「ピノノワール種のワイン」のおすすめ商品の比較一覧表
ピノ・ノワールとは? 渋みが少なく、飲みやすい
ピノ・ノワールとは、カベルネ・ソーヴィニヨンとならんで、赤ワインの定番品種です。高級ワインとして知られる「ロマネ・コンティ」も実はピノ・ノワールから作られています。
ピノ・ノワールは、フランスをはじめ、アメリカやニュージーランド、オーストラリアなど世界中で作られている品種。基本的に単一品種で造られることが多く、その土地の個性がしっかりと表れるワインです。
タンニンは弱めで、ほどよい酸味と果実味があるライトな味わいが特徴。赤ワインの渋みが苦手な方でも、口当たりが軽く飲みやすい品種です。
ピノ・ノワールは国によって名称が異なる
国際品種のピノ・ノワールは、産地によって呼び方(シノニム)が異なります。
たとえば、フランスのジュラ地方では「グロ・ノワリアン」、イタリアでは「ピノ・ネロ」、ドイツでは「シュペートブルグンダー」と、同じヨーロッパでも呼び方はさまざま。ワイン好きなら覚えておくと便利です。
ピノ・ノワール種のワインの選び方
それでは、ピノ・ノワールのワインを選ぶときのポイントをご紹介します。はじめての方も、いつも飲んでいるものとは違うワインを選んでみたいという方もぜひ参考にしてみてください。ポイントは下記。
【1】種類で選ぶ
【2】産地で選ぶ
【3】熟成期間で選ぶ
【4】生産者から選ぶ
【5】受賞歴
【6】価格帯もチェック
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】種類で選ぶ
ピノ・ノワールにもほかのワインと同様に赤ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインといったような種類が存在します。好きな種類があるという方は種類で選んでみるのもおすすめです。
定番の「赤ワイン」
ピノ・ノワールの定番といえば、やはり赤ワインです。芳醇で香りが豊かで、普通の赤ワインと比べると、ピノ・ノワールに使われているぶどうは果皮が薄いのが特徴。渋みが少なく飲みやすいワインでもあります。そのため、赤ワイン初心者の方にもおすすめといえます。
渋みがなく飲みやすい「ロゼワイン」
「ロゼ」とはバラ色という意味の名前で、ワインの場合は赤ワインよりも淡いピンクに近い色をしたものを指します。見た目も華やかなので、パーティーにもおすすめです。赤ワインよりもさらに渋みが少なく、すっきりとした果実味と軽い口当たりが特徴です。
スッキリ飲める「スパークリングワイン」
スパークリングワインは、炭酸のさわやかさや、のどごしが特徴の発泡性ワインです。ピノ・ノワールは単一品種で造られることが多いですが、スパークリングワインの場合はほかの品種とブレンドされるのが一般的。豊かな味わいがありながらも、スッキリとした飲みごたえのワインとなっています。
【2】産地で選ぶ
ピノ・ノワールは産地によっても味が大きく異なります。そのため、産地の違いでワインを選んでみるのもおすすめです。
フランス|本場の味が魅力
ピノ・ノワールの本場といえばフランス。とくにブルゴーニュ地方の「コート・ドール」はワインに適した土壌で、本格的な赤ワインを味わえます。
ブルゴーニュのワインは畑ごとに格付けされており、「グランクリュ(特急畑)」「プルミエクリュ(一級畑)」「村名」「地方名」に分けられます。選ぶときにラベルをチェックしてみるのもおすすめです。
ドイツ|上質で辛口な味わい
ドイツといえばビールのイメージが強いかもしれないですが、ワインも有名です。もともと生産量・消費量ともに白ワインがメインでしたが、近年ピノ・ノワールの栽培面積が急増し、ドイツ国内で栽培される赤ワインのブドウ品種のなかでトップになっています。
おもに温暖なドイツ南部で栽培され、とくにワイン造りが盛んなラインガウ地方やバーデン地方では、上質で辛口な赤ワインが生産されています。
アメリカ|初心者にも飲みやすいワイン
アメリカのワイン生産地として有名なのが、カリフォルニア州。なかでも名高いワイナリーが集中しているのがサンフランシスコ北部です。土地柄として、寒冷かつ昼夜の寒暖差が激しいので、風味が高くフルーティーなワインが作られています。ワイン初心者の方にもカリフォルニア州のワインは飲みやすくおすすめです。
ニュージーランド|バランスの取れた味わい
「新世界(ニューワールド)」のワイン生産国として、世界から評価を得ているのがニュージーランドです。寒暖差が激しい土地柄のため、温度差で熟成されたブドウの酸味と糖度のバランスのよさが高い評価を受けています。とくにマーティンボローは、ブルゴーニュと気候が似ているため、ワインの名産地となっています。
オーストラリア|多種多様なワインが楽しめる
広大な国土で有名なオーストラリア。その広大な土地ゆえにさまざまな種類や品質のワインが作られています。そのなかでもピノ・ノワールの産地として有名なのがヴィクトリア州。寒冷な土地柄でさまざまな値段のワインが作られています。
また、オーストラリアのワインは大きく3つに格付けされているので、そのなかのどれにあたるかを確認して、楽しむのもよいでしょう。
チリ|安い価格でおいしく飲める
実は、世界有数のブドウの産地として有名なチリ。日照時間が長く温暖な気候で、昼夜の温度差が激しいため、チリ産のワインはパワフルな太陽の恵みで育てられたブドウの味を楽しむことができる濃厚なワインとなっています。
そのなかでピノ・ノワールは、おもにチリ中部で作られていて、フルーティーな味わいが特徴です。安い価格で手に入るのも魅力。
日本|身近で魅力あふれる国産ワイン
近年注目を集めている日本ワイン。日本国内で作られたワインはさまざまな種類が流通していますが、限られた条件で栽培されるピノ・ノワールは希少です。そんなごくわずかなピノ・ノワールを生産している北海道産の上品なピノ・ノワールは世界でも高い評価を得ています。
【3】熟成期間で選ぶ
同じブドウを使ったピノ・ノワールでも、熟成期間によってその味は大きく異なります。つづいては、熟成期間ごとのピノ・ノワールの特徴をご紹介します。
熟成期間が浅い|軽めでフレッシュな口当たり
熟成期間が短いピノ・ノワールはフレッシュで、飲みやすいのが特徴です。タンニンの渋みも少なく、ベリーのさわやかな味を、口のなかいっぱいに楽しめるワインといえます。ワインの独特な渋みが苦手な方やワイン初心者の方は、まずは熟成期間が短いものから試してみてはいかがでしょうか。
熟成期間が長い|深みのあるタンニンを感じられる
熟成期間が長いピノ・ノワールは、ワインの奥行きや深みを感じられるのがポイントで、深い味わいを求める上級者向けのワインといえます。ブドウ本来の味わいだけでなく、年月の余韻や樽の香りなどさまざまな香りや味わいがあります。ただし、熟成期間が長いものには高価なものもありますので、価格も見つつ選びましょう。
【4】生産者から選ぶ
たとえ同じ産地のピノ・ノワールのワインであったとしても、生産者が違えばそのワインの個性もガラリと変化します。生産者ごとにこだわりやコンセプトが異なるため、自分好みのワインを見つけたいなら、生産者についてもチェックしておくといいでしょう。
【5】受賞歴から選ぶ
ワイン選びに悩んでしまう方には、ワインの受賞歴から選ぶのもおすすめです。
ロンドンの「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」や、日本国内の国際ワインコンペティション「サクラアワード」は女性審査委員が選んでいますので、女性にも飲みやすいワインが選出されています。種類が多くて選ぶのが難しい場合は、受賞歴も参考にしてみてください。
【6】価格帯もチェック
ピノ・ノワールのワインには、超高級ワインとして有名な「ロマネ・コンティ」から1,000円前後で買えるものまで、実に幅広い価格帯のものが存在します。
少々お値段は張りますが、贈りものにしたり特別な日に飲むのであれば、伝統と格式のあるブルゴーニュ産のものがおすすめです。
一方、デイリーワインにするのであれば、比較的手ごろな価格のニューワールド(アメリカやチリ、オーストラリアなどのワイン新興国)のものでもじゅうぶんに楽しめます。
ピノ・ノワールおすすめ7選
ここからは、ピノ・ノワールのワインのなかでとくにおすすめの商品をご紹介します。自分の好みと照らし合わせて選んでみてください。
入門編にも適したピノ・ノワールの秀作
ピノ・ノワールの本場、フランスブルゴーニュ地方産の典型的な赤ワインです。買いやすい価格ながら、チェリーのような芳醇な香りと豊かな果実の風味を楽しめます。
豚しゃぶや牛タンなどの肉料理はもちろん、オムレツなどの卵料理にもよく合う一本です。明るく美しい赤色なのも特徴です。
※Amazonは12本セット、楽天・Yahooは3本セットです
アメリカ育ちの香り高いピノ・ノワール
こちらは、アメリカ・カリフォルニア州で栽培されたピノ・ノワールです。ストロベリーやバラの花を思わせる複雑なアロマを感じられるミディアムボディ―。
サーモンなどの魚料理にも合う辛口の赤ワインです。ピノ・ノワールならではのエレガントな味わいと滑らかな舌触りを楽しむことができます。
※楽天・Yahooは12本セットです
クラシックながらはっきりとした味わい
「ブレッド&バター」は、オバマ元大統領のランチミーティングにも採用された実績のある新鋭のワイナリー。ブレッド&バターの由来は、ブレッドが樽の風味、バターはマロラクティック発酵(MLF)によって生まれるバターの風味を表しているそうです。
樽の香りなども感じられるやわらかなフレーバーが特徴。きめの細かい余韻のある味わいは、溶けていくように消えていきます。高コスパのピノ・ノワールを試したい方におすすめの一品。
※楽天・Yahooは12本セットです
北海道産の味わい豊かなピノ・ノワール
「グランポレール 安曇野池田ピノ・ノワール」は、長野県の大地に育まれた日本ワインです。北アルプスの高瀬川や産地に挟まれた標高の高い土壌で生産されており、ワインの生産地としての条件を満たしています。
ブラックチェリーやマッシュルームのような香りを感じられるワインで、絹のように滑らかな舌触りも魅力の一品です。
4年連続ニュージーランドの賞を受賞しているワイン
マトゥア リージョナル・ピノ・ノワール・マルボロはニュージーランド産のワインで、「ニュージーランド・ワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」を4年連続で受賞しているほか、2012年以降には、国際ワインコンペティションで15個のトロフィーを獲得しています。
このことから非常に評価が高いワインであることがうかがえます。味はもちろん、評価が高いワインを飲んでみたいという方にもおすすめです。
※楽天は6本セット、Yahooは12本セットです
さわやかで繊細なスパークリングワイン
ジェイコブス・クリーク シャルドネ ピノ・ノワールは、さわやかで飲みやすいスパークリングワインです。柑橘系の果物のような風味やクリーミーなカシューナッツのような香りなど、赤系統のピノ・ノワールとはまったく異なるフレーバーが特徴です。
このワインはシャルドネ種75%、ピノ・ノワール種25%とふたつの種類を混ぜることでできています。炭酸系のお酒が好きな人にもおすすめです。
イチゴのような甘酸っぱい香りとふくよかな味わい
「コノスル スパークリングワイン ロゼ」は、チリの冷涼な土地柄であるビオビオ・ヴァレー産のピノ・ノワールを100%使用したロゼスパークリングワインです。
ベリー系の香りとジューシーな味わい、滑らかな舌触りが特徴となっています。ローストチキンやエビチリ、サーモンのカルパッチョなど、肉にも魚にも合わせやすいです。
※楽天・Yahooは12本セットです
ワインエキスパートおすすめのピノ・ノワール2選
つづいては、ワインエキスパートの石関華子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。特別な日に飲みたいものから、日常的に飲めるコスパのいいワインまでご紹介します。

本場ブルゴーニュの味わいを気軽に楽しめる
本場フランス、ブルゴーニュのワインを気軽に楽しみたい方におすすめの1本がこちら。「手ごろな高級品」をつくることをコンセプトにしているエルヴェ・ケルランが手掛けるピノ・ノワールのワインです。 ブルゴーニュ地方で栽培されたピノ・ノワールが使用されています。
色調は鮮やかなルビーレッド。チェリーやイチゴジャム、バラなどの香りのなかに、ほのかに野性的な香りが加わり、ほどよく複雑な印象を醸し出しています。リーズナブルな価格で本格的な味わいが楽しめます。
スパイスの効いたローストチキンや、鶏肉の赤ワイン煮込みなどの料理と相性良好です。

高コスパなアルゼンチンのピノ・ノワールのワイン
アルゼンチンワインのなかでも、とくにコストパフォーマンスに優れたブランドのひとつである「ミッシェル・トリノ」。そのなかでもこの『ミッシェル・トリノ コレクション ピノ・ノワール』は、ラズベリーやスミレ、バラのような香りに、やわらかいながらもボリューム感のある味わいで、手ごろな価格ながらアルゼンチンのピノ・ノワールの魅力を存分に味わえる1本です。
デイリーワインにはもちろん、ピノ・ノワールのワインを気軽に試してみたいという方にもおすすめです。相性のいい料理は鶏の照り焼きや唐揚げ、チキン南蛮です。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ピノノワール種のワインの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのピノノワール種のワインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ピノ・ノワールにおすすめの料理 ペアリングもワインの醍醐味
ワインには「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」の3つの種類があります。フルボディはこってりとした肉料理、ライトボディにはさっぱりとした料理が合います。ピノ・ノワールとのペアリングには、肉料理では鶏肉やカモ肉などが挙げられます。
また、意外にも和食や家庭料理とも相性がよく、すき焼きや肉じゃが、チゲ鍋のような煮込み料理にもおすすめ。このほかマグロなどの赤身の魚にもよく合います。
一般的にピノ・ノワールのワインは鶏肉や鴨肉などを使った料理とよく合います。
ただし、先述のとおり、それぞれ個性があるため、相性のいい料理というのも変わってきます。
そのため、「せっかくなら最高においしい組み合わせを楽しみたい」という方は、ぜひ相性のいい料理もチェックしながら選んでください。
また、格式高い料理や高級食材を用いた料理には同じく格式高いものや高価なもの、ふだんの家庭料理には手ごろな価格なものというように、双方の格を合わせるというのもワインと料理を合わせるときのポイントになります。
ピノ・ノワールのおいしい飲み方 適温や保存方法もチェック!
せっかく気持ちを込めてピノ・ノワールを選んだのであれば、おいしい飲み方も知っておきましょう。
ピノ・ノワールのようなミディアムボディに分類される赤ワインは、こまやかなタンニン、スムーズな果実味を味わうために15~17℃くらいの温度で保存することをおすすめします。
また、一度瓶を開けたらできるだけ早く飲みきるようにしましょう。ライトボディであれば開栓後は5日程度で、フルボディでも1週間程度で飲み切るようにしてください。抜栓したら冷蔵庫で保管し、可能であれば真空ポンプや小さめの瓶に移し替えておくとより風味をたもてます。
保管状態にも気をつけましょう ワインエキスパートからのアドバイス
ワインはとてもデリケートなお酒です。保管状態が悪いと、せっかくの香りや味わいを損なってしまいます。
なかでもピノ・ノワールのワインはとくにデリケート。せっかく高級なものを買っても、香りや味が劣化してしまったら台なしなので、暖かくなる時期はとくに気をつけるようにしてください。
理想的な保管場所はワインセラーですが、ご自宅にない方は、なるべく涼しくて日の当たらない場所に保管するようにしましょう。
また、コルクの乾燥を防ぐため、寝かせた状態で置いておくのがベストです。
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飲みやすいピノノワールでお酒を楽しもう
ピノノワールの選び方とおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
赤ワインの定番品種であるピノノワール。フランスをはじめ世界中で作られている品種で、その土地の個性がしっかりと表れるワインです。
赤ワインの渋みが苦手な方でも口当たりが軽く飲みやすいので、お気に入りのピノノワールを見つけてワインを楽しんでくださいね!
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