「チャイルドシート用ネックピロー」のおすすめ商品の比較一覧表
チャイルドシート用ネックピローの選び方 首カックンを防止して子供も快適!

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チャイルドシート用ネックピローの特徴をみていきましょう。
チャイルドシート用ネックピローにもさまざまな商品が販売されていて、どれを選んだらいいか悩んでしまいますよね。そんな方に向けて、ここでは助産師に聞くネックピローの選び方を紹介します。
使用用途にあわせて形状を選ぶ
チャイルドシート用ネックピローは、商品によって形状が異なり、「I字型」「U字型」「H字型」の大きく3つに分類されます。それぞれ特徴があり、赤ちゃん、子どもの月齢・年齢や使い方などを考慮して用途に合ったものを選ぶことが大切です。
「I字型」は枕の位置を調整しやすく長く使える
シートベルトに取りつける「I字型」のネックピローは、枕の位置を調整できるのが特徴。年齢や身長に合わせてきちんとフィットする位置で使うことができ、子どもの成長に合わせて長く使用できます。また、密着度が低いため、子どもが首まわりに枕があるのを苦しがったり、暑がったりする心配も少ないでしょう。
ただし、片側からしか首を支えられないのでサポート力は弱め。新生児や低年齢の子どもには使用できないものがほとんどです。
「U字型」は首にはめるだけの簡単装着
「U字型」のネックピローは、装着がかんたんなのが魅力。首にすぽっとはめるだけでいいので、子どもが寝てしまった後でも起こすことなくサッと取りつけることができます。また、首まわり全体を挟み込むようにホールドでき、さまざまな方向の揺れも緩和できるのがポイントです。
便利なU字型ですが、新生児や首すわり前の赤ちゃんには使用できないので注意しましょう。また、チャイルドシートにあうサイズかどうかもきちんとチェックする必要があります。
「H字型」ならしっかり固定でき安心
「H字型」のネックピローは左右にある厚めのクッションで、首や頭をしっかり固定するタイプ。新生児や低月齢の乳幼児でも使用できるものが多いのが特徴です。なかには首が入る部分の幅を調節できるものも。首すわり前の赤ちゃんの小さな頭にもぴったりフィットさせることができ、車の揺れからきちんと守ってあげることができます。
一般的な枕とおなじように頭の下に敷いて使用するため、ベビーカーで使用したりお昼寝のときの枕として使用することもできます。汎用性も高くひとつあるとなにかと便利に活用できます。
肌触りのいい素材を選ぶ
せっかくネックピローを選ぶなら、子どもが心地よく使用できるものを選んであげたいですよね。商品の表面やなかに、どんな素材が使われているかで使用感が変わってきます。
素材についてもこだわって、長時間のドライブでも快適に使用できるものを選びましょう。
ネックピロー表面の素材は「パイル生地・コットン」
表面の生地は顔まわりに触れる部分なので、心地よく使える素材のものを選びましょう。タオルのようなパイル生地などはふわふわとやわらかく、子どもも嫌がらずに使ってくれます。敏感肌の赤ちゃん、子どもには肌にやさしいコットン素材を選んであげてもいいですね。なかには、オーガニックコットン100%の商品もあります。
また、子どもは汗っかきで大量の寝汗をかくことも。汗などのムレで気持ち悪く感じないよう、吸湿性や通気性も重要なポイントです。パイル生地やメッシュ素材を採用したものなら肌触りのよさをキープでき、長距離の移動で長い時間肌に触れても安心して使えるでしょう。
赤ちゃんだけではなく、幼児期はなんでも口に入れたがる時期。安全面を考慮して、染料を使っていない商品などを選ぶと安心です。
ネックピローの中材は弾力のある「ポリウレタン・ポリエステル」
ネックピローのなかの素材は、長時間使用したり湿気を含んでも形が変形しないことが大切。弾力のあるポリウレタンやポリエステルを使用したものなど、しっかり首まわりをサポートできるものを選びましょう。
ただし、かたすぎるネックピローだと苦しくなったり血行が悪くなってしまうことも。首まわりを支えて衝撃をやわらげることができるクッション性と、程よいやわらかさが両立できるものが理想的です。中綿がビーズ状でフィット感を調整できるものや、中綿の位置や高さを調整できるものもあります。子どもの首元にフィットしやすい商品を選びましょう。店頭などで試したり、通販サイトの口コミやレビューもチェックしてみて。
洗濯OK? お手入れのしやすさも要チェック
子どもの肌に直接触れるものは、衛生的に使えるものを選びたいですよね。とくにネックピローは顔まわりで使用するため、汗だけでなくよだれや食べこぼしで汚れてしまうことも。汚れることを想定して、自宅で洗濯できるものを選んでおきましょう。
こまめに洗いたいという場合は、洗濯機で丸洗いできると便利。お手入れが負担にならず、つねに清潔な状態をキープできますよ。
対象年齢も確認してから購入を
チャイルドシート用のネックピローは、商品によって使える年齢がさまざま。対象月齢、対象年齢が合わないものを使用すると、きちんと頭や首をサポートできなかったり使っていて苦しいなどのトラブルにもつながりかねません。事前に対象年齢をきちんと確認してから購入しましょう。
ながく使用したい場合は、対象年齢が幅広く設定されている商品を選ぶのもいいですね。なかにはサイズ調整可能で、乳幼児期からジュニアシート移行後まで使用できるものも。買いなおす手間がかからず、お財布にも負担にならずに済みますよ。
【I字型】チャイルドシート用ネックピロー2選 長く使いたい人におすすめ!
ここからは、おすすめのチャイルドシート用ネックピローを紹介します! I字型は長く使用できるものが多いのが特徴。なかには大人と兼用できるアイテムもありますよ。
【U字型】チャイルドシート用ネックピロー5選 装着のしやすさで選びたい人におすすめ!
続いて、U字型のネックピローを紹介します。U字型は、装着のしやすさが魅力。子どもが寝てしまった後でも、サッと取りつけできて便利です。
【H字型】チャイルドシート用ネックピロー3選 新生児対応をお探しの方におすすめ!
最後に、H字型のチャイルドシート用ネックピローを紹介。H字型は、首を両側からしっかり支えることが可能です。

ヘッドバンドで車で寝たときの快適さと安全性アップ
必要に応じて上げ下げできる、ヘッドバンドがついているのが特徴。寝てしまったときにバンドを下げてあげれば、首が前にカックンと垂れ下がるのを防いで、ラクな姿勢で眠らせてあげることができます。
うたたねしてしまったときも、正しい姿勢が保てるので安全性もアップ。万が一のときにもシートベルトが正しく作用し、子どもを被害から守ることにつながります。面ファスナーでサイズ調整できるため、ながく使いたいという方にもぴったり。
ヘッドレストの有無にかかわらずほとんどのチャイルドシート・ジュニアシートに対応できるので、シートを買い替えるときに使えなくなってしまう心配が少ないのもうれしいですね。

助産師からのアドバイス
性教育専門助産師
月齢や年齢に合わせたアイテムを選びましょう
新生児期のチャイルドシートは、ベッドタイプのものになるのでネックピローは不要です。
個人差はありますが、腰が据わりはじめる5~6カ月ごろやハイハイがはじまる8カ月ごろになると外の世界に興味をもち、チャイルドシートもベッドタイプからシートタイプになることが多いようです。だいたいこの時期から、ネックピローの使用を考えてみてもいいかもしれません。
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チャイルドシート用ネックピローの選び方とおすすめ商品を紹介しました。使い方や対象年齢など形状によって特徴が異なるので、用途に合った形のものを選びましょう。気持ちよく使用できるよう素材選びも重要です。また、子どもが使うものなので洗濯のしやすさも考慮して、衛生的に使えるものを選ぶといいですよ。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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赤ちゃんが好きすぎて助産師になり21年。 助産師として約400件の分娩介助や8000人以上の家族と関わるなか、多くの望まぬ妊娠や中絶、虐待等を目の当たりにし、性教育の必要性を痛感する。 イギリスにてアロマセラピー(IFPA)、リフレクソロジー(ITEC)、Bachフラワーレメディー等の資格を取得し、セラピストやクリニックでの通訳、ベビーシッターとして働きながら7年滞在。 帰国後、4人の子どもを育てながら現在は中学校での「いのちの授業」や、お母さん向けの性教育講座、講演会講師としても活動。 「すべての赤ちゃんが愛されて生まれてきますように」そんな想いを込めて、壱岐島(長崎)を拠点に全国で活動中。