離乳食におすすめなブレンダーの選び方
食育スペシャリストのとけいじ千絵さんへの取材のもと、離乳食におすすめのブレンダーの選び方のポイントを教えていただきました。機能やサイズをよくチェックすることが大切です。ぜひ離乳食におすすめのブレンダー選びの参考にしてください。
【1】離乳食用はハンディタイプを選ぼう
ブレンダーには、片手で持って使用するハンディタイプと、テーブルのうえに置いて使用する据え置きタイプがあります。おもに離乳食作りに使えるブレンダーを探している場合、ハンディタイプを選びましょう。
ハンディタイプは少ない量を調理できるので、作りたい分だけの離乳食が作れます。ボウルや鍋のなかに入れても使えて便利です。
(※)ポイント:付属品があるとほかの用途でも使える
ブレンダーには、付属品がついているものもあります。付属品はアタッチメントとよばれ、付け替えることでいろいろな用途で使用できます。
フードアナリスト/食育スペシャリスト
よく料理をするのであれば、離乳食以外にも使える便利なホイッパー(泡だてができるもの)など、さまざまな付属品がついたものを選んでみてください。ふだん料理をあまりしない人は、シンプルな機能のブレンダーを選ぶと毎日気軽に使えていいかと思います。
【2】アタッチメントの材質もチェック
離乳食向けのブレンダーのアタッチメント部分は、おもにプラスチック製と金属製のものがあります。材質の特徴を確認し、使いやすいものを選びましょう。
プラスチック製のアタッチメントは、軽くて取り扱いしやすいのが特徴です。取り付けても片手でも持ちやすくなっています。金属製のアタッチメントは熱いものでもそのまま調理できるのが魅力です。煮沸消毒や食洗機に対応しているものもあります。
【3】快適に使える機能性や特徴をチェック
ブレンダーは製品によって機能性や特徴が異なります。機能が充実しているものもあれば、刻むスピードの速いもの、静音設計やチャイルドロックがついているものなどがあります。
重視したいポイントを踏まえた機能性や特徴のあるブレンダーを選びましょう。
フードアナリスト/食育スペシャリスト
さまざまなブレンダーが販売されていますが、まずはブレンダーの何の機能を使うかを考えてみることが大切です。
たとえば離乳食をはじめたばかりなら、基本的にお粥や野菜をすりつぶす作業をしてくれるもので足ります。しかし、月齢が進んでくるとチョッパー(刻んだり砕いたりができるもの)でみじん切りができると便利です。
【4】衛生的に使えるお手入れ方法を確認
ブレンダーは食品に直接入れて使用するので、使用後はお手入れが必要になります。お手入れのしやすいものなら、便利かつ衛生的に使えます。
アタッチメントをかんたんにはずせて丸洗いできるものや、煮沸消毒ができるものなど、いろいろなブレンダーがあります。お手入れ方法もチェックしておけば、毎日使用してもお手入れが面倒ではないブレンダーが見つかります。
フードアナリスト/食育スペシャリスト
意外と大切なのが、ブレンダーのデザインです。ブレンダーは細長い形状をしており、フードプロセッサーに比べると引き出しにも収納しやすいですが、コンセントつきの場合、キッチンカウンターなどの見える場所に収納することも考えられます。スタンドがついていれば、スタイリッシュに立てて置くことも可能です。赤やピンクなど見た目が華やかなカラーなら、見える場所に置いてもテンションがアップしていいですよね。
離乳期は頻繁に使うことになるブレンダー。付属品を含め、どこに収納するかもあらかじめ考えておきましょう。
【5】ワット数と価格をチェックして選ぶ
フードアナリスト/食育スペシャリスト
用途やデザインでピンとこない場合は、それぞれの商品のパワーや価格でチェックするとシンプルでわかりやすいかと思います。
パワーをチェックする際に目安となる消費電力は、120~800Wまでさまざま。基本的なすりつぶす作業は100W台のものでも難なくこなせます。しかし、離乳食をまとめて作ってフリージングする場合は、パワフルなブレンダーだとストレスなくたくさんの量を作れて便利かもしれません。
また、手ごろな価格のブレンダーはパワーが低く、用途もシンプルなものが多いです。離乳食だけにつかうならリーズナブルな価格のものを、離乳食以外にも使いたいなら、ほかの料理などにも使える万能なものを選びましょう。こうした知識を参考に、価格とワット数をチェックしてから、こまかなスペックやデザインを検討するのもおすすめです。
【6】使う頻度や収納場所に合うものを選ぶ
ブレンダーを選ぶときには、収納するときのことを考えましょう。限られたスペースでも収納できるコンパクトな形状のものや、アタッチメントなどをまとめられる収納ケースつきなど、便利にしまえるものもそろっています。
離乳食におすすめなブレンダー10選
上で紹介した離乳食用ブレンダーの選び方をふまえて、食育スペシャリストのとけいじ千絵さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。自分の用途にぴったりの商品を探してみてください。

TESCOM(テスコム)『スティックブレンダー(THM311)』








出典:Amazon
サイズ | 幅5.2×奥行6×高さ33.6cm |
---|---|
重量 | 550g |
消費電力 | 150W |
電源 | AC100V 50/60Hz |
機能 | ブレンダー、チョッパー |
カラー | ホワイト |

bamix(バーミックス)『bamix M300 スマート』






出典:楽天市場
サイズ | 約 直径6.5×高さ34cm(先端部分:直径5.6cm) |
---|---|
重量 | 975g |
消費電力 | 約300W |
電源 | AC100V 50/60Hz |
機能 | ミンサー、ウィスク、ビーター |
カラー | レッド、ホワイト、グレー、サクラ、オーベルジン、ストロベリーピンク、アーモンド、シトロン、ミント、マンダリン |

イデアインターナショナル BRUNO(ブルーノ)『マルチスティックブレンダー(BOE034)』


















出典:Amazon
サイズ | 幅6.3×奥行6.8×高さ36.5cm |
---|---|
重量 | 570g |
消費電力 | 200W |
電源 | AC100V |
機能 | ブレンダー、チョッパー、ホイッパー |
カラー | グリーン、ピンク、ブルーグレー(直営店限定カラー)、アイボリー |

Xproject『ハンドブレンダー(HB2075)』

出典:Yahoo!ショッピング
サイズ | - |
---|---|
重量 | - |
消費電力 | 800W max |
電源 | AC100V 50/60Hz |
機能 | ブレンダー、チョッパー、ホイッパー |
カラー | ブラック |

dretec(ドリテック)『ハンドブレンダー(HM-802)』






出典:楽天市場
サイズ | 約 幅5.5×奥行5.5×高さ37cm |
---|---|
重量 | 約535g |
消費電力 | 200W |
電源 | AC100V 50/60Hz |
機能 | ブレンダー |
カラー | アイボリー、レッド |
HAGOOGI『ハンドブレンダー』
















出典:Amazon
サイズ | 幅63×奥行63×高さ385mm |
---|---|
重量 | 780g |
消費電力 | 800w |
電源 | AC 100V 50/60Hz |
機能 | 潰す、混ぜる、刻む、砕く、千切り、泡立てる |
カラー | ブラック |
DeLonghi(デロンギ)『ブラウンハンドブレンダー マルチクイック5(MQ500)』
















出典:Amazon
サイズ | 高さ381×幅69mm |
---|---|
重量 | 718g |
消費電力 | 350w |
電源 | AC100V 50/60hz |
機能 | 潰す、混ぜる |
カラー | ホワイト×グレー |
ティファール『ハンドブレンダー(HB65G1JP)』














出典:Amazon
サイズ | 幅70×長さ70×高さ400mm |
---|---|
重量 | 820g |
消費電力 | 400w |
電源 | AC100V 50/60hz |
機能 | 潰す、混ぜる |
カラー | スノーホワイト |
アイリスオーヤマ『ハンドブレンダー(HBL-200)』




















出典:Amazon
サイズ | 幅54×奥行68×高さ400mm |
---|---|
重量 | 800g |
消費電力 | 200w |
電源 | AC100v 50/60hz |
機能 | 刻む、潰す、混ぜる、泡立てる |
カラー | ホワイト |
貝印『Kai House SELECT クイックブレンダーDX(DK-5205) 』












出典:Amazon
サイズ | 長さ350×60×60mm |
---|---|
重量 | 960g |
消費電力 | 120w |
電源 | AC100v 50/60hz |
機能 | 潰す、刻む、混ぜる、泡立てる、混ぜ合わせる、砕く |
カラー | ホワイト |
おすすめ商品の比較一覧表
ECサイトのハンドブレンダーランキングを参考にする
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの、ハンドブレンダーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、ECサイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【最後に】食育スペシャリストからのアドバイス
フードアナリスト/食育スペシャリスト
離乳食が終わった後も使えるものを!
ブレンダーは価格帯や使用用途に非常に幅のある商品です。離乳食のために張り切って買ったのに、うまく使いこなせなくて、結局ホコリをかぶっているという状態にはなりたくありません。まずは、自分がどんな用途でブレンダーを使用するのかをしっかりと決めましょう。離乳期が終わっても長く使いたいなら、購入前にキッチンでの置き場所を決めておくことも大切です。
自分にぴったりのブレンダーなら、離乳食作りに頼れる助っ人となってくれることでしょう。
【関連記事】ミキサー、フードプロセッサーに関してはこちらの記事もどうぞ
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:YUKURA、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/18 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤 佑一)
「審食美眼(=食に対する審美眼)を磨き、彩りある食生活を」をモットーに、『審食美眼塾』を主宰する食のスペシャリスト。 専門は、味覚&食育。企業の商品開発、飲食店コンサル業務の傍ら、「味覚」に特化した新しい食育に取り組む。 特に、離乳期・幼児期から味覚を育てることを目的とした「子どもの味覚の育て方」講座は、毎回募集開始すぐに満席という予約のとれない講座として人気を博し、情熱と理論を携えた独自の視点での講座は、多くの父母から支持されている。 現在は、セミナー講師、保育施設給食監修をはじめ、各種メディアで活躍中。企業向けのセミナー・研修、大規模講演も大変好評である。