3合・3.5合の炊飯器の特徴
3合・3.5合炊飯器を購入するメリットは何でしょうか? それぞれ記載をしておりますのでチェックしてみましょう!
▼少人数世帯にちょうどいい量が炊ける
一人暮らしや2~3人の少人数の世帯で使うのにおすすめ。お茶碗5〜6杯分ほどのお米が炊けるので、2~3人の世帯ならちょうどいい量のご飯を炊くことができます。
また、2合ほどのお米を炊くには3合・3.5合炊飯器で炊くとふっくらして、おいしいご飯を炊くことができます。内釜とご飯の間に空間を持たせることで炊きムラを防ぐことができるんです。よりおいしいご飯を炊くためには、余裕のある炊飯器を選びましょう。
▼一人暮らしにいいコンパクトサイズ
3合・3.5合炊飯器は、小型でコンパクトサイズなので一人暮らしのキッチンでも場所をとらず、省スペースに設置できます。5合炊きの炊飯器までは、0.5合刻みでさまざまな商品が展開されています。1合でお茶碗2杯分になるので、あなたが求める適正量と設置スペースを考慮して選んでみてください。
3合・3.5合の炊飯器を使うとお腹いっぱい食べられますよ。また、何日か分をまとめて炊いて冷凍しておけば、解凍するだけですぐに食べることができます。
▼3合炊きと5合炊きはどちらがいい?
「3合炊きと5合炊きのどちらを購入するべきか」という議題は度々取り上げられます。
実は、3合炊きたいときに、3合炊飯器より5合や5.5合の炊飯器で炊くほうが、ふっくらしておいしく炊けるといわれています。内釜とご飯の間に空間を持たせることで炊きムラを防ぐことができるんです。
そのため、1〜2合を炊くことが多い場合は3合炊き炊飯器がぴったりです。一方で、3合〜4合を炊く場合や、まとめ炊きをすることが多い人、結婚後・出産後に備えるなどの場合には、5合や5.5合の炊飯器を選ぶようにしましょう。
主要メーカー6社の特徴比較
炊飯器には各機能が有名なメーカーがあります。それぞれの特徴を把握すれば、よりおいしい炊飯器を購入する参考になりますよ。
※各メーカーの商品ラインナップ数は2023/4/11時点
▼ZOJIRUSHI(象印マホービン):「炎舞炊き」でふっくら仕上がる!
象印マホービンは、いろんなキッチン家電を扱う有名メーカーです。3合の炊飯器は『NP-RT05』『NP-RN05』『NP-GL05』『NL-BX05』『NL-BE05』『NS-NH05』の6商品がラインナップ(※)。
特に、圧力IH炊飯器は、「炎舞炊き」をはじめ、釜の中で対流を起こし、お米一粒一粒に熱を加え、ふっくらとした炊き上がりにすることが特徴です。また、保温機能にも強く、お米の味をしっかり引き出したあと、おいしさを維持することにも長けています。
※2023/04/11時点(在庫限定品を除いたラインナップです。)
▼TIGER(タイガー):「土鍋釜」でふっくら&しっとり!
タイガーは電気ポットや炊飯器などを中心とした家電を扱う有名メーカー。3合、3.5合の炊飯器は『JPJ-G060』『JPD-G060』『JPF-G055』『JBS-A055』の4商品がラインナップ。
スペック面では、土鍋釜を活用した圧力IH炊飯器は、ふっくらとした炊き上がりになることで人気です。また、玄米や雑穀米など、白米以外のお米を、適切に炊ける「炊き分け機能」も人気。さまざまなお米を手軽に味わうことができます。
▼Panasonic(パナソニック):お米の特徴に合わせて炊飯!
パナソニックの3合、3.5合の炊飯器は『SR-JW058』『SR-JX058』『SR-KT060』の3商品をラインナップしています。「鮮度センシング」や「圧力センサー」をはじめとした、そのお米に合わせた炊き方ができるタイプが有名。
新米や古米、古々米と、鮮度が変わるお米に合わせて炊き方を変え、より甘味や食感などを引き出してくれます。また、各お米ブランド約50銘柄を登録し、それぞれの特徴に合わせて炊き上げる「銘柄炊き分け」も可能なモデルも多いです。
▼MITSUBISHI(三菱電機):「炭」を利用し、ふっくら炊き上げる
三菱電機では、『NJ-SWD06』『NJ-SED06』の3.5合の炊飯器が2商品ラインナップされています。大きな特徴は、「炭」を利用した内釜と、かまどの高火力を再現した加熱構造にあります。
炭を利用した内釜は、IHと相性が良く、熱を瞬間的に取り込むため、一気に発熱し、大熱量でお米全体を加熱することができ、お米のうまみを引き出します。
▼TOSHIBA(東芝):真空技術による炊き上がり時間と保存力が魅力
東芝の3合、3.5合の炊飯器は、『RC-6PXR』『RC-5XT』『RC-5MFM』の3商品がラインナップされています。東芝の炊飯器の大きな特徴は、独自の真空技術による炊き上げです。これは、炊飯器内の内釜を真空にし、圧力差によってお米に吸水させる技術のこと。
これにより、お米のうまみや甘さを最大に引き出すほか、吸水しにくい玄米や麦なども芯までふっくらと炊き上げる事が可能。炊き上がり時間も40分ほどと、他社メーカーと比べ、比較的早いのも魅力です。
▼アイリスオーヤマ:リーズナブルな価格と扱いやすい機能性が魅力
アイリスオーヤマの3合、3.5合の炊飯器は、『RC-MGA30』『RC-MEA30』『RC-IKA30』『RC-IL30』『RC-PDA30』『RC-PC30』『RC-IM30』『RC-IC30』『RC-MF15』の9商品がラインナップされています。
アイリスオーヤマの炊飯器の大きな特徴は、リーズナブルな価格。ほとんどが2万円前後で購入でき、低価格なもので1万5000円ほど、最高機能のものでも4万円ほどです。
さらに、「炊き分け機能」といったオーソドックスな機能性も搭載されており、シンプルに使いこなせます。
3合・3.5合の炊飯器を選ぶポイント
それでは、3合・3.5合炊飯器の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】炊き上げ方
【2】便利機能
【3】お手入れのしやすさ
上記のポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】炊き上げ方をチェック

炊飯器には、「マイコン方式」「IH方式」「圧力IH方式」の3つのタイプに分かれ、だんだんと炊飯グレードが高くなっていきます。一人暮らしで多いのが「マイコン方式」と「IH方式」です。
●マイコン方式:価格の安さを重視したい方におすすめ
●IH方式:おいしさと価格のバランスを取る方におすすめ
●圧力IH方式:お米にこだわっている方におすすめ
各炊飯方式の詳細は下記で解説いたします。
▼マイコン式|安さを重視する人向け
内釜の底のヒーターを加熱することで、お米を炊き上げる方式。最低限の機能が付いたシンプル構造なため、価格も安価なものが多く、またお手入れも簡単です。しかし、熱を発するのが底のヒーターのみのため、釜全体の熱は弱く、炊きムラが起きることもあります。
「とにかく安いものが欲しい」「特にお米の味にこだわらない」という方にピッタリです。
▼IH方式|ムラなくふっくら炊きあがる
電磁力を用いて内釜を加熱することで、炊き上げる方式。内釜全体が同程度に加熱されるので、熱がお米全体に行き渡り、ムラのない、ふっくらとした炊き上がりになります。
「1人暮らしでも美味しいお米が食べたい」「ごはんの炊き上がりも含め、料理にこだわりがある」という方にピッタリです。
▼圧力IH方式|お米の甘みや美味しさにこだわった炊きあがり
IHの炊飯方式に「蒸気の圧力」を加えて炊き上げる方式。内釜全体を熱してふっくら炊き上げるだけでなく、圧力の力で食感のモチモチ感を出したり、お米の甘みを引き出したりすることが可能です。
「お米のおいしさにこだわりたい」「今まで安い炊飯器を使っていたが、美味しく炊けるものに買い替えたい」「ごはんだけでなく、いろんな調理がしたい」という方にピッタリです。
【2】便利機能をチェック
炊飯器にはさまざまな便利機能が付随したモデルも多く出そろっています。どんな機能が欲しいのかイメージして選んでみてください。
▼炊き分け機能|ごはんの種類に合わせて炊き分け
白米だけでなく、玄米や無洗米、炊き込みご飯、おかゆなど、作るごはんのメニューに合わせて細かく設定できる機能です。細かな設定ができ、自動で炊き上げることができれば失敗なく、様々なごはんを楽しむことができます。
▼エコ炊き機能|光熱費の節約に
少量の電力でお米を炊き上げる機能です。通常の炊き方よりは味は落ちますが、許容範囲です。節約ができるため、光熱費を抑えたいときは活用したい機能です。
▼米の銘柄炊き機能|お米の個性を生かす炊き方に
コシヒカリやあきたこまち、つや姫、ゆめぴりかなど、お米の銘柄に合わせて炊き方を自動で変えてくれる機能です。各メーカーが考える、「そのお米の最善の炊き方」を設定することで、美味しいお米をさらにグレードアップすることができます。
▼蒸気カット機能|カビやショートの防止に
蒸気カット機能は、炊飯時に排出される蒸気を減らしてくれる機能。炊飯時に発生する蒸気は、家具や壁にあたって劣化させたりカビをはえさせてしまったりすることがあります。
コンセント付近も蒸気によるショートの危険があり避けたいところ。どうしても置き場所を選べないのであれば、蒸気カット機能のついた炊飯器を検討してみてください。
▼調理モード|煮込み料理やパン、お菓子も作れる
機種によっては、お米だけでなく、パンやケーキのスポンジ、煮物などのおかずも調理できる機能があります。「自炊をたくさんする」「いろいろな料理を作ってみたい」という方は、調理機能の有無もチェックしたいポイントです。
【3】お手入れのしやすさをチェック
毎日のように使う炊飯器は、洗いやすさもかなり重要です。内釜を取り外せることはもちろん、上蓋の洗いやすさや、拭きやすいボディの形状など、日々のお掃除がしやすいモデルかどうかもチェックしておきましょう。
3合・3.5合の炊飯器おすすめ10選
それでは、3合・3.5合の炊飯器のおすすめ商品をご紹介いたします。機能が充実しているモデルや低価格な商品まで紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
圧力IHで美味しく炊けるエントリーモデル
内釜には厚さ1.7mmの黒まる圧釜を採用し、すしめし、しゃっきり、ふつうの三段階の炊き分け圧力を採用。また、ふつうでも固く感じる場合にはさらに優しい食感にできる「やわらか」メニューを搭載しています。しっかりと吸水させ、美味しさを引き出す「熟成炊き(白米・玄米)」機能や金芽米などが炊ける健康米コースも用意しています。
1台で何役もこなせる!コスパよし!
タイガーのマイコン炊飯器の中でも一番厚い約3mmの「遠赤黒特厚釜」とお米一粒一粒に熱を伝える「釜包み高火力炊きあげ」でお米の芯までふっくらつやつやにおいしく炊きあげられる炊飯器です。3合炊きでサイズもコンパクトなので一人暮らしの方にもおすすめです。
パンの発酵やローストビーフ、煮込み料理なども作れるのでこれ1台でさまざまな料理にも挑戦できます。
可変W圧力炊きでお米の美味しさを引き出す
背面がフラットで、360度どこから見ても美しく見えるという360度デザインを採用した炊飯器。
圧力IH方式を採用しており、熱流&熱封土鍋コーティングの内釜で、土鍋で炊いたようなご飯が楽しめます。白米、玄米だけでなく麦めしメニューが充実しているのも特徴。
一人暮らしに最適な炊飯器
タッチキーとガラスパネルでスタイリッシュなフォルムの炊飯器で、3.5合のお米が炊ける炊飯量を誇ります。フラットな天面であることから掃除が行き届きやすく、お手入れも簡単なデザインです。
一人暮らしのお供で、簡単に美味しく作れる炊き込みご飯専用のコースがあり、ハリや染み込み度合が抜群に優れている拘りの炊き込みご飯が作れます。
おしゃれな見た目で雰囲気よし!
シンプルでミニマルなデザインの3合炊飯器です。インテリアにもなじみやすい見た目に仕上がっており、おしゃれな雰囲気が魅力。
予約炊飯は1~15時間で調整でき、保温時間は最大12時間と使いやすい性能を備えています。コンパクトなサイズなので、キッチンスペースが狭いワンルームや1Kに住む一人暮らしにもぴったりですよ。
安いながら高性能な1台!
ころんとした丸みのある形状がかわいい3合炊飯器です。無洗米や玄米、雑穀米を炊き分けられるほか、炊き込みごはんやおかゆを作ることにも対応。それに加えて、小麦粉からパンを作ることもできます。
タイマーは最大24時間まで設定できたり、臭い残りを抑えるクリーンモードを搭載していたりと、使い勝手のよさも十分!
シャキッとしたご飯がお好みなら
内釜に99.9%の炭を採用した本炭釜の3.5合炊きのコンパクトモデル。圧力機能を搭載しないためご飯がしゃっきりと立ち上がるのが特徴です。3合炊きクラスではトップレベルの美味しさでご飯が炊けます。炊き分けは匠芳潤炊き(白米・無洗米)や麦飯モードなど、全11種類を搭載。柔らかいご飯よりもしゃっきりとしたご飯が好きな方にオススメです。
高火力でお米をふっくら炊き上げる
遠赤コート釜を搭載しており500Wの高火力で、お米全体をムラなく素早く炊き上げるのでふっくらしたご飯が楽しめます。
0.5合からでもおいしく炊き上げることが可能で、一人暮らしの方にもおすすめ。また、炊き込みごはんや、玄米、麦ご飯など、好みに合わせた炊飯コースが選べるため、料理の幅も広がりますよ。
充実の機能をそろえた高コスパ商品
おいしいご飯が炊けるだけでなく、おかゆ・おこわといった9種類のヘルシーメニューが自動で作れる機能のほか、50種類のお米の銘柄に合わせて火力と加熱時間を自動で調整してくれる機能もついています。
さらに、1万5000円ほどとお手頃価格。いろんな機能を使わない人にとっては十分なスペックですので、一人暮らしや二人暮らしで、価格を抑えたいというならぴったりな商品です。
土鍋ならではのもっちり感と香り高さを楽しめる
伊賀焼の土鍋「かまどさん」を炊飯釜として採用した炊飯器。あえて IH ではなくシーズヒーターを採用し土鍋をしっかりと加熱して、高温でごはんを炊き上げることができます。炊き上がったごはんは土鍋ならではのもっちり感と香りのよさが特徴。ガスコンロがない環境でも至福の土鍋ごはんが楽しめます。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 3合・3.5合炊飯器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの3合・3.5合炊飯器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートからひとこと
本記事では、3合・3.5合炊飯器炊飯器の選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?日本の主食であるご飯。そんなご飯を炊くための炊飯器は、さまざまな種類や機能があります。
機能が豊富な炊飯器であれば、食事の幅が広がります。ぜひ本記事を参考に、あなたにピッタリの商品を見つけてくださいね。
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