インナーイヤー・スポーツタイプ・耳かけ型などは【開放型イヤホン】です
IT・家電ジャーナリスト
開放型イヤホンは耳栓のようなカナル型のイヤホン以外を指しており、そのタイプは幅広いです。
耳の中に押し込むカナル型が苦手という人はインナーイヤータイプ、ランニング用途であれば防滴や防水性能を備えたうえに耳にホールドしやすい工夫がなされたスポーツタイプ、音楽を聴きながら周囲の音もよりはっきりと聴きたい場合は耳かけタイプを選ぶのがおすすめです。
インナーイヤータイプ
BOSE(ボーズ)『QuietComfort 20』
ノイズキャンセリング機能を搭載したインナーイヤータイプ。遮音性の高いイヤホンを求めている人におすすめ。
>> Amazonで詳細を見るスポーツタイプ
SONY(ソニー)『WI-SP500』
防滴&ワイヤレスでスポーツに最適な開放型イヤホンです。
>> Amazonで詳細を見る耳かけタイプ
SONY(ソニー)『STH40D』
リモコンやマイクを搭載し、ハンズフリー通話にも対応。より多くの人にフィットする独特の形状を採用している。
>> Amazonで詳細を見る開放型イヤホンを選ぶポイント IT・家電ジャーナリストが解説!
IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんに、開放型イヤホンを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。開放型イヤホン選びにお悩みの方はチェックしておきましょう!
有線タイプかワイヤレスタイプか選ぶ
IT・家電ジャーナリスト
ストレスフリーなワイヤレスに対し充電不要の有線
開放型イヤホンは比較的低価格な有線タイプが中心ですが、スポーツ向けモデルを中心にワイヤレスタイプ(Bluetoothイヤホン)もラインナップされています。
通勤・通学電車などでケーブルが煩(わずら)わしい方や、ランニングで用いたいという方には、Bluetoothイヤホンがおすすめです。有線タイプはバッテリーの充電も不要なので、いつでも安心して音楽を楽しみたいという方はこのタイプを選ぶといいでしょう。
リモコンやマイクの有無にも注目
IT・家電ジャーナリスト
リモコンにどんな機能が割り当てられているか確認
スマートフォンで音楽を聴く場合は、再生や一時停止、曲送りや曲戻しなどができるリモコンや、ハンズフリー通話ができるマイクの有無にも注目したいところです。
最近ではGoogleアシスタントやSiriの呼び出し機能を搭載するモデルも増えています。リモコンのボタンで使える機能はモデルによって異なるので、リモコンをよく使う人はどのような機能が割り当てられているかもチェックするといいでしょう。
高音質を求めるならハイレゾ対応が目印
「High(高い) Resolution(解像度)」通称ハイレゾは高音質の音を楽しむことができます。通常MP3ファイルはオリジナルの音源を圧縮したデータを再生しています。そのため、圧縮時に切り落とした音(データ)は再現されません。ハイレゾ対応イヤホンであればオリジナルの音源に限りなく近い音を再生できるので、より「音」を楽しむことができるのです。
注意してほしいのは、ハイレゾ対応イヤホンを持っているだけではハイレゾ音楽は楽しめません。再生するデータもハイレゾ音源である必要があります。
代表的なメーカーの「音質の特徴」 実際に実機で確認しよう!
音質はメーカーごとに特徴があります。ここでは、代表的なメーカーの音質の特徴をご紹介します。実際に聴いてみないとわからない部分もあるので可能であれば家電量販店で試聴するのがベストです。
SONY(ソニー)
SONY(ソニー)『STH40D』
周囲の音を聞きながら音楽や通話を楽しめるイヤホンです。
>> Amazonで詳細を見るたとえば、高音と低音のコントラストが明快な「ドンシャリ系」が好みの人はSONYを選んだほうがよいでしょう。この音の系統はいわゆるテクノやハウス、トランスといったEDM系ジャンルを好む人にぴったりです。
audio-technica(オーディオテクニカ)
audio-technica(オーディオテクニカ)『ATH-C505iS』
スポーティでありながらシンプルでコンパクトなデザインが特徴のイヤホンです。
>> Amazonで詳細を見るaudio-technicaの音作りは非常にフラットなのが特徴です。すべての音域を忠実に再現しようとするので、クラシックやインスト系などのジャンルを好む人に合うでしょう。
BOSE(ボーズ)
BOSE(ボーズ)『QuietComfort 20』
圧倒的なノイズキャンセリング機能を実現したイヤホンです。
>> Amazonで詳細を見る高級オーディオ機器の代名詞でもあるBOSE。その音質の良さを漏らさず耳にとどけてくれるノイズキャンセリング機能は、純粋に音楽を楽しみたいという人にはうれしいメーカーです。
開放型イヤホンおすすめ9選 IT・家電ジャーナリストと編集部が厳選!
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんにおすすめの商品を選んでいただきました。

SONY(ソニー)『STH40D』

出典:Amazon
リモコン機能 | あり |
---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
ノイズキャンセル機能 | - |
通話機能 | あり |
ハイレゾ対応 | - |
有線/無線 | 有線 |
周囲の音を聞きながら音楽や通話を楽しめる
いわゆる「インナーイヤー型」とは違い、クリップのような形で耳をはさんで固定するタイプのイヤホンです。カナル型やインナーイヤー型と違って耳をふさぐような構造になっていないため、周囲の音を遮断せずに音楽を楽しめるのが大きな魅力です。
どこを歩いていても、走っていても、自分の周りだけを自分専用のBGMが流れ続けているような不思議な感覚を楽しむことができます。より多くの耳の形にフィットする独自のスタイルを採用していて、メガネをかけたままでもラクに使うことができるのも特徴です。
リモコン、マイク、ボリューム、マルチファンクションキーが搭載されていて、ハンズフリー通話にも対応しています。

Owltech(オウルテック)『Samu SE01』


















出典:Amazon
リモコン機能 | あり |
---|---|
再生周波数帯域 | 5Hz~40kHz |
ノイズキャンセル機能 | - |
通話機能 | あり |
ハイレゾ対応 | あり |
有線/無線 | 有線 |
金属ハウジング採用の高音質イヤホン
40kHzまでの周波数帯域に対応し、最高約22kHzまで記録可能なCDを超える音質を実現した「ハイレゾ音源」の再生にも対応するイヤホンです(ハイレゾ音源の再生には対応するプレーヤーが必要)。ハウジングに高耐久アルミニウムを採用し、低価格ながらクリアな高域と深みのある豊かな低域を実現。
ケーブルの内部には、防弾チョッキにも用いられている高耐久アラミド繊維が使われています。イヤホンの故障は断線が多いので、引っ張りにも強いタフネス仕様なのも大きな魅力です。リモコンマイクが付属しているため、音楽の停止や再生、ハンズフリー通話が可能となっています。

BOSE(ボーズ)『QuietComfort 20』

出典:Amazon
リモコン機能 | あり |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
ノイズキャンセル機能 | あり |
通話機能 | あり |
ハイレゾ対応 | - |
有線/無線 | 有線 |

Jaybird(ジェイバード)『Tarah』

出典:Amazon
リモコン機能 | あり |
---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
ノイズキャンセル機能 | - |
通話機能 | あり |
ハイレゾ対応 | - |
有線/無線 | 無線 |

ambie(アンビー)『ambie sound earcuffs』

出典:Amazon
リモコン機能 | あり |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
ノイズキャンセル機能 | - |
通話機能 | あり |
ハイレゾ対応 | - |
有線/無線 | 有線 |
Astrotec(アストロテック)『LYRA CLASSIC』

出典:Amazon
リモコン機能 | - |
---|---|
再生周波数帯域 | 15Hz~40kHz |
ノイズキャンセル機能 | - |
通話機能 | - |
ハイレゾ対応 | あり |
有線/無線 | 有線 |
ハイレゾ対応で繊細な音を表現
インナーイヤー型イヤホンでは珍しくハイレゾにも対応しているのがこの 『LYRA CLASSIC』です。イヤホンとしては高価格帯ですが、値段に負けない音質を保証してくれます。前モデルである『LYRA6』からデザインを見直し、装着感の向上を実現。さらに、ドライバーもハイレゾに対応するために新設計、各音域が干渉し合うことで発生する「音潰れ」を防ぎ、繊細な音質を再現することが可能になりました。
また、ケーブルには銀メッキを施し高級感を演出しています。大口径イヤーピースのため耳の大きさによってつけにくいという方のために、耳にかけられるウィングチップも付属しており、外れにくい配慮も行き届いてます。開放的な音質になる開放型イヤホンですが、感覚的にはヘッドホンに近いリスニング感覚を実現しています。
audio-technica(オーディオテクニカ)『ATH-C505iS』

出典:Amazon
リモコン機能 | あり |
---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
ノイズキャンセル機能 | - |
通話機能 | あり |
ハイレゾ対応 | - |
有線/無線 | 有線 |
ELECOM(エレコム)『EHP-IS3510M』

出典:Amazon
リモコン機能 | あり |
---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
ノイズキャンセル機能 | - |
通話機能 | あり |
ハイレゾ対応 | - |
有線/無線 | 有線 |
SONY(ソニー)『WI-SP500』

出典:Amazon
リモコン機能 | あり |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
ノイズキャンセル機能 | - |
通話機能 | あり |
ハイレゾ対応 | - |
有線/無線 | 無線 |
防滴&ワイヤレスでスポーツに最適な開放型イヤホン
ランニングなどでイヤホンを検討しているのであれば『WI-SP500』はいかがでしょうか。開放型イヤホンなので周囲の音が聞き取りやすく、ランニング中の上下動にも強く設計されています。耳の形状に合わせたイヤーチップを採用しているので外れにくく、汗や水しぶきを防ぐ防滴機能も完備。さらに、ハンズフリー通話にも対応しているので急な連絡にもすぐに対応することができます。
ワイヤレスイヤホンにありがちな使おうと思ったら電池切れ……という心配もこのイヤホンならありません。最大8時間のスタミナバッテリーなので多少使った程度では電池切れになることもありません。カラーは4種類(ブラック、ホワイト、イエロー、ピンク)が用意されています。
「開放型イヤホン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 開放型イヤホンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの開放型イヤホンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
IT・家電ジャーナリストからアドバイス 開放型イヤホンを買う前に
IT・家電ジャーナリスト
用途に合わせてタイプを選択しましょう
ひと口に「開放型」といっても、シンプルに「カナル型に違和感があって苦手」という方から、「ランニング中に音楽を楽しみたいから外音を聴き取りやすいモデルがほしい」という方、「今までにない音楽体験がしたい」という方など目的はさまざまだと思います。
音質的には、やはり遮音性が高くて周囲の環境に左右されないカナル型が有利ではありますが、カナル型とは違う音楽体験ができるのも確かです。その時々の用途に合わせてイヤホンを選ぶといった使い分けもおすすめです。
音楽を楽しむことができる自分に合ったイヤホンを選ぼう
IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんにお話をうかがい、開放型イヤホンの選び方とおすすめの開放型イヤホンをご紹介しました。
イヤホンは有線かワイヤレスか、リモコンの有無などで特性が違ってきます。また、それぞれメーカーごとに音の味付けがかなり変わるので、自分に合うメーカーを見つけ、そのなかで気に入ったイヤホンを選ぶようにすれば、後悔しないはずです。高音質を求めるのであればハイレゾ対応のものを選びましょう。
ぜひいろいろ試してみて自分好みの音を見つけてくださいね!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/06/19 商品情報の更新を行いました。(協力:マグスター 掲載:マイナビおすすめナビ編集部 成田晴香・加藤佑一)
一般財団法人 家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout オーディオプレーヤー、スピーカーなどのガイドを務める。 日経BP社『日経ネットナビ』『日経ネットブレーン』『デジタルARENA』『日経トレンディネット』などを経てフリーに。 デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。 KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの構成などにも携わっている。