「低温調理器」のおすすめ商品の比較一覧表
「低温調理器」とはどんなアイテム?
低温調理器は、低温調理をかんたんに、手軽にこなすための調理器具です。
低温調理は、食材を一定の温度に、長時間キープする必要があります。もともとは、オーブンや大型の鍋などを使って、長時間、難しい温度調節をし続ける必要のある、難易度の高い料理法でした。
そんな低温調理をぐっとかんたんにしてくれるのが「低温調理器」。おもな手順は、水のなかに袋に入れた食材を沈め、低温調理器をオンにして、おしまい。あとは待つだけ、ほったらかしで、低温調理が可能です。
おもてなし料理も日常のおかずも手間なくつくれて、高タンパク・低カロリーなヘルシー料理もおいしくなる。低温調理器は、毎日のテーブルをぐっと楽しく、充実させてくれるアイテムです。
低温調理器の使い方
使用するメーカーにより、低温調理器の使い方は異なりますが、大まかな使い方は下記のとおりです。
・食材となる肉や魚などに塩、こしょうで下味をつけ、ジップロックなどの密閉できる袋に入れる
・大きめの鍋やコンテナに水を張り、低温調理器をセット
・低温調理器で温度や調理時間を設定し、袋に入れた職愛を投入
・タイマーが鳴るまで放置
使い方は簡単なので、むねやももなどの鶏肉、豚肉、白身魚などを誰でもおいしく調理することが可能です。また、高タンパクで低カロリー料理もでき、ダイエットや減量をするヘルシー志向の方からも重宝されるアイテムです。
低温調理器の選び方
それでは、低温調理器の選び方をご紹介していきます。
出力パワーで選ぶ
低温調理器のパワーは、消費電力=W(ワット)数で確認します。チキンやサーモンなどあまりボリュームのない食材の調理メインなら、800Wのものでも十分。大きな塊肉の料理や大量調理用に購入するのなら、1000W以上のハイパワーのものがおすすめです。
ハイパワータイプは、設定温度に到達する速度や、温度が下がったときのリカバリーにすぐれていますが、その分電気代は高くつくことになります。作る料理のボリュームに合った調理器を選びましょう。
取りつけ方法で選ぶ
鍋に低温調理器を取り付ける方法には、クリップ式やねじ式などがあります。それぞれ特徴が異なるので、自分に合った取り付け方法を選びましょう。
「クリップ式」は手軽に使える
クリップ式は、本体に付いたクリップで鍋や容器のフチをはさんで固定するだけなので、セットが簡単。「ねじ式」と比べて圧倒的に手軽なので、国内では主流になっています。
ただし、厚手の鍋やフチに厚みのある容器は、クリップで挟めないことがあります。
「ねじ式」は幅広い容器に対応
世界的に高い人気と高機能を誇る、Anova Culinary(アノーバ カリナリー)の低温調理器は、ねじをクルクルまわして固定する「ねじ式」。しっかり止まりますが、やや面倒という人も。
ねじ式は取り付けにやや手間がかかるものの、厚手の鍋や、フチに厚みがある容器にも対応。しっかり固定できるので、時間がかかる低温調理の間も安心です。
アメリカ製の低温調理器『Anova(アノーバ)』がねじ式です。
鍋タイプは手軽で失敗しにくい
ボタンひとつの簡単操作で、サラダチキンをはじめとする50種以上の低温調理をこなしてくれるPRISMATE(プリズメイト) 『サラダチキンメーカー(PR-SK023 )』。火力調節や時間の管理もお任せで失敗知らずです。
電気鍋タイプの低温調理器が登場しています。鍋タイプは、ボタン操作1つで鍋の容量に最適な加熱ができるため、簡単で失敗が少ないのが大きなメリット。繊細な温度コントロールという点ではハンディタイプの方がすぐれていることが多いのですが、鍋タイプは熱効率の高い素材や構造を採用しており、消費電力抑えめでエコな点も魅力です。
とはいえ、鍋サイズのものが1つ増えることになるので、それなりの設置スペースや収納スペースが必要になります。
料理にこだわるなら「温度設定」の範囲・細かさも重要
究極の味を目指して、こだわりのレシピを極めたい人は、こまやかに温度や時間を設定できるものを選びましょう。
0.5℃はもちろん、0.1℃単位で温度設定ができるものや、Wi-Fi連携で外出先からの操作ができたり、「80℃で45分加熱ののち、90℃で15分」といった複雑なコマンドが可能なものも登場しています。
スマホアプリで操作できるとさらに便利
低温調理は火を使わず、また温度も低めなので安心しておこなえる調理方法です。
調理時間がかかる場合が多いので、途中で目を離すこともあるかと思います。その際には、スマホアプリ連携がついているモデルがおすすめ。
手持ちのスマホで、低温調理の詳細を確認・変更することが可能なため、非常に重宝します。
スマホ連動機能つきは、単機能タイプに比べて少々値の張るものが多いですが、それ相応の利便性を体感できること間違いなしです。
低温調理器でおすすめなメーカー&ブランド
ここからは、低温調理器で有名なブランド&メーカーを紹介していきます。メーカーやブランドごとに特徴にそれぞれ違いがあります。初心者さんなんかは、人気のメーカーから選ぶのも一つの手ですよ。
BONIQ(ボニーク)
ボニークは、日本で初めて低温調理器の専門ブランドとしてできたメーカー。安全で美味しい低温調理を楽しめるために常にユーザーに発信をし続けているメーカーでもあります。
ボニークの低温調理器は操作が簡単で、高度な設定や多すぎる機能を省き、ユーザーにとって使いやすい商品を提供しています。また、日本時に好まれやすいスッキリとしたデザインを採用しているため、キッチンのインテリアも邪魔しないのがうれしいポイント。
公式サイトも充実していて、レシピから注意喚起まで、低温調理器に関するあらゆるデータがそろっていますよ。
アイリスオーヤマ
生活用品や生活家電を多く製造・販売している会社として有名なアイリスオーヤマ。低温調理器にも定評があります。調理にかける手間と時間を省きつつ、美味しい料理を家庭で楽しみたいというニーズを応えるような低温調理器になっています。
簡単に取り付け、設定を行うことができ、少量の調理でも使いやすい設計になっています。生活用品や家電を多く手掛けるアイリスオーヤマらしいコンパクトなデザインと便利な機能を併せ持っているので、使いやすいと人気です。価格も他のブランドやメーカーと比べると安く、手が出しやすいのも魅力的なポイントの一つです。
ANOVA(アノーバ)
ECサイトの口コミも高いのがアノーバの低温調理器。最大の特徴として、BluetoothやWi-Fiで本体とスマホをつなぐことができ、連動させることができる点。温度や時間のコントロールとしてスマホが使える画期的な調理器具となっています。
また専用のアプリを接続することで、さまざまなメニューに対応することができます。しかし、アメリカのブランドなのでコンセントプラグも海外仕様。公式サイトやマニュアルも英語なので、注意が必要です。
低温調理器おすすめ16選 高機能なのに操作はかんたん、信頼の日本製など
上記で紹介した低温調理器の選び方のポイントをふまえ、おすすめ商品を紹介します。
どんな料理を作りたいか、サイズ感はあっているかなども確認しながら、あなたにとって使いやすい商品を探してみてください!
BONIQ(ボニーク)『低温調理器 BONIQ(BNQ-01)』
















出典:Amazon
beemyi『低温調理機Sous vide』
















出典:Amazon
Hismile(ハイスマイル)『低温調理器』
















出典:Amazon
Felio(フェリオ)『スーヴィードクッキング(F9575)』






















出典:Amazon
GLUDIA『低温調理器 ハイパワー1200W (GLU-INM01)』
















出典:Amazon
IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)『低温調理器(LTC-01)』




















出典:Amazon
ヒロ・コーポレーション『スタンド型低温調理器(PRD180710)』
















出典:Amazon
Anova Culinary(アノーバ カリナリー)『Anova Precision Cooker(アノーバプリシジョンクッカー)(A2.2)』

出典:Yahoo!ショッピング
アメリカ生まれのBluetooth対応調理器
アメリカの調理家電メーカー、Anova(アノーバ)の低温調理器です。アメリカ生まれなだけあり、電源を3Pから2Pへと変換をしなければいけませんが、立ち上がりが早く非常に高性能。
マニュアルやアプリはすべて英語ですが、直感的に操作できるインターフェースと日本語でくわしく解説しているサイトやレシピなどの活用で、しっかりと使いこなすことが可能です。Bluetooth接続なので、離れた場所にいても調理器の操作ができるのはとても便利で、手放せなくなること間違いなし。
低温調理に慣れてきて、ワンランク上の調理をおこないたい方にぜひとも手にとっていただきたい商品です。
貝印『ザ スーヴィッドマシン低温調理器(DK5129)』
















出典:Amazon
Hayama-Colony(葉山社中)『低温調理器 BONIQ Pro(BNQ-04)』














出典:Amazon
THANKO(サンコー)『マスタースロークッカーS(SSHORSLC)』














出典:Amazon
ライフオンプロダクツ『PRISMATE(プリズメイト) サラダチキンメーカー(PRSK023)』


















出典:Amazon
GREEN HOUSE(グリーンハウス)『低温調理器 (GH-SVMA)』
















出典:Amazon
Hismart(ハイスマート)『低温調理器 Viande(HS-V01A)』












出典:Amazon
Anova Culinary(アノーバ カリナリー)『Anova Precision Cooker Pro(アノーバプリシジョンクッカープロ)』






出典:楽天市場
Sandoo『低温調理器(HA1099)』














出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 低温調理器具・スロークッカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの低温調理器具・スロークッカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
低温調理器のメリット・デメリット
かんたんにおいしく低温調理ができる低温調理器。とはいえ、もちろん、メリットとデメリットがあります。
低温調理器のメリットは、手間なし・おいしい・機器がコンパクト
低温調理器のメリットとしては、このようなものがあります。
・かんたんに、おいしく、やわらかい肉料理・魚料理が作れる
・温度やタイマーのセット後、ほとんど放置してOK
・掃除や片付けがラクで、コンパクトなものが多い
低温調理器なしで低温調理をするには、大きな鍋でお湯や油を加熱し続けたり、オーブンを使ったりする必要があり、なかなか手間がかかるうえに、温度調節が難しいです。
低温調理器を使えば、加熱ムラが出たり、加熱しすぎてしまったりという失敗はぐっと減るうえ、基本的に「ほったらかし」で料理ができあがるのはうれしいですね。
また、オーブンや電気圧力鍋といった調理器具でもほったらかし料理は可能ですが、それらと比べればずっとコンパクトで収納しやすいアイテムが多いのも、低温調理器の魅力です。
低温調理器のデメリットは、時間がかかる・食中毒の危険・電気代
低温調理器のデメリットとしては、このようなものがあります。
・料理に時間が掛かる
・食材に火が通ってないと食中毒の危険がある
・長時間の使用で電気代が掛かる
このうち、上2つの「時間がかかる」「食中毒の危険がある」は、低温調理器を使わなかったとしても、低温調理には避けて通れないデメリット。知っておきたいのは、20~50℃という温度は、食材に菌が繁殖しやすい温度だということ。できれば60℃くらいで、十分な時間をかけて加熱するようにしましょう。
食中毒を避けるためにも、低温調理器を使いこなし、しっかり温度調節したいものですね。
低温調理器を使ったレシピを紹介 ローストビーフとチャーシューの作り方
低温調理器を使って作りたい、代表的なレシピを2つ、簡単にご紹介します。加熱温度、時間など細かい設定は製品付属の取り扱い説明書やレシピ本・レシピブックを参照してください。
低温調理器でジューシーに仕上がる「ローストビーフ」

Photo by José Ignacio Pompé on Unsplash
低温調理で定番のローストビーフの作り方をここからは詳しく解説していきます。柔らかくジューシーに仕上げるコツも紹介していきます。
▼用意するもの▼
【材料】牛肉の塊、塩、こしょう、ローリエ
【自家製タレ用】醤油、酒、みりん、バルサミコ酢
▼作り方~ローストビーフ編~▼
①牛肉にフォークやテンダライザーで筋を切る
②穴を開けた牛肉に塩と胡椒をすり込む
③すり込んだら15分ほど馴染ませてローリエやタイムなどお好みのハーブと一緒に真空パックする
④低温調理器を60℃に設定をし2時間ほど調理する
(※肉の塊の大きさによって時間が変わってくるので注意)
⑤低温調理が終わったら氷水で急冷する
⑥お好みのサイズにスライスして完成!
▼作り方~自家製タレ編~▼
①みりんと酒をフライパンで火にかける
②アルコールが富んだら、醤油と砂糖を入れる
③砂糖が解けたらバルサミコ酢を入れかき混ぜて出来上がり!
このソースはとても万能で、ローストビーフ以外にもとんかつ、ハンバーグ、ステーキなどの肉系料理にマッチするのでぜひお試しあれ!
低温調理器で作る柔らか「チャーシュー」

Photo by Amanda Lim on Unsplash
低温調理器を使ったレシピの定番となりつつあるのが「チャーシュー」です。低温で調理するからこそ実現するトロトロ柔らかな食感をお楽しみください!
▼用意するもの▼
【材料】豚肩ロース肉、塩、オリーブオイル
【漬け込みダレ用】醤油、みりん、酒、砂糖、水、唐辛子、にんにく、しょうが、グローブ、オールスパイス、ローリエ、長ネギの青い部分
▼作り方▼
①漬け込みダレの材料を鍋にすべていれひと煮立ちさせ、火を止めて冷ます
②ロース肉は全体にフォークで穴を開け、塩を振って下味をつける
③ロース肉をオリーブオイルをひいたフライパンで軽く焦げ目がつく程度に焼く
④ロース肉が冷めたら、漬け込みダレをフリーザーパックに入れ、空気を抜く
⑤一晩寝かせた後に低温調理器を63℃にセットし、8時間調理する
⑥一度冷蔵庫で冷やして完成!
少し手間はかかりますが、最高に美味しいチャーシューに仕上がるのでぜひお試しください。
低温調理器についてのおさらい
低温調理器を使うときは、しっかりと食材に熱を通すことが大切。加熱できていないと、風味が落ちるのと同時に、食中毒などの危険性もあります。作るメニューや量に合わせて、適切な出力の商品を選び、調理の際には十分注意をしてくださいね!
また、便利な機能や鍋に合わせた取り付け方式も重要です。ネジ式・クリップ式・自立式など、自宅の鍋のサイズなどに合わせて、使いやすい商品を選んでください。
低温調理器を使用すると、今までにないくらい料理の幅が広がり、きっと食事が楽しくなると思います!ぜひ、本記事を参考にして、ピッタリの低温調理器を探してくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
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