エクストラバージンオリーブオイルとは? 本物との違いも解説!
エクストラバージンオリーブオイルと表記していいのは、国際オリーブ協会が定めた基準をクリアしたオイルのみと決められています。オリーブ果実をしぼって採油されたままのオイルのことをバージンオイルと呼びます。化学薬品による処理がなされていないため、天然果汁そのままの豊かな香りや風味が感じられるのが特徴です。
エクストラバージンオリーブよりも求めやすい価格帯で販売されているオリーブポマースオイルがあります。エクストラバージンオリーブオイルの搾りかすに化学薬品処理を施して採油されたオイルに、バージンオリーブオイルをブレンドしたオイルです。業務用のためスーパーなどでは流通していませんがネットショップで入手できます。
熱に強いため加熱調理に向いていますが、香りや風味は弱いのが特徴です。オリーブオイルでもさまざまな種類があるため、精製方法や表記名をチェックして選びましょう。
エクストラバージンオリーブオイルの健康効果
エクストラバージンオリーブオイルのなかに含まれるオレイン酸は悪玉コレステロール値を下げ、しかし善玉コレステロール値は下げないという働きをしてくれます。
また、オレイン酸は胃での滞在時間が短い分、余計な胃酸を分泌する必要がないため、胃もたれや胸焼けなどが少なくなります。ただし、カロリーは意外と高めなので、1日あたり大さじ2杯程度に抑えておくとよいでしょう。
エクストラバージンオリーブオイルの選び方
料理家・フードスタイリストの江口恵子さんにエクストラバージンオリーブオイルを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ぜひ参考にしてみてください。
認証マークが付いているかチェックする
エクストラバージンオリーブオイルのボトルの裏面のラベルには、オイルを製造した国の認証マークなどが記載されています。なかには、ラベルに製造方法や原産国が書かれていないものもあるので、本物かどうか見分けるときの参考にしてみてください。
酸化しにくいボトルを選ぶ
エクストラバージンオリーブオイルは光に弱い性質です。店内を照らす蛍光灯でも劣化が進んでしまうため、容器にはとくに注意しておきましょう。
安価なものではプラスチックボトルに入れられる場合も多いですが、これは酸素を通しやすいためNG。中身が透けないくらい濃い色のビンに入っているものがベストです。
オイルの酸化度をあらわす「酸度」が低いほど新鮮
日本ではあまりなじみのない、オリーブオイルの酸化度を示す数値「酸度」。 この数値が低いほど、新鮮で刺激も少ないです。すべてのボトルに表示されているわけではないのですが、あえて酸度を表記しているブランドのオイルはそれだけ品質に自信があるということかもしれません。
平均的な酸度が0.8とされているので、今回私からおすすめしたなかには酸度0.1~0.2のものがありますが、これは貴重なオリーブオイルといえます。
サイズで選ぶ
オリーブオイルは鮮度が命ともいえるので、使用頻度や消費量も考えてサイズを選びましょう。多少割高に感じても、小さなボトルで頻繁に新しいものを購入する方が、結果的にはおいしく、質のよい状態で食べ切ることができるのでおすすめです。
低温圧縮製法は高品質の証
エクストラバージンオリーブオイルには「低温圧搾(コールドプレス)」という製法があります。30度以下の低温でじっくりと圧搾していく方法で、手間ひまかけてつくられた証ともいえます。品質の高いオイルを選ぶなら外せない条件です。
オリーブオイルに限らず、オイルは加熱するほど味が劣化して「油くささ」が増します。高温で圧搾すると栄養成分が激減し、オリーブ本来の香りや風味にも影響が出てしまうのです。低温で圧搾されたエクストラバージンオリーブオイルを選ぶなら「非加熱」もしくは温度表記が30度以下になっているか確認しましょう。
産地で選ぶ
オリーブオイルはイタリア産に限らず、スペイン・ギリシャ・ポルトガルなどヨーロッパ各地でつくられています。
ブランドやオリーブの品種による味の違いもありますが、まずは、どの国、どこの産地のものかを把握しその違いを知ることからはじめてみましょう。それによって、自分の好みに合ったオリーブオイルを選ぶことができます。
味だけでなく香りも重要
オリーブオイルは味だけでなく、香りの違いも印象に大きく影響します。オリーブの香りが強めのものから弱めのものまで、またフルーティーな香りだったりとさまざま。
これも産地や品種、またしぼり方などの要素によって変わってくるものです。したがって、オリーブオイルを選ぶときは、味と香りの両方を意識してみてください。
エクストラバージンオリーブオイルおすすめ19選

オリバ・デル・デスシエルト『カスティージョ・デ・タベルナス 0.1 ピクアル エキストラバージンオリーブオイル






出典:楽天市場
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | 0.1% |
内容量 | 250ml |
産地 | スペイン・アンダルシア州 |

オリバ・デル・デスシエルト『カスティージョ・デ・タベルナス 0.1 ベンジャミン エキストラバージンオリーブオイル』

出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | 0.1% |
内容量 | 250ml |
産地 | スペイン・アンダルシア州 |

サンテラモ『エクストラバージンオリーブオイル グリーンラベル』

出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 250ml |
産地 | イタリア・プーリア州 |

サンテラモ『エクストラバージンオリーブオイル ホワイトラベル』

出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 250ml |
産地 | イタリア・プーリア州 |

フレスコバルディ・ラウデミオ『エクストラバージンオリーブオイル』

出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | 0.2% |
内容量 | 500ml |
産地 | イタリア・トスカーナ州 |

アルドイノ『エクストラバージンオリーブオイル フルクトゥス』














出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | 0.28% |
内容量 | 750ml |
産地 | インペリア・リグーリア州 |

井上誠耕園『小豆島産 手摘み緑果オリーブオイル』
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 180ml/450ml |
産地 | 香川県・小豆島 |
ヴアセイテス・デル・スル『ヴィラブランカ オーガニックエクストラバージンオリーブオイル』

出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 500ml |
産地 | スペイン・アンダルシア州 |
ムエルオリヴァ『ピクーダ エクストラバージンオリーブオイル』






出典:楽天市場
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | 0.3%以下 |
内容量 | 500ml |
産地 | スペイン・アンダルシア州 |
ゴヤ『エキストラバージンオリーブオイル UNICO』




















出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | 0.4%以下 |
内容量 | 500ml |
産地 | スペイン・アンダルシア州 |
ビオプラネット『ポルトガル産 有機エキストラバージンオリーブオイル』










出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 500ml |
産地 | スペイン、ポルトガル |
ベリオ『BERIO エクストラバージンオリーブオイル グストフルッタート』






出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 400g |
産地 | 日本、イタリア |
ミラ『ラニエリ エクストラバージンオリーブオイル 』

出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 1000ml |
産地 | イタリア・カンパニア州 |
カルボネール『オーガニックエクストラバージンオリーブオイル 』

出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 500ml |
産地 | スペイン・アンダルシア州 |
アクアメール『A.O.Cニヨンス NYONSエクストラバージンオリーブオイル』

出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 229g(250ml) |
産地 | フランス |
ガルシア『エクストラバージンオリーブオイル』






























出典:Amazon
容器タイプ | ペットボトル |
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酸度 | 0.7%以下 |
内容量 | 1000ml |
産地 | スペイン・カスティーリャ ラ マンチャ州 |
ボスコ『エキストラバージンオリーブオイル』












出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 500ml |
産地 | 日本、イタリア |
味の素『オリーブオイルエクストラバージン』










出典:Amazon
容器タイプ | ペットボトル |
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酸度 | - |
内容量 | 600g |
産地 | 日本、スペイン |
味の素『オリーブオイルエクストラバージン フルーティアプレミアム』






出典:Amazon
容器タイプ | 瓶 |
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酸度 | - |
内容量 | 180g |
産地 | 日本、オーストラリア |
「エクストラバージンオリーブオイル」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする オリーブオイルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのオリーブオイルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
エクストラバージンオリーブオイルの使い方
ドレッシングとして使う
料理で使うオイルといえば、「フライパンにひく」というイメージが一般的。しかしエクストラバージンオリーブオイルは、調味料として活用できるメリットがあります。
なかでも、もっともカンタンなのが「料理にかける」使い方です。フランスパンやサラダ、豆腐のドレッシング代わりにかけるとオリーブの風味を楽しむことができます。
加熱調理の油として用いる
調味料的役割を担うことの多いエクストラバージンオリーブオイルですが、ほかのオイル同様、加熱調理に用いるのもひとつの方法です。
熱を加えることで風味が失われるという欠点もありますが、長時間の加熱でなければそれほど気になりません。もともとコクのあるオイルなら、しっかりと風味を残してくれます。炒め物やパスタだけでなく、天ぷら油として利用することも可能です。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/12/16 記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 渡辺裕美)
ナチュラルフード&スイーツカフェ ORIDO吉祥寺オーナー。 雑誌、広告、WEBサイトなどで、素材感、空気感のあるスタイリングと実生活に根付いた提案が人気。 講演会、料理教室、ケータリング、カフェとあらゆるシチュエーションで野菜たっぷりのおいしくて体に優しい料理を伝えるべく活動中。