ダンベルの選び方
自宅でのトレーニング器具といえば、まずはじめに思いつくのはダンベルではないでしょうか。
一般的には上腕二頭筋を鍛えるものと思いがちですが、使い方を工夫することでさまざまな筋肉を鍛えることができる便利なトレーニング器具です。
選ぶ際のポイントは、下記の4つ。
【1】利用目的に合ったタイプを選ぶ
【2】グリップは「金属製」or「プラスチック製」
【3】トレーニングに適切な重量を選ぶ
【4】安全面もチェック
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。
静音性の高い材質や、さまざまな重量に即座に変えられる可変式ダンベルなど、需要にあったダンベルをぜひ探してみてください。
ここでは、どのダンベルを買えばいいか迷っている人や、初心者、女性などにも最適な商品を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
利用目的に合ったタイプを選ぶ
鍛えたい部位やトレーニングのメニューなど、目的に合ったタイプのダンベルを選びましょう。
固定式|エクササイズで扱いやすい
固定式ダンベルは主にふたつでワンセットになり、ネジの取外しはできません。また、軽量なタイプが多く、デザイン性がよいことから女性向けの商品が多い傾向があります。
有酸素運動やダイエットを目的とした、自宅でのエクササイズで使用するのであれば、大きな重量も必要ないですし、固定式でデザイン性の高いダンベルのほうが長続きするでしょう。
可変式|本格的に筋量アップを目指す
可変式ダンベルは、プレートをつけ外しすることで重量を変更することができます。
ダンベルは基本的に片手で持つため、バーベル運動よりも低重量を扱うトレーニング種目がメイン。それでもある程度の重量の増減ができたほうが、重さごとに購入しなくていいため、最終的には使い勝手がいいでしょう。種目によって重量を変えたい本格派志向の方にぴったりのタイプです。
重量変更が簡易なタイプ
片手では自由自在に重量を調整できるので、よりスピーディーに自分に合った筋肉トレーニングができます。
ジムさながらに筋肉を鍛えぬくことを目標とするなら、複数セットを組んで、一定のインターバルと適切な重量で筋肉を追い込む必要がでてきます、可変式ダンベルであれば、その都度ダンベルや重量を変える手間なくスムーズに追い込むことができます。
また上腕二頭筋のように小さな筋肉ではなく、ダンベルで鍛えることが可能な広背筋のような大きな筋肉には、重量が必要です。鍛えたい身体の場所によって重さを変えてトレーニングできるという点も魅力です。
グリップは「金属製」or「プラスチック製」
金属製グリップのダンベルは、どんなトレーニングでも握りやすく、滑りにくいのがメリットです。ただし、慣れるまでに手のひらに痛みを感じやすいのでトレーニングの用のグローブを使用してみるのもおすすめですよ。
プラスチック製は、サッと拭き取るだけでお手入れがカンタンなのがポイント。金属製と比較すると滑りやすいため、重量の大きいダンベルには不向きかもしれません。
トレーニングに適切な重量を選ぶ
ダンベルの重さは、トレーニングやエクササイズをおこなう際に重要なポイントになります。目指したい体型に合った重量を選ぶことで、より短時間で理想的な身体に近づけます。
トレーニング内容に合わない重量は、筋肉をキズつけたりする可能性もあります。重量を選ぶ時は、しっかりトレーニング内容を決めてから選びましょう。
ウォーターダンベルなら重量を細かく調整できる!
ウォーターダンベルは、ペットボトルのようなダンベルに水を入れて使用するダンベルのこと。自分で水の量を調節して重さを変えることができるため、自分の筋力に合わせてトレーニングができます。
もちろん、水を抜けば持ち運びも軽いので、旅行先などのトレーニングにも便利です。ただし、中身の水は、入れたままにしていると水が腐ってしまい匂うため、定期的に水は入れ替えましょう。
安全面もチェック
ダンベルを選ぶ際は、安全面も考慮しましょう。特に自宅でのトレーニングでは、床や家具を傷つけにくいものがおすすめです。
可変式タイプはプレートの固定方法を確認
可変式はプレートを固定する留め具部分の固定方法が、シャフトのかたちによって違います。固定方法はすべての商品で同じわけではないので、使用前には必ず確認が必要です。
可変式ダンベルは、自分の体力に合ったプレートを選ぶことも重要。プレートの脱着回数が多い人ほどケガを引き起こさないように、しっかりと固定方法を身に着けておきましょう。
コーティングされているか確認
ダンベルに使うプレートは、外側がゴム素材などでコーティングされているものがおすすめです。
基本的にダンベルのような重量物は、専用のラックがない限り床に置いたほうが安全。
ダンベルのプレート部分は地面に接することが多いため、自宅で使う場合はラバーコーティングされているプレートのほうが床や家具をキズつける心配がないでしょう。
ダンベルのおすすめ商品
トレーニング用のダンベルのおすすめ商品をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
▼おすすめ7選|本格的なトレーニング向け

20kgまで調節できるダンベルとベンチのセット
さまざまな筋トレグッズを手掛けるファイティングロードのダンベルは量販店でも見かけることがありますが、今回はフラットベンチとのセットになったタイプを紹介します。
フラットベンチはスペースをとるため、自宅に置く際は敬遠される方もいるでしょう。
しかし、ダンベル種目においてもベンチを使うことでトレーニングの幅は一気に広がります。
たとえば、ベンチに仰向けに寝て行うフライやチェストプレスといった胸のトレーニングを行うことが可能。座った姿勢で太ももにダンベルを乗せて踵の上げ下げをすることでふくらはぎを鍛えることができるほか、片足スクワットや手首の運動などもフラットベンチがあることでおこないやすくなります。
ダンベルの周辺器具としては、ぜひ検討してほしいアイテムです。
防音性が安心のラバーコーティング
鉄のような心や身体を創造することを目指して開発されたのがこのダンベルです。
全体がラバーコーティングされているため、本体は傷つきにくいうえに使用中の防音にも活躍します。
シャフト部分は手首を痛めにくいようにローリング式が採用されていますよ。
ハンドルを回すだけで重量変更可能
ハンドルを回すだけで重量を自由自在に調節できるコンパクトサイズなダンベル。その日のトレーニングに合わせて6段階の重さ調整ができます。
シャフト部分がはみ出さない仕様になっているので、トレーニング中に邪魔になることもありません。
別売りでコンパクトなスタンドもありますので、自分仕様に買いそろえるとよいでしょう。
握ったときにしっかりと密着!10キロセットです
劣化・変色しにくいようにプレート部分はTPUカバーが施されています。この素材は振動や物音を軽減し、キズから保護してくれる役割も担っています。
シャフトはスクリュー式で組み立てられ、緩んでいてもプレートが落下しないように工夫されていますよ。
握りやすい形状と滑りにくい表面加工により、握ったときに手のひらにしっかりと密着します。
▼おすすめ7選|女性・初心者向け
日常的にトレーニングしている方はもちろん、運動経験が少ない初心者や体力に自信がない女性も自宅でエクササイズやトレーニングをしたい方は多いでしょう。
ここからは初心者からはじめられるダンベルや、女性向きの軽めでおしゃれなダンベルをご紹介します。
▼おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキング ダンベルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのダンベルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ダンベルに関するそのほかのおすすめ記事 【関連記事】
ダンベルに関するQ&A よくある質問
ダンベルを使ったトレーニングのポイントは?

鏡に向かって姿勢を確認しながら行うのが効果的です。
ダンベルを使った筋トレのおすすめメニューは?

ダンベルを使った筋トレのおすすめメニューは次の4種類です。
・ダンベルカール……手の平を上に向け両手でダンベルを持ちます。背筋を伸ばし、上半身を反らさずダンベルを上げます。重さに逆らいながらダンベルを下ろします。
・ハンマーカール……背筋を伸ばして両足を肩幅まで開き、腕は体の脇へおきます。手の甲を外側に向けてダンベルを持ちます。肘の位置を固定してダンベルを上げます。重さに逆らいながらダンベルを下ろします。
・コンセントレーションカール……椅子に座り、両足の幅を肩幅よりもやや広めにとります。片方の手でダンベルを持ち、前に下げ、もう片方の手を膝にあててバランスを取ります。ダンベルを持っている腕の肘を膝に固定し、胸元まで引き上げ、ゆっくりと下ろします。
・リストカール……手の平を上に向け、前腕(肘から手首まで)をベンチなどの高さにのせてダンベルを握ります。もう片方の手で肘を固定し、ゆっくりと手首を反らしながらダンベルを下げます。手首を返してダンベルを巻き上げます。
最後に|パーソナルトレーナーのアドバイス 付属のアイテムがあるとよりトレーニングが充実
ダンベルを使った自宅トレーニングを行う際は、ダンベル本体のほかに追加のプレートや、プレートを固定するカラーなども必要。
本格的なトレーニングを求めるなら、角度を変えられるフラットベンチや、高重量を床に置いた際にキズつけないためのクッション材なども必要になってきます。
最初はダンベルだけでも、立位を中心に基本種目はじゅうぶんおこなうことが可能。
ある程度高重量を扱いたい方や、負荷をかけたい部位が明確な中級者以上のトレーニーにとっては、付属のアイテムがあるとより自宅でのトレーニングが充実するでしょう。
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日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーをはじめ国内外の数多くの指導ライセンスを保有しており、神奈川県内でランニング・かけっこのスクール事業を展開しながら、パーソナルジムの経営を行っています。 現在も現役で陸上競技大会に出場しており、選手としての自身の目線や大手スポーツ量販店での社員経験・これまでの運動指導経験を活かして様々なスポーツ関連の記事執筆に関わってきました。 各種スポーツ教室・健康運動教室・講演会などのご依頼もお請けしております。