「乳液」のおすすめ商品の比較一覧表
保湿ケアに欠かせない乳液とは? 肌を保湿して、うるおいを閉じ込める効果
保湿用のスキンケアアイテムとして欠かせない乳液。基本的には化粧水のあとに使用するものが多「肌を保湿する」のが大きな役割。含まれている油分によって、化粧水の蒸発を防ぎうるおいを閉じ込める効果があります。
手軽に購入できるプチプラから人気のデパコス、エイジングケアや美白などプラスアルファの効果が期待できるものなど、さまざまなアイテムが発売されています。
フェイスクリームと乳液の違いは?

出典:マイナビおすすめナビ
フェイスクリームも乳液と同様に肌を保湿し、長時間うるおいをキープしてくれるアイテムですが、両者の大きな違いは配合されている水分と油分の割合です。
▼乳液
フェイスクリームと比べると油分が少なく、みずみずしくさっぱりとしたテクスチャーが特徴。うるおいを与えて肌を柔らかくし、水分の蒸発を防ぐ役割もあります。油分の多いスキンケアアイテムが苦手な方におすすめです。
▼フェイスクリーム
乳液よりも油分が多く、こっくりと濃厚なテクスチャーが特徴。乾燥しがちは冬や乾燥肌の人におすすめです。また、ふだん使いには乳液、とくに肌の乾燥が気になるときにはフェイスクリームと、肌の状態に合わせて使い分けるのもおすすめですよ。
乳液の選び方 エイジング美容研究家に聞いた!
エイジング美容研究家の遠藤幸子さんに、基本となる市販乳液の選び方を教えてもらいました。ポイントは以下です。
【1】肌質に合ったもの
【2】目的に応じた効果
【3】使う時間や季節
【4】化粧水の前か後か
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】肌質に合わせて選ぶ
人それぞれ肌悩みは異なります。とにかく肌が乾燥するという人もいれば、肌が敏感にかたむきやすいという人も。自身の肌質に合わせて配合成分をチェックしましょう。
乾燥肌さん|保湿成分が高配合のものを

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肌がカサカサし、洗顔後に肌がつっぱる乾燥肌。角質層にある水分量や皮脂の分泌が少ないため、肌のうるおいが逃げやすい状態になっています。
▼選び方のポイント
乾燥肌の方は、肌のうるおいをしっかりと閉じ込める高保湿タイプの乳液選びがポイント。ヒアルロン酸やプラセンタなど保湿成分配合されていて、ワセリンやシア脂など、保湿効果の高い油分が含まれているものがおすすめです。
脂性肌さん|油分少なめ・皮脂抑制タイプを

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肌のべたつきやテカリが気になる脂性肌(オイリー肌)は、肌の油分が過剰に分泌されている状態。
「ベタベタするし、乳液はいらない!」と思うかもしれませんが、油分が過剰に分泌されるそもそもの原因は、お肌の水分不足なことも多いのでしっかりと保湿してあげましょう。
▼選び方のポイント
脂性肌の方は、油分が少なめでサラッとみずみずしいテクスチャーの乳液や、皮脂抑制タイプの乳液を選びましょう。油分を含まずに保湿してくれるセラミドや、ヒアルロン酸等が配合された製品がおすすめです。
混合肌さん|水分保持力が高い保湿乳液を

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顔のなかで乾燥した部分と油が多い部分が混在している混合肌。とくに額と鼻のTゾーンはテカり、頬などUゾーンはカサカサ乾燥するという人が多いようです。肌の内面の水分が不足した状態のことをとくに「インナードライ」といい、油分が多くなるのは内部の少ない水分を守るための働きです。
▼選び方のポイント
混合肌の方も、基本は保湿力の高い乳液を選ぶのがポイント。Tゾーンの余分な脂はふき取り、頬などとくに乾燥が気になる部分には重点的に塗り込みましょう。
敏感肌さん|無添加で低刺激の乳液を

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バリア機能が低下することで、肌が過剰に反応してしまう敏感肌。合わない化粧品を使うと、肌のかゆみやヒリヒリ、赤みなどに悩まされるという方もいるでしょう。
▼選び方のポイント
敏感肌の方は、肌への刺激となりうる成分が配合されていない乳液を選ぶことが大切。着色料や香料、アルコールなどが配合されていないものを選びましょう。
【2】美白やエイジングケアなど、目的に応じた効果で選ぶ

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肌質特有の悩みに加え、「シミやそばかすを防ぎたい」「トーンアップして見せたい」「エイジングケアをしっかり行ないたい」などの悩みも組みあわせて、一緒にケアしたいという方もいるでしょう。そういった場合は、「美白」「年齢肌向け」など保湿以外のプラスアルファの効果に着目して、自分の肌悩みやニーズにあった乳液を選ぶこともポイントです。
美白ケア|透明感のある肌に
美白効果を謳うものには、厚生労働省が承認した「美白有効成分」が配合されている必要があります。チェックする際は、有効成分が一定以上の濃度で配合された「薬用(医薬部外品)」の表記を確認しましょう!
[有効成分]トラネキサムさん、カモミラET、ビタミンC誘導体、コウジ酸等
ニキビケア|肌荒れのないつるんとした肌に
ニキビには2つのパターンがあります。過剰な皮脂分泌が原因でできる「思春期ニキビ」、古い角質が毛穴につまることによってできる「大人ニキビ」など種類があるので、自分の肌の状態をみて選びましょう。
[有効成分]グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸ステアリル、アラントイン、フラーレン、トコフェリルリン酸Na等
エイジングケア|ハリのある若々しい肌に
しっかりと保湿できるもの、ハリやツヤを与えてくれる成分が含まれたものを選ぶことがおすすめです。
[有効成分]レチノール、ナイアシンアミド、ユビキノン、アスタキサンチン、ペプチド等
【3】朝・夜、夏・冬など使用シーンに合わせて選ぶ
使用シーンを想定して、それにあった商品を選ぶことも大切です。それぞれのシーンごとにおすすめの使用感などを説明するので参考にしてみてください。
▼朝・夏
ベタつかず比較的サラッとした使用感のほうが化粧崩れの心配がなく使いやすいでしょう。また、UVカット効果や化粧下地の役割を果たすものであればメイクの時短にもなりますよ。
▼夜・冬
こっくりとした保湿力の高いものや、日中に受けたダメージをケアできる商品を選ぶのがいいでしょう。
【4】使用するステップを確認して選ぶ
乳液によって、「化粧水のあとに使う」「化粧水の前に使う」など使用ステップが異なります。
具体的には、化粧水や美容液のあとに使用し、さらにクリームを重ねる必要があるもの、クリームが不要なもののほか、乳液から始まって化粧水、美容液、場合によってはクリームを重ねるステップのものなどがあります。そのため購入前に、使用方法や使用タイミングを確認しておきましょう。
乳液によっては、ほかのブランドと組みあわせて使用したいと思ったときにそれがかなわない場合があります。あらかじめそのメーカーで推奨されているスキンケアのステップを確認して商品を選ぶことも大切です。
乳液人気ランキング28選【~1,000円代】 韓国コスメも! 今売れてるプチプラ人気アイテムはこれ!
ここからは、価格帯別におすすめの市販乳液をTOP10までランキング形式で発表! 女性510名へのアンケート調査で「乳液を使っている」と回答した492名の方から集計した人気の乳液をまとめました。
アンケートをもとに愛用者のリアルな口コミも掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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乳液人気ランキング14選【2,000~4,000円代】 口コミ掲載! お手頃だけどしっとり潤う!
続いては、2,000~4,000円代で購入できる乳液のおすすめ人気ランキングTOP3まで紹介します。惜しくもTOP3に入らなかったものの優秀な商品はたくさんあるので、こちらもあわせて紹介していきます!
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美白効果を兼ね備えたさらりと気持ちいい乳液
1位に輝いたのは雪肌精の美白乳液! 「雪肌精」はその名にふさわしい美肌に導く処方で、保湿成分バクモンドウ(麦門冬)エキス、テンニンカ(天人花)エキスなどを配合。有効成分が美肌効果を発揮します。
手にとると、コクがあるのにベタつかないさらりとしたテクスチャー。肌にスッとなじみます。
こちらの「雪肌精」シリーズからは、化粧水や美容液、アイクリーム、クリームなども販売されているので、肌状態によっては化粧水のほか、美容液やクリームなどを重ねることができます。
※この商品は「医薬部外品」です。
【口コミ評判(アンケート回答より)】
・信頼のブランドで、しっとりなめらかな使い心地(48歳)
・しっとりが長時間持続する上に、美白効果が日々実感できる所がよい(43歳)
・冬場は少し乾燥するが、それ以外はさっぱりしていてつけ心地がよい(46歳)

ふっくらとしたハリ肌へと導く日中用乳液
アテニアで高い人気を誇るエイジングケアラインの日中用乳液。化粧水のあと、または、美容液のあとに使用します。朝の肌状態にあわせて必要なサポートを行なうことで、紫外線などの外的ストレスで乱れがちな肌のリズムに対応してくれます。
ちなみに、こちらの「ドレスリフト」シリーズは、夜はこの乳液ではなくクリームを使います。もっちりとして濃厚なテクスチャーで、肌にうるおいを与えながら、ふっくらとしてハリ感のある肌へと導きます。肌のしぼみを感じている人にとくにおすすめです。
【口コミ評判(アンケート回答より)】
・しっとりに仕上がるし香りが好き! もう少し安いとうれしい(38歳)

UVカットできる高保湿の日中用乳液。化粧下地にも
セラミドの働きを守り補いながら肌にうるおいを与える日中用の乳液。こちらの乳液は、SPF30/PA++++と紫外線防止効果があります。そのため日中の乾燥からだけでなく、紫外線からも肌を守りたい人におすすめ。また、化粧下地として使うこともでき、洗顔料で落とすことができる商品です。
同シリーズからは、より紫外線防止効果が高い日中用の乳液(SPF50/PA++++)でさっぱりとしたテクスチャーの乳液、夜用の美白乳液なども販売されています。そのため、季節やそのときのニーズに応じて使いわけることも可能。
なお、同シリーズからはクリームの販売はなく、乳液でステップが終了します。
【口コミ評判(アンケート回答より)】
・使い心地がいい(28歳)
・保湿力が高くしっとりする(35歳)
乳液人気ランキング12選【5,000円代~】 プレゼンにも! 人気デパコスブランドも厳選!
最後は、5,000円台から購入できる高級乳液のおすすめ人気ランキングを紹介します。スキンケアの気分を上げてくれるブランド乳液や、美肌効果の高いアイテムを厳選。ぜひチェックしてみてくださいね。
※2022/06/13日時点での価格


通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 乳液の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの乳液の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
乳液に関するQ&A 乳液の価格帯や買い替えのタイミングは?
みんなが選ぶ「乳液の価格帯」や「買い替えのタイミング」は? 女性510名へのアンケート調査で「乳液を使っている」と回答した492名の方に聞いてみました!

乳液を使う頻度をグラフで集計してみると上記のようになりました。
ふだん乳液を使っていますか?

アンケート結果によると、乳液を使うユーザーは毎日使う方は総合すると52.4%、時々使う方は28.8%。ほとんどの方が、ふだん乳液を使っていることがわかります。
一番多いのは、1日2回使っている方は26.3%。朝・夜の2回使用する乳液タイプもあるため、世間的には習慣になっているのかもしれません。

乳液の費用乳液をグラフで集計してみると上記のようになりました。
乳液の費用は月にいくらですか?

プチプラは人気があるものの、安いものが圧倒的に人気! という訳ではありませんでした。一番人気だったのが、効果や成分がしっかり入っており、手ごろな値段である1,001〜3,000円くらいの価格が半分以上の結果になりました。
3,000円を超える商品は高級なものが多く、商品によっては1万円を超えるものもあります。手が出せないという方も多かったため、11.8%にとどまる結果になりました。

乳液の買い替えタイミングをグラフで集計してみると上記のようになりました。
乳液を買い換え・再購入するおおよその目安は?

乳液を使うユーザーは、基本的に毎日使う方は52.4%、時々使う方は28.8%。
そのため、ボトルの大きさや内容量にもよりますが、1度の肌ケアでの使う乳液が3〜5滴ということを考えると、毎日使用しても、買い替えのタイミングは3カ月に1回くらいになるのではないでしょうか。
乳液の効果的な使い方・使用する順番 正しく使って商品の効果を引き出そう!
スキンケアの基本の順番は「汚れを落とす」「水分や美容成分を補う」「乾燥しないように肌をガード」という流れです。乳液を使うタイミングや正しい使い方を確認しましょう。
手順1:クレンジング・洗顔料で汚れを落とす
まずはクレンジングと洗顔料で、ホコリや脂など顔の汚れを落としましょう。2種類使うのは油性、水性とタイプの異なる汚れをしっかり落とすためです。
手順2:化粧水・美容液で美容成分を補う
続いて、化粧水や美容液を使用します。もっとも大切なのは水分をしっかり補充してあげること。美容液は目的にあわせて(保湿強化、美白、ニキビケアなど)使い分けます。
手順3:乳液・美容オイル・フェイスクリームでフタをする
最後は補った成分が乾燥してしまわないようにガードするケアを。乳液や美容オイル、フェイスクリームなどがその役割を担います。
乳液を使う場合は、適量を手に取って手のひらで温めたうえで、顔の中心から外側に向けて伸ばすようにして塗りましょう。乾燥が気になる部分には重ね付けするとより効果的です。
美容ライター、エイジング美容研究家
コットンか手か? 乳液の塗り方も確認
肌が敏感にかたむいているときはコットンの使用さえ刺激になることがあります。また、ひどく乾燥しているときも同様で、コットンの使用を避けるのがベストです。
そのため、乳液を塗る際に、手で塗ることができるのか、あるいはコットンの使用が推奨されているのか事前に確認しておくことも大切です。
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幅広い価格から自分の肌に合った乳液を選ぼう 肌質や、お悩みに合わせて
今回実施したアンケートの結果からも分かるように、多くの方は必ずしも安さを求めている訳ではありません。乳液の一番の役割はお肌のケア。お肌に合うかどうかや保湿性、美肌効果など、自分のお肌や好みに合った乳液を選ぶことが大切です。
乳液は、値段によって成分や内容量などに大きく差が出る商品でもあります。幅広い商品から、どんな種類があるのか、使い心地はどんなものか、どんな成分が入っているかなどをしっかり吟味しましょう!
買い替えタイミングも3カ月に1回の方も多いです。「3,000円は高い!」ではなく、「3カ月で3,000円はちょうどいいかな」といった考えで選んでみると視野も広がるかもしれません。
◆アンケート情報
調査時期:2020年4月24日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:510名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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美容ライター、エイジング美容研究家と活動する42歳。 中3と小6の2人の子どもを持つ母でもある。 美容ライターとしてウェブ、雑誌にてコラムの執筆や記事監修を行う傍ら、コスメブランドなどの広告も手掛ける。 エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャル・広告などに出演。 いつまでもキレイでいたいと願う女性に向けて美容全般に関わる情報を豊富な自己体験を元に発信中。