離乳食冷凍容器の魅力
おかゆや材料、多めに作ったおかずなどを冷凍ストックしておけば離乳食づくりもあっという間。スムーズに離乳食を進めることができます。
赤ちゃんが一回に食べる量はほんのわずか。離乳食冷凍容器なら、赤ちゃんにちょうどいい量に小分け冷凍できて便利です。
食中毒などに対する抵抗力が弱い赤ちゃんに与える食材を、長めに保存しておくなら冷凍が基本。
食材が新鮮なうちに冷凍すれば、鮮度だけでなくおいしさもキープできますよ。
買い物に行く頻度を減らすことができ、育児と家事に追われる日々に時間的ゆとりを創出してくれるでしょう。
ぜひ離乳食づくりに離乳食冷凍容器を役立てましょう!
離乳食冷凍容器の選び方 素材・デザイン・機能をチェック!

Photo by マイナビおすすめナビ
いざ商品を買おうと思っても、形状やサイズ、素材にも違いがありどれを選んだらいいか悩んでしまいますよね。
まずは、離乳食冷凍容器を選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。使いやすい商品を選ぶ際の参考にしてくださいね。
容器のタイプで選ぶ
離乳食は10倍がゆや野菜ペーストなど水分量が多いものからスタートし、徐々にゆでて刻んだ食材も食べられるようになります。また、月齢が上がるにつれて食べる量も増えてきますよね。
離乳食冷凍容器にはおもに3種類ありますが、どのタイプの容器を選択するかは月齢を参考に離乳食の形状や冷凍する量に合わせて選ぶのがポイントです。
容器の容量には15mlほどの少量のものから、100ml以上のものまでバリエーションがありますが、大は小を兼ねると大きめを選ぶのは考えもの。冷凍する食品の乾燥につながり、庫内のスペースも圧迫してしまいます。赤ちゃんの月齢に合わせて適切な大きさを選び、サイズアップしていくようにしましょう。
製氷皿タイプ
製氷皿タイプは、だしや野菜スープなどの液体や水分量の多いペースト状の食材を冷凍するのに便利。少量に小分けしたストックを、一気に用意することができます。少量ずつ小分けにでき、食べる量の調整もしやすいため、離乳食初期にはとくにおすすめのタイプです。
離乳食冷凍容器として売られている商品は、凍った食材が取り出しやすいよう工夫された商品が多いのが特徴。家にある氷用の製氷皿で代用するよりも快適に使用できます。
凍ったらフリーザーバッグなどに移し替えて保存しますが、なかにはひとつずつ取り出して使えるよう工夫された商品も売られています。
カップタイプ
フタつきの大きなケースの中にカップに小分けにして冷凍するタイプ。ペースト状のものだけでなく、ゆでてカットした野菜などを保存するのにも適しています。ひとつずつカップごと取り出すことができ、使いやすいのが魅力。また、冷凍庫内で見つからなくなってしまうこともなく、庫内をすっきり整理できるというメリットもありますよ。
カップはシリコン製のカラフルなものが多く、離乳食が終わった後もお弁当のカップとして長く使用できます。
コンテナタイプ
ひとつずつフタがついたタイプの冷凍容器は、一回に食べる量が増えてきたときに便利。容器のままレンジで加熱できるものが多く、形状によってはそのまま赤ちゃんに食べさせることも可能です。
フタもレンジに対応しているタイプなら、ラップを使わずにすむのでエコで経済的。液体から刻んだ食材までさまざまなものを保存できます。
複数あっても重ねられるので、冷凍庫に保存容器を平置きできるスペースがなくても使用できるのもうれしいところ。さらにフタを外して重ねられるタイプを選べば、使わないときもコンパクトに収納できます。
素材から選ぶ
素材ごとに特徴が異なるため、素材選びも重要です。プラスチック製は軽く扱いやすいのが魅力。価格もリーズナブルで気軽に購入できます。
耐久性の高さで選ぶなら耐熱ガラスやシリコン素材がおすすめです。これらは熱に強く油分を含む食品も加熱でき、なかにはオーブンで使用できるものも。煮沸消毒も可能で衛生的に使えます。耐熱ガラスは食材のにおいや色がつきにくいのもポイント。安全面が気になる人にもおすすめの素材です。
シリコン素材は凍った食材がラクに取り出せるというメリットがあります。また、電子レンジ対応の可否や食洗機OKかなどの仕様も商品によってそれぞれ。商品情報もしっかりチェックして選んでくださいね。
デザインや色で選ぶ
レンジ対応の保存容器なら、お皿に移し替えず容器のまま加熱して、そのまま食べさせることも可能です。洗いものが減ってラクなうえ、水道代の節約にもつながります。
そのまま出すならカラフルな色やかわいい形の保存容器を選ぶのがおすすめ。なかなかごはんに集中できない赤ちゃんも、見た目が楽しい容器なら興味を持って離乳食を食べてくれるでしょう。
機能性で選ぶ
離乳食冷凍容器を選ぶときは、形状や素材ばかりに目がいってしまいがち。
電子レンジや食洗機に対応しているかといったことだけでなく、こまかな機能面もチェックして選べば用途も広がり、さらに使い勝手がよくなりますよ。
フタがしっかりと閉まるものは外出にもOK!
外食では赤ちゃん用のメニューを用意していない場合もあるため、赤ちゃんとのおでかけでは離乳食を持って出かけることも多いもの。
フタがしっかり閉まるタイプの容器なら、外出時に離乳食を持っていくときにも使用できます。傾けても中身がこぼれる心配が少なく、安心して持ち運ぶことができますよ。
耐久性が高いと離乳食が終わってからも使える
離乳食冷凍容器は離乳食が終わってからもなにかと便利に使用できるアイテム。耐久性にすぐれたつくりのものを選べば、長く活用することができます。
カップタイプのシリコンカップは忙しい朝のお弁当作りの時短に。おかずを入れた状態で冷凍保存しておけば、そのままお弁当箱に詰めることができます。
また、離乳食用の小さめのコンテナタイプは残ったおかずを入れておくのにちょうどいいサイズ。離乳食後も便利に使いたいという方は、値段だけにとらわれずしっかりしたつくりのものを選んでみましょう。
離乳食冷凍容器を選ぶときの重要ポイント 助産師からのアドバイス
わこう助産院院長・助産師/社)わこう産前・産後ケアセンター代表
離乳食保存容器を選ぶうえでとくに大切なことは安全性。加熱や冷却の過程で安全性がそこで損なわれないものを選びましょう。
食べ物に直接触れる部分は、ガラスやシリコンゴムがおすすめです。
シリコンゴムの安全性は、誤って食べたとしても体内へは吸収されず、アレルギー反応も少ないといわれています。
赤ちゃんの哺乳瓶の乳首もシリコンゴムなので安心して使用できる素材です。
離乳食冷凍容器|製氷皿型タイプおすすめ4選
製氷皿タイプは水分量の多い食材の保存に便利。少量ずつ小分けにできるため、とくに離乳食初期を中心に活躍します。
製氷皿タイプのおすすめ商品をラインナップしました。気になるアイテムを見つけてみてくださいね!

エジソン販売『エジソンママ 万能シリコントレイ』
















出典:Amazon
素材 | トレイ:シリコーンゴム、フタ:ポリプロピレン |
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容量 | 1ケース:15ml×8個 |
電子レンジ | 可 |
カラー | レッド |
スケーター『離乳食冷凍小分けトレー』




















出典:Amazon
素材 | トレイ:ポリプロピレン、フタ:ポリプロピレン |
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容量 | 1ケース:15ml×12個 |
電子レンジ | 可 |
カラー | クリア |
エジソン販売『エジソンスタイル 冷凍小分けパック Date』






出典:楽天市場
素材 | トレイ:ポリエチレン、フタ:ポリエチレン |
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容量 | ピンク1ケース:100ml×3個、グリーン1ケース:300ml×2個、ブルー1ケース:600ml×1個 |
電子レンジ | 可 |
カラー | ピンク、グリーン、ブルー |
リッチェル『わけわけフリージング ブロックトレーR』

出典:Yahoo!ショッピング
素材 | トレイ:ポリプロピレン、フタ:ポリプロピレン |
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容量 | 1ケース:25ml×8個 |
電子レンジ | 可 |
カラー | クリア |
離乳食冷凍容器|カップタイプおすすめ4選
フタつきの大きなケースの中で小分けにできるタイプは、ひとつずつカップごと取り出せるのが便利。
カップタイプの離乳食冷凍容器のおすすめ商品をご紹介します。

スケーター『お弁当用小分け保存容器』








出典:Amazon
素材 | ケース:ポリプロピレン、フタ:ポリプロピレン、カップ:シリコン樹脂 |
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容量 | 1ケース:60ml×4個、35ml×6個 |
電子レンジ | 可 |
カラー | 4色セット |
リッチェル『わけわけフリージングカップ』












出典:Amazon
素材 | ケース:ポリプロピレン、フタ:ポリプロピレン、カップ:シリコーンゴム |
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容量 | 1ケース:50ml×4個 |
電子レンジ | 可(カップのみ) |
カラー | 2色セット |
赤ちゃん本舗『離乳食保存名人』

出典:Amazon
素材 | ケース:ポリプロピレン、フタ:ポリプロピレン、カップ:ポリプロピレン |
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容量 | 1ケース:100ml×8個 |
電子レンジ | 可(中カップのみ) |
カラー | 3色セット |
離乳食冷凍容器|コンテナタイプおすすめ4選
フタつきでひとつずつ冷凍できるコンテナタイプの保存容器は、食べる量が少し増えてきたころから活躍する便利なアイテム。
コンテナタイプの保存容器のなかからおすすめの商品をご紹介します。

グリーンスプラウツ『フードコンテナ ガラスキューブ』






出典:楽天市場
素材 | カップ:ほうけい酸ガラス、フタ:低密度ポリエチレン、トレイ:ポリプロピレン |
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容量 | 1ケース:120ml×4個 |
電子レンジ | 可 |
カラー | ピンク、イエロー、グリーン、アクア |
エビス『エアータイトクリア 小分け』








出典:Amazon
素材 | カップ:ポリプロピレン、フタ:ポリプロピレン |
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容量 | 1ケース:140ml×6個 |
電子レンジ | 可 |
カラー | クリア |
レック『ベビーコンテナ』












出典:Amazon
素材 | カップ:ポリプロピレン、フタ:ポリプロピレン |
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容量 | 1ケース:120ml×3個 |
電子レンジ | 可 |
カラー | 3色セット |
エジソン販売『エジソンママ エジソンのBabyコンテナ』




出典:楽天市場
素材 | ケース:ポリプロピレン、フタ:ポリプロピレン |
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容量 | 1ケース:100ml×3個 |
電子レンジ | 可 |
カラー | イエロー、ピンク |
「離乳食冷凍容器」のおすすめ商品の比較一覧表
離乳食冷凍容器の活用方法
離乳食冷凍容器には離乳食を保存する以外の使い方もあります。アイデア次第で家事がはかどりそうですね。
小さなお弁当箱や食器代わりに使う
カップタイプやの離乳食保存容器であれば、食器代わりにそのまま使えます。皿に移し替える手間が省けて、赤ちゃんもごきげんになれそうです。コンテナタイプであれば、お弁当箱代わりとして冷凍のまま外に持ち出せます。
冷凍のほうが冷たい時間を長くキープできるので、夏場でも安心ですね。少量ずつ分けても冷凍庫を圧迫しないようなデザインものが多いので、離乳食用として使い終わったあとも冷凍庫の整理に役立ちます。
ふだんのお料理を時短できる
離乳食をまとめて作って、1食分ずつ小分けにできる離乳食冷凍容器。1食分がとても少ないので毎回作らずに済むのがうれしいですね。
大人のために使うのであれば、刻んだ野菜やだしといった素材を1食分ずつ分けて保存する使い方が便利。時間がとれたときにまとめて準備しておくことで、毎日の調理時間を短縮できるでしょう。
助産師のおすすめランキング 離乳食冷凍容器TOP3を選出!
助産師の伊東優子さんがおすすめする離乳食冷凍容器ランキングを発表します。商品選びに迷ったときはぜひ参考にしてみてくださいね。
3位 エジソン販売『エジソンママ 万能シリコントレイ』
わこう助産院院長・助産師/社)わこう産前・産後ケアセンター代表
手づかみ食べ大好き赤ちゃんには型も重要。エジソン販売『エジソンママ 万能シリコントレイ』は思わずつかんでお口へ入れたくなる丸型のお料理つくりに活躍してくれそうなシリコントレイですね。
型が崩れず、きれいに食材を取り出せるのところがおすすめポイント。
2位 スケーター『お弁当用小分け保存容器(SMT2SL)』
わこう助産院院長・助産師/社)わこう産前・産後ケアセンター代表
スケーター『お弁当用小分け保存容器』は、プラスチックとシリコンのいいとこどりの容器。
このまま使用してもよし、シリコンカップだけをほかの容器へ移して、お出かけ先での離乳食用として使用してもよし。離乳食卒業後も、お弁当やお料理に活躍してくれることでしょう。
1位 グリーンスプラウツ『フードコンテナ ガラスキューブ(CA74-glasscubel)』
わこう助産院院長・助産師/社)わこう産前・産後ケアセンター代表
グリーンスプラウツ『フードコンテナ ガラスキューブ』は−20度から120度まで対応可能な強化ガラスの容器。
側面には、内容量を計測できるメモリつきです。サイズも60ml、120mlから選べます。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 離乳食冷凍容器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの離乳食冷凍容器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】離乳食に便利なアイテムを紹介!
ストローマグ
赤ちゃんが離乳食を始める時期や、哺乳びん以外からでも飲みものを飲めるようにしたいとお考えのママやパパへ、ベビーグッズ・コンシェルジュの白石佳子さんに、ストローマグのおすすめ商品と選び方を教えてもらいました。おすすめのストローマグを厳選してご紹介します。
離乳食用お弁当箱
外出先で赤ちゃんの食事の時間をはさんだり、保育園などに預けたりするときに離乳食を持参する機会があります。離乳食用お弁当箱を活用すると、赤ちゃんの離乳食をこぼさず持ち運べて便利です。この記事では、保育士の武田優希さんにお話をうかがい、離乳食用お弁当箱の選び方とおすすめ12商品を紹介します。
まとめ
離乳食冷凍容器の11商品をご紹介しました。
商品を選ぶときは、離乳食の形状や冷凍する量に合わせて使いやすいタイプの容器を選びましょう。容器の素材も重要なポイント。見た目のかわいさや、フタがしっかりしまるかどうか、長く使用できるかなども考慮して選ぶといいですね。
あなたがほしい離乳食冷凍容器を選んで、離乳食をもっと快適にしてみてくださいね!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/10 本文修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 西原みなみ)
ドラマ「コウノドリ」の撮影場所にもなった助産院の院長。 25年以上助産師としてのキャリアを持つ。総合母子周産期医療センターをはじめ妊娠・出産・産後・子育てのあらゆる分野の経験を活かし2011年より助産院を開業。 2015年 内閣総理大臣、厚生労働大臣の視察される産前・産後ケアのモデル施設。 「安産ごはん160」監修