パワーグリップとは? 握力の補助をしてくれる
デッドリフトやチンニングなどの「プル系」のトレーニングは握力が必要になる種目が多いので、握力の補助をしてくれるパワーグリップがあれば、より集中してトレーニングに励むことができそうです。
ベンチプレスやダンベルプレスなどの「プッシュ系」の種目で、手首の怪我リスクを軽減してくれるリストラップとあわせ、揃えておきたい必須のアイテムと言っても過言ではありません。
また、手のひらにできるマメやキズから守ってくれます。
リストストラップやリストラップとの違い
パワーグリップとリストストラップ、どちらも握力をサポートしてくれる、筋トレに重要なアイテムです。しかし、握力補助のためだけに使うリストストラップに対し、パワーグリップは手のひらの保護もあわせて行なってくれます。
また、リストストラップはリストラップと名前が似ていますが、こちらは手首のケガ防止のために使うものです。自分が必要とするのはどれなのか、よく考えて選びましょう。
パワーグリップの選び方 素材選び、サイズ、強度
握力の保護をしてくれて、「プル系」のデッドリフトやチンニングなどのトレーニング時に活躍してくれる、パワーグリップ。選ぶポイントは、素材選び、サイズ、強度になります。それぞれ見ていきましょう。
自分に合ったサイズを
自分の手首に合ったサイズのものを選ばないと、握力が出ないうえにケガの原因にもなりかねません。購入前に自身の手首の太さを把握し、フィットしたものを選ぶようにしましょう。
パワーグリップは素材選びが鍵 ラバー・革・鉄・ネオプレン
手のひらを覆い、バーに巻きつける部分のことをベロと呼びます。ベロにはラバー・革・鉄・ネオプレンという4つの素材があります。それぞれ価格や見た目、効果が異なりますので、それぞれの特徴をしっかりおさえておきましょう。
迷ったときは主流のラバー素材
パワーグリップ素材として多く使われるのが、こちらのラバーです。握ったときに手が滑りにくく、しっかりと握ることができるのが大きなメリット。初心者で素材選びに迷ったら、まずはこれを選びましょう。
高級感を演出するなら革素材
洗練された雰囲気を求めるなら、革製がいいでしょう。ただし、アイテムによっては滑りやすく感じることがデメリット。最初のうちはかたくて使いにくく感じるかもしれませんが、使い込むうちにやわらかくなります。
装着がカンタンな鉄製

Photo by Victor Freitas on Unsplash
鉄製のパワーグリップは、使用するトレーニング器具とサイズが合わないと使えないので注意!
「リフティングフック」という呼び名もある鉄製素材は、カンタンに装着できて便利。ただし万能ではなく、一部使えない器具もあります。あらかじめ自分が利用する器具で使えるか、確認が必要です。
手のひらを守ってくれるネオプレン素材も
荷重耐性が必要なベロ部分には使用されにくいのですが、手のひらの保護を主目的としたネオプレン素材のパワーグリップもあります。強度が低いため高重量の筋トレには不向きですが、洗えるので清潔感をつねにキープできるというメリットがあります。
挑戦する重量に耐えうる強度を
パワーグリップは、メーカーや製品によって対応重量が異なります。高重量のトレーニングに挑戦するつもりなら、しっかりとした耐久性がある商品を選ぶことを心がけましょう。
手首とバーにどれだけフィットするかがポイント フィットネストレーナー講師がアドバイス
フィットネストレーナー講師
パワーグリップは、手首とバーにどれだけフィットするかがポイントです。トレーニングで扱う重量や頻度に応じて、グリップ力や耐久性にすぐれた素材を選びましょう。
パワーグリップ【ラバー素材】おすすめ3選 初心者だけでなく女性にも
ラバー素材は定番なので、女性や初心者を意識した製品も多いです。ここでは、ラバー素材のなかでもとくにオシャレや機能性に注目して、3製品を紹介していきます。
フィットネストレーナー講師
パワーグリップは少なからず摩耗するので、価格は気になるところです。ALPHA-COMFORT(アルファコンフォート)『パワーサポートグリップPRO』は、構造が上位製品とは大きく変わらないので、とりあえずパワーグリップを試してみたい方におすすめです。

ALPHA-COMFORT(アルファコンフォート)『パワーサポートグリップPRO』














出典:Amazon
ベロの素材 | 特殊ノンスリップラバー |
---|---|
対応サイズ(手首まわり) | - |
引き裂き強度 | 600kg |
重量 | - |
フィットネストレーナー講師
トレーニングギアで気分を高めれば、トレーニングを長く続けられます。Cobra Grips(コブラグリップス)『コブラグリップス ラバータイプ』は、パワーグリップとしての機能がじゅうぶんで、さらにカラーバリエーションが豊富なのもいいですね。

Cobra Grips(コブラグリップス)『コブラグリップス ラバータイプ』


















出典:Amazon
ベロの素材 | ラバー |
---|---|
対応サイズ(手首まわり) | 約14~22cm |
引き裂き強度 | - |
重量 | - |
Zenoplige『パワーグリップ PRO』














出典:Amazon
ベロの素材 | ラバー |
---|---|
対応サイズ(手首まわり) | 39cm |
引き裂き強度 | 600kg |
重量 | - |
パワーグリップ【インパクト大】おすすめ4選 自分の個性を出せる!
パワーグリップを使ってのトレーニングに慣れてきたら、インパクトのあるものを選んで周囲の目を引くのも楽しいです。そこで、なじみのあるジムで出しているものや、高級感のあるものなどを紹介します。
フィットネストレーナー講師
ゴールドジムのロゴを着けているだけで強くなった気がする、GOLD'S GYM(ゴールドジム)『パワーグリッププロタイプ(G3710)』。実際に作りがしっかりしていて、安定のグリップ力を得られるので、本格的なトレーニング列に取り組みたい方におすすめです。

GOLD'S GYM(ゴールドジム)『パワーグリッププロタイプ(G3710)』










出典:Amazon
ベロの素材 | - |
---|---|
対応サイズ(手首まわり) | S:16cm、M:18cm、L:21cm |
引き裂き強度 | - |
重量 | - |
ENERGY FITNESS(エナジーフィットネス)『パワーグリップ』










出典:Amazon
ベロの素材 | 牛革、ナイロン |
---|---|
対応サイズ(手首まわり) | 約15〜21cm |
引き裂き強度 | - |
重量 | 155g |
ULTRA POWER GRIPS(ウルトラパワーグリップス)『ウルトラパワーグリップ』


















出典:Amazon
ベロの素材 | レザー |
---|---|
対応サイズ(手首まわり) | フリーサイズ |
引き裂き強度 | - |
重量 | - |
G1H1sports『女性用G1H1パワーグリップ』










出典:Amazon
ベロの素材 | ラバー |
---|---|
対応サイズ(手首まわり) | XS:14cm、S:15cm、M:16cm |
引き裂き強度 | 80kg |
重量 | 78g |
「パワーグリップ」のおすすめ商品の比較一覧表
エキスパートのおすすめランキング パワーグリップTOP3はこれ!
ここからは、ご紹介した商品の中から、フィットネストレーナー講師の曽谷英之さんがおすすめする商品ランキングを発表します。パワーグリップ選びの参考にしてみてください。
3位から1位の順にご紹介します!
3位 Cobra Grips(コブラグリップス)『コブラグリップス ラバータイプ』
Cobra Grips(コブラグリップス)『コブラグリップス ラバータイプ』
2位 ALPHA-COMFORT(アルファコンフォート)『パワーサポートグリップPRO』
ALPHA-COMFORT(アルファコンフォート)『パワーサポートグリップPRO』
1位 GOLD'S GYM(ゴールドジム)『パワーグリッププロタイプ(G3710)』
GOLD'S GYM(ゴールドジム)『パワーグリッププロタイプ(G3710)』
フィットネストレーナー講師の曽谷英之さんがおすすめする商品ランキング1位から3位をご紹介しました。パワーグリップを選ぶ際の比較検討の材料にしてみてくださいね。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パワーグリップの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのパワーグリップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
腰が不安ならトレーニングベルトの装着を 正しい使い方をして怪我を予防

Photo by Alora Griffiths on Unsplash
ウェイトトレーニングでこわいのが腰の怪我。トレーニングベルトでしっかり予防しましょう!
筋トレをしていると、手首だけでなく腰への負担も気になるところ。そんなときは、体幹部を固定してくれるトレーニングベルトが役立ちます。
装着すると、腹圧が高まり、力が分散されにくくなるため、より重い重量で追い込むことが可能です。腰痛リスクが気になる方はぜひ活用してみてください。
筋トレを行う際の「三種の神器」といえば、「パワーグリップ、リストラップ、トレーニングベルト」。今回ご紹介するトレーニングベルトは、スクワットやデッドリフトをなどを行う際に、ウエストに巻き、腹圧を高めることで腰(体幹)が安定し、より力を発揮できたり、腰痛を軽減してくれます。この記事では、フィット...
【関連記事】その他のトレーニンググッズを紹介
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/08コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 平野慎也)
神戸大学大学院で運動障害論を学び、ロサンゼルスでの筋肉留学を経てパーソナルトレーナー活動を始めました。 ロジカルで分かりやすい指導がトレーニング初心者の方にご好評をいただき、パーソナルトレーニングマッチングサイト 「MY TRAINERS(マイトレーナーズ)」の2018年度人気No.1トレーナーになりました。 現在は、フィットネストレーナーを「一家に一台」提供するために、トレーナースクール「MY TRAINERSアカデミー」の講師を担当しています。