「アヒージョ鍋」のおすすめ商品の比較一覧表
アヒージョってどんな食べ物? ワインやビールのおつまみにピッタリ!
アヒージョとはスペイン語で「小さなニンニク」という意味合いをもつ、小皿料理タパスの一種です。具材をオリーブオイルとニンニクで煮込み、「カスエラ」と呼ばれる耐熱の陶器で出されるのが一般的となっています。
具材は海老やカキなどの魚介類、マッシュルームから野菜までさまざまです。煮込んだ具をそのまま食べたり、バゲットにニンニクの香りたっぷりのオリーブオイルを染み込ませたりして楽しみます。ワインやビールのおつまみにもぴったりです。
アヒージョ鍋の選び方 料理家に聞いた
通販サイトを見るとたくさんの種類のアヒージョ鍋が販売されています。自宅でアヒージョを作ったことがない方は、どんなものを選んだらよいのか悩みますよね。陶器や鉄製など素材の種類や、使う人数によっても選ぶ基準は変わってきます。
ここではさまざまなシチュエーションを想定したアヒージョ鍋の選び方を解説していきますので、参考にしてみてください。
【1】素材で選ぶ
耐熱皿やフライパンでも調理できますが、本格的なアヒージョを作るなら専用の鍋があるとより楽しめます。スペインでアヒージョに使われる鍋は、陶器でできた「カスエラ」が使われることが多いです。
また陶器以外にも鉄製や磁器製のアヒージョ鍋もあります。アヒージョ鍋の特徴を素材別に解説します。
熱々のアヒージョを楽しみたい方は「鉄製」
アツアツのアヒージョを楽しみたいなら鉄製のアヒージョ鍋がおすすめです。重くてお手入れの手間はありますが、こまめにお手入れをすれば長く使えるのがメリットです。
お手入れをする際は洗剤を使わず、たわしで洗います。その後20秒ほど空焼きして、食用油を軽くなじませて完了です。鉄製のアヒージョ鍋はなんといっても見た目がおしゃれ。ホームパーティーなどでおもてなしをする際にも向いています。
熱伝導率が高く保温性が優れている「陶器製」
陶器製は熱伝導率がよく保温性にすぐれていて、おいしいアヒージョを作りやすいのがメリット。衝撃に弱く割れやすい一面もありますが、素材にじっくりと熱を伝えることができ、食卓に出したあとも温かさを維持しやすいです。
スペインで一般的な「カスエラ」もこの陶器製で、一般的には丸型で浅く持ち手がないのが特徴。アヒージョを本格的に作りたい方には、本場でもよく使われている陶器製がおすすめです。
お手入れがカンタンな「磁器製」
和食器にも使われている磁器は、表面がツルツルしているのが特徴です。電子レンジや食洗機が使える場合が多く、洗いやすいというメリットがあります。鉄製・陶器製・磁器製の3つのなかではもっとも使いやすく、お手入れがカンタンです。
保温性が低めなので料理が冷めやすい傾向もありますが、なるべくお手入れに時間をかけたくない方は磁器製のアヒージョ鍋が使いやすいでしょう。
【2】直火やIHなど熱源で選ぶ
アヒージョは本場スペインでは直火で調理するのが一般的。ほとんどのカスエラはIH対応不可なものが多いため、ふだんIHを使うご家庭は購入の際に注意が必要です。
ただし、なかにはIH対応のアヒージョ鍋もあるので、IHコンロを使うご家庭は事前に対応しているか確認しておきましょう。
本格的に使いたい方は「直火対応タイプ」
カスエラは陶器で作られているのでほとんどのものが直火に対応しています。直火を使って具材をオリーブオイルとニンニクで煮込むと、アツアツでおいしいアヒージョに仕上げられるでしょう。
また鉄製も直火に対応でき、磁器製は直火可能なものとそうでないものがあります。本格的に使いたい方は商品を購入する際に使用方法をよく読んで、直火に対応したアヒージョ鍋を選んでくださいね。
家庭がIHなら「IH対応タイプ」
基本的に直火で作るアヒージョですが、IHコンロに対応しているアヒージョ鍋を使えばIHで作ることも可能です。ただしアヒージョ鍋はIHに対応していないものが多く、選びにくさを感じるかもしれません。
その場合はアヒージョ鍋として売られているものではなく、浅型の鍋を検索してみるのもひとつの方法です。たとえばスキレットという鉄製の小さなフライパンでもアヒージョは作れます。
【3】耐熱温度も確認する
ガスコンロの温度は1700℃前後といわれています。陶器製のカスエラのほとんどは日本の一般家庭のガスコンロに対応しています。
けれどカスエラは急激な温度変化に弱いという性質があります。ぞのため使用する際はカスエラの底のじかに火があたるところを水で湿らせてから火にかけるようにしてください。
【4】使用する人数でサイズを選ぶ
アヒージョ鍋は12cmくらいのサイズから販売されています。12~15cmくらいまでなら1~2人用。3人分以上であれば15cm以上の大きなものをおすすめします。
ただしアヒージョ鍋をほかの料理に活用する予定がなかったり、使用頻度が低くなりそうなら、3人以上の利用でも12~15cmのものを選んでもいいでしょう。用途と人数をもとにしてアヒージョ鍋を選んでみてくださいね。
【5】鍋の深さで選ぶ
アヒージョ鍋は商品によって鍋の深さもさまざまです。浅型はアヒージョを作るのに都合がいい形状ですが、代わりにほかの料理に活用しづらい傾向もあります。
アヒージョだけに使いたい場合は浅型、ほかの料理にも使いたいのであれば深型の鍋を選ぶことをおすすめします。
アヒージョ作りだけに使用するなら浅めがおすすめ
アヒージョだけを作るなら浅めのアヒージョ鍋がおすすめです。なぜなら浅い鍋は具材がオリーブオイルに浸りすぎず、少量のオリーブオイルですむメリットがあります。
また調理したあと器に移しかえずにそのまま食卓に出すことを考えると、浅いアヒージョ鍋のほうが見た目もきれいです。
グラタンなど多目的使用する方は深めがおすすめ
アヒージョだけではなくグラタンなどの料理にも使いたい場合は、深めの鍋がおすすめです。アヒージョを食べるときに具が見えにくくなる一面もありますが、どんな料理にも対応できるというメリットもあります。
アヒージョを作る機会がそこまで多くない方や、少ない器で使いまわしたいという方は深めの鍋を選んでみてもいいでしょう。
料理家 Bibiさんからのアドバイス
料理家
多くの人に好まれやすいアヒージョの調理方法は意外とかんたんです。コツさえ掴んでしまえば、いろいろな食材でアヒージョを楽しむこともできます。アヒージョ鍋の価格はお手ごろなので、ひとつと言わずいくつか購入してパーティーで2~3品のアヒージョを楽しむのもおすすめ。お鍋自体もかわいいものが多いので、アヒージョ以外の料理でも楽しめそうなお鍋を選んでみてくださいね。
アヒージョ鍋のおすすめ14選 人気のニトリの商品からアウトドアブランドまで
ここまでは素材や熱源などからアヒージョ鍋を選ぶ方法について解説しました。
お手入れのしやすいものからおしゃれなデザインのものまでピックアップしましたので、これからアヒージョ鍋を購入する方はぜひ参考にしてくださいね。

『アヒージョ鍋 美濃焼』










出典:Amazon
ニトリ『チーズフォンデュセット』






出典:楽天市場

Graupera(グラウペラ)『カスエラ 12cm』








出典:Amazon
カワイ商会『四季彩 タパス アヒージョ皿 12cm』








出典:Amazon
Graupera(グラウペラ)『カスエラ 17cm』








出典:Amazon
すぺいんの食卓『アヒージョ陶器 カスエラ 12cm』






出典:Amazon
ピーアンドエス『健康鍋シリーズ フォンデュ 小』

出典:Amazon
テーブルウェアイースト『フライパン型グラタン皿』


















出典:Amazon
カネスズ『耐熱鍋 14cmバル』

出典:Amazon
Graupera(グラウペラ)『カスエラ 13cm』








出典:Amazon
キャプテンスタッグ『UG-3028』










出典:Amazon
staub(ストウブ)『ミニ ピコ ココット ラウンド ブラック』




















出典:Amazon
食器屋ピーアンドエス『ラメキン アヒージョ鍋』








出典:Amazon

キャプテンスタッグ『UG-3035』














出典:Amazon
おいしいアヒージョの作り方! オリ―ブオイルや塩など
オリーブオイルとニンニクを煮込むだけでカンタンに作れるアヒージョ。じつはちょっとしたコツでおいしさがアップします。ここではそのコツをご紹介します。
オリーブオイルにこだわろう!
オリーブオイルはいくつか品質のグレードが分かれています。
そのなかでも一番アヒージョに向いているのが「ピュアオリーブオイル」です。高級グレードの「エクストラバージンオイル」の方がおいしく仕上がるイメージもありますが、高級グレードならではの豊かなオリーブの香りが火を通すことでぬけてしまうので、もし使うなら最後の仕上げにかけるのに適しています。
煮込むオイルは「ピュアオリーブオイル」、仕上げにかけるなら「エクストラバージンオイル」と覚えておきましょう。
塩や調味料は最後にかける!
アヒージョの材料はオリーブオイル・ニンニク・鷹の爪・塩、そして具材とシンプルですが、実は塩だけは最後にかけた方がおいしく仕上がります。なぜなら塩はオリーブオイルに溶けにくく、一緒に煮込むと下にそのまま沈殿してしまう可能性が高いからです。そのため塩は具材を煮込んだあとの仕上げにかけましょう。また、コショウなどの調味料も同じように仕上げにかけて味つけすると、しっかり味がついたアヒージョを楽しめるでしょう。
複数をそろえるとバリエーションが広がります
アヒージョは自宅でカンタンに作れるスペイン料理。お酒のおつまみからホームパーティーでのおもてなし料理まで幅広く活躍してくれ、見た目もおしゃれに仕上がります。難しい道具は必要なく、お好きな具材で作れるのもうれしいですね。
今回はおすすめのアヒージョ鍋のおすすめ商品をご紹介しました。ぜひお気に入りを選んでみてくださいね。本格的なアヒージョ鍋を使って自宅でおいしいアヒージョを作って楽しんでください。
アヒージョ鍋とあわせてチェックしたいおすすめ記事 【関連記事】
料理に欠かせないオリーブオイル。そのなかでもさらに純度が高く、さまざまな体へのよい影響が期待されているのが、エクストラバージンオリーブオイルです。酸度や製法、産地による味の違いなど確認するポイントが多く、「本物」の選び方がわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、フードス...
塩料理研究家でシニアソルトコーディネーターとしても活躍されている青山志穂さんに、料理に向く塩選びのポイントとのおすすめ商品を教えてもらいました。塩は、料理の味つけの基本中の基本。いまや国内には4,000種類を超える塩が流通していますが、その違いはあまり知られていません。どれも味が同じと思われが...
人気のスペイン料理、「アヒージョ」。外食だけではなく家庭でも楽しみたいという要望に応え、最近はスーパーなどでも「アヒージョの素」を多く見かけるようになりました。ただ、さまざまなメーカーからバラエティー豊かな商品が発売されているため、選ぶ際にはちょっと戸惑ってしまうかもしれません。そこでこちらの...
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
元国際線客室乗務員。学生時代の海外留学やCAとして海外を行き来した中で、出会ったもの、目にしたものや味わったもの等の経験を活かしたレシピを作成、料理教室「Aoiro to Ruriiro」を主宰している。 六本木卵料理専門店eggcellentの人気スイーツ‘エッグタルト’のレシピ開発をはじめ、企業やレストランのレシピ開発、メニュー考案を担当、インスタグラム運営代行の経験を持つ。 自宅教室では、ランチタイムカフェ、パンの販売、ケータリング、出張料理等幅広く活動している。2児の母。