます。狭い車内でもスムーズに動いてくれるので、赤ちゃんを乗せて回転させながらのハーネス装着も可能です。
回転式は高さのある台座だと全体が高くなることが多いのですが、こちらの商品は座面高が低くて扱いやすく、室内高にゆとりのない車でも設置しやすいため、車内スペースを有効に使うことができます。
衝撃から赤ちゃんを守る高い安全性
高い安全基準のR-129をクリアしたチャイルドシートです。もしものときの衝撃を背中で吸収できるように設計されていて、首のすわらない新生児から使えます。
横からの衝撃を緩和するASP機能つき、安心インジケータ搭載で一目で安全確認が可能。日差しが眩しいときに便利なシェードつきで、おねむのときもぐっすり寝られそうですね。
360°回転するシートは左右どちらからでも乗せ降ろしができ、また回転レバーが両サイドにあるので、ママ、パパの負担を減らしてくれるでしょう。
cybex(サイベックス)『シローナ SX2 i-Size』
充実リクライニング! コンパクト設計がうれしい
4歳ごろまで後ろ向き装着が可能なチャイルドシート。安全基準R129に対応しているISOFIX専用モデルです。360°回転し、後向きから前向きに取り付け変更するときもチャイルドシート本体を車から取り外すことなく変更ができます。
シート本体はコンパクトに設計されていて、車高の高い車や、ドア開口部の狭いコンパクトカーを所有している人も設置がかんたんです。取り付けがきちんとできているかを確認できるインジケーターが搭載されているのもうれしいポイント。
リクライニング機能は、後ろ向き5段階、前向き3段階です。
高い安全性と機能性を備えた国産のチャイルドシート
高い安全基準のR-129に適合したシートで、安全性に優れています。
厚みのあるクッションで、首の座らない赤ちゃんも背骨のカーブを保ち、心地よく座れます。また前後からと横からの衝撃をクッションが吸収するので、安心して使用できるでしょう。
低座面・低重心設計で、赤ちゃんを抱っこしながら乗せる際の負担が軽減できます。回転スイッチは土台の両側についているので、左右どちらからでも乗せ降ろしが可能。シートが取り外しでき、洗濯機で洗えるのもうれしいポイントです。
ベビーカーにも取り付け可能な多機能シート
デザイン性が高く機能性にも優れた、サイベックスのチャイルドシートです。衝撃を柔軟に吸収する素材と構造で、万が一のときも安心です。
別売りのISOFIXベース「ベースZ」と組み合わせて使用することで、180°回転式ベビーシートとして使用ができ、取り付けが確実で簡単なISOFIX固定が可能です。
また、別売りのベビーカー(cybex/gb)に装着可能なので、車で寝てしまっても起こすことなくそのまま移動できます。本体重量は3.5kgと軽量。取り外せばキャリーやベビーラックとしても使えます。自宅や外出先などで、ちょっと寝かせておきたいとき、赤ちゃんの寝かせ場所がないときなどに重宝します。
快適シートでおでかけするのが楽しくなる!
前後の衝撃はもちろん、左右からの衝撃にも対応している安心構造です。シートベルトでもISOFIXでも装着が可能なので、幅広い車種に対応できます。
7段階のリクライニングで快適な乗り心地を実現。「おやすみモード」「くつろぎモード」とわかりやすい表示で簡単に調節でき、いつまでもリラックスして座っていられるでしょう。
片手ワンタッチ回転シートで、狭い駐車場で赤ちゃんを抱っこしていてもスムーズに乗せ降ろしが可能。安全性と快適さをあわせもったイス型チャイルドシートです。
「回転式チャイルドシート」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 回転式チャイルドシートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での回転式チャイルドシートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
回転式チャイルドシートの選び方のポイント
パパやママ、祖父母の車など複数台で1台のチャイルドシートを使うときには、その都度、それぞれの車にチャイルドシートを取り付けたり外したりしなくてはならないので、着脱がかんたんなチャイルドシートを選びましょう。しかし、ほとんどの回転式チャイルドシートは10kgと重いものが多く、なかには15kg以上のものもめずらしくありません。また、価格も全般的に高めに設定されています。
複数台で使う場合は付け替えもたいへんなので、メインで使う車に回転式チャイルドシートを装着し、それ以外の車にはお手ごろ価格のチャイルドシートを付けておくのもおすすめです。
チャイルドシートに関するQ&A
回転式チャイルドシートのメリットは?
●新生児や乳児など、一人で歩けない赤ちゃんの乗せ降ろしが非常にラク
●ISOFIX対応の回転式チャイルドシートも商品数が増え、選択肢が広がっている
●大きくて重い商品が多いが、コンパクトな商品もある
回転式チャイルドシートのデメリットは?
●チャイルドシート本体の高さがあり(60cmを超えるもの)、車高が高い車(ミニバンやSUVなど)の後部座席で使う場合、乗せたり降ろしたりが少したいへん
●360度回転するタイプでは、同じ車の同じ後部座席でも、場所によって装着できる・できないが変わってくる
●大きくて重い商品が多い
●横向きのベッド型になるタイプは、広いスペースが必要(横幅は最大80cm程度必要)
●4歳くらいまでが対象の商品が多く、その後の買い替えが必要
●ISOFIX+回転式の多くは価格が高い
チャイルドシートの安全基準とは?
チャイルドシートは国の承認を受けた商品ではないと、販売ができません。なかには日本の承認を受けていない商品が通販で販売されていることもあります。チャイルドシートを購入する際は、R129(i-Size)かECE R44の安全基準マークが付いているかをきちんと確認しましょう。
回転式チャイルドシート以外も検討したい方はこちらの記事も!
便利さと安全性を考慮して選んで!
公認チャイルドシート指導員の加藤久美子さんへの取材をもとに、回転式チャイルドシートの選び方とおすすめ商品を紹介しました。
チャイルドシートは赤ちゃんや子どもの命を守る大切なもの。とはいえ、まだ歩けない赤ちゃんの乗せ下ろしが頻繁にあればあるほどママやパパは負担が大きいものです。回転式のチャイルドシートは少し価格が高い商品が多いのですが、乳幼児期の育児で大変な時期の負担を軽くしてくれるメリットも得られます。
高い買い物になりますから、ぜひじっくり検討して赤ちゃんにもママやパパにも使いやすく安全なチャイルドシートを選んでくださいね。
◆アンケート情報
調査時期:2023年5月29日-6月8日
調査対象:7歳未満のお子さんがいるママ
調査数:女性100名
調査方法:インターネットアンケートフォーム
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