電動おろし器を使うメリット
みぞれ鍋や天ぷら、焼き魚などの料理に欠かせない「大根おろし」。でも、すりおろす作業には時間や労力が必要で、面倒に感じている方も多いのでは? そんなとき、電動おろし器はスイッチひとつでかんたんに食材をおろしてくれます。
電動式のため、数秒で素早くおろせるのが魅力のひとつです。また、そのほかの食材をすりおろせるものや、すりおろし以外の機能付きもあるため、料理のレパートリーを増やすことができる便利アイテムです。
電動おろし器の選び方
面倒なすりおろしがかんたんに作れる「電動おろし器」。スイッチを押すだけなので力がいらないし、あっという間に作れるので料理の時短にもなる便利アイテムです。これから紹介する基本的な選び方をみて、あなたにぴったりな1台を見つけてください。ポイントは次のとおり!
【1】家庭用には400ml前後の容量が便利
【2】対応できる食材をチェック
【3】食材の投入口が大きいものを選ぼう
【4】サイズと重さのバランスが大切
【5】部品を外して手入れできるものがおすすめ
【6】すりおろし以外の機能もチェック
これらのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】家庭用には400ml前後の容量が便利
電動おろし器には家庭向けや業務用などさまざまな容量の商品が市販されています。大きすぎても小さすぎても使い勝手が悪く感じてしまうため、ひとり約50gを目安として、家族の人数に合わせた容量を選ぶとよいです。
4~5人家族であれば、400ml前後の容量がある電動おろし器を選べば250gほどの大根を一度におろせます。
【2】対応できる食材をチェック
電動おろし器は商品によってすりおろせる食材が異なります。にんじんや山芋、れんこんなど大根以外の食材をおろして使いたいなら、どんな食材に対応できるのか購入する前に確認しておくことが大切です。
大根おろしのために電動おろし器がほしいのであれば、大根おろし専用タイプを選ぶとよいでしょう。大根おろしに特化した仕様になっているため、なめらかで絶妙な食感に仕上がります。
【3】食材の投入口が大きいものを選ぼう
電動おろし器に食材を入れるには、投入口の大きさに合わせてあらかじめ食材を切って準備する必要があります。投入口が大きいものであれば切る手間を減らすことが可能。
素早くおろせても食材を切るのに手間がかかっては電動おろし器を使うメリットが減ってしまうため、少しでも手間を省いて便利に使うためにも投入口が大きめの商品を選ぶようにしましょう。
【4】サイズと重さのバランスが大切
調理家電は取り出しやすさも大切なポイントなので、本体の大きさや重さもチェックしておくとよいです。大きすぎるものや重すぎるものだと出し入れが面倒になるため、徐々に使わなくなる可能性があります。
反対に、コンパクトサイズだと出し入れしやすいですが、容量が小さくなってしまうと使い勝手に影響します。出し入れのしやすさと一度に調理できる容量であるか、バランスを考えて選ぶようにしましょう。
【5】部品を外して手入れできるものがおすすめ
便利に使える調理家電でもお手入れに手間がかかるものは使うのが億劫になってしまう場合があります。電動おろし器を選ぶときには、容器やおろし刃、投入口などそれぞれのパーツを取り外して水洗いできるものを選ぶとよいです。解体の際には、おろし刃で手を切らないように気をつけてください。
食材をおろしたあとのカスが残ると不衛生なので、衛生的に使うためにも隅々までお手入れしやすいものを選びましょう。
エキスパートのアドバイス
分解できる電動おろし器を選ぼう
電動おろし器はパーツが分解できるものがおすすめです。分解できると清潔にたもてるのはもちろん、お手入れがらくなので頻繁に使用しても苦になりません。
とくに刃の部分には大根の繊維が詰まりやすいので、きちんと分解してブラシなどで汚れを残さないように掃除しましょう。
【6】すりおろし以外の機能もチェック
電動おろし器はすりおろし機能のほかに、混ぜる、こねる、スライスなどが可能なフードプロセッサータイプの商品もたくさんあります。にんにくや生姜おろし、玉ねぎのみじん切り、パン生地やお肉をこねることができるものも。
1台でいくつもの役割を果たしてくれるので、料理の幅も広がり下ごしらえもかんたんにできるでしょう。しかし、多機能なフードプロセッサーは本体サイズが大きく価格も高くなります。必要な機能かどうかチェックしてから、お好みのものを選ぶとよいでしょう。
電動おろし器おすすめ9選
市販されている電動おろし器のなかからおすすめ商品をご紹介します。選び方を参考にしながら使い勝手がよさそうな商品を探してみてください。
手でおろしたような食感が楽しめる
スイッチひとつでかんたんに大根・山芋・にんじん・リンゴなどがわずか7秒で作れる電動おろし器です。料理の下ごしらえや離乳食・介護食作りにも使えるので、日々のお料理に便利な1台。
容器は取り外して丸洗いできるので、お手入れしやすく衛生的に使うことが可能。本体サイズは大きすぎないので、台所でもかさばらず使いやすくなっています。
汁切りプレートで水切りもかんたん
繊維とおろし汁を分けられる汁切りプレートがついている電動おろし器です。おろすだけでなく水切りまで済ませられるので手間を省いて気軽に大根おろしを味わえます。
フタや容器などが正しく取りつけられないと動作しない安全設計で、安心して使えるのも魅力のひとつ。軽く押すだけでスピーディーに大根おろしが作れて便利です。
食材に合わせて無段階でスピード調整
おろす、くだく、きざむなど1台で8役使えるフードプロセッサーです。低速800回転/分から高速3,000回転/分まで、食材に合わせて無段階で速度調整が可能。
速度を調節すれば大根おろしもさまざまな食感で味わえます。パワフルなのでショウガなどかたい食材をおろすことも可能。料理のレパートリーを広げたい方に向いている商品です。
離乳食調理にも便利な電動おろし器
大根おろしだけでなくりんごなどのすりおろしにも使える電動おろし器です。本体は分解して水洗いできるので衛生的に使うことが可能。衛生面や大根以外の食材にも対応できるため、離乳食の調理にも便利に使えます。
食材の皮をむいて本体に投入するだけでかんたんにすりおろしもできます。見た目がシンプルなので台所のインテリアになじみやすいのも魅力的です。
おしゃれで便利なフードプロセッサー
ころんとしたボトルのような見た目がおしゃれなフードプロセッサーです。一台で7役使えるスグレモノ。大根おろしはもちろん、生クリームの泡立てやスムージー、かき氷までできちゃいます! 食材の下ごしらえなどが短時間でかんたんに済ませられますよ。
本体以外はカバーのパッキンまですべて取り外して丸洗いができるので、隅々までしっかりきれいにたもてます。氷も砕けるほどパワフルなので料理のレパートリーを広げたい方にぴったりです。
マルチに使えて、大根もふわふわにおろせる!
コンパクトなサイズなのに、おろし器としてはもちろん離乳食作りに欠かせない食材をつぶす機能だったり、スライス、泡立て、混ぜるなど多機能な商品です。商品に搭載されている「おろしディスク」はティファール独自に設計していて、まるで手でおろしたかのようなふわふわとした水っぽくない大根おろしが出来上がります。
コンパクトでもパワフルに使える
台所に置きやすいコンパクトサイズですが馬力のある仕様になっているのでパワフルに使えます。1台で5つの作業ができ、どれもスイッチひとつで素早く調理ができるので時短したい方にもぴったりです。
容器は食洗機にも対応しているのでかんたんにお手入れできるのも魅力。耐熱温度が120℃なのでスープなどの調理もできて便利です。
料理の下ごしらえにも使える
一台で「おろす・刻む・する・混ぜる」の4役に対応できます。大根おろしから玉ねぎのみじん切り、バジルソース、ひき肉作りなど幅広く使えるので料理のレパートリーを広げたい方にもってこいの商品です。
さまざまな食材に対応するために食材の投入口が広く、野菜がカットしやすいです。パーツは分解できるのでしっかりと水洗いできます。
丈夫でお手入れしやすいステンレス製のカップ
みじん・ミンチ、おろし・スープ、すりみ、パンこねなど4つの調理コースに対応できるフードプロセッサーです。おろしカッターを使えば大根おろしもかんたんにできます。カップは軽くて丈夫なステンレス製で、汚れが付着しにくくお手入れしやすいのが魅力。
本体にはコードリールがついているので、未使用時にはコードをすっきりと収納できます。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 電動おろし器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの電動おろし器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
大根おろしをもっと美味しくする方法
大根おろしは、大根のどの部分をおろすのか、また水気をどのくらい切るのかで味わいや風味が変わってきます。ここからは部位ごとの説明と、大根のおろし方を説明していきます。
大根の部位の違いを知ろう
大根は部位によって、辛味・甘味のバランスが違ってきます。以下を確認してみてください。
▲大根の上部(葉っぱ側)… 辛味が少なく、一番甘い部位。大根おろしにしても辛味がなく食べやすいのが特徴。
▲大根の中央部分 … ほどよい辛味と甘みでバランスのいい味わい。どんな料理にも合うのがこの部位の特徴。
▲大根の下部(根っこ側)… 辛味やアクが強い部位。大根おろしにすると辛さが際立つのが特徴。
大根おろしの水気の切り方
大根おろしの水分の切り方として、ざるを使う方法と、ざるを使わない方法の2種類あります。電動おろし器もしくは手動のおろしで大根をおろしたら、ざるに大根おろしを押し当てるようにして水気を絞っていきます。ざるを持ち上げたときに、ぽたぽたと水分が落ちる程度まで、絞るようにしましょう。
ざるを使用しない場合は、大根を下ろし終えた後に、流しの上で大根おろしを手でおさえて水分を捨てましょう。水気がなくなるまで、手でおさえて水分を捨てる動作を繰り返しましょう。
料理のアクセントになる大根おろしは水分をしっかりとって、美味しくいただいてくださいね。
【関連記事】ミキサーやフードプロセッサーもチェック!
家庭用から上級者向けまで!
大根おろしをかんたんに作れる電動おろし器。手で時間をかけてすりおろしていた大根おろしも、電動おろし器があればあっという間に作ることが可能。大根以外の食材にも対応できる商品を選べば料理のレパートリーも広がります。家庭用から上級者向けまでさまざまな商品が市販されています。
紹介した選び方やおすすめ商品を参考にしながら、使い勝手がよい電動おろし器で毎日の料理がもっと楽しくなるでしょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
管理栄養士兼ライター。食と体の関係をもっと分かりやすく、幅広い人に伝えたいと思い、ライターとして活動しています。2児の母です。食べること、料理を作ることへの興味から管理栄養士を目指しました。学生寮、老健併設の病院での勤務経験があります。管理栄養士として培った経験をもとに、ユーザー目線に立った分かりやすく価値ある情報をお届けします。