チンニングスタンドとは

Photo by Edgar Chaparro on Unsplash

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自宅で手軽に懸垂ができるトレーニングを行うことができるのが、チンニングスタンド。広背筋や上腕二頭筋、大胸筋などを鍛えることができるため、雨や雪などの天候が悪い日にジムに行くのが面倒に感じても、自宅で好きなタイミングで筋トレをスタートできます。
もちろん自宅なので、ジムのような器具の順番待ちなどの煩わしさもありません。
チンニングスタンドの選び方
それでは、チンニングスタンドの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】耐荷重量
【2】安定性の高さ
【3】設置場所
【4】筋トレのバリエーション
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】耐荷重量をチェック
チンニングスタンドは、商品によってどれくらいの重さまで耐えられるか耐荷重量がそれぞれ設定されています。チンニングスタンドは反動をつけて使用するトレーニング機器のため、実際に使うときには自分の体重以上の負荷がかかります。
さらに、トレーニングの実施方法や、トレーニングをおこなう方の体重や体格によっては、使用時のぐらつきが大きくなることも。万が一破損や転倒した場合に、大きな事故につながる可能性があります。
自分の体重だけでなく、反動をつけた分を考慮して耐荷重量は余裕のあるものを選びましょう。
【2】安定性の高さをチェック
チンニングは全体重を器具に預けるため、器具に大きな負荷がかかります。チンニングマシンはぶらさがったときにぐらつかない、安定性の高いものを選ぶのが重要です。
フレームが太いものや、土台の部分が広いものなどは、安定性が高い目安になります。まずは最大耐重量や接地面積を確認し、土台の構造がしっかりしたものや軽すぎないものを選ぶほうが、安全かつ使いやすいです。
【3】設置場所をチェック
基本的にチンニングはぶら下がった状態の姿勢をとるため、ある程度全体の高さが必要です。足を伸ばした状態で、手を伸ばすことができる高さ、身長+数10cm以上を確保しなければなりません。設置場所を考える際は、器具全体の高さを必ず確認しましょう。
また体格がよい方は、グリップ幅や器具全体の幅が狭いとトレーニング中に身体が器具にぶつかってしまい、非常に使いづらく感じてしまいます。器具全体の幅も、ある程度広いほうが使いやすいです。
【4】筋トレのバリエーションをチェック
チンニングはダンベルなどと違い、負荷を変えることが難しい種目です。また、チンニング自体も比較的強度の高いトレーニングのため、初~中級者の方はあまり回数をおこなうことができません。
そのような場合、チンニングをすることしかできない器具は使う頻度が低くなってしまい、購入するメリットが減ってしまいます。
チンニングのほかに、横のバーを握って脚を引き上げる「レッグレイズ」や、下にバーを握って身体を上下させる「ディップス」などもできるアイテムを選ぶと、トレーニングの幅が広がりおすすめです。
チンニングスタンドおすすめ6選
ここまで紹介した、チンニングスタンドの選び方のポイントをふまえて、パーソナルトレーナーの田子政昌さんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

ドアをトレーニングジムに変える器具がパワーアップ
ドアの開口部に取りつけるだけで、チンニングなど数種類のトレーニングが可能となる『どこでもマッチョ』。そのリニューアル版である『どこでもマッチョ PRO』は、さらにパワーアップしたアイテムとなっています。
工具などを使わずにカンタンに取りつけ・取り外し可能な設計はそのままに、グリップ位置が高くなり(以前はドアよりも低くなってしまっていました)、とくに長身の方は使いやすいアイテムになりました。
また地面に水平なグリップだけでなく、背中に刺激が入りやすくなる斜め方向のグリップもあり、トレーニーにとってよりうれしい要素が追加されています。チンニングスタンドを設置できる場所がない……という方にはこちらがおすすめです!
サイズ | W94×D50×H29cm(最大値) |
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重量 | 3.85kg |
耐荷重 | 約110kg |
組み立て | 要 |
サイズ | W94×D50×H29cm(最大値) |
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重量 | 3.85kg |
耐荷重 | 約110kg |
組み立て | 要 |
高さ調整が10段階でできる
自分に合った高さでトレーニングできるように、10段階の調整機能がついているチンニングスタンドです。スタンド部分は2ボルト仕様になっているので、頑丈に固定することができるので、安心してトレーニングに没頭できます。チンニングスタンドですが、ディップスや二―レイズ、ヒップレイズなどいろんなトレーニングが可能なので、偏ることなく体を鍛えることができます。自分に合った器具でトレーニングをしたい方におすすめです。
サイズ | 70×90×185~225cm |
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重量 | 25kg |
耐荷重 | 150kg |
組み立て | ー |
サイズ | 70×90×185~225cm |
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重量 | 25kg |
耐荷重 | 150kg |
組み立て | ー |

高さ調節可能なチンニングスタンド
構造がしっかりしていても、あまり大型のものは自宅などのスペース(とくに天井の高さ)に合わない……という方は、高さ調節ができるFIELDOORのチンニングスタンドがおすすめ。
FIELDOORのチンニングスタンドは、チンニングだけでなくディップススタンドとしても使用が可能で、トレーニングに慣れている方でもじゅうぶんに使える構造になっています。
サイズ | (約)W108×D71×H191cm~211cm(5段階) |
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重量 | 約12kg |
耐荷重 | 80kg |
組み立て | 要 |
サイズ | (約)W108×D71×H191cm~211cm(5段階) |
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重量 | 約12kg |
耐荷重 | 80kg |
組み立て | 要 |
セッティングは90通りで万能性〇
ハンドルバーの高さは10段階、レッグレスト・バックレストは3段階調整ができるので、自分に合った器具にカスタマイズすることができます。全部で90通りのセッティングが可能です。グリップのバリエーションも豊富なので、どんなトレーニングをしたいかどんな効果を狙うのかによって変化させることができます。ハンドルバーは凹式なので、頭が抜ける形でトレーニングできるので自然なフォームで正しく筋トレができます。カスタマイズしながらトレーニングしたい方におすすめです。
サイズ | 123×110×172~235cm |
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重量 | 32.2kg |
耐荷重 | 100kg |
組み立て | ー |
サイズ | 123×110×172~235cm |
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重量 | 32.2kg |
耐荷重 | 100kg |
組み立て | ー |
折り畳み可能で収納に困らない
アディダスが発売しているチンニングスタンドです。コンパクトに折りたたむことができるので、使用しないときには収納しておけるのでスペースに困りません。頑丈なつくりになっているので安心してトレーニングをすることができます。複数のグリップと、人間工学に基づいたパッドが搭載されていて、様々なトレーニングをすることができます。スペースの確保が難しい方におすすめです。
サイズ | 121×115×213cm |
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重量 | 39kg |
耐荷重 | 135kg |
組み立て | ー |
サイズ | 121×115×213cm |
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重量 | 39kg |
耐荷重 | 135kg |
組み立て | ー |
組み立てが簡単で誰でも使いやすい
可愛らしいピンクのデザインが目を引く懸垂マシンです。組み立てが簡単なので、女性が1人でも組み立てることができます。さらに、軽量モデルなので場所を変えたい時にも便利です。スリムなフォルムになっていますが、丈夫なフレームになっているので本格的なトレーニングができます。ピンクのほかにもカラー展開があるので、インテリアに合わせて選べるのもポイントです。軽量で組み立てが簡単なものをお探しの方におすすめです。
サイズ | 66×53×168.5~218.5cm |
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重量 | 12kg |
耐荷重 | 150kg |
組み立て | 要 |
サイズ | 66×53×168.5~218.5cm |
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重量 | 12kg |
耐荷重 | 150kg |
組み立て | 要 |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする チンニングスタンドの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのチンニングスタンドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
設置場所やトレーニングスペースの確保が大切
さまざまなチンニングスタンドがありますが、いずれも自宅に置くトレーニング機材としては比較的大型の部類に入ります。ジムやホームセンターなどで見るときの印象と違い、同じスケールでも自宅に入れてしまうとかなり圧迫感を感じるかもしれません。
なので、購入前にきちんと寸法を確認しましょう。またスタンドを置いたときの配置だけでなく、実際に使用した際のスペース(身体が揺れたときに壁や柱にぶつからないか、など)もイメージして購入を検討することが大切です。
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