一人用鍋の選び方
まずは、一人用鍋の選び方をチェックしていきましょう。フードアナリストの市岡充重さんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの一人用鍋を選ぶために参考にしてみてくださいね。
対応している熱源で選ぶ
一人用鍋は卓上で使うことも多く、対応する熱源が限られている商品もあります。熱源に合っていないと使用できないので、購入する際は自宅の熱源に対応しているかどうかを確認しましょう。
なかには、IHやガスコンロだけでなく、電子レンジから電気ヒ-ター、オーブンなどにも対応している一人用鍋もあります。今はさまざまな熱源で使用可能な鍋が多くなってきましたが、IH非対応やガス火専用のアイテムもあるため注意しましょう。
機能で選ぶ
一人用鍋には、いろいろな機能が付いているものがあります。電気鍋のなかでも電熱器と一体型になっている商品は、コンセントさえあればどこでも使え、テーブルで調理しながら楽しめます。電子レンジに対応可能な鍋なら温めなおしもかんたんです。
また、蓋のツマミ部分にくぼみがついている製品なら、くぼみ部分に菜箸やヘラなどが置けるので便利。蓋がそのまま器として使える商品は、用意する食器が少なくて済みます。
サイズで選ぶ
一人用鍋の大事なチェックポイントのひとつがサイズです。洗い物をする際や収納のスペースなどを考慮して選びましょう。一般的な一人鍋用鍋サイズの目安は5~6号です。
5~6号鍋の口径は、18~20cm前後なので気軽に使えます。また、おでんやシチューなどの具だくさんの煮込み料理を作ることが多い場合、1サイズ大きめの鍋を選ぶとよいでしょう。
素材で選ぶ
素材によっても熱伝導率や保温性などが違うので、素材の特徴をよく理解して選びましょう。
土鍋
土で作られた土鍋は、遠赤外線の働きで食材の芯までしっかり火を通し、熱ムラも少なく均等に加熱できるのが魅力です。また、保温性にもすぐれているので、火を止めても冷めにくく熱々の状態を比較的長く持続します。
ただ、割れやすくカビが生えやすいなど、取り扱いには注意が必要になります。一人用鍋に土鍋を購入する際は、事前に適切なお手入れの方法を知っておくとよいでしょう。
ホーロー鍋
ホーロー製鍋は、金属製の鍋の表面にガラスを焼き付けてあるので、見た目もオシャレできれいな商品が多いのが特徴です。表面がガラス質でコーティングされているため、食材のニオイや色が移りにくく衛生的に使えるのがメリット。
また、熱伝導率も蓄熱性も高く、食材をスピーディにしっかり加熱できるので食材本来のうま味を逃がしません。ただ、衝撃でガラス質がキズついてしまう場合もあるので注意が必要です。
アルミ・ステンレス鍋
アルミやステンレスの鍋は軽くて扱いやすい製品が多く、金属製品なので熱伝導率が高く、スピーディに調理ができるのが特徴です。時短で料理ができるのは魅力ですが、保温性はあまり高くはないので煮込み料理などにはあまり向いていません。
さっと調理したい一人分のインスタントラーメンなどを作るのに向いています。ただ、アルミ製の鍋は外からの力に弱く凹みやキズが付きやすいので注意しましょう。
家族の食事時間が合わないときにも便利 フードアナリストがアドバイス
フードアナリスト・日本箸教育講師
1人暮らしの方だけでなく、残業や塾通いなどで家族と一緒に食卓を囲めない人や家族と同じメニューが食べられない人がいるご家庭でも重宝する一人用鍋。夕食の献立を1品増やしたいときなどにも便利です。
使うシーンや作る料理で選ぶのはもちろん、IHで使うのかガスコンロなのか、電子レンジにも対応するのか、冷めにくいものがいいのかなど、欲しい機能や素材の特徴で選ぶことも大切ですよ。
一人用鍋おすすめ21選 IH対応やおしゃれな電気鍋など
ここからは、厳選した一人用鍋をご紹介していきます。


「一人用鍋」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 一人用鍋の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの一人用鍋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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ひとつ用意しておくと便利な一人用鍋
フードアナリストの市岡充重さんと編集部が厳選した商品を紹介してきました。一人用鍋にも多種多様な鍋があるのがわかっていただけたかと思います。購入の際は、鍋の機能性や手軽さに注目して選ぶのもひとつの方法です。また、リーズナブルなものや長く使える商品など、それぞれメリットが違うのでご自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがよいでしょう。
一人用鍋は、使い方次第で活躍するシーンが多く、ひとり暮らしの方以外でも、ひとつ用意しておくと重宝するアイテムです。本記事を参考に、使い勝手のよい鍋をぜひ、見つけてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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2005年、朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年、フリーライターとして独立、個人事務所iworks を設立。 2013年にフードアナリスト、及び日本箸教育講師の資格を取得し、以後、数々の飲食店や生産者、料理人を取材し、食にまつわる情報や食の魅力を高いレベルで発信。 2020年2月、エゾシカ産業に挑戦する北海道釧路市の人々の奮闘を綴った『北海道ジビエ物語』(シーソーブックス)を共著で出版。