パナソニック炊飯器の特徴や機能は?

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パナソニック炊飯器には「おどり炊き」機能が搭載されているのが特徴です。IHの火力によって炊飯器のなかに対流を発生させ、お米を炊飯器のなかで激しくおどらせながら炊き上げます。これにより、ハリやうまみ、甘みのあるふっくらとしたお米が炊き上がります。
ほかにも好みのお米の食感に炊き分ける機能やお米の鮮度を見きわめて炊き分ける鮮度センシングなど、いろいろな機能が搭載されています。
おどり炊き機能の種類
パナソニックの炊飯器のおどり炊き機能には、「大火力おどり炊き」「可変圧力おどり炊き」「Wおどり炊き」の3種類があります。
もちろん、圧力機能を搭載しない「IHジャー炊飯器」もありますが、パナソニックの一番の特徴はおどり炊きであるため、違いをチェックして、ぜひ味わいたいものです。
(A)大火力おどり炊き:お米がふっくらとした仕上がりになる
パナソニック炊飯器のおどり炊き機能は、搭載されている機能によって炊き上がりの方式とお米の仕上がりが異なります。
大火力おどり炊きは、底と底側面についた2つのIHコイルの通電をすばやく切り替えることで、炊飯器のなかに内対流と外対流を発生させる方式です。強い泡の熱対流を生み出して炊き上げるため、ご飯がふっくら仕上がります。
(B)可変圧力おどり炊き:お米のもちもち感が強くなる
可変圧力おどり炊きとは、パナソニックが特許取得済みの炊飯方式です。炊飯釜に圧力をかけて高温加熱する加圧、炊飯釜の圧力を一気に抜いてなかのお米をおどらせる減圧を繰り返してお米を炊き上げます。
加圧と減圧を繰り返すことで対流が発生し、お米の芯からしっかりと加熱します。お米のもちもち感と甘みが引き出されるのが特徴です。
(C)Wおどり炊き(最上位モデル):お米の上質な味わいを引き出す
Wおどり炊きは、大火力おどり炊きと可変圧力おどり炊きの両方を取り入れた方式です。2つの炊き技を合わせることで、対流を変化させてお米を激しくおどらせます。
一粒一粒にムラなく熱が均一にいき渡るので、甘みともちもち感、ハリ感は従来品より10%あがったふっくらとした銀シャリに炊き上がります。よりお米のおいしさを求めている人に向いています。
パナソニック炊飯器を選ぶポイント
それでは、パナソニック炊飯器の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
・炊飯方式
・内釜のコーティングの種類
・炊けるお米の容量
・その他の付加機能
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】炊飯方式をチェック
メーカー独自の機能だけでなく、ご飯を炊く際の炊飯方式にも注目しましょう。炊飯方式は、主に「IH方式」と「圧力 IH方式」があり、「マイコン方式」はラインナップにありません。それでは、一つひとつ解説していきます。
●IH方式:電磁力で内釜を加熱し、ふっくら炊き上げるタイプ

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電磁力を用いて内釜を加熱することで、炊き上げる方式。内釜全体が同程度に加熱されるので、熱がお米全体に行き渡り、ムラのない、ふっくらとした炊き上がりになります。しかし、全体を電気の力で熱するため、消費電力が高いのと、本体価格も高価になりやすいのが難点です。
【 メリット 】
・ご飯がふっくら炊き上がる
・お米の一粒一粒がしゃっきりする
・炊きムラがしにくい
【 デメリット 】
・価格が比較的高い
・消費電力が大きい
「1人暮らしでも美味しいお米が食べたい」「ごはんの炊き上がりも含め、料理にこだわりがある」という方にピッタリです。
●圧力IH方式:熱と圧力でお米の味をしっかり引き出すタイプ

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IHの炊飯方式に「蒸気の圧力」を加えて炊き上げる方式。内釜全体を熱してふっくら炊き上げるだけでなく、圧力の力で食感のモチモチ感を出したりやお米の甘みを引き出すことが可能です。また、圧力機能があるため、ごはんだけでなく、そのほかの調理ができる機種も多いです。しかし、IH方式よりも高機能なため、価格もさらに高価になります。
【 メリット 】
・ご飯がふっくら炊き上がる
・お米の一粒一粒がしゃっきりする
・炊きムラがしにくい
・食感がモチモチする
・お米の甘みが出る
・その他の調理ができる機種もある
【 デメリット 】
・価格が高い
・サイズが大きい
「お米のおいしさにこだわりたい」「今まで安い炊飯器を使っていたが、美味しく炊けるものに買い替えたい」「ごはんだけでなく、いろんな調理がしたい」という方にピッタリです。
【2】内釜のコーティングの種類をチェック
炊飯器の内釜は毎日使用するうちに、少しずつ劣化していきます。長く使いたいものを選ぶなら、耐久性もチェックしてみましょう。
パナソニック炊飯器の内釜でコート仕様のものは、3年保証のダイヤモンドハードコートと、5年保証のダイヤモンドプレミアムコートのものがあります。ダイヤモンドプレミアムコートのほうが価格が高くなる一方、耐久性も高くなっています。
(★)ポイント:内釜のIH搭載場所も確認しよう
パナソニック炊飯器でIH式のものは、2~6段のIHが搭載されています。搭載されているIHが多ければ多いほど火力が高く、強い力で加熱できるのでおいしくお米が仕上がります。また、IHの段ごとに加熱タイミングを調節し、よりきめこまかい炊き上がりになります。
炊飯器のなかには、内釜だけでなくふた部分にIHが搭載されているものもあります。ふた部分から加熱することで、釜内部の温度が下がらずに炊きあがります。
【3】炊けるお米の容量をチェック
パナソニックの家庭用炊飯器は、3合炊きの小型モデルから一升炊きまで、多くのモデルを用意しています。
1~3合の炊飯が多いなら、小容量のご飯がおいしく炊ける3合炊きモデルが選択肢。さらに育ち盛りの家族が多く、5合以上炊く場合は1升炊きがおすすめです。
パナソニックは最上位モデルまで、一升炊きを用意しているのが魅力。大容量炊飯でもおいしく炊くことができます。
【4】その他の付加機能をチェック
炊飯器のグレードは、内釜の材質やコーティング、形状、そして搭載するメニューの数、炊き分け機能などで変わってきます。
例えば最上位モデルの『SR-VSX109』では米の鮮度を認識して、古いお米もおいしく炊ける「鮮度センシング機能」や50銘柄のお米を最適に炊き分ける「銘柄炊き分けコンシェルジュ」などの付加機能を搭載しています。これらは最上位モデルのみに搭載する機能のため、ご飯をよりおいしく炊きたい場合は最上位モデルがおすすめです。
さらに、お米をムラなく加熱・炊飯する「220℃ IHスチーム機能」や、省エネしながら保温ができる「エコナビ保温機能」などもあります。どの機能が一番欲しいかを確認しつつ、ぜひ自分にピッタリの機能を選んでください。
パナソニック炊飯器おすすめ10選
上記で紹介した、パナソニック炊飯器の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
Panasonic(パナソニック)『スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器(SR-VSX109)』














出典:Amazon
サイズ | W275×D361×H234mm(フタ開け時H468mm) |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | Wおどり炊き、銘柄炊き分けコンシェルジュ、炊飯後の気になるにおいを低減するお手入れ機能、ほか |
Panasonic(パナソニック)『可変圧力IHジャー炊飯器(SR-PW109)』














出典:Amazon
サイズ | W266×D338×H233mm(フタ開け時H460mm) |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | Wおどり炊き、玄米高速コース、加圧追い炊き(スチームなし)、ほか |
Panasonic(パナソニック『IHジャー炊飯器(SR-KT069)』




出典:Amazon
サイズ | W251×D308×H202mm(フタ開け時H430mm) |
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炊飯量 | 0.5~3.5合 |
その他の機能 | 備長炭釜(備長炭コート)&2段IH+側面・ふたヒーター、ケーキコース ほか |
Panasonic(パナソニック『可変圧力IH炊飯器(SR-JX058)』
















出典:Amazon
サイズ | W243×D307×H191mm(フタ開け時H409mm) |
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炊飯量 | 0.5~3合 |
その他の機能 | 可変圧力おどり炊き(特許)、加圧追い炊き、旨み熟成浸水、ほか |
Panasonic(パナソニック『可変圧力IHジャー炊飯器おどり炊き(SR-PA109)』














出典:Amazon
サイズ | W283×D351×H234mm(フタ開け時H476mm) |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | 可変圧力おどり炊き(特許)、加圧追い炊き、銀シャリ4種類炊き分け、ほか |
パナソニック『IHジャー炊飯器(SR-FE109)』














出典:Amazon
サイズ | 25.7×32.3×20.0cm |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | 雑穀米コース |
パナソニック『ミニクッカー(SR-MC03)』












出典:Amazon
サイズ | 21.0×16.0×16.0cm |
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炊飯量 | 1〜1.5合 |
その他の機能 | ー |
パナソニック『IHジャー炊飯器(SR-HX109)』














出典:Amazon
サイズ | 25.0×32.1×20.1cm |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | 大火力おどり炊き、いきいき保温 |
パナソニック『スチームIHジャー炊飯器(SR-SZ100)』
















出典:Amazon
サイズ | 幅26.1×奥行き35.7×高さ23.0cm |
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炊飯量 | 〜5.5合 |
その他の機能 | 赤飯 |
パナソニック『IHジャー炊飯器(SR-HB109)』














出典:Amazon
サイズ | 25.0×32.1×20.1cm |
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炊飯量 | 0.5~5.5合 |
その他の機能 | 「甘み早炊き」コース |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パナソニック炊飯器の売れ筋をチェック
楽天市場でのパナソニック炊飯器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ
本記事では、パナソニックの炊飯器について、商品の魅力や特徴、失敗しない選び方、そしておすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか。
商品を選ぶ際は、特徴であるおどり炊き機能の違いをしっかり確認した上で、炊飯方式の違い、内釜のコーティングの種類、炊けるお米の容量などをチェックしましょう。さらに、その他の付加機能などを確認すると、より美味しく、そして便利な炊飯器を手に入れることができるはずです。
パナソニックの炊飯器は付加機能の多い高級ラインナップが中心。全体的に価格も高めです。しかし、どの炊飯器でも、ごはんのおいしさには定評があります。毎日食べるお米だからこそ、少しいいものを購入してご飯を美味しくするのもいいかもしれません。本記事を参考に、ぜひ自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/04/12 コンテンツ追加のため、記事の更新を行いました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤 佑一)