パナソニック炊飯器の特徴や機能は?

Photo by Takafumi Yamashita on Unsplash
パナソニック炊飯器には「おどり炊き」機能が搭載されているのが特徴です。IHの火力によって炊飯器のなかに対流を発生させ、お米を炊飯器のなかで激しくおどらせながら炊き上げます。これにより、ハリやうまみ、甘みのあるふっくらとしたお米が炊き上がります。
ほかにも好みのお米の食感に炊き分ける機能やお米の鮮度を見きわめて炊き分ける鮮度センシングなど、いろいろな機能が搭載されています。
パナソニック炊飯器を選ぶポイント デジタル&家電ライターが解説
デジタル&家電ライターのコヤマ タカヒロさんに取材をして、パナソニック炊飯器の選び方のポイントを教えていただきました。炊飯器のタイプやおどり炊き機能をよくチェックすることが大切です。ぜひパナソニック炊飯器選びの参考にしてください。
電子ジャー式かIH式かで選ぶ
パナソニック炊飯器は、大きく分けて電子ジャー式とIH式があります。電子ジャー式はマイコン式ともよび、底のヒーターを加熱してお米を炊きます。価格も手にしやすくコンパクトなものも多く、ひとり暮らしなどで使える炊飯器を探しているときにも向いています。
IH式はIHによって加熱するので、マイコン式よりもパワーが高いのが特徴。よりおいしくお米が炊き上がります。IH式には一般的なIH式のほか、圧力をかけてお米の味わいを上げるほか、早く炊き上がる可変圧力IHやスチーム式IHもあります。価格よりもお米のおいしさを重視したいなら、IH式を選びましょう。
炊飯器のグレードはおどり炊き機能で決まる
パナソニックの炊飯器は、可変圧力によるおどり炊き機能とIHコイルの高速切り替えによるおどり炊き機能を組み合わせた「Wおどり炊き」シリーズを最上位に、可変圧力のみの「おどり炊き」シリーズ、そして、圧力機能を搭載しない「IHジャー炊飯器」と大きく分けて、3シリーズを用意しています。
お米のうまみを引き出す「大火力おどり炊き」
パナソニック炊飯器のおどり炊き機能は、搭載されている機能によって炊き上がりの方式とお米の仕上がりが異なります。
大火力おどり炊きは、底と底側面についた2つのIHコイルの通電をすばやく切り替えることで、炊飯器のなかに内対流と外対流を発生させる方式です。強い泡の熱対流を生み出して炊き上げるため、ご飯がふっくら仕上がります。
デジタル&家電ライター
パナソニックの炊飯器は、可変圧力によるおどり炊き機能とIHコイルの高速切り替えによるおどり炊き機能を組み合わせた「Wおどり炊き」シリーズを最上位に、可変圧力のみの「おどり炊き」シリーズ、そして、圧力機能を搭載しない「IHジャー炊飯器」と大きく分けて、3シリーズを用意しています。
もちもち感が強い「可変圧力おどり炊き」
可変圧力おどり炊きとは、パナソニックが特許取得済みの炊飯方式です。炊飯釜に圧力をかけて高温加熱する加圧、炊飯釜の圧力を一気に抜いてなかのお米をおどらせる減圧を繰り返してお米を炊き上げます。
加圧と減圧を繰り返すことで対流が発生し、お米の芯からしっかりと加熱します。お米のもちもち感と甘みが引き出されるのが特徴です。
上質な味わいを求めるなら「Wおどり炊き」
Wおどり炊きは、大火力おどり炊きと可変圧力おどり炊きの両方を取り入れた方式です。2つの炊き技を合わせることで、対流を変化させてお米を激しくおどらせます。
一粒一粒にムラなく熱が均一にいき渡るので、甘みともちもち感、ハリ感は従来品より10%あがったふっくらとした銀シャリに炊き上がります。よりお米のおいしさを求めている人に向いています。
デジタル&家電ライター
おいしさを重視するなら最上位シリーズの「Wおどり炊き」がベストの選択肢になりますが、エントリーモデルでも高火力で炊けるIH方式に対応しているのが特徴です。
使いやすい構造か内釜をチェックしよう
パナソニック炊飯器は、内釜のコーティングや構造が製品によって異なります。毎日使うものだからこそ、使いやすいものを選びましょう。
コーティングの種類を確認
炊飯器の内釜は毎日使用するうちに、少しずつ劣化していきます。長く使いたいものを選ぶなら、耐久性もチェックしてみましょう。
パナソニック炊飯器の内釜でコート仕様のものは、3年保証のダイヤモンドハードコートと、5年保証のダイヤモンドプレミアムコートのものがあります。ダイヤモンドプレミアムコートのほうが価格が高くなる一方、耐久性も高くなっています。
IHの段数や搭載場所を確認
パナソニック炊飯器でIH式のものは、2~6段のIHが搭載されています。搭載されているIHが多ければ多いほど火力が高く、強い力で加熱できるのでおいしくお米が仕上がります。また、IHの段ごとに加熱タイミングを調節し、よりきめこまかい炊き上がりになります。
炊飯器のなかには、内釜だけでなくふた部分にIHが搭載されているものもあります。ふた部分から加熱することで、釜内部の温度が下がらずに炊きあがります。
1合からおいしく炊ける小容量から一升炊きまで
デジタル&家電ライター
パナソニックの家庭用炊飯器は、3合炊きの小型モデルから一升炊きまで、多くのモデルを用意しています。
1~3合の炊飯が多いなら、小容量のご飯がおいしく炊ける3合炊きモデルが選択肢。さらに育ち盛りの家族が多く、5合以上炊く場合は1升炊きがおすすめです。
パナソニックは最上位モデルまで、一升炊きを用意しているのが魅力。大容量炊飯でもおいしく炊くことができます。
上位モデルには付加機能が多彩
デジタル&家電ライター
炊飯器のグレードは、内釜の材質やコーティング、形状、そして搭載するメニューの数、炊き分け機能などで変わってきます。
例えば最上位モデルの『SR-VSX109』では米の鮮度を認識して、古いお米もおいしく炊ける「鮮度センシング機能」や50銘柄のお米を最適に炊き分ける「銘柄炊き分けコンシェルジュ」などの付加機能を搭載しています。これらは最上位モデルのみに搭載する機能のため、ご飯をよりおいしく炊きたい場合は最上位モデルがおすすめです。
パナソニック炊飯器おすすめ10選
ここまで紹介した、パナソニック炊飯器の選び方のポイントをふまえて、デジタル&家電ライターのコヤマ タカヒロさんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。

Panasonic(パナソニック)『スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器(SR-VSX109)』














出典:Amazon
サイズ | W275×D361×H234mm(フタ開け時H468mm) |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | Wおどり炊き、銘柄炊き分けコンシェルジュ、炊飯後の気になるにおいを低減するお手入れ機能、ほか |

Panasonic(パナソニック)『可変圧力IHジャー炊飯器(SR-PW109)』














出典:Amazon
サイズ | W266×D338×H233mm(フタ開け時H460mm) |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | Wおどり炊き、玄米高速コース、加圧追い炊き(スチームなし)、ほか |

Panasonic(パナソニック『IHジャー炊飯器(SR-KT069)』




出典:Amazon
サイズ | W251×D308×H202mm(フタ開け時H430mm) |
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炊飯量 | 0.5~3.5合 |
その他の機能 | 備長炭釜(備長炭コート)&2段IH+側面・ふたヒーター、ケーキコース ほか |

Panasonic(パナソニック『可変圧力IH炊飯器(SR-JX058)』
















出典:Amazon
サイズ | W243×D307×H191mm(フタ開け時H409mm) |
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炊飯量 | 0.5~3合 |
その他の機能 | 可変圧力おどり炊き(特許)、加圧追い炊き、旨み熟成浸水、ほか |

Panasonic(パナソニック『可変圧力IHジャー炊飯器おどり炊き(SR-PA109)』














出典:Amazon
サイズ | W283×D351×H234mm(フタ開け時H476mm) |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | 可変圧力おどり炊き(特許)、加圧追い炊き、銀シャリ4種類炊き分け、ほか |
パナソニック『IHジャー炊飯器(SR-FE109)』














出典:Amazon
サイズ | 25.7×32.3×20.0cm |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | 雑穀米コース |
パナソニック『ミニクッカー(SR-MC03)』












出典:Amazon
サイズ | 21.0×16.0×16.0cm |
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炊飯量 | 1〜1.5合 |
その他の機能 | ー |
パナソニック『IHジャー炊飯器(SR-HX109)』














出典:Amazon
サイズ | 25.0×32.1×20.1cm |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | 大火力おどり炊き、いきいき保温 |
パナソニック『スチームIHジャー炊飯器(SR-SZ100)』
















出典:Amazon
サイズ | 幅26.1×奥行き35.7×高さ23.0cm |
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炊飯量 | 〜5.5合 |
その他の機能 | 赤飯 |
パナソニック『IHジャー炊飯器(SR-HB109)』














出典:Amazon
サイズ | 25.0×32.1×20.1cm |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | 「甘み早炊き」コース |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パナソニック炊飯器の売れ筋をチェック
楽天市場でのパナソニック炊飯器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【最後に】家電ライターのアドバイス
デジタル&家電ライター
パナソニックの炊飯器は付加機能の多い高級ラインナップが中心です。他のメーカーのようなマイコン炊飯器を用意していないため、全体的に価格は高め。ただしエントリーモデルでもIH炊飯に対応しているなど、ごはんのおいしさには定評があります。
お値打ち感を求める場合はIH炊飯器が狙い目。機能とおいしさを求めるなら、予算順に「Wおどり炊き」、「おどり炊き」「IH炊飯器」各シリーズの上位モデルをおすすめしたいところです。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/26 コンテンツ追加のため、記事の更新を行いました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤 佑一)
1973年生まれ。大学在学中にライターデビュー。現在はデジタル&家電ライターとしてパソコンからデジタルガジェット、AV機器、白物家電全般を専門分野として執筆活動を展開。得意分野は調理家電。寄稿先はモノ雑誌を中心で、ファッション誌、ニュースサイト、そしてメーカーのwebサイト、オウンドメディアなど多岐にわたる。AllAboutガイドも勤める。執筆以外に企業へのアドバイスやコンサルティングなども行う。