亜麻仁油とは 【アマニ】が原料
亜麻仁油とは、アマ科のアマの種子である【アマニ】が原料となる植物由来成分からなる油になります。オメガ3(n-3)系脂肪酸が多く含まれていることから食への意識が高い女性に好まれています。
味噌汁やコーヒーなどに混ぜる事で亜麻仁油の成分であるα‐リノレン酸を手軽に摂取することができます。亜麻仁油を選ぶ際のポイントを抑えて購入しましょう。
亜麻仁油の選び方
フードアナリストの平林玲美さんに、亜麻仁油を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
「低温圧搾法」で製造されたものを選ぶ
亜麻仁油を購入するときは、まず製造方法をしっかりとチェックしましょう。亜麻仁油は亜麻という種子から搾油して製造されますが、その抽出方法によって味わいや栄養価が大きく異なってしまうからです。
おいしく栄養価の高い亜麻仁油を楽しむためにも、購入の際は「低温圧搾法」(コールドプレス法)と記載されたものを選ぶのがベター。これらは低温でゆっくりと搾油されているので、亜麻本来の風味や栄養価を丸ごと楽しむことができます。最近では大量生産やコスト削減のため高温加熱によって抽出されている商品も多々ありますので注意してくださいね。
クセのない「精製」か亜麻仁らしい「未精製」か
亜麻仁油には、無味無臭になるまで食べやすく加工した「精製亜麻仁油」と、亜麻から搾ったままの純粋な「未精製亜麻仁油」とに分けられます。
今まで亜麻仁油を口にしたことのある方のなかには、独特の青々しく香ばしい匂いや苦味が得意でないという方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな方には「精製」タイプがおすすめ。クセの強い香りや苦味を取り除いているので、はじめての方や小さなお子さまでも抵抗なくいただけるはずです。亜麻仁本来の香りや味わいを楽しみたい方、栄養価を丸ごと取り入れたい方は「未精製」タイプを選びましょう。
容器や容量にも注目しよう
亜麻仁油は熱や光に弱く酸化しやすいため、保管場所や保管方法に細心の注意が必要です。そのため、購入の際には容器や容量にも注目しましょう。紫外線だけでなく室内の蛍光灯も酸化の原因になりますので、容器は光を通さない遮光機能がついたものを選ぶのがベター。
また、亜麻仁油の賞味期限は3カ月〜4カ月程度のものが多いので、期限内に使いきれるようライフスタイルに合わせた容量を選ぶことも大切です。
オーガニック認証をチェック
安心・安全な亜麻仁油を口にしたい人はオーガニック製品を選ぶことも判断材料のひとつです。有機JAS認証や海外のオーガニック認証をクリアしている製品にはラベルなどにマークが記載されています。
「GMP認証取得工場」で製造された製品なら厳格な基準をクリアしたものになるので、安心して購入できます。
亜麻仁油おすすめ9選 流行りのオーガニック製品も
上で紹介した亜麻仁油の選び方のポイントをふまえて、実際にフードアナリスト平林玲美さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。こだわりの逸品、あなた自身にぴったりの一品を見つけるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

コスパがよく、毎日気兼ねせずに使えます!
こちらも精製されたタイプの亜麻仁油です。クセのない味わいのなかにもわずかながら青っぽい香りがするのが特長。コスパもいいので、ご家族で使われる方や、毎日亜麻仁油を気兼ねなく使用したい方におすすめです。
そのままはもちろん、ヨーグルトやコーヒーに少量混ぜるととろみが出るので、味の変化を楽しみたい方にも向いています。
※楽天は4本セットです

保存料・着色料不使用! オーガニックの亜麻仁油
未精製の亜麻仁油ながら、さらりとしていて使いやすいのが特徴的。亜麻仁特有の香ばしさと苦味がわずかながら感じられ、慣れてくるとクセになるというリピーターの多い一品です。
保存料や着色料不使用でオーガニック基準もクリアしているため、ナチュラル志向派の方にもおすすめ。生野菜との相性はもちろん、バターの代わりに食パンにかけるとグッと甘さが引き立ちます。納豆に混ぜると苦味が気にならなくなり、マイルドな味になっておいしいので気に入ってます。

フレッシュな香りと味わいがドレッシングに最適!
こちらもオーガニックの亜麻仁油です。一番搾りにこだわっているため、フレッシュな香りと味わいが特徴です。
未精製のため、独特の香りと苦味はありますが、青っぽい味わいは塩やハーブ類、柑橘類などほかのスパイスと相性がいいです。ドレッシングやマリネ液のベースとして使用するとそこまでえぐみは感じません。納豆や豆腐との相性もいいため、さまざまな食材に使用できるという点でもおすすめの1本です。
非遺伝子組み換え亜麻仁を使った無添加の亜麻仁油
ニュージーランド産の非遺伝子組み換え亜麻仁を使った亜麻仁油です。40度以下の低温圧搾法で搾った一番搾りのオイルで、オメガ3が豊富です。無添加、未精製なので、亜麻仁油の自然な苦味を好む方におすすめです。
ほろ苦さが特徴ですが、苦手な方は加熱しない料理に混ぜて使うと良いでしょう。サラダ、おひたし、酢の物、納豆などさまざまな料理に合います。光による酸化を防ぐため、遮光瓶に入っていることもうれしいポイントです。
※楽天は3本セットです
日本と欧州のオーガニック認証を取得した亜麻仁油
イタリア産有機亜麻の種から作られた亜麻仁油です。栄養分を壊さない低温圧搾法で搾られており、オメガ3が46~72%含まれています。JASの有機食品認証と欧州のオーガニック認証を取得していて、苦味と独特の香りが特徴。
ドレッシングやマヨネーズに混ぜてサラダにかけたり、スープやスムージーに混ぜたりすると食べやすいでしょう。バターのような風味もあるので、パンにかけるのもおすすめ。1日の摂取量はスプーン1~2杯が目安です。
クセがないのでそのままでも飲める!
そのままでも飲めるクセのない亜麻仁油です。スプーン1杯で1日分のオメガ3を摂取できる手軽さもポイント。納豆、ヨーグルト、カルパッチョなど、さっぱりとしてクセがないのでどんな料理にも合うでしょう。おにぎりに使うと冷めても固くなりにくく、風味も良くなります。
容器は二重構造のフレッシュキープボトル。開封後も酸化を抑え、一滴から欲しい分だけ注げることがメリットです。持ちやすく液だれしにくい容器で、開封後も常温で保存可能。食卓に置いておくといつでも使えるので便利です。

亜麻仁独特の苦みがなく、初心者におすすめ
亜麻仁油をはじめて使う方や、どの亜麻仁油を購入するか迷ったときにはこちらがおすすめ。同メーカーのスタンダードラインよりもαリノレン酸が豊富に含まれているため、同量でもより高い健康作用が期待できるのがポイントです。
無味無臭へと精製され、クセがなくさらりとしているため、亜麻仁の風味や苦味に慣れていない方におすすめです。

どんな食材とも相性抜群! そのままの飲用も可能
比較的クセの強い未精製の亜麻仁油のなかでも、香りや味に抵抗なくいただけると評判の高いのがこちらの一品。そのまま飲めるほどにさらりとした口当たりと後味なので、どんな食材との相性も抜群! 有機JAS認定のオーガニック商品です。
熱に弱い亜麻仁の性質を保つべく、製造だけでなく配送もクール便というこだわりぶり。ブルーのボトルがかわいくキッチンを彩ってくれるのもおすすめのポイントです。
※Amazonは15本セット、楽天・Yahooは6本セットです
さわやかなレモン風味がドレッシングにピッタリ!
レモン味が特徴の有機亜麻仁油です。亜麻仁特有の生臭さや苦味を感じにくく、さわやかなレモンの香りで食べやすいオイル。すっきりとした口当たりで、亜麻仁油が苦手な方でも食べられるでしょう。
そのままパンにつけたり、塩とコショウを混ぜてドレッシングにしたり、簡単に料理に取り入れられることも魅力。低温圧搾法で搾られており、オメガ3やリグナンも豊富です。イタリアの工場で搾ったあとすぐに詰めているので、開封するまで新鮮さを保ちます。
「亜麻仁油」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング 亜麻仁油の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での亜麻仁油の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
亜麻仁油とえごま油の違い
アマニ油のほかに、α-リノレン酸を豊富に含むものとして知られているのが「えごま油」。亜麻仁油とえごま油は何が違うの?似ている?と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?この2種類のオイルの違いを解説していきます。
えごま油はシソ科の一年草であるえごまの種から採取された油であるのに対し、アマニ油はアマ科の「アマ」の種子から摂られた油です。
【1】脂肪酸成分の量
■亜麻仁油
・α-リノレン酸60%
・リノール酸15.40%
・オレイン酸14.50%
■えごま油
・α-リノレン酸60%
・リノール酸14.30%
・オレイン酸14.40%
【2】含有しているポリフェノールの種類
■亜麻仁油
・リグナン
■えごま油
・ルテリオン
・ロズマリン酸
このように、亜麻仁油とえごま油では、原料となる植物が異なるので含まれている成分の量や含有しているポリフェノールの種類が異なります。
また、α-リノレン酸の含有量は、商品にもよりますがえごま油の方が若干多いと言われています。しかし微々たる差なので、そこまで違いはないと考えてよいでしょう。気になる方は、どちらも試してみて、好みに合うものを選びましょう。
寝る前に亜麻仁油を摂る??
さまざまな料理に使い分けができる亜麻仁油ですが、寝る前に生でそのまま摂る女性が多くいるようです。摂るベストな時間は夕食を食べて数時間経過した寝る前。
亜麻仁油は、オメガ3(n-3)系脂肪酸が多く含まれていることから血液の循環を緩やかにするといわれ、血圧が気になる人にもおすすめです。
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亜麻仁油選びに迷ったら精製タイプから
亜麻仁油のオメガ3脂肪酸は体内では生成されない必須脂肪酸のひとつ。お気に入りの亜麻仁油を見つけて、手軽にその栄養価を取り入れたいですね。
これまで亜麻仁油が苦手だった方や、はじめての方は、精製タイプから慣れてみるのもおすすめ。未精製タイプも添加物のないものを選べばその苦味やえぐみがクセになることも。
また、光や熱に弱い亜麻仁油は、プラスチック容器だと酸化が早まってしまうおそれもあります。購入の際には遮光に加えて、瓶タイプを選ぶことも重要なポイントですよ。
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