「保温調理鍋」のおすすめ商品の比較一覧表
保温調理鍋の特徴とは? メリットやデメリットも紹介!
保温調理鍋は、加熱した料理を鍋ごとを保温容器に入れて、余熱を利用して調理できる鍋のことです。火を使わないので、常に見張っている必要はありません。その時間をほかの調理や家事に向けられるという特徴があります。
保温鍋の選び方を見ていく前に、圧力鍋との違いや具体的なメリット、デメリットについて知っておきましょう!
圧力鍋との違いとは?
保温調理鍋は一度高熱で調理したあとに余熱だけで調理ができます。鍋のなかに真空断熱層があり、それによって保温状態がキープできる構造です。
圧力鍋というのは、圧力をかけて水の沸点を高くして高温調理をします。短時間で食材を煮込むことが可能な構造です。
どちらも鍋とふたを密閉させる点では同じですが、保温調理鍋は火を使わずに長時間煮込むもので、圧力鍋は短時間で調理をすませるものです。どちらを選ぶかは用途によって決まります。
保温調理鍋を使うメリットとデメリットとは?
保温調理鍋には、メリットやデメリットがあるので紹介していきます。
保温調理鍋のメリットって?
保温調理鍋のメリットは、火を使わないので見張る必要がないという点。一般的に煮込み料理はキッチンで火の元に気をつけなければいけません。その必要がないというのは大きなメリットです。
また、加熱時間が短いためガス代や電気代を節約できるのもポイント。コストをおさえられるメリットがあります。
そのほかにも、保温鍋に入れたまま外へ持ち運びができますし、食材の煮崩れや焦げつきを防げる点もメリットでしょう。
保温調理鍋のデメリットって?
メリットが多い保温調理鍋ですが、デメリットもあります。それは大きいので収納しづらいという点。加熱して中身を沸騰させる鍋とは別に、保温用のひとまわり大きな鍋が付属するのでサイズが大きくなりがちです。
収納場所に困らない方にはデメリットではありませんが、収納に困る方にとっては負担になることでしょう。保温調理鍋を選ぶときは収納も考えてください。
保温調理鍋の選び方 容量や対応熱源、素材や機能もチェック!
ここからは、保温調理鍋を選ぶときのポイントを詳しく解説していきます。ポイントは以下のとおりです。
【1】容量
【2】熱源方式
【3】フッ素加工の有無
【4】機能
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。これからはじめて保温調理鍋を購入したい人やどんな製品を選べばいいのかわからない人も、本記事を参考にしてみてください。
【1】人数に合う容量のものを選ぶ
保温調理鍋を選ぶときは、ふだん食事する人数も大事なポイントです。保温調理鍋は食材の量が少なすぎると保温力がじゅうぶんではなくなります。また鍋の8分目を越えるとうまく調理できません。それを防ぐには、食事を提供する人数に合わせた保温調理鍋を選ぶことです。
1~2人なら1.6L、3~5人では2.8L、4~6人は4.3L程度の容量を目安に選ぶのがおすすめ。キャンプやパーティーなどでは6Lの大容量のものが必要でしょう。
【2】熱源方式をチェックして選ぶ
保温調理鍋を選ぶときは熱源方式も重要です。どのような熱源を使うのかをチェックしてください。
直火対応は電気不要で、アウトドアでも活躍
多くの保温調理鍋が採用している熱源方式は、直火対応です。内鍋に食材と水を入れて直火で一定時間加熱してから、保温鍋に入れます。メリットは電気がなくても調理ができること。キャンプなどのアウトドアに活用できます。
ただし自宅コンロがIHの場合は直火式は使えないことも。そのような方はIH対応の製品を選ぶ必要があります。
電子レンジ対応なら火を使わず、子どもでも安心
電子レンジ対応の保温調理鍋も人気があります。食材と煮汁を鍋に入れて電子レンジで加熱するだけなので、調理がかんたんです。ふだんからあまり調理をしない方や、火を使いたくない方に適しています。
ただし、内鍋のサイズによっては電子レンジに入らないことも。電子レンジ対応を選ぶのなら、事前に内鍋のサイズをチェックしておく必要があります。
【3】内鍋が「フッ素加工」ならお手入れしやすい
保温調理鍋は素材によって手入れのしやすさやIHへの対応・非対応が変わります。自宅のキッチンがガスコンロ直火かIHか、保温調理機に手入れのしやすさや使い勝手のよさを求めるかで、素材を製品選びのポイントにするのもよいでしょう。
たとえば、内鍋がフッ素コーティングしてあるものなら焦げつきにも強く、汚れも落としやすいです。内蓋を外して丸洗いできるものなら、調理後いつでも清潔にできるので、ニオイが気になることもありません。
蓋の素材は、金属製ならロック機能がついておりしっかり締められるため屋外でも使え、ガラス製なら調理中にできばえが見えるなど、それぞれメリットが異なります。
【4】機能で選ぶ
保温調理鍋と一言にいっても、メーカーなどによっても商品の特徴に違いがあります。ここからは機能別に保温調理鍋を説明していきます。
ふたつ同時に調理できるものは時短にも!
別々の料理を2品同時に作ることができる保温調理鍋もあります。片方では炊飯をし、もう片方でおかずを作ることもできますし、2品おかずを同時に作ることもできるので、忙しいママやパパ、1人暮らしで料理を作るのが面倒に感じている方にもおすすめですよ。
子どもがいるご家庭には「ロック機能付き」を
実際に使うシーンや用途を思い浮かべてみると、どのような機能が必要なのかがわかります。屋外でも使いたいなら持ち運びに便利なハンドルがついているものを、小さい子どもやペットがいるご家庭なら、保温中の蓋の開閉を防ぐロック機能がついているものを選ぶとよいでしょう。
アウトドア用なら「保冷機能や持ち手」がついているものを
保温調理鍋は保温するのがメインの機能ですが、保冷にも活用できます。たとえば、冬にはカレーやシチュー、汁ものなどのあたたかい料理を作るのに利用し、暑い夏には氷を入れて飲み物を冷やしてみてはいかがでしょうか。
氷や保冷剤を入れておき、屋外で冷えたビールやワインを飲むのにもおすすめ。アイデア次第でいろいろな活用方法があるので、自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。
保温調理鍋の人気メーカーを厳選紹介! おさえておきたい!
保温調理鍋選びに悩んでしまったら、人気メーカーで選んでみるのもひとつの方法です。ここでは、保温調理鍋を販売している代表的なメーカーを厳選してご紹介します。
保温調理鍋のパイオニア「サーモス(THERMOS)」
「サーモス」は1980年に創業されたメーカーで、ステンレス製魔法瓶や真空保温調理器などを開発したことで知られています。
保温や保冷力にすぐれた製品は、独自に開発された真空断熱技術が活かされており、家庭用家電製品だけでなく業務用にも採用されています。
保温調理鍋は「シャトルシェフ」というブランドで販売されており、種類が豊富です。
高い保温力の「パール金属(PEARL METAL)」
「パール金属」は1967年に創業されてから、キッチンやリビングだけでなくアウトドア用のレジャー用品などを開発しているメーカーです。新しい生活文化を提案する商品開発にすぐれています。
ステンレス製魔法瓶と同じ真空断熱構造によって生み出されたのが、保温力にすぐれた保温調理鍋です。多様なライフスタイルをみすえた商品開発を行なっており、保温調理鍋はそのひとつといえるでしょう。
保温調理鍋おすすめ11選 人気のサーモス、アイリスオーヤマなど!
上で紹介した保温調理鍋の選び方のポイントをふまえて、料理研究家・指宿さゆりさんと編集部が厳選した、おすすめの商品を紹介します。
便利な機能はおさえつつコスパもよい製品
同メーカーの従来品から保温機能の蓋も真空構造にしたことで、保温力もアップした製品です。従来品との比較テストでは、保温調理開始より8時間後に7.5度も温度が高いという結果が出ています。高い温度で調理し続けるため、調理時間の短縮にも一役買います。
容器の蓋を外してそのまま食卓へ出したり、調理蓋を内部につけられたりと便利な工夫も随所に施されています。持ち運びに便利なハンドルや、ハンドルを前後に倒すだけでロックと解除ができるロック機能など、屋外にも持っていけるなど基本的な機能は押さえつつ、コスパのよい一台です。
ひとり分にちょうどいい、そのまま器としても使える
真空構造になっているため、温かい料理の約2時間の保温が可能な、ひとり分にぴったりサイズの保温調理鍋です。ラーメンやおかゆを作るのにも便利。ユニークなどんぶり型の容器は、蓋を開けてそのまま容器として使用できます。
湯切りネットや洗米カップ、おたまなど、便利に使える付属品もそろっています。場所を取らないサイズのため、小さめの保温調理鍋を探している人や、食卓にそのまま器として出せる製品を探している人にも向いています。
ラクラク持ち運べる取っ手付き
Skaterの『真空保温調理鍋』は、保温器の蓋と本体が真空二重構造になっていて、食材のうま味と温度を逃がさない工夫が施されています。
ブラックとシルバーのメタリックなデザインなので、幅広い年代の方々にご愛用いただけます。また、保温器には取っ手がついているので、持ち運びしやすいのも魅力。3〜5人分のお料理をぎっしり詰められるので、家族でお出かけする際に大活躍しそうです。

電子レンジで気軽に保温調理ができる
電子レンジで食材に火を通し、保温器に入れておくことで調理ができるすぐれもの。電子レンジ専用なので、一切火を使いません。ひとり分を目安としたサイズになっており、ひとり暮らしの方で、ガスコンロを持っていない場合でも調理可能。
白ご飯や汁物などを少量作るのに向いています。保温だけでなく保冷に使えるので、友人が遊びにきたときに缶ビールやワインを冷やしておくのにも活用できます。

使用後のお手入れもかんたんで普段使いに
魔法瓶の老舗メーカーであるサーモス社の商品。長年の技術が活かされた機能性とスタイリッシュなデザインが特徴の保温調理器です。とても使いやすい商品なので、保温調理鍋をはじめて使う方でもかんたんに取り扱い可能。
3層フッ素コーティングになっており、使用後のお手入れも簡単。におい移りの心配もなく、保温力があるため、カレーやシチューなどを作るのにも向いています。

ハンドル付きでアウトドアシーンにぴったり
持ち運びに便利なハンドルが付いている保温調理器。サーモス社ならではの高い保温機能性が特徴で、屋外で料理を楽しみたい方にもおすすめです。
お花見やキャンプの際、ご自宅であたたかい料理を仕込んでおき、そのまま運んで、屋外でもアツアツの状態を楽しむことができます。寒い日は保温機能が使えますが、暑い夏になれば保冷にも最適。保冷剤や氷を入れ、缶ビールやジュースを冷やしてもよいでしょう。
家事と育児に忙しい時のながら調理に
ブランド名 『ilma (イルマ)』とはフィンランド語で、「空気」という意味。その名の通り、食卓に「心地よい空気」「おいしさとゆとりの時間」をつくるためにつくられたプロダクトシリーズです。
食材を入れ電子レンジで加熱した内鍋を、保温性が高い真空二層構造の外鍋にそのまま入れて加熱調理するだけの簡単仕様。目が離せないお子様がいる方や、忙しいけど手料理にこだわりたい方におすすめです。
スープ料理を放ったらかし調理できる
具材、調味料、お湯を入れて待つだけで、おいしいスープがつくれるサーモスのスープジャーです。魔法びんの保温力だけで食材に熱が通る仕組みとなっています。
容量は1Lで、みそ汁約4杯分が一気に作れます。レシピ12品が掲載されている専用レシピリーフレット付きだから、料理にもう一品のスープ料理の幅が広がることでしょう。

はじめての保温調理鍋として試しやすい
内鍋には強化ガラス蓋が付いているため、食材の状態を確認できます。手ごろな価格なので、はじめて保温鍋を試してみたい方におすすめです。
内鍋はIHなどにも対応しており、使い勝手も上々です。朝にカレーや牛スジ煮込みを仕込んでおけば、夕方頃にはちょうどいい仕上がりになっているはず。
お花見などにカセットコンロと一緒に持っていって使うのもよいでしょう。

ふたつの鍋で同時調理と時間差調理が可能
食材を入れてしばらく加熱し、そのあとに保温調理できるアイデア商品。その名のとおり、加熱後はガスや電気を使わずに調理を進行できます。あらかじめあたたかい汁ものをご自宅で作っておき、屋外のイベントで食べるシーンなどに最適。パッキンやバンドも付属しているので、使い方はさまざま。
ピクニックやキャンプなどアウトドアでも活用できます。鍋がふたつあるタイプなので違う料理を同時調理もできるほか、ひとつの鍋は子ども用、もうひとつは帰宅の遅いお父さん用、と時間差で家族に食事を提供したいときにも便利です。
保温調理で、煮くずれもなくプロの仕上り
◆ムラなく火が通りこげつきにくい多層鍋
◆余熱でやさしく加熱する低温調理
◆低温蒸しだから、素材の味や香りがひきたつ
◆加熱数分!なのにじっくり煮込み料理の味
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 保温調理鍋の売れ筋をチェック
Amazonでの保温調理鍋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
エキスパートからのアドバイス
保温調理を活用すれば、じっくりと時間をかけていた料理も手軽にできます。アイデア次第で、いろいろな使い方ができるはず。ご家族などと食事の時間が合わない場合、外出前に料理を用意しておくなどの使い方もできます。
ただし、あくまで保温調理なので、料理を加熱して保温鍋に入れると温度は下がっていくことをお忘れなく。
保温調理鍋を使ったレシピを紹介
保温調理鍋は使い方がとても簡単なので、一家に一台あれば料理のレパートリーも広がります。保温調理鍋を使ってよく作られている料理といえば「カレー」です。切ったお好みの具材と水、カレールーを入れて加熱し、本体をセットするだけでほっておいても勝手に調理をしてくれます!
本来であれば、1時間以上煮込む料理であっても、保温調理鍋を使えば5分ほどの加熱で済むので経済的でもありますよね。お料理の幅も広がるアイテムなのでこの機会にぜひチェックしてみてくださいね。
その他の調理鍋もチェック 【関連記事】
自分にぴったりの保温調理鍋を選ぼう いかがでしたか?
料理研究家・指宿さゆりさんの取材をもとに、保温調理鍋の選び方とおすすめ商品をご紹介しましたがいかがでしたか。
調理の時短やガス節約目的、または屋外で温かい料理を食べたいなど、保温調理鍋に求める機能は用途によって異なります。保温機能の高さや、使い勝手のよいサイズの製品を選びましょう。
そのあと、どのようなシーンや目的で保温調理鍋を活用したいかを考えれば、より理想の製品選びにつながります。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。