筋トレグッズの種類を確認
筋トレグッズは鍛えたい部位によって、器具も変わってきます。まずは、腹筋や背筋、下半身など目的に沿った筋トレグッズの種類をみていきましょう。
腕まわりを鍛えたいならダンベル
腕周りの筋肉を鍛えたいときに向いている筋トレグッズがダンベルです。バーを握って腕を上下させて使用します。
ダンベルにはいろいろな重さのものが発売されているので、自分がかけたい負荷によって選びましょう。重さを調節できるタイプなら、筋肉レベルやトレーニングの進捗状況によって調節が可能です。重さの調節方法は商品によって異なるのであわせて確認しておきましょう。
胸まわりを鍛えたいならプッシュアップバー
腕立て伏せの要領で使用する筋トレグッズが、プッシュアップバーです。バーに傾斜があり手首や関節への負担をやわらげる構造になっているので、普通の腕立て伏せをするよりも効率のよいトレーニングができます。
胸筋や上腕三頭筋など、胸まわりの筋肉を鍛えたいときに向いている筋トレグッズです。バーの位置を調節できるなど、商品によっていろいろな機能が付属しています。
腹筋を鍛えたいなら腹筋ローラー
お腹まわりの筋肉である腹筋をより効率よく鍛えられる筋トレグッズが、腹筋ローラーです。うつぶせの状態でローラーの両側についたバーを握って使用します。
ローラーを転がして体を縮めたり、伸ばしたりしてトレーニングをおこないます。腹筋が強く伸ばされているときに大きな負荷がかかるのが特徴です。ほかにも、体幹を鍛えたいときにも向いています。
脚を鍛えたいならレッグスライドマシン
ペダルに両足を乗せて、左右にスライドさせて使う筋トレグッズがレッグスライドマシンです。レッグマシーンなど、名称は発売されているメーカーによって異なります。
下半身に負荷をかけて太ももまわりを鍛えられるスクワットよりも効率のよいトレーニングが可能です。外ももや太もも、お尻まわりなどが鍛えられるので、美しい脚を目指したい人に向いています。
筋トレグッズの選び方
それでは、筋トレグッズの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
・コンパクトさ・収納性
・購入コスト
・トレーニング効果の高さ
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】コンパクトさ・収納性をチェック
ホームセンター、家電量販店やスポーツショップなどで購入できる自宅筋トレグッズは、広いフロアに設置されているときと自宅に設置するときでは大きさのイメージが異なる可能性があります。
また、よっぽどデザイン性の高いものを選ばない限りはインテリアとしても期待はできませんし、買ったけれど使わないことも往々にしてあり得るため、なるべく収納が楽なものがおすすめです。
ダンベルならシャフトが外せて分解できるもの、そのほかの筋トレグッズなら折りたたみできるものなど、収納しやすい機能があるかどうかを確認しましょう。
【2】購入コストをチェック
筋トレグッズには、初心者から競技者やボディメイクなど目的に応じてさまざまな商品があります。ダンベルを例にとってみても、プラスチック製の水を入れて使う簡素なものは価格も安く手軽に使用できますが、本格的な高重量のものになると価格はもちろん設置するだけでも一苦労で、ジムに入会したほうが早いくらいです。
これからトレーニングを始めようとしている初心者の方、または補助的なトレーニングが目的であれば、手軽に購入できるものを選んでトレーニングを開始するまでを一気にやってしまったほうが、モチベーションを下げないためにもいいでしょう。
筋トレを続けて、長期間やっていけるようになったら機能性の高いものを選んでみましょう。価格も機能性も高いものは、長期間の使用ならコストパフォーマンスが高くなります。
【3】トレーニング効果の高さをチェック
手軽に購入でき、なおかつ収納しやすい筋トレグッズというだけでもある程度限定されてしまいますが、さらに効果の高さもかね備えたものを選ぶことも大切です。せっかくの筋トレグッズも効果が低すぎたのではいずれ使わなくなってしまう可能性が高く、結果的にコスパが悪くなってしまいかねません。
1つの器具で複数のトレーニングが行えるかどうかに注目しつつ、胸・背中・お腹・お尻や太ももなど大きな筋肉を効果的に鍛えられるものや負荷を調整できるものを選ぶと良いでしょう。基礎代謝の増大などにもつながります。
エキスパートのアドバイス
省スペース・低コスト・多機能なグッズを選ぼう
今回紹介した商品以外にも、さまざまな自宅で使える筋トレグッズがあります。多くの部位をトレーニングできること、初心者から上級者までトレーニングに応じた負荷を設定できること、収納や持ち運びが容易なことに注意して自分に合ったものを選んでみましょう。
ジムで本格的なトレーニングもいいですが、自宅で気軽に始められるトレーニングに興味がある方はぜひ参考にしてください。
おすすめ4選|腕・手首まわり
それでは早速、筋トレグッズのおすすめ商品をご紹介します。まずは、腕や手首まわりを鍛えるアイテムです。ぜひ参考にしてください。

ダンベル・バーベルの2way式!
自重トレーニングやゴムバンドによる負荷だけでは限界があるため、本格的なトレーニングを行いたい場合は、この商品のような重りを使ったトレーニングへ移行することになります。しかし、ジムなどで使っているものはバーベルシャフトなどがスペースをとるうえ、周囲へ危険が及ぶ可能性もあります。
この商品は、ふだんはダンベルとして使いながら、付属のシャフトと連結することでバーベルとしても使える2way式です。プレートにはゴムのカバーがついていて、置いたときに床を傷つけないのがうれしいポイント。これが1つあるだけで自宅トレーニングの幅が格段に広がります。
いつでも気軽にトレーニング
本格的な筋トレをしたいものの、時間がなかったりなかなか続けることができないという方におすすめなのがアンクルウェイトです。ちょっとした散歩や通勤時などに身につけるだけで自然にトレーニングができてしまいます。こちらはアンクルのみでなくリストウェイトとしても使用できますので、さまざまな形のトレーニングに対応可能です。
耐久性に優れ、廻りに優しいおしゃれなダンベル
握りやすく、汗をかいても滑りにくいダンベルです。両側のボトムは転がりにくいデザインになっています。胸・肩・二頭筋・三頭筋までさまざまな部位の筋トレが可能。重量ごとに色分けされており、1kg~10kgで選べます。
側面の重量表記が見やすいので、使いやすいでしょう。ウェットスーツやダイビング製品にも使われるネオプレンは合成ゴムで、劣化・損傷・擦り傷に強く耐水性もあります。手触りがよく、おしゃれでかわいいデザインもおすすめのポイントです。
手首・握力トレーニングに
一般的な筋トレでは鍛えにくい手首や握力強化ができるツイストボールです。通常は紐をつかって内部のウェイトを回転させて使用しますが、こちらはオートスタートタイプなのですぐにトレーニングをはじめることができます。手首の動かし方などで負荷の調整がしやすいのもポイント。気軽に腕周りのトレーニングをしたいという方におすすめです。
おすすめ2選|胸・背筋まわり
続いては、胸や背筋まわりを鍛える筋トレグッズです。こちらもぜひ参考にしてください。

基本種目の効果を格段に増やすアイテム
筋トレの基本種目である「腕立て伏せ」。プッシュアップバーを使うことでより深い位置まで身体を下げられるようになり、腕・大胸筋・三角筋など上半身のシルエットに大きくかかわる筋肉を鍛えられます。
通常よりも位置が深くなることで強度が増すため、女性や初心者などはひざをついた姿勢からスタートするといいでしょう。
自宅で懸垂トレーニング
商品名はぶら下がり健康器ですが、フレームが強化されていますので、懸垂マシンとしても使用することができます。懸垂は上半身のトレーニングとしてはもちろんのこと、全身でバランスを取る形になりますので体幹トレーニングにもぴったりです。懸垂マシンはサイズが大きなものが多いですが、こちらはあまり幅を取りませんので自宅に置きやすくなっています。
おすすめ1選|腹筋・腹まわり
続いては、腹筋や腹まわりを鍛える筋トレグッズです。こちらもぜひ参考にしてください。
効率的な上半身トレーキングが可能
家庭用筋トレグッズとして、今や定番になりつつある腹筋ローラーです。中央の腹筋にあたる腹直筋や側部の腹斜筋はもちろんのこと背中の広背筋なども効率的に鍛えることができます。さらに、全身でバランスを取りながらのトレーニングとなりますので、体感トレーニングにもおすすめです。本体のみでなく、膝への負荷やスリップを抑えてくれるマットが付属しているのも嬉しいポイントです。
おすすめ5選|全身・セット商品
最後は、全身・セット商品となっている筋トレグッズです。こちらもぜひ参考にしてください。

手軽に設置できる本格的筋トレグッズの代表格
チンニング・プルアップといった懸垂(けんすい)運動を自宅で行うことができます。ドアの開口部に引っ掛けるだけで固定できるかんたん設計なのに安定性が高く、安全に懸垂運動ができます。鉄棒状の懸垂器具に比べ省スペースで使用できます。懸垂のほか、床に置いて腕立て伏せや腹筋のトレーニングにも使える汎用性の高さも魅力の一つでしょう。
懸垂はトレーニング強度がやや高いですが、補助具が付属するので1回もできない人でも大丈夫です。また、複数種目対応なので本格トレーニングにもおすすめです。
さまざまなトレーニングに対応
腹筋や背筋などさまざまなトレーニングに対応したトレーニングベンチです。背面の角度を調整することができますので、無理なくあらゆるトレーニングをすることができます。トレーニングベンチはどうしても場所をとってしまいがちですが、こちらは折りたたみ式になっていますので、使わない時はコンパクトにして収納することができるのもポイントです。
いつでもどこでも、持ち運びに便利なバンド
高品質な素材で耐久性に優れたエクササイズバンドです。安全な素材でできており、安心して使用できます。通常のバンドより数倍の抵抗性があり、表面はポリエステル綿、裏にラテックス糸を採用しているので内部の滑り止めの性能が抜群です。
3つのカラーで強度(弱・中・強)が分けられており識別しやすいです。全身の筋肉に使用でき、美尻のほか胸筋・背筋・腕・足などの部位を鍛えられます。軽くて場所を取らず、収納袋が付いているので持ち運びにも便利です。
上半身を完璧に鍛えたいならコレ!
背中、肩、腕、胸、腹部など、上半身を完璧に鍛えられるフィットネスセットです。ABホイールは腹筋を鍛えられる二輪腹筋ローラーで、車輪が1つよりもスムーズに動き、安定感があり転がしやすいです。
プッシュアップバーは丈夫なポリプロピレン製を使用しており、軽量で頑丈、厚く柔らかいスポンジで手首の負担を軽減してくれます。滑りにくく、四つ足設計で安全性も安心です。ロープは長さが自由に調節でき、お子様から大人までどなたでも利用可能です。ハンドグリッパーは、ご自身に合った負荷の強さ調整が可能です。
指圧マッサージのような感覚のフォームローラー
表面に弾力性があるEVA素材を採用したフォームローラーです。2種類の突起がついていて、指圧マッサージのような感覚で使えます。高密度フォームで異臭がなく、汗をかいても大丈夫です。筋肉を押して筋膜をゆるめる「筋膜リリース」を目的としています。筋肉疲労や筋肉痛の解消、使用中の姿勢の補正などの効果が期待でき、全身のリラックスに役立つでしょう。軽くて持ち運びができるコンパクトサイズなので、付属の収納袋に入れて持ち運びも便利です。
「筋トレグッズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 筋トレグッズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの筋トレグッズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの筋トレグッズの記事はこちら 【関連記事】
まとめ
本記事では、筋トレグッズの種類や選び方、そして鍛えたい部位別のおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、まず、重点的に鍛えたい部位を決めた上で、下記の3つのポイントを抑えておきましょう。
・コンパクトさ・収納性
・購入コスト
・トレーニング効果の高さ
上記のポイントを抑えることで、効率よく身体を鍛えられる器具を選べるはずです。
在宅ワークや夏前など、何かを目標に身体を鍛えたいと思ったとき、自宅で筋トレができるグッズがあると手軽に身体のシェイプアップに繋げられます。しかし、器具によっては高額なものもあるため、初めての方は、コスパがいいものを選ぶようにしましょう。キーワードは「手軽に、しっかり」です。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
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日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーをはじめ国内外の数多くの指導ライセンスを保有しており、神奈川県内でランニング・かけっこのスクール事業を展開しながら、パーソナルジムの経営を行っています。 現在も現役で陸上競技大会に出場しており、選手としての自身の目線や大手スポーツ量販店での社員経験・これまでの運動指導経験を活かして様々なスポーツ関連の記事執筆に関わってきました。 各種スポーツ教室・健康運動教室・講演会などのご依頼もお請けしております。