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ミキサーってどんな家電?
ミキサー(ブレンダー)とは、食材を混ぜる(攪拌・かくはんする)ためのキッチン家電です。
ミキサーは、野菜や果物などを、繊維を残したジュースにしたり、野菜スープなどを作ったりするときに活躍します。機種によっては、氷を砕いて、冷たいスムージーをつくることも可能。
一般的に、ミキサーと言えば容器(ボトル)が付属していて、その中に入れたものをかき混ぜる据え置きタイプのことを指します。なお、ボウルに入れた生クリームを泡立てるなどの目的で、手でもって使うハンディタイプのミキサーはハンドミキサーといいます。
ミキサーとブレンダーの違い
ミキサーとは和製英語で、英語圏では食材を混ぜたりつぶしたりするためのキッチン家電をブレンダーと言います。つまりミキサーとブレンダーは同じものを指します。
日本でブレンダーといえば、スティックタイプの本体にブレード(刃)が付いていて、手にもって使うハンドブレンダーのことを指すことが多いです。
ハンドブレンダーは本体をボウルなどに入れて使うのが基本なので、ミキサーよりもコンパクト。また、ブレードなどのアタッチメントを取り換えることで、泡立てたり、野菜や果物などの食材を切り刻んだりすることも可能です。
ジューサーとは
ジューサーとは、野菜や果物からジュースをつくることに特化したキッチン家電です。
ミキサーが主に食材を細かくするのに対し、ジューサーは食材を細かくした後に野菜や果物などの繊維を取りのぞき、よりさらっとした口あたりのジュースをつくることができます。
家庭でおいしいジュースが飲みたい、という人におすすめです。
フードプロセッサーとは
フードプロセッサーとは、食材を細かくするためのキッチン家電です。肉や魚をミンチにしたり、野菜をすりつぶしたりできます。
ミキサーは液体が得意ですが、フードプロセッサーは固体が得意。離乳食づくりにも活躍しますが、野菜のスライスやみじん切り、ハンバーグ、餃子などの料理の下ごしらえに活躍します。パン生地などをこねることができるものもあります。
ミキサーの選び方
それでは、ミキサー(ブレンダー)の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の8つ。
【1】刃の形と素材に注目
【2】ボトルの容量は「1人分=300ml」が目安
【3】ボトルの素材を選ぶ
【4】ミキサーのパワーをチェック
【5】洗いやすくお手入れがラクなものが◎
【6】静音性はパワーとのバランスで選ぶ
【7】安全性にも配慮がほしい
【8】キッチンに出しっぱなしにできるサイズ・デザインのものを
上記の8つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】刃の形と素材に注目
ミキサー選びは、まず刃(ブレード)に注目してみましょう。形と素材がポイントです。
▼刃の形は波型・平型・のこぎり型の3種
刃の形状は、波型、平型、のこぎり型などがあります。
・波型:汎用性のあるタイプ。刻んだり砕いたりすること全般が目的ならこのタイプがおすすめです。
・のこぎり型:ホウレンソウや小松菜といった、葉野菜のかたい繊維を断ち切ってスムージーなどをつくることを重視するならのこぎり型がおすすめ。
・平型:やわらかめの食材を刻んだり生地をこねたりするのにおすすめです。
▼刃の素材はチタンコーティングの耐久性が高い
刃が丈夫であれば、氷なども含め、よりかたい食材を砕いたり刻んだりすることができます。
刃の素材としては、チタンコーティングされているものが強くて丈夫ですが、やや価格はお高めです。
【2】ボトルの容量は「1人分=300ml」が目安
ミキサー選びは、ボトルにも注目です。ボトルの容量は、1人分を200~300ml(1~1.5カップ)として、一度に作りたい分量より多めになるように考えましょう。
【3】ボトルの素材を選ぶ
ミキサーのボトルの素材は、「ガラス製」「プラスチック製」「トライタン製」などがあります。
素材によって、重さと耐久性、メンテナンス性が変わるので、それぞれの特徴をチェックしましょう!
▼「ガラス製」は耐久性・衛生面が◎
ガラス製のミキサー容器は、重さはありますが、ニオイ移りが少なく、油がついても洗いやすいのがポイント。耐久性も高いです。
容量の大きいミキサーで大人数分まとめて作りたい人、料理の下ごしらえにもミキサーを使いたい人、赤ちゃんがいるなど衛生面が気になる人におすすめです。
▼「プラスチック製」はお手頃な値段かつ軽くて持ち運びに便利
プラスチック製のミキサー容器は、軽くて扱いやすいのがポイント。また、ガラスより価格が安いです。ただし、ニオイが移ったり、傷がついたりしやすい点に注意しましょう。
ミキサー容器をそのままドリンクを入れるボトルとして持ち歩きたい人、少しでも安くミキサーを手に入れたい人におすすめです。
▼「トライタン製」は軽いのに耐熱性・耐久性に優れる万能な素材
トライタン樹脂という新素材のミキサーボトルが注目されています。
ガラスとプラスチックのいいところを合わせたような素材で、ガラスのように耐久性・耐熱性が高いのに、プラスチックのように軽いのがポイントです。
【4】ミキサーのパワーをチェック
ミキサーのパワーが足りないと、食材を入れてスイッチをオンしても「ウ~ン」と重い音がしてなかなか回らなかったり、野菜や果物などの食材をじゅうぶんに細かく砕けなかったりします。
ミキサーのパワーのめやすとなるのは、W(ワット)数(消費電力)と、刃の回転数(回転速度)です。
▼刃の回転数が多く高速なほどパワフル!
同じW数でも、容量が大きいとパワーが不足してしまうことがあります。そこで、もうひとつパワーのめやすにしたいのが、刃の回転数(回転速度)。同じ容量であれば、刃の回転数が多いほど、仕上がりがよりなめらかになり、回転数が少なければ、粗く食感が残ります。
また、高速・低速など刃の回転速度を切り替える機能があると、食材や食感、栄養素の壊れやすさによって使い分けができて便利です。
回転数はrpm(1分間の回転数)であらわされます。
【5】洗いやすくお手入れがラクなものが◎
ミキサーは容器の素材や構造によって、お手入れのしやすさが変わってきます。基本的には、パーツを分解してそれぞれ洗えるものだと、お手入れがかんたんで便利です。
また、刀部分も洗いやすいように工夫されているモデルだと清潔に保つことができます。
【6】静音性はパワーとのバランスで選ぶ
パワーが大きいミキサーを選ぶと気になるのが音。消費電力が大きいミキサーは、音も大きくなりがち。
静かさを重視したいなら、容量が小さく、パワーが控えめのミキサー、静音設計のミキサーがおすすめです。
【7】安全性にも配慮がほしい
とくにお子さんがいるご家庭では、ミキサーの安全性もチェックしたいもの。容器をきちんとセットしないと作動しないなど、誤作動を防ぐ機能がついていると安心です。
また、刃を外して洗うことができるミキサーは、洗うときに指を傷つける心配が少ないという点で、より安全です。
【8】キッチンに出しっぱなしにできるサイズ・デザインのものを
もうひとつポイントを加えるとすれば、サイズとデザイン。サイズは容量によってある程度決まってきてしまいますが、デザインも軽視できません。
出しっぱなしにできるものを選ぶと、ミキサーの使用頻度がぐんと上がります。
ミキサーの人気メーカー・ブランド
ミキサー(ブレンダー)選びに悩んでしまったら、メーカーで選ぶのもひとつの方法です。ここでは、ミキサーの人気メーカーとその特徴をいくつか紹介します!
ティファール
取っ手を取り外し、重ねて収納できる鍋で有名なティファール。
ミキサーでも、ユーザーの利便性を徹底して追及した商品づくりが特徴です。
ラインナップは次の3つから選べます。
・キッチンに置いても邪魔にならないコンパクトサイズが特徴のミックス&ドリンク
・家族分が一気に作れる1.25Lの大容量と硬い素材をものともせず攪拌できるチタンコート6枚刃が特徴のブレンドフォースグラス
・使い方&お手入れ&収納・保存の3つがかんたんなのが特徴のクリック&テイスト
パナソニック(Panasonic)
「家電はパナでないと」という人も多い、国産家電メーカーの代表であるパナソニック。
ラインナップは次の2つから選べます。
・繊維を残したり、加水を調整したりと触感のコントロールが特徴のファイバーミキサー
・コンパクトサイズでなめらかな食感のスムージーをつくるタンブラージューサー
テスコム
お手ごろ価格で優秀なミキサーをラインナップしているテスコム。コストパフォーマンスの良さから、ミキサー市場におけるシェアも高いです。
コンパクトタイプからパワフルタイプ、ミル機能付きのミキサーや真空ミキサーなどをラインナップしています。
象印
象印のミキサーは、野菜などの食材を細かくカットできるチタンコートのカッターと、洗剤と水を入れてボタン1つで内部を洗浄できるお手入れのしやすさがポイントです。
繊維を細かくして丸ごとおいしくいただけるヘルシーミックスがラインナップされています。
アイリスオーヤマ
シンプル機能でコスパのいい家電を次々生み出しているアイリスオーヤマ。ミル付きながらリーズナブルなのがポイントです。
4人分相当の800mlの大容量で、氷も粉砕でき、ミル機能もついていて、3000~5000円程度で手に入るコスパのよさに注目です。
日立
日立のミキサーは、スムージーをよりなめらかにおいしく作れるよう工夫された製品が販売されています。『パーソナルブレンダー』1種類のみですが、作ったスムージーを真空保存できるのが魅力。
さらに変色や泡立ちもおさえてくれるので、フレッシュなスムージーを楽しめます。15種類のスムージーが作れるレシピ付きなのもいいですね。
ビタクラフト
さまざまなキッチン家電を販売する、ビタクラフト。『FRESQO(フレスコ)』という真空ミキサーを販売しています。
ボタン1つで真空化からブレンドまでおまかせできるかんたん操作が便利! 好みの速さで仕上がりを調節できるのも魅力です。
ミキサーおすすめランキング10選
それでは、家電ライターのコヤマタカヒロさん厳選のミキサーベスト10を紹介します!
スムージーやジュース作りに最適なもの、洗いやすいもの、フードプロセッサー付きのものまで、プロならではの視点で選ばれたランキングです。ぜひ参考にしてくださいね!
※口コミは502名のアンケート調査による、同商品使用ユーザー回答データからの抜粋です。

【第1位】テスコム『ミル&ミキサー TM8300』






出典:楽天市場

【第2位】ティファール『BL4255JP』

出典:楽天市場

【第3位】テスコム『Pure Natura TM856』
![TM856-WテスコムミキサーホワイトTESCOM[TM856W]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/jism/cabinet/1152/4975302884534.jpg)
![TM856-WテスコムミキサーホワイトTESCOM[TM856W]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/jism/cabinet/s_0298/4975302884534a.jpg)
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出典:楽天市場

【第4位】パナソニック『MX-X701』






















出典:Amazon

【第5位】パナソニック『ファイバーミキサー(MX-X501)』














出典:Amazon

【第6位】レコルト『Glass Blender Rico(RGB-1R)』


















出典:Amazon

【第7位】タイガー魔法瓶『SKT-A100 WM』




出典:楽天市場

【第8位】ブラウン『パワーブレンダー(JB3060)』






















出典:Amazon

【第9位】シャープ『ヘルシオ(EM-SB1A)』

出典:楽天市場

【第10位】バイタミックス『TNC5200』










出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ミキサー(ブレンダー)の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのミキサー(ブレンダー)の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ミキサーを使った簡単レシピも紹介
ミキサーがあれば作れる、かんたんレシピをご紹介しましょう。
野菜と果物をまるごと摂れる「グリーンスムージー」
あっという間にスムージーが作れます。旬の野菜や果物を使って、栄養満点のスムージーを作ってみましょう。
1)野菜と果物を適当な大きさにカット
2)ミキサーに入れて攪拌
グリーンスムージーを作って野菜の青臭さが気になるときは、凍らせたバナナやりんごなどを加えるといいですよ。自然な甘さと冷たさでぐっと飲みやすくなります。
置き換えダイエットなどでスムージーを取り入れたい方にもおすすめです。
入れるだけの「ポタージュスープ」
お店で食べるようななめらかなポタージュスープも、ミキサーがあれば自宅でかんたんに作れます。
1)茹でたじゃがいもやかぼちゃ、にんじんを適当な大きさにカット
2)牛乳または豆乳と一緒にミキサーに入れて攪拌、塩で味をととのえる
これだけで、立派なスープのできあがりです。
野菜を茹でるのが面倒なときは、トマトを使ってスープを作りましょう。
1)トマトとたまねぎ(少量)を適当な大きさにカット
2)にんにく、オリーブオイルとともにミキサーに入れて攪拌
3)鍋にかけて温め、塩で味をととのえる
好みで牛乳や豆乳、生クリームを加えると、さらにクリーミーなポタージュスープに。ひと手間かける余裕があるときは、あらかじめたまねぎをバターで炒めるといいでしょう。
かんたんに作れる「離乳食」
ミキサーは離乳食づくりにも活躍します。面倒なうらごし作業も、ミキサーを使えば手間がかかりません。
炊いたご飯に水を加えて攪拌(かくはん)すればおかゆ状の離乳食もかんたん。
お子さまの月齢に合わせていろいろな材料を組み合わせて離乳食を作ってみてください。
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まとめ
本記事では、ミキサー(ブレンダー)の種類や選び方、そしておすすめランキングをご紹介しましたが、いかがでしたか?商品を選ぶ際は、下記の8つのポイントを抑えておきましょう。
【1】刃の形と素材に注目
【2】ボトルの容量は「1人分=300ml」が目安
【3】ボトルの素材を選ぶ
【4】ミキサーのパワーをチェック
【5】洗いやすくお手入れがラクなものが◎
【6】静音性はパワーとのバランスで選ぶ
【7】安全性にも配慮がほしい
【8】キッチンに出しっぱなしにできるサイズ・デザインのものを
ジュースを作ったり、お菓子や料理などにも活用できるミキサー(ブレンダー)。機種によっては、簡単で便利な商品を選ぶことができます。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
◆アンケート情報
調査時期: 2020年6月29日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 合計502名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
1973年生まれ。大学在学中にライターデビュー。現在はデジタル&家電ライターとしてパソコンからデジタルガジェット、AV機器、白物家電全般を専門分野として執筆活動を展開。得意分野は調理家電。寄稿先はモノ雑誌を中心で、ファッション誌、ニュースサイト、そしてメーカーのwebサイト、オウンドメディアなど多岐にわたる。AllAboutガイドも勤める。執筆以外に企業へのアドバイスやコンサルティングなども行う。