鍋つかみの種類
鍋つかみにはいろいろな種類があるので、選ぶときに悩む方も多いことでしょう。使い方をイメージすることが大切です。用途に合った形をご紹介しましょう。
親指が独立している形の「ミトン型」
鍋つかみのスタンダードなタイプが「ミトン型」です。親指が独立しているので使いやすく、安定感のある持ち方ができます。必要なときサッと手にはめられるのが特徴。日常の調理でのお鍋や耐熱容器、オーブンの鉄板の持ち運びなどにも便利です。
ミトン型はサイズフリーのものが多いので、手に合うかどうかで迷うことがありません。両手タイプだけでなく片手タイプもあり、デザインも豊富なのでお好みの鍋つかみを選べます。
5本指に分かれている「グローブ型」
「グローブ型」は指のひとつひとつが独立している5本指になっています。ミトン型のように親指だけ独立しているタイプと違い、こまかい作業をするときや、アウトドアで使うのに適したタイプ。
焼き立てのお菓子を型から外すときや、鉄板のうえでお肉をカットするときなどに便利です。ただしミトン型のように素早く手にはめることはできません。お手入れしやすいのはシリコン製のグローブ型で、手を洗うように洗浄できます。
指先だけにはめる「グリップ型」
「グリップ型」は指先にはめるだけのコンパクトな鍋つかみです。熱いお鍋を移すだけなどのように、簡単な作業に使うときに便利。ずっと手にはめて作業するものではありません。
必要なときに素早く使えるのが特徴で、コンパクトなのでキッチンに収納しやすいです。ただし指先だけにはめるタイプなので、鍋の熱い蒸気や、オーブンから取り出すときに手が触れないように注意が必要です。
万能に使える「フラット型」
手の形というよりは鍋敷きに近い形のため、どんな場面でも万能に使える形です。手を通すことができるタイプから布巾のようなタイプまであります。料理中でも使い勝手がいいタイプです。
鍋や天板を確実にはさむ「クリップタイプ」
手にはめて使う鍋つかみだけではなく、鍋や天板にクリップのようにはめて使う鍋つかみもあります。クリップタイプなら安定して移動させることができます。シリコンの滑り止めがついているので、上向きにも下向きにもつかむことができとても便利です。挟める厚さが決まっているため、どのくらいの厚みまで対応するかを必ず確認するようにしましょう。
鍋つかみの選び方 素材や形状に注目!
生活コラムニストのももせ いづみさんへの取材をもとに、鍋つかみを選ぶときのポイントを4つご紹介します。
【1】素材の違いで選ぶ
【2】サイズを確認する
【3】耐熱性をチェック
【4】片手用か両手用かで選ぶ
詳しく解説しているので参考にしてみてください。
【1】素材の違いで選ぶ
鍋つかみにはさまざまな素材があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
厚めの生地で熱から守る「布製」
布製は軽くてやわらかく、扱いやすいのが特徴です。耐熱温度はシリコン製に比べて低めですが、なんといっても色や柄のバリエーションが多く、キッチンのインテリアにもなるステキなデザインがたくさんあります。
汚れや焦げにも強い「シリコン製」
耐熱温度が高く、汚れや焦げにも強いシリコン製の鍋つかみは、汚れたらじゃぶじゃぶ洗えて丈夫なうえに滑りにくいことも大きな特徴です。
布に比べて少々重くて扱いにくいほか、単色が多く柄やデザインにバリエーションをつけにくい素材のため、おしゃれさに少々欠けるといった側面も。最近では布にシリコンコーティングを施した、軽くて手にはめやすい商品も増えています。
【2】サイズを確認する
鍋つかみを選ぶときは、手の大きさに合っているかサイズを確認しましょう。大は小を兼ねるといいますが、手より大きすぎても使いにくくなります。
鍋やオーブン調理後の皿の端を持つ程度なら、小さめの鍋つかみを。ケーキや料理を乗せた天板をしっかりと持つなら、手首までしっかりと覆う丈の長い鍋つかみなど使用するシーンを想像しながら、使い勝手のよいサイズの鍋つかみを選びましょう。
【3】耐熱性をチェック
熱いものをつかむ鍋つかみにとって、耐熱性はとても重要なポイントです。商品によって耐熱温度は変わってきますが、一般的には150~200℃ぐらいとなっています。オーブン料理は200℃を越えることもあるため、耐熱温度が高い鍋つかみを選んでください。
鍋つかみをはめていれば手に熱が伝わらないわけではありません。耐熱温度が高くても熱は伝わるので、くれぐれも注意して使う必要があります。
【4】片手用か両手用かで選ぶ
鍋つかみには片手用と両手用があり、それぞれ枚数が異なります。用途によって選んでください。両手用は2枚セットになっているかチェックが必要です。
片手用は手軽に使える
片手用は手軽に使えるのが特徴で、鍋のふたを取ったり、オーブントレーを引き出したりするときに重宝します。調理中でもサッと装着して使うことが多いので、オーブンやコンロの近くに収納しておくと便利です。
目的に合わせて素材やサイズを変えたいとき、片手用ならいろいろ選べます。スキレットや鉄鍋の取っ手に装着する片手用鍋つかみもあります。
両手用は鍋を持つときに便利
両手用は鍋を火から下ろしたり、鍋を移動させたりするときに使います。迷ったときは両手用にしたほうがふたつ使えて便利です。
片手用を組み合わせて使うこともできますが、素材が違うと安定しにくく持ちにくいことも。重量のある鍋をしっかりと持つなら、両手用を選びましょう。
鍋つかみのおすすめブランド
数ある鍋つかみのなかでもおすすめのブランドをご紹介します。
マリメッコ(marimekko)
北欧インテリアが好きな方におすすめなのが北欧フィンランド発祥のマリメッコ。植物などモチーフにした鮮やかなテキスタイルにファンも多く、テキスタイルを生かした鍋つかみやエプロン、テーブルクロスなどキッチンアイテムも豊富にそろえてます。
マリメッコのアイテムがひとつあるだけで、キッチンに立つのが楽しみになることでしょう。コットン素材の鍋つかみはお手入れもしやすく、長く愛用できます。おしゃれでかわいい鍋つかみを探している方におすすめのブランドです。
フランフラン(Francfranc)
おしゃれな生活雑貨や家具を展開するフランフラン。リボンをモチーフにしたものやピンクを基調としたものなど、乙女心をくすぐる鍋つかみを展開しています。同じテキスタイルのエプロンも展開しているので、ギフトにもぴったりです。
コットンやシリコンなど素材を選べるのはもちろん、片手のみ展開している商品もあるので、用途に応じて用意しておきたい方におすすめです。
yodda(ヨッダ)
実用性にすぐれた鍋つかみを展開するブランドyodda(ヨッダ)。目を引く鮮やかなカラーはキッチンインテリアのポイントになります。
表面はシリコン、内側には肌触りのよいコットン素材を使用しています。耐熱温度が約200度もあるため、オーブンやバーベキューなど高温調理にも便利に活用できるなど、鍋つかみにほしい機能が満載です。おしゃれで使い勝手のよいyodda(ヨッダ)の鍋つかみはギフトにも喜ばれるでしょう。
鍋つかみのおすすめ商品
ここからは生活コラムニストのももせ いづみさんと編集部が選んだ鍋つかみのおすすめ商品をご紹介します。
▼おすすめ13選【ミトン型】
▼おすすめ1選【グローブ型】
▼おすすめ4選【グリップ型】
▼おすすめ4選【フラット型】
▼▼おすすめ2選【クリップタイプ】
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ12選【ミトン型】 おしゃれでかわいい!
まずは、「三トン型の鍋つかみ」をご紹介します。
キッチンをおしゃれに演出できる鍋つかみ
市民菜園をモチーフにしたSiirtolapuutarha柄のミトン型の鍋つかみ。個性的なテキスタイルはキッチンをスタイリッシュに見せてくれるでしょう。しっかりとつかみやすい形状のため、料理が入っている鍋やオーブンの天板も安定して持つことが可能です。
手を出しても形がくずれにくく、使い終わったらフックにサッとかけておけます。おしゃれで実用性にすぐれている鍋つかみは母の日や誕生日のギフトにぴったりです。
コンパクトなサイズとは裏腹にオーブンにも土鍋にも
おしゃれな見た目とコンパクトなサイズ感ながらも、オーブンにも土鍋にも使える機能性も担保された鍋つかみです。コンパクトなので持ち運びも簡単でアウトドアシーンでも大活躍します。おしゃれなカラーリングなのでキッチンにぽんと置いておくのもかわいいですよ。
片手ずつ販売されているので、あえて片方ずつ色違いにしておしゃれを楽しむのもおすすめです。
かわいいデザインできちんと高性能
厚いものを触る部分がシリコンでできており、手首に当たるところがコットン製でできているため、しっかりと耐熱をしつつ、つけ心地の良さも実現している機能性抜群の鍋つかみです。
鍋をつかむ部分はどうしてもすぐに汚れてしまいますが、シリコン製なのでお手入れが簡単なのも嬉しいポイント。シリコンは滑り止め機能も備えているので、熱くて重たい鍋なども安心して持つことができます。

手首までやけどを防いでくれる
綿にアルミ処理シリコンコーティングを施した鍋つかみです。この鍋つかみの特徴は、なんといっても手首まで長くカバーできるデザイン。オーブンのなかに手を入れたときに、天板で手首をやけどしてしまったり、ガス台の炎で熱い思いをするのを防いでくれます。長時間天板や鍋を持ち続けるのには向きませんが、日常使いにはじゅうぶんでしょう。
表面のコーティングは油に強く、ちょっとした汚れなら水拭きすれば落ちますし、シルバー色で汚れも目立ちにくいのがうれしいですね。もとはプロ用に作られた商品なので、実用性もデザイン性にもすぐれています。日常生活でも、ちょっと本格的な料理をよく作るという方にはおすすめです。

明るいデザインでキッチンに彩りを
冬の間は一日中太陽が昇らないこともあるという北欧では、部屋で過ごす時間を明るく楽しくするために、はっきりとした美しい色と柄のデザインが好まれているといいます。マリメッコは、そんな北欧を代表するブランド。そのなかでも人気のある、Unikko(ウニッコ)の柄の鍋つかみです。
実用性もさることながら、そのデザインの美しさ、楽しさは、日本のキッチンでもピカイチの存在感。壁にかけておくだけでも、インテリアの一部としてステキな演出をしてくれます。プレゼントにしても喜ばれるでしょう。
おそろいの柄の布製品や食器もありますので、そろえてもステキです。見せる収納でキッチンを楽しく、明るくデザインしたいとお考えの方にはおすすめのアイテムです。

丈夫で使いやすいナチュラルなミトン
倉敷から生まれた帆布(はんぷ)のプロダクトシリーズ「JOBU」の鍋つかみです。熱と力がかかる部分には厚い生地が、中央部は手が動きやすいようやわらかい帆布を使い、ステッチが入っています。
ミトン型の鍋つかみはこまかい動きがしづらいことが多いのですが、中央にやわらかい生地を使うことでこまかい動作もしやすいのが特徴です。また、さっと使いたいときにはそのままやわらかい部分でふたつ折りにして、フライパンの柄や鍋のフタをつかむこともできます。
丈夫な帆布は、使い込むほどに味が出る素材。ナチュラルなキッチンのインテリアにもよく合いそうです。お手持ちの各種の鍋が、熱くて直接触ることのできないアルミやホーロー製である方にとっては、使い勝手のよい鍋つかみといえます。
リンナイ『熱に強い!グリルミトン』
▼おすすめ1選【グローブ型】
次に作業性にすぐれたグローブ型の鍋つかみのおすすめ商品を紹介します。
▼おすすめ4選【グリップ型】
サッと使えるグリップ型の鍋つかみのおすすめ商品を紹介します。


▼おすすめ4選【フラット型】
鍋敷きとしても活用できるフラット型のおすすめ商品を紹介します。

▼おすすめ2選【クリップタイプ】
鍋や天板をしっかりつかむクリップタイプの鍋つかみのおすすめ商品を紹介します。

おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 鍋つかみの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの鍋つかみの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
鍋つかみの作り方
ご家庭でもかんたんに作れる鍋つかみの作り方を紹介します。
【材料】
・布地2枚:20×20cm
・厚めのキルト芯 20×20cm
・ひも 約20cm
1.布地とキルト芯はそれぞれ直径18cmに裁断。
2.1枚の布地にループ状にしたひもを端に仮止めします。
3.柄が中表になるようにキルト芯ともう1枚の布地を重ねて、全体を待ち針で止めます。
4.返し口を開けて、布端の約5mmの位置をぐるりと縫いましょう。
5.返し口をぐし縫いして、縫い代ぶんをアイロンで折ります。
6.きれいな円になるように返し口以外の縫い代に切れ込みをいれます。
7.表に返し、返し口をまつり縫いすれば完成です。
お好きな布で作ってみてください。
鍋つかみは使用するシーンやインテリアに合わせて選ぼう
鍋つかみはミトン型・グローブ型・グリップ型・フラット型があり、それぞれ使い勝手が異なります。家庭やアウトドアなど使用するシーンに合わせて、素材にも着目して選ぶことが大切です。見える場所に吊るして収納するので見た目にもこだわって選びたい方もいるでしょう。マリメッコなど人気ブランドの鍋つかみなら、実用性を備えたおしゃれなものを選べます。
鍋つかみを選びに迷ったら、この記事で紹介した鍋つかみの選び方やおすすめ商品を参考に、毎日の調理を楽しめる使いやすい鍋つかみを探してください。
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暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。 日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。 新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。