保温ジャーを使用するメリット
保温ジャーを使うと、炊き立てのご飯をふっくら味も香りもよいまま温かさを保つことができます。
大人数での食事の際、炊飯器で炊いたご飯を保温ジャーに移し、テーブルの近くに置くことで、おかわりの際に炊飯器の場所へ移動する手間も省けます。また、ホテルの朝食バイキングなどでは、設置しておけば、多数のお客様が自由にご飯を盛ることができるといったメリットもあります。
商品によっては、土鍋などで炊いたご飯はもちろん、酢飯やお赤飯、煮物なども保温することもできるタイプもありますよ。
保温ジャーの種類・タイプ
保温ジャーは大きく分けると3つの種類があります。
電気の力を使って保温する「電子ジャータイプ」、電気の力を使わずに保温する「おひつタイプ」、持ち歩きに便利な「お弁当箱タイプ」です。
それぞれに特徴がありますので、用途に合わせて選ぶのがいいでしょう。
■電子ジャータイプ:電気の力でご飯の温かさを維持する
保温ジャーのなかで多いのが、この電気の力を使って保温するタイプのものです。
長時間保温することができるのが最大の特徴なので、食事の時間がバラバラな家族でもいつでも温かくおいしいご飯がすぐに食べられます。
また、使い方次第では、温泉卵や黒にんにく、スープを簡単に作ることもできます。
■おひつタイプ:電気を使わずにご飯の温度を保つ
電気を使わずにご飯を保温するおひつタイプの保温ジャー。炊いたご飯をうつして、食卓にそのまま出すことができます。
■お弁当箱(ランチジャー)タイプ:お弁当やアウトドアにもぴったり
保温ジャーには、お弁当に持って行けるタイプの商品もあります。このようなタイプは「ランチジャー」と呼ばれ、ちょうど1食分のごはんが入る容量になっています。
お弁当に温かいごはんを持って行けるので、通勤や通学でお弁当を食べる機会が多い方におすすめです!
また、BBQなどアウトドアにも持っていくことも可能なので、さまざまなシーンで活躍してくれること間違いなしです。
保温ジャーの選び方
保温ジャーの選び方を解説します。ポイントは下記のとおり。
【1】容量
【2】サイズ
【3】消費電力
【4】お手入れのしやすさ
保温しておける時間や保温できる量は、生活のスタイルや家族の人数などにあわせてチェックしたいポイントです。
ほかにも持ち運びのしやすさや手入れのしやすさ、保温以外の活用方法など、ライフスタイルにあうものを探してみてください。
【1】保存容量をチェック
少しの量を保温しておきたいのか、大人数分の量を保温しておきたいのか、一日分の量を保温しておきたいのかなど、どのくらいの量の保温が必要かで選ぶ大きさが変わります。
家族用なら3~5合、業務用ならの4升以上入るものまであります。使う人数や食べる量などにあわせて選ぶことができます。
【2】サイズをチェック
使わないときに収納するなら積み重ねができるもの、キッチンに出しておくならコンパクトなもの、食卓テーブルまで持ち運びをするのなら取っ手がついているものなど、使う用途と収納場所なども事前に考えておくと買った後に困ることがないでしょう。
【3】消費電力をチェック
毎日のように使うとなれば電気代も気になりますよね。保温ジャーは炊飯器に比べると電気代が少なく、20W~100Wくらいのものが多いようです。
長い時間保温しておくのであれば消費電力を事前に確認しておくといいでしょう。
【4】お手入れしやすさをチェック
ご飯はこびりつくとお手入れがたいへん。内側にフッ素加工を施しており、米がこびりつきにくく洗いやすいものだと毎回のお手入れがラクになります。また、オールステンレスでゴシゴシ丸洗いできるもの、パーツが取り外せてそれぞれ洗えるものなどもおすすめです。
長く使っていきたいものだからこそお手入れがかんたんなものを選ぶといいでしょう。
エキスパートのアドバイス
使用目的や使用場所、シーンにあうものを選ぼう
保温ジャーは、「炊きたてご飯のおいしさを保ちたい」「お店でホカホカのご飯を提供したい」そんな思いにこたえてくれます。
家庭用なら、軽量で持ち運びやすいものを。使用する場所やシーンを考えライフスタイルにあわせて選びましょう。業務用なら、炊飯量に応じて容量から商品を絞り込むとよいでしょう。
おひつタイプから選ぶときは、保温温度や保温時間のチェックも忘れずに。長時間保温したい場合は、家電タイプがおすすめです。
保温ジャーのおすすめ商品
それでは、保温ジャーのおすすめ商品をご紹介いたします。
▼おすすめ8選|電子ジャータイプ
▼おすすめ2選|おひつタイプ
▼おすすめ2選|お弁当箱タイプ
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ8選|電子ジャータイプ
まずは、電子タイプのおすすめ保温ジャーからご紹介します!
電源オンオフの確認がかんたん
やさしい絵柄と色で食卓をほっとさせてくれそうな保温ジャーです。本体のパネルスイッチの保温ランプの点灯状態で「入」「切」をかんたんに確認できます。電源を入れている間は保温してくれます。ただし、あまり長く保温しすぎるとおいしさが失われるので、注意しましょう。
内鍋に取っ手がついているので出し入れもしやすく、内鍋はフッ素加工されているためお手入れもラクにできます。
本商品は1升タイプですが、同一シリーズで1.5升タイプもあります
世代問わず長く愛さるロングセラーモデル
シンプル設計でさまざまな年代の方に愛され続けるロングセラー商品。外蓋を閉めるときにカチッと音がなるので、ちゃんと蓋が閉まっていなくて保温できなかった! なんてことを防いでくれます。内なべには取っ手がついているので、熱いご飯の出し入れがしやすいです。
清潔感のある白地にカトレアの花模様はどこか懐かしさを感じられ、飽きのこないデザイン。かわいいものがお好みの方にぴったりの製品です。
本商品は6合タイプですが、同一シリーズで1升タイプ、1升5合タイプもあります。
大きいサイズだからこそのこだわりが詰まっています
4.4升入る大容量! 大きいとお手入れがたいへんですが、この製品は内窯が軽いため洗いやすく、出し入れしやすい取っ手がついていて、持ち運びしやすいのもうれしいポイントです。
蓋がかんたんに片手で開けられ扱いやすいので、忙しいときでもわずらわしさがなく快適に使うことができます。蓋の部分に電源のスイッチがあるので、防水性が高くて安心です。
本商品は8.0L(約4.4升)タイプですが、同一シリーズで6.0L(約3.3升)タイプ、4.0L(約2.2升)タイプもあります。
▼おすすめ2選|おひつタイプ
続いては、おひつタイプのおすすめ保温ジャーのご紹介です!
▼おすすめ2選|お弁当箱タイプ
最後は、お弁当として持っていけるランチジャータイプのおすすめ保温ジャーのご紹介です!
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング 保温ジャーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での保温ジャーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
保温ジャーの上手な使い方
保温ジャーで誤解しがちなことが、保温ジャーにご飯を入れておけば、いつまでもご飯が温かくおいしく食べられるというものではないということ。
おいしくご飯を保温するポイントをおさえておかないと、ご飯がベチャッとなってしまったり、傷みやすくなってしまいます。ここではそのポイントをご紹介します。
■ご飯と保温ジャーの温度差を少なくする
ご飯をおいしく保温するために、電気タイプの保温ジャーであれば、「予熱」をすることで、保温するご飯と保温ジャーのなかの温度差を少なくしてあげましょう。
温かいご飯を温まりきっていない保温ジャーに入れるとご飯から出る水蒸気が水滴になってしまい、ご飯が水っぽくなってしまいます。
また、電気タイプ以外でもできることであれば、保温しているご飯が少なくなったときに、ご飯を中央に盛り上げておきましょう。
ご飯から出る水蒸気でご飯の外側は水っぽくなりやすいですが、ご飯がジャーの中で平らになっていたり、くぼんでいたりすると、全体的にベチャッとなってしまいます。ご飯をお茶碗によそったタイミングで、ご飯を真ん中へ寄せていくようにすると良いでしょう。
■冷やご飯の継ぎ足しは、雑菌が入る原因に!
ご飯を保温ジャーで保温する時にやってはいけないこと、それは冷やご飯を継ぎ足すことです。
継ぎ足すことで、雑菌が入ったり保温していたご飯が傷みやすくなってしまいます。
また、ご飯をよそった後に、そのしゃもじを保温ジャーの中に入れるのも、雑菌の侵入ルートになってしまいます。
ご飯をなるべくおいしく保温するために、これらのことは守っていきましょう。
サーモス弁当箱やごはん鍋のおすすめを紹介 【関連記事】
まとめ
いつでも温かいご飯を食べることができる保温ジャーの選び方とおすすめ商品を家庭用と業務用に分けてご紹介しました。
使い方に応じて選べば、ご家庭以外でもBBQなどのイベントやアウトドアでも活躍します。
ここで紹介した商品や選び方を参考にして、自分のご家庭にあった使いやすい保温ジャーを見つけてくださいね。
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日本フードコーディネーター協会常任理事。 2000年よりフードコーディネーターとしての仕事をスタート。 商品開発、レシピ開発、スタイリング・撮影、食イベントの企画運営、講演会講師、料理教室講師など、食に関する業務に広く携わり、「食の楽しさと大切さ」を伝えています。 新しいもの、便利なものを取り入れながら、古き良きもの、伝統的な食文化も重んじるのが私のスタイル。 ここでは、豊かなフードライフスタイルの実現に役立つ提案を行っていきたいと思っています。