「塩」のおすすめ商品の比較一覧表
料理と相性のいい塩を使えば美味しさもアップ!
料理に欠かせない調味料といえば塩! 料理をされるご家庭であれば、必ず置いてあると思いますが、じつは塩にもさまざまな種類があることをご存じですか?
海水塩や岩塩といった原材料の違いや製法、結晶の形など、塩にはたくさんの種類があり、それぞれ味の違いや適した料理があるんです。
塩を知ることで、料理がこれまで以上においしく、楽しくなること間違いなしです!
料理に合う塩の選び方
塩料理研究家の青山志穂さんに、料理がおいしくなる塩を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
ポイントは下記3つ。
【1】料理との相性
【2】変わり種の塩
【3】塩の粒の大きさ
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】料理との相性を考えて選ぶ
料理をおいしく仕上げたいとき、その料理に適した塩のタイプを選ぶことが大切です。塩の使い分けによって、いつもの料理をワンランクあげることも可能に。
ハーブやスパイスで味がついているタイプや、ミネラル成分が旨味を引き出してくれるタイプ、色や形に特徴があるタイプなど、たくさんある塩から作りたい料理にぴったりのものを選んで、料理をもっと楽しみましょう。
ハーブやスパイスを加えた「シーズニングソルト」はオールマイティー
塩にハーブやスパイスが加えられた「シーズニングソルト」は、食材の味をかんたんに引き立たせてくれるとても便利な調味料です。食材に振りかけるだけで肉や魚がおいしくなり、スパイスが食欲を刺激してくれます。
どんな食材にも使えるオールマイティーなものがほしいなら、ニンニクと玉ねぎで味付けされた商品を選ぶとよいでしょう。
旨味を引き立たせるなら「ミネラル豊富な塩」
マグネシウムやカリウムなどのミネラルを多く含む「ミネラル豊富な塩」は、食材の旨味を引き出します。とくにマグネシウムは、食材の熟成や発酵をたすけ、食材をよりおいしくしてくれます。
ナトリウム以外のミネラルが多く含まれているかどうかを知るには、商品の栄養成分表示を確認してみてください。「ミネラル豊富な塩」を上手に使って、料理をおいしく仕上げましょう。
【2】いつもと違うアクセントを加えるなら「変わり種の塩」
友人や家族、親戚などを招いて料理をふるまうときは、いつもよりも気合が入りますよね。そんな特別なときのために、色や形にも特徴のある塩をひとつ持っておくとより食卓が華やかになるでしょう。
高級感ある「トリュフ塩」や、黒い色が特徴的で料理のアクセントにもなる「竹炭塩」、塩を燻製した香り豊かな「燻製塩」など変わり種の塩があれば、手作りの料理が高級レストランのような特別な料理に早変わり!ちょっと添えるだけでも料理のアクセントになるのでおすすめです。
【3】食材に合わせて塩の粒の大きさを変えよう
塩には粒が大きめの「粗目の塩」と、さらさらとした「こまかい粒の塩」があります。食材をおいしく引き立たせるためには、食材にあった塩の大きさを選ぶことが大切です。
しょっぱさが強いか弱いかは、ナトリウムの量(食塩相当量)をチェックしましょう。食材の味が濃いめのものには、しょっぱさが強めのタイプを、淡白な味のものにはしょっぱさが弱めのタイプを使うと、食材の味をしっかりと引き立たせてくれます。
赤味肉や魚には「粗目の塩」を
食材そのものの味がしっかりとしている赤みの肉などには、粒が大きめの「粗目の塩」を使うのがおすすめです。ステーキなどにしょっぱさが強めの粒の大きい塩を使うと、強い食材の味に負けずに塩の味も楽しむことができます。
白身の魚や鶏肉などには、しょっぱさが弱い「粗目の塩」を使ってみてください。食材を噛むごとに塩が一緒に溶けるので、淡白な魚や肉の味をしっかりと楽しめます。
淡白な食材には「細かい粒の塩」を
食材そのものの味が淡白な野菜やご飯などには、「こまかい粒の塩」がよくあいます。塩が食材にしっかりとなじむので、生野菜のサラダやおにぎりなどに使用するのがおすすめです。
フライドポテトなどの揚げものには、しょっぱさが強めの「こまかい粒の塩」を使いましょう。しっかりとした塩気で、食材がいっそうおいしく感じられるでしょう。
シニアソルトコーディネーター/塩料理研究家
塩と食材の相性については下記のとおりです。この5タイプを持っていると、どんな料理にも対応することができます。まずはこれらをそろえてみては。
・適度なしょっぱさ×中くらいの粒
=オールマイティ
・しょっぱさが強い×粒が大きい
=赤身の肉(牛肉・内臓)や魚(マグロ・カツオなど)
・しょっぱさが強い×粒が小さい
=揚げもの
・しょっぱさが弱い×粒が大きい
=白身の肉(鶏肉)や魚(白身魚やイカ・タコなど)
・しょっぱさが弱い×粒が小さい
=野菜やごはんなど味が淡泊な食材
料理に合う塩のおすすめ16選 コスパがいい商品から原材料にこだわったミネラル天然塩まで!
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、塩料理研究家の青山志穂さんと編集部が選んだおすすめの商品をご紹介します。



野菜やごはんにぴったりなやわらかいしょっぱさ
沖縄県の離島・石垣島で生産される海水塩です。製塩所が位置する名蔵湾は、ラムサール条約で認定された湿地帯を有し、標高526mの於茂登岳(おもとだけ)南麓から流れる川によって、緑豊かな山のミネラルも含んでいます。その海水を汲み上げ、逆浸透膜で濃縮したのち、平釜で間接的に熱を加えてじっくり時間をかけて結晶化させています。
細やかな塩の結晶は、不純物をしっかり濾過(ろか)しているので口当たりがよく、食材にもしっかりなじみます。しょっぱさは非常にやわらかく、むしろ甘味を感じるほどです。野菜全般に合いますが、とくに加熱すると甘くなるたまねぎやかぼちゃ、にんじんなどとの相性が抜群です。

揚げもののサクサク感を楽しむ力強い塩
フランス北東部に位置するロレーヌ地方にある岩塩鉱山から産出される岩塩です。1856年に岩塩鉱の採掘作業が始められて以来、今でも塩の生産が続けられています。岩塩鉱山に穴をあけ、真水を注入して岩塩を溶かして濃い塩水にしたのち、地上に吸い上げ、釜で煮詰めて再結晶させて作られています。こうすることで、不純物などが除去されるとともに、結晶がやわらかく仕上がるため、口溶けがよくなります。
力強くストレートなしょっぱさがあるため、脂っこい料理をさっぱりとさせてくれます。とんかつ、てんぷら、ポテトフライなどの揚げものにかけると、衣のサクサク感を損なわずに楽しむことができます。粒は細かくサラサラでまんべんなくかけられます。
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Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの塩の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
塩料理研究家からのアドバイス
シニアソルトコーディネーター/塩料理研究家
塩は、料理や食材が本来持っている味を引き出す名わき役。同じ料理や食材でも、塩を変えることで引き出される味わいが変化するのが、塩にこだわるうえでの一番楽しいポイントです。
食材との相性を考えるのももちろんですが、まずはひとつの料理や食材をいくつかの塩で食べ比べてみて、その味の違いを楽しんでみてください。
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塩を上手に選んで料理をもっと楽しみましょう
この記事では、料理にあう塩の選び方とおすすめの商品を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?ひと口に塩といっても、いろいろなタイプのものがあります。料理をしたい食材と相性がいい塩を選ぶのが、おいしい料理に仕上げる大切なポイントとなります。
塩の粒の大きさの違いや、含まれているミネラルなどの量の違いなどによって、相性のいい食材も変わります。この記事を参考にして上手に塩を選び、毎日の料理をもっと楽しんでみてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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慶応義塾大学卒。食品会社でのマーケティング・商品開発を経て、塩の専門店に入社。日本初のソルトソムリエ制度を創設。 その後、より多くの人に塩の魅力を伝えるため(社)日本ソルトコーディネーター協会を設立。 養成講座の開催のほか、講演会やイベント、メディア出演を行う。著書に『日本と世界の塩の図鑑』(あさ出版)、『塩図鑑』(東京書籍)など。 訪れた製塩所は200か所以上、塩のコレクションは1200種類以上に及ぶ。