リップティントとは? 韓国初の色落ちしにくい!
数年前に『オルチャンメイク(韓国風メイク)』が流行ったことをきっかけに、コスメのひとつとして人気が定着したリップティント。一度塗れば、色落ちしにくく、唇そのものを染めたようなあざやかな発色に見せることができます。
その理由は、リップティントの色素は主に染料でできていて、唇の角質層に浸透して唇そのものを発色させているからです。リップティントのなかにも、着色皮膜をつくることで唇の乾燥を防ぐタイプや、パッケージのなかでは酸性だが唇にのせてアルカリ性へ変化させるカラーチェンジタイプなどもあります。
ティントは唇を染めていると考えると、乾燥しやすいのもわかりますね。
リップティントの選び方 失敗しない!荒れない!
続いて、リップティントの選び方を4つご紹介します。
【1】種類から選ぶ
【2】肌に似合う色を選ぶ
【3】仕上がりや質感で選ぶ
【4】保湿成分や美容成分配合のものを選ぶ
それぞれ解説しているので、自分の使い方にぴったりのリップティントを選ぶために参考にしてみてくださいね。
【1】種類から選ぶ
リップティントには質感や使い方の違いから、いくつかの種類に分けられます。そこで、それぞれのタイプの特徴から使ってみたいティントを見つけましょう。
塗りやすい「スティックタイプ」
リップクリームや口紅のような使い方ができるタイプです。ブラシなどを使用しないため手が汚れづらく、色ムラが起こりづらいのが魅力です。水分量が少ないためしっかり発色すること、違う色のティントと合わせて使いやすいことなどがメリットです。
ツヤ感を重視するなら「グロスタイプ」
「グロスタイプ」は、ティントの色づきのよさにリップグロスのツヤ感をプラスしたタイプです。ぷるっとした唇を演出できるのが特徴で、色味を長持ちさせることで唇の魅力をキープしやすくなっています。
薄付きのティントが多いグロスタイプは、自然な仕上がりになりやすいのもポイント。色味が濃くなりすぎないので、はじめてティントを使う人にもおすすめのタイプです。
グラデーションを作るなら「ウォータータイプ」
液体状のティントを付属しているブラシで塗っていく「ウォータータイプ」は、ティントのなかでも定番のタイプです。カラーの種類や濃さの種類が豊富なため、いつものメイクの雰囲気に合わせて細かく選べるのが魅力です。
重ね塗りすることで色味を調節できるので、グラデーションカラーも表現可能。定番タイプだからこそ、自分なりの使い方で活用しやすいティントです。
唇のシワが気になる人は「オイルタイプ」
「オイルタイプ」は、その名前のとおりオイルのツヤ感を唇にプラスできるのが特徴。さらに、オイルの保湿成分によって唇のしっとり感が持続するため、唇の小じわなどをカバーして魅力的に見せてくれます。
オイルタイプに使われているオイルはさまざまで、なかには唇のケアにも使える成分が配合されているものもあるので、唇の荒れが気になる人でも使いやすいティントです。
リップ感覚で使える「バームタイプ」
ティントが伸びやすく唇全体に広げやすいのが「バームタイム」の魅力。指やブラシでサッと塗れるため、忙しい朝などメイクの時短を実現したい人ほど使いやすいティントです。
また、発色がよいので、薄くつけても唇になじませることでナチュラルな雰囲気に仕上げることもできます。適度にうるおい感も出るため、手軽な使いやすいさとは思えないほどキレイな唇を作れます。
色持ちの良さなら「パックタイプ」
「パックタイプ」は、唇にティントを塗り5~10分ほど放置してから塗膜を剥がすことで、唇に色がつくタイプ。食事をしてもリップの色味が消えないため、色持ちがよく長時間素敵な唇を維持できます。
塗り直しがあまり必要ないことから、何度もメイク直しができないときほど重宝し旅行先やビジネスシーンなどで活躍します。
【2】肌に似合う色を選ぶ
「肌に合うカラーがよくわからない」という人は、パーソナルカラーに合わせたティントリップを選びましょう。
イエベの人は「オレンジ系」がおすすめ
イエベさんは黄色味のあるカラーが得意なので、あたたかみのあるイエロー・オレンジ・ブラウンを選びましょう。肌に近い赤味を選ぶことでより馴染みのいいメイクに仕上がります。
ブルべ肌は青み系の強い赤リップを
ブルべさんは青みがかったピンクやパープル寄りのカラーが似合います。おすすめはピンクやローズ系のティント。ピンク系は肌なじみがよく、血色感をアップさせてくれ、少しくすんだパープルに近い色味のローズ系は、エレガントな印象になります。
【3】仕上がりや質感で選ぶ
リップティントにもツヤやマットなど色々なタイプがあります。
例えば、可愛らしく見せたいときやデートシーンなどにはツヤ感のあるタイプがおすすめ。一方で、フォーマルなシーンや大人っぽく仕上げた場合にはマット系がおすすめです。ほどよくツヤをおさえたいときはセミマットをつかうことでカジュアルな印象になります。
仕上がりが異なるタイプを数本揃えておくことで、好みやシーンに応じて使いわけることができます。
【4】保湿成分や美容成分配合のものを選ぶ
発色のいいティントほど、着色料や鉱物系の成分が入っている可能性があります。そのせいで唇が荒れてしまう方も多いです。
荒れないティントを探しているなら、ヒアルロン酸や植物由来のオイル成分が配合されているティントを選びましょう。また、うるおい成分が配合されていれば、乾燥による唇のしわも防ぐことができます。
リップティントのおすすめ商品
ここからは、リップティントのおすすめ商品を「プチプラ」「デパコス」「韓国コスメ」に分けてご紹介します!また、番外編としてマスクにつかない商品も厳選しています!
▼おすすめ6選|プチプラ 中学生や高校生でも買いやすい!
みんな知ってる、プチプラコスメの優秀さ! コスメコンシェルジュの岸田茉麻さんと編集部が選んだプチプラティントのおすすめを紹介します。お値段以上の実力派をラインナップしました。
オフィスでさりげない発色にちょうどいい
言わずと知れた、人気ティントの登場です。見た目の色味よりも唇につけたほうが発色が弱く感じ、ちょうどいい血色を出してくれる優秀ティント。
オイル配合なので、付けた瞬間からうるうるの唇になれます。オフィス仕様にちょうどいい色合いもうれしいですね。
スルスル馴染んでしっかり高発色リップ
4種の保湿成分配合でしっかり潤い、乾燥した唇にもスルスル塗れるセザンヌのカラーティントリップ。一番の魅力はなんといってもその発色のよさ。とろけるようなテクスチャーが唇によく馴染み、しっかり色付きます。深みのある上品なカラーが揃っており、セミマットで大人っぽい雰囲気に仕上がります。

ツヤorマット? ふたつの質感から選択できる
「オイルティント」と「マットティント」のふたつの質感から選ぶことができ、オイルティントはエナメルのようなツヤ、マットティントはベルベットのような仕上がりになります。また、唇にフィットする三角チップを採用しているため、テクニックいらずで美しい仕上がりが期待できるのもポイントです。

ツヤ・ボリューム・ポップな発色の3拍子
ふっくらとボリュームのある口元を演出したい方におすすめしたいティントコスメ。リップに含まれる球状粉体にソフトフォーカス効果があるほか、ツヤのあるオイルを配合しているため、ツヤとボリューム感を両方演出することができます。
また、色彩豊かなカラーバリエーションにも注目。肌なじみのよい「009レモンイエロー」はイエローベースの肌に、また甘酸っぱい印象の「010ラズベリーピンク」はブルーベースの肌にぴったりです。
リップクリーム感覚で塗れる!
発色やツヤ感、保湿力など高スペックな1本。リップクリーム感覚で塗れる手軽さが魅力で、鏡なしで塗り直しても違和感のないナチュラルなツヤ感と、リップクリーム代わりに使える保湿感がポイントです。
バームタイプとティントタイプの2種類ありますが、色を長く持たせたい方はティントタイプがおすすめです。
ナチュラルな発色がかわいいプチプラティント
飲んでも食べても発色をキープしてくれるプチプラティントです。ベタつかず、落ちにくいナチュラルな血色も世代問わずうけています。なんといってもコスパがいいので、全色でも揃えられますね。
▼おすすめ4選|デパコス ビジネスシーンからデートや女子会に!
ここまで紹介したティントのポイントをふまえて、コスメコンシェルジュの岸田茉麻さんと編集部が選んだデパコスティントのおすすめを紹介します。デパコスならではのゴージャス感は女子力もあげてくれます。
保湿力で潤い長時間キープ!ナチュラルな発色も魅力
リップクリームのような軽いつけ心地で、塗った瞬間から唇をふっくら滑らかにしてくれるのが特徴。保湿成分が含まれているので、しっとり感が長時間続きます。ほんのり薄づきで、唇の血色に合わせて発色が変わるのも魅力。リップバーム感覚で使ったり、お気に入りのリップの下地として使ったりするのもおすすめ。
マットな質感で高発色! 色移りしないティント
自然由来成分80%配合、うるおいが長続きするティントコスメです。軽やかなつけ心地で、塗った数秒後にはカラーが密着。色移りせず、高発色が続きます。比較的ツヤ感は抑えめなので、マットな仕上がりを好む人におすすめです。
なお、メーカーが公表したデータによると、発色は12時間続くとのこと。カラーバリエーションは6色で、ヌーディーからレッドまでそろっています。
▼おすすめ5選|韓国コスメ トレンドアイテムを厳選!
若い世代からトレンドに敏感な大人女子まで幅広い人気を集める韓国コスメ。ここからは、コスメコンシェルジュの岸田茉麻さんと編集部が選んだ韓国コスメティントのおすすめを紹介します。

ポップで華やかな印象をつけたい方に
べたつき感のない仕上がりを好む人にぴったりのティントリップ。ウォーターベースなので、ジェルのような軽いつけ心地が特徴です。また、色味は「赤系」のみで14色というバリエーションも魅力。ポップな印象から大人な印象まで自在です。
ザクロ果実やサピンヅストリホリアツス果実などの保湿成分を配合しているため、唇を色づかせながらうるおいをキープします。

リップクリームのような感覚で乾燥防止と発色が叶う
全体の25%がリップバーム成分なので、口元の乾燥が気になる人や機能性重視の人におすすめ。唇の表面を乾燥から守るだけではなく、ぷっくりとしたツヤ感を与えてくれます。スティックタイプなので使いやすく、SPF14・PA+で紫外線による皮むけや色素沈着を防ぐ効果も期待。
▼【番外編】マスクにつかないティント3選 最強のアイテムを探そう!
マスクが生活必需品となった今、番外編としてマスクにつきにくいリップティントもご紹介します。食事などでマスク外す際に、唇が潤っているだけで爽やかな印象になりますよ。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ティントの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのティントの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
人気のリップティントの口コミをご紹介! 実際の評判は?
ここからは、実際に人気の商品を使った口コミを見てみましょう。※口コミはあくまで個人の感想です。
rom&nd(ロムアンド)『ジューシーラスティングティント』の口コミ
出典:LIPS
ロムアンド
ジューシーラスティングティント
10 NUDY PEANUT
11 PINK PUMPKIN
12 CHERRY BOMB
13 EAT DOTORI
すっかり気にいってしまったティント
塗りやすくてどのカラーもほんとに可愛いです
私は荒れたりも気になりませんでした
DIOR(ディオール)『ディオール アディクト リップ ティント』の口コミ














出典:LIPS
リニューアルして発売されてからとっても気になっていたアディクトリップティント☆
ただ、これ!というカラーがまだなくて(気付いてないだけかも)、今回の新色でこれー!と思ったのが421ナチュラルティーのカラーでした
トープブラウンのカラーで、ナチュラルで少し赤みも感じるような色
このリップの特徴がなんといっても色の染まり方!もう、ものすっごい染まります!擦っても落ちない(° °)
それでいて乾燥する感じもないのでマスクメイクに良すぎる
ただ染まり方がすごいので、のせ方とのせる量は気をつけたほうがいいです。
重ねるほど深い色になるので、少しずつ薄ーくのせていくのがおすすめ☆
あとリップクリームなどはなるべく塗らずに使うのが、色が均等にのるかなと思いました。
OPERA(オペラ)『ティントオイルルージュ』の口コミ










出典:LIPS
噂の花嫁リップ。
実際に花嫁になる時に使いました!
写真は全て自分の挙式です。
フィルターは全ての写真にかけていません
リップを塗り直せた時は
披露宴中のお色直しと後撮り前だけ!!
なのに!食事は出るしとにかく話すし!
ケーキ入刀でケーキ食べるし!
なんども参列者と乾杯をして
なんどもシャンパングラスに口をつけます!
とにかくリップが落ちる!
ですが、写真の通り最後まで
綺麗な色を保ってくれました
ティントの上手な塗り方 初心者でも簡単!
1 ティッシュで唇の油分をオフする
2 唇用コンシーラー(なければリキッドファンデで代用)で唇の色味を消す
3 唇の内側にリップティントをのせる
4 3で塗ったティントを指または綿棒で唇全体に広げていく
唇の内側が一番濃い色、外に向かってグラデーションになっていればOK!
ティントの落とし方 落ちないときは試してみて!
■ヴァセリンでの落とし方
あのヴァセリンで落ちるの?と思っている方も多いかもしれませんが、意外と落ちることがわかっています。しかも保湿成分が入っているヴァセリンでオフすれば、唇ケアも同時にできますね。ただ、オフ力は通常のクレンジングよりは弱めです。
■ティントリムーバーでの落とし方
ティントをオフするための専用のリムーバーを使えば、力を加えずともきれいに落とせます。韓国製のものもあるので、韓国のティントとの相性もいいはずです。ティントリップの色身を完全にオフしたいとのことでしたら、ティントリムーバーがおすすめです。
マスクにつかない他の化粧品も! 【関連記事】リップやファンデーションなど
お気に入りの1本を見つけよう! 編集部からのひと言
ひとくちに「ティント」といっても、ティントのテクスチャーの違いで発色がことなってきたり、さまざまです。専門家のアドバイスを参考にしつつ、自分のファッションのテイストやなりたい雰囲気も想定して選びましょう。永く愛用できるような、ご自身にぴったりのティントを見つけてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
日本化粧品検定1級を持つコスメコンシェルジュです。 化粧品・健康食品を扱う美容部員として勤務後、コスメコンシェルジュとして美容コラムの作成や情報サイトの監修、化粧品会社様の社内向けテキスト作成など幅広く活動しています。 大切にしているのは「消費者目線でものを考えること」。美容部員時代に培ったカウンセリング経験をもとに、読者のニーズに合うグッズを見極め、みなさんに良い情報をお届けします。