自宅用ベンチプレスの選び方 好きなタイミングでトレーニング可能
自宅用ベンチプレスを選ぶときのポイントを紹介していきます。自宅用ベンチプレスは、小さな違いが使いやすさに大きく影響するので慎重に選びましょう。それぞれのポイントを詳しく紹介していくので参考にしてみてください。
タイプを選ぶ
自宅用ベンチプレスにはナロータイプとワイドタイプの2種類があります。それぞれメリットとデメリットがあるので紹介していきます。自分の使いやすいタイプを選んでくださいね。
省スペースで置けるナロータイプ
ナロータイプの自宅用ベンチプレスは、狭いスペースでも設置できるのが魅力です。スペースが限られている人はナロータイプを選びましょう。
ただし、バーベルを置くバーの幅が狭くなっているので、片側だけに重量がかかるとバランスを崩して倒れてしまうことも……。上手に置かないと床をキズつけてしまうこともあるので注意しましょう。
安定性にすぐれたワイドタイプ
ワイドタイプはナロータイプと比べるとバーベルバーの幅が広くなっているので、安定して置くことができます。ナロータイプのようにバランスを崩してしまうリスクが少なく、安全にトレーニングしやすいでしょう。
その代わりに広い設置スペースが必要になります。自宅に設置する場合は想像以上に場所を取ってしまう可能性があるので、サイズを確認してから購入しましょう。設置スペースに余裕があるなら、安定しているワイドタイプを選ぶのがおすすめです。
バーベルシャフトの太さで選ぶ
バーベルシャフトは、スリーブといわれるプレートを装着する部分の太さによって使用感に差が出ます。太さによって対応するプレートが違うので、どちらを選ぶかでベンチプレスセット全体の使い心地が変わってきます。
シャフトの太さがその後の使い心地に影響してくるので、慎重に選びましょう。
スタンダードな28mm

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バーベルは負荷に応じていくつかのサイズを使いわけましょう
スタンダードな28mmは価格が低めでコンパクトなのが特徴です。シャフト自体の重さが軽いため、筋力に自信がない人でも使用しやすいのが魅力。耐荷重量が低いので軽いトレーニングをしたいという人におすすめです。
ただし、短いのでやりにくい種目やフォームがあります。自分がやりたいトレーニング種目を明確にしてから購入しましょう。
より本格的な50mm
50mmのシャフトは、オリンピックで使われていることからオリンピックバーベルシャフトと呼ばれています。強度が高いので高重量のトレーニングをすることもできます。プロのような本格的なトレーニングをしたい人におすすめです。
28mmと比べると価格が高めで、広い設置スペースが必要になります。狭い部屋では使いにくい大きさなので注意しましょう。
そのほかの機能で選ぶ
自宅用ベンチプレスを選ぶときは、ほかにどんな機能が付いているのかを確認しておくのも大切です。高さ調節できるものやセーフティーバーがついているものもあるので、しっかりと確認しておきましょう。それぞれの機能について詳しく紹介していきます。
高さ調整できるかを確認
バーベルラックの高さを調整できるかどうかは、トレーニングをするうえで重要なポイントです。腕の長さは人によって違うので、高さが合わないと満足にトレーニングができなくなってしまいます。
とくにバーベルラックが高すぎるとバーベルを戻すことができず、事故につながる可能性があります。トレーニングの質と安全性に関わるので、高さ調整ができるものを選ぶのがおすすめです。価格が低めものは高さ調整ができないものが多いので注意してくださいね。
セーフティーバーの有無
トレーニングジムだとスタッフが補助をしてくれますが、自宅でひとりでトレーニングをおこなう場合はバーベルが体の上に落下するなど危険がともないます。そのようなケガを事前に防ぎやすくしてくれるのがセーフティーバーです。
セーフティーバーのついているベンチプレスセットを選ぶと安全にトレーニングできるので、集中してトレーニングをおこないたい方にもおすすめです。
初心者ならセット商品を!
初心者にはシャフトとプレートがセットになっている商品がおすすめです。別々に購入するのは手間や予算がかかってしまいます。また、シャフトとプレートがセットになっているものを選ぶことで、すぐにトレーニングを開始できるのも魅力です。
とくに初心者だと、どれを選べばいいか悩んでしまいがち。基本をおさえたい人はセットのものを選ぶとスムーズです。
収納しておける折りたたみ式もチェック
自宅にトレーニング専用のスペースを作るのはなかなか難しいですよね。そんなときに活躍するのが折りたたみ式のベンチプレスです。
ふだんはコンパクトに折りたたんで収納しておき、使用するときだけ取り出して使えます。ただし安定性に欠ける場合もあるので、耐荷重はしっかりと確認しておきましょう。
自宅用ベンチプレスなら費用や時間のロスが防げる スポーツトレーナーがアドバイス
日本成人病予防協会認定講師、全米エクササイズ&スポーツトレーナー
ホームトレーニングが注目を集めるなか、自宅でのトレーニングが習慣づいていた方は、ワンランクアップのトレーニング……フリーウェイトにステップアップしたいことでしょう。
そこで、スポーツクラブに通って鍛える費用や時間のロスを防ぐためにも、ぜひとも購入したくなるのが自宅用ベンチプレス。
基本的なトレーニング方法が分かっている方にはなおさら、マルチなアプローチで体の各部位をいかようにもトレーニングできるのが最大のメリットといえるでしょう。
自宅用ベンチプレスおすすめ5選 高さ調節がラク、床をキズつけにくいなど
自宅用ベンチプレスのなかからおすすめの商品を紹介していきます。機能や安全面などのポイントも紹介していくので参考にしてみてください。
日本成人病予防協会認定講師、全米エクササイズ&スポーツトレーナー
BODYMAKER『マルチラックセット ハンマートーンバーベルセット2ダンベルシャフト付き』は、スポーツクラブでのベンチプレスが、自宅にいながらできるセットです。
お手ごろ価格かつシンプルな構成ですが、高重量に対応できるバーベルセットで丈夫です。少し追い込んでみようとワンステップ上のトレーニングを目指す方でも、無理なく導くことでしょう。

ダンベルシャフトも2本つき! 床をキズつけにくい
ベンチプレスだけではなく、バーベルスクワットも自宅で行えるマルチラックセットです。さらにダンベルシャフトが2本付属しているので、ダンベルを使ったトレーニングもできます。
接地面に付いているラバーキャップが床にキズがつくのを防いでくれるので安心。トップビルダーやアスリート向けのトレーニングをすることができる、耐荷重の高いセットです。

最大100㎏まで調整可能なベンチプレスセット
自宅トレーニーにはうれしい、最大100㎏のベンチプレスセット。ベンチの角度を変えると、ベンチプレス以外に、インクラインベンチプレス、シットアップ、レッグカール、レッグエクステンションなども行うことができ、これ1台で全身トレーニングが可能列です。
また、ダンベルシャフト付きで、腕や肩のトレーニングできる点もうれしいですね。

本格的トレーニーへの第一歩
1.25㎏プレート×4.2.5㎏プレート×4、5㎏プレート×4、10㎏プレート×2、10㎏バーベルシャフト、2.5㎏ダンベルシャフト×2を合わせると、最大70㎏になるベンチプレスセット。ベンチプレスだけでなく、サイドレイズやダンベルカール、ハンマーカールなども行うことが可能です。
セーフティーラック付きで、万が一の際も安心、また、ディップスとしても活用可能になっています。
日本成人病予防協会認定講師、全米エクササイズ&スポーツトレーナー
BODYDESIGN『スターターパック/ラバーバーベルセット 50kg』は、「まずはベンチプレスでもやってみよう!」とトレーニングをはじめたい方向けの、文字どおりスターターセットです。
セット自体が場所もとらない設計に仕上げられ、万が一プレートを落としてしまった場合でも、プレートの最大の重さが7.5kgのラバー仕様なので安心してフリーウェイト・トレーニングにチャレンジできます。

「自宅ベンチプレス」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 自宅ベンチプレスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの自宅ベンチプレスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ベンチプレスのトレーニングポイント 上半身をまんべんなく鍛える
ベンチプレスは肩や腕、背中を鍛えるのに効率性がよく、トレーニングには欠かせません。ですが間違った姿勢とやり方でトレーニングをしてしまうと体を痛めてしまうことも……。それぞれの部位のトレーニングポイントを紹介していくので、参考にしてみてくださいね。
胸
ベンチプレスは胸の筋肉を鍛えることができます。バーを持ち上げるときに腕で持ち上げるのではなく胸の筋肉を意識するのがポイント。最初は軽い重量からはじめて徐々に重さを増やしていくようにしましょう。
8~12回くらいできる重量に設定して3セットおこなうのが理想です。ベンチプレス10回の効果は腕立て伏せの100回以上に値しますよ。
腕
ベンチプレスで腕を鍛えたいなら、一般的なベンチプレスよりも腕の間隔を狭めておこなう「ナローグリップベンチプレス」という方法を取り入れてみてください。このトレーニングで上腕三頭筋を鍛えることができます。
また、バーベルを利用した「バーベルカール」という方法でも上腕二頭筋にほどよくストレスを与えてくれます。バーベルを肩幅の逆手で握り、ひじを曲げ伸ばしをします。ポイントはひじを動かさずにゆっくりとバーを下げること。ふたつの方法でセクシーな腕を手に入れましょう。
肩
肩の筋肉を鍛えたいなら「ショルダープレス」。肩の上にバーベルやダンベルを構えてゆっくりと押し上げるトレーニングです。反動を使わずにゆっくりと上げ下げするのがポイントで、初心者はベンチに座りながらおこなうことをおすすめします。
ショルダープレスで多発しているトラブルが、くずれたフォームでトレーニングをおこない肩を痛めてしまうこと。とくにひじが体幹ラインより後ろ側にこないように注意してください。
背中
背中の筋肉を鍛えるなら「デッドリフト」にもチャレンジしてみてください。全身に力を入れてバーベルを持ち上げることで、背中だけでなく全身を鍛えることができます。
背中を丸めたり腰を反らしてしまうと体を痛めてしまうので、背中を曲げずに肩から腰まで真っ直ぐにたもつことがポイント。通常は持ち上げたあとひざ下まで深く下げますが、初心者はひざまで浅く下げる「ハーフデッドリフト」で筋肉を慣らしてから移行してもいいでしょう。
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好きなタイミングでトレーニングが可能
自宅用ベンチプレスのおすすめ商品をご紹介しました。自分に合ったベンチプレスセットを選ぶことで、効率よくトレーニングをすることができます。あなたのほしい自宅用ベンチプレスを探してみてくださいね。
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1971年生まれ。茨城県出身。日本大学卒業後、立命館大学に進学。立命館大学在学中に運動生理学などを学び、その後、米国の栄養学修士課程を経る。 現在は、女性や高齢者向けの生活習慣病予防プログラムの開発、フィットネストレーナーの育成、生涯フィットネスに関する講演や運動指導などを行う。 健康管理士一般指導員、健康運動指導士、京都造形芸術大学非常勤講師。大相撲の貴乃花親方との共同開発プログラム「シコアサイズ」を販売。株式会社フィットネス・ゼロ代表取締役。シェアスタジオ「コア・フォレスト」フィットネス・ゼロ公式オンラインレッスン運営責任者。 フルマラソン歴21年。ベストタイムは2 時間45 分01 秒。 2010年より、国内外のマラソン&ランニングイベントにワーケーション参加する“旅ラン”企画を実施し、各メディアに記事を出稿している。