ライトニングイヤホンとは? iPhoneにぴったり
ライトニングイヤホンとは、Apple独自の規格で、iPhoneのライトニング端子につないで使えるイヤホンのこと。iPhone7からイヤホンジャックが廃止されたため、Bluetoothによる無線イヤホンか、ライトニングイヤホンから選ぶ必要があります。
ライトニングイヤホンなら、音が遅延したり切れたりすることがなく、質の高い音を楽しめます。
ライトニングイヤホンの選び方
それでは、ライトニングイヤホンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】形状
【2】音質
【3】ケーブルの長さ
【4】安定性を求めるなら「純正品」や「MFi認証」モデル
【5】機能性
上記のポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】形状をチェック

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ライトニングイヤホンの形状は、カナル型と、インナーイヤー型の2タイプがあります。それぞれの特徴を把握して好みの形状を選んでくださいね。
音漏れしにくい「カナル型」
フィット感を重視する場合は、カナル型がおすすめです。カナル型のライトニングイヤホンは、その先端部分にシリコンなどが採用されており、それぞれの耳にぴったり合う構造になっています。
またフィット感があるため、遮音性は高く、しっかり音を聴けます。低音から高音までしっかりと耳に届き、気持ちよく音楽を聞いたり、会話に集中できたりするでしょう。
ただ遮音性が高いゆえに、カナル型は外の音が聞こえにくくなるのでご注意ください。
メンテナンスしやすい「インナーイヤー型」
インナーイヤー型は、先端部分がプラスチック素材などになっているタイプのイヤホン。たとえばiPhoneの純正イヤホンがインナーイヤー型です。
素材がプラスチックなどが採用されているため、インナーイヤー型はお手入れが簡単。ゴミや汚れが拭き取りやすく、イヤホンを清潔に保つことができます。ただフィット感はカナル型より劣り、サイズが合わないと耳から外れてしまうことがあります。
サウンドのバランスは製品でそれぞれですが、重低音がパワフルに鳴るタイプも人気です。また、高音質重視のタイプでは独立したDACチップを搭載しています。自分の好みに合わせて選択しましょう。
【2】音質をチェック
イヤホンを選ぶ際の重要なポイントとして、音質のよさも外せません。大きく分けてドライバーとハイレゾに分かれます。
解像感を楽しみたい人にはハイレゾ対応を
ハイレゾ音源の表現力を楽しみたい人は、DAC(※)が搭載されたライトニングイヤホンを選びましょう。
ハイレゾとは、演奏の空気感や臨場感まで再生できる高い解像度をもつ音楽データのことです。録音時にはアナログからデジタルへ、再生時にはデジタルからアナログへ変換します。
※DACとは、そのデジタルの音楽データをアナログ信号に変換する回路のこと
ドライバーを確認し、臨場感あるサウンドを!
音質を左右するイヤホンの重要なパーツが、ドライバーとよばれるもの。ドライバーは、イヤホンの音を鳴らすスピーカーのことで、その搭載数・素材などによって音質が異なってきます。
ドライバーの搭載数は1つのものが多いですが、なかには2つのドライバーを有しているイヤホンもあります。特にゲームや映画、動画、音楽などの音に集中したい場合は、2つ以上のドライバーが採用されているイヤホンを選んでみるのもおすすめですよ。
【3】ケーブルの長さをチェック
有線のイヤホンはケーブルの長さをよくチェックして選ぶことが大切です。ライトニングケーブルが短すぎると、カバンやポケットにiPhoneを入れておくのが難しくなります。
iPhoneを手元で操作しながら音楽を聴くなら短めを。カバンなどにiPhoneを入れたままゆったり接続するなら、1.2m前後だと使いやすいでしょう。
【4】安定性を求めるなら「純正品」や「MFi認証」モデルを
ライトニングイヤホンに、安定性を求めるならアップルが手掛ける純正品を選ぶのがおすすめです。
また、デザインや他の機能にこだわって、純正品以外を選ぶ場合には、アップルによって互換性が保障されている「MFi認証」のある商品を選ぶといいでしょう。MFi認証がされていれば、iOSアップデート時にも対応しています。
【5】機能性をチェック
ライトニングイヤホンには、リモコン付きやマイクが付きなど、さまざまな機能があります。また、充電しながら使えるタイプも。気になる機能性をチェックしてみてくださいね。
▼通話もできるマイク付き
マイクなしのライトニングイヤホンだと、電話がかかってきたときに応答しても相手に声が聞こえません。そのため着信のたびにライトニングイヤホンを抜かなければならず、スマートに応答できないのが残念な点です。
一方マイク付きなら、自分の声が音声としてマイクに認識されるのでとても便利。iPhoneを手で握り続ける必要がなく、両手があくのでリラックスして通話を楽しめます。
▼手元で操作できるリモコン付き
リモコン付きなら、再生・一時停止・音量の大小などの設定を手元でコントロールできるのでとても便利です。リモコンのボタンひとつで音楽の操作ができたり、内蔵マイクを使ったりしてカバンに入れたまま通話を楽しめるタイプもあります。
音楽を聴きながらランニングする場合は、できるだけコンパクトなリモコンが備わったライトニングイヤホンを選びましょう。
▼充電が併用できる端子
価格は高めになりますが、ライトニングイヤホンには多機能なモデルも販売されています。たとえば、Lightning接続用充電ポートを搭載したモデルであれば、ライトニングイヤホンで音楽を聴きながら充電するという使い方が可能。
ライトニングイヤホンおすすめ7選
ここまでで紹介した選び方のポイントを踏まえ、おすすめ商品をご紹介します。
▼「インナーイヤー型」はこちら!
▼「カナル型」はこちら!
▼「セミオープン型」はこちら!
各商品をすぐに見たいなら、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼「インナーイヤー型」はこちら!
純正イヤホンならコレ!
アップルが手がける純正のLightningイヤホンなので、安心感が高く、快適な音質を楽しむことができます。耳の形状に合わせたデザインがしっかりとフィットし、着け心地も快適。耳から落ちる心配が少なく、会話に集中することができます。
iPhoneユーザーで、どのライトニングイヤホンを買うか迷っている人は、定番のアップル商品を選んでみてもいいかもしれません。
▼「カナル型」はこちら!
迫力のある重低音サウンドを楽しめる!
オーディオテクニカ独自のRelieve Pressure構造により、迫力のある重低音を楽しめるLightning専用イヤホンです。特に動画視聴やゲームプレイにおいて、コンテンツの世界に没入することができるでしょう。
軽くてコンパクトなので、長時間着けていても疲れにくいのが特徴。直感的に使えるマイク付きリモコンや取りまわしやすいコードなど「使いやすさ」にこだわって設計されているところもポイントです。
iPhoneとの相性を保証するMFi認証取得
Lightningポートに接続できるイヤホンを使いたいけれど、あまりコストはかけたくないという人に朗報です。高いコストパフォーマンスを示しながら、アップル純正品と同等の品質を保証するMFi認証を受けていますので、安心して使えます。
Lightningポートに直結することで、音質劣化のない抜けのよい音を楽しめます。iPhoneの音楽操作を手元で行えるマルチリモコンが付属。このリモコン部にはマイクが内蔵されているので、ヘッドセットのような使い方もできます。
Appleの正規ライセンスを取得するイヤホン
アップルの正規ライセンス「Made for iPhone・iPad/iPod」を取得しているヘッドホンマイク。10mmのダイナミックドライバーを採用し、JEITAによるハイレゾオーディオの定義に準拠した音質のいいモデルとなっています。
耳にぴったりフィットする耳栓タイプ(カナル型)の構造で、重低音向きの作りです。特にズンズンと沈み込む重低音のパワーを求める人におすすめです。
専用アプリと組み合わせてハイレゾ音源にも対応
せっかくLightning直結の有線イヤホンを使うのだからできるだけよい音で楽しみたい、このイヤホンはそんな希望をかなえてくれます。専用アプリのNePLAYER Liteを使うことで、ハイレゾ再生機能を利用できます。
また付属のリモコン部分のApp Switchを使って、イコライザーやサラウンド機能を瞬時に切り替えるなど、お好みの音作りが可能です。イヤホンの基本性能も充実。ラディウス独自のHigh-MFD構造ドライバーを採用し、感度や音質が向上しています。
小型でピュアなサウンド
幅広いライトニングイヤホンを展開しているラディウスのラインナップのなかでも、もっともスタンダードでピュアなサウンドを目指したモデルです。カナル型で耳の奥まで挿入できるディープマウントイヤーピースを採用。さらにイヤーピースの付属部分で耳への収まりを調整できる機構はユニークです。
お手ごろな価格のライトニングイヤホンのなかでフラットな志向のサウンドで、ボーカル曲をしっかり聴きたい人におすすめです。
▼「セミオープン型」はこちら!
セミオープン型で圧迫感のない着け心地
ブラック、シルバーといった定番カラーのほかに、グリーン、ピンク、ブルー、レッドも展開し、アクセサリー感覚で着用できるイヤホンです。
ドライバーユニットの前後にダクトを設けることでセミオープン構造にしており、音がこもりにくくナチュラルなサウンドを楽しめますよ。フィット感を高めるシリコンカバーは着脱可能。
【ランキング】通販サイトの最新人気! ライトニングイヤホンの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのライトニングイヤホンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【ハウツー】音が聞こえない・繋がらない時の対処法
イヤホンをつけているのに、音が聞こえなくなったときは、iPhone側・イヤホン側どちらかに異常が起きている可能性があります。
まずiPhone側をチェックしてみましょう。考えられるのは、接続不良やアプリの不具合です。
・音量ボタンを押す
・Bluetooth接続の確認
・出力先の確認
これでも音が出ない場合は、起動しているほかのアプリを終了したり、本体を再起動させたりしてみてください。そうすることで、音が聞こえるようになることがあります。
続いてチェックしたいのは、イヤホン側です。
ほかのイヤホンを使ってみて音が聞こえるようであれば、そのイヤホンの故障になるでしょう。
それ以外には、イヤホンにゴミや汚れがつまっていることが考えられます。いろいろ試しても音がでないときは、イヤホンの買い替えや修理なども検討してください。
【Q&A】よくある質問
ここからは、ライトニングイヤホンのよくある質問にお答えします。
ライトニングイヤホンの寿命はどのくらい? 長持ちさせるコツは?

ライトニングイヤホンの寿命は、使う頻度や使い方にもよりますが1~2年程度といわれています。どうしてもコードがあるため、折れ曲がったり絡まったりすると劣化を早めてしまう傾向にあります。
使わないときはイヤホンケースに収納するなどコードを丁寧に扱うことが長持ちさせるためのコツです。
ライトニングイヤホンの純正品はどれ?

ライトニングイヤホンの純正品は、Apple(アップル)『EarPods with Lightning Connector』です!また、「MFi認証」のあるair-j(エアージェイ)『Lightningステレオイヤホン(HAL-ES3)』などであれば、アップルによって互換性が保障されています。
【関連記事】ほかのイヤホンの記事も参考に!
【まとめ】求める音質や性能が備わっているかを確認!
ライトニングイヤホンは、いろいろな種類があります。上記の選び方を念頭に、自分の求める音質や性能が備わっているものを選びましょう。周囲の環境も含め、どんな状態でイヤホンを使うかも異なってきますので、複数用意しておくのもいいかもしれません。
また、ご紹介したアイテムのなかには、高品質でも価格がそこまで高くないライトニングイヤホンもあります。予算に合うものを見つけるのに役立ててくださいね。自分にあったライトニングイヤホンを購入しましょう。
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「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。