スロージューサーとは?

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スロージューサーの「スロー」について、意味をご存知でしょうか? 通常のジューサーとは異なる、スロージューサーについて紹介します。
【比較】ミキサー、ジューサーとスロージューサーの違いは?
まず、野菜や果物をしぼる機器にはミキサーとジューサーがあります。
ミキサーは果実まるごとをしぼるためドロっとした仕上がりになるのに対して、ジューサーはしぼる際に水分と食物繊維の部分を分離させるため、サラリとした果汁が残ります。
さらに、ジューサーのなかには、高速で果汁をしぼる一般的なタイプと、ゆっくり上から圧力をかけて果汁をしぼるスロージューサーがあります。
スロージューサーはゆっくり果汁をしぼるため、野菜や果実にかかるストレスや熱が最小限になり、栄養成分を逃がさない特徴があります。
一方で、スロージューサーはミキサーや高速型のジューサーよりもゆっくり時間をかけるため、仕上がりに時間がかかるのがデメリットです。
スロージューサーのメリット

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スロージューサーには、ミキサーにはないメリットがあります。
●メリット1:栄養豊富なジュースが作れる
スクリューの回転は低速で摩擦熱が発生しにくいため、熱に弱い栄養素が壊れずにそのままジュースになります。
●メリット2:さらっとした飲みやすいジュースが作れる
スロージューサーにかぎらず、ジューサーは食材を圧縮して搾るので繊維質が残らず、さらさらで飲みやすいジュースが作れます。
●メリット3:動作音が小さい
低速回転であることに加え、圧縮搾汁方式なので、従来のミキサーと比較して動作音が小さいのが特徴です。
●メリット4:100%フレッシュなジュースが作れる
食材の水分のみを絞りとってジュースとするため、食材のおいしさをまるごと味わえるフレッシュジュースが作れます。
スロージューサーのデメリット
デメリットについて理解したうえで、ジューサーを選びましょう。
●デメリット1:ジュースをつくるのに時間がかかる
高速ジューサーやミキサーと比較して低速回転のため必要量を作るのに時間がかかります。また一度にたくさんのジュースを作ることにも向いていません。
●デメリット2:価格が高めでサイズも大きい
スロージューサーは、ほかの高速ジューサーやミキサーに比べて、価格が高めです。サイズも大き目になるため、置き場所を確保する必要があります。
●デメリット3:水分が少ない食材には不向き
ジュースを作るときに水や氷、牛乳などの水分を一切入れません。食材自体に水分が少ないとすり潰しただけになってしまいジュースをうまく作ることができません。
●デメリット4:食物繊維が少なくなる
ジュースを作る過程で水分と搾りかすを分離する仕組みのため、繊維質がジュースに含まれなくなります。
スロージューサーの選び方
スロージューサーといっても、各メーカーからさまざまなものが発売されています。IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんへの取材をもとに、スロージューサーを選ぶ際のポイントを紹介します。
【1】スロージューサーの形状をチェック
スロージューサーの形状には、おもに「縦型」と「横型」があります。
スリムで場所をとらない「縦型」
スリムで置く場所をとらないスロージューサーを探しているなら、「縦型」がおすすめです。縦型は、キッチンやカウンターがコンパクトでも気軽に使えるのが特徴。
横型よりも軽量なので、収納や持ち運びもかんたんです。いちどにたくさんのジュースを作ることはできませんが、ひとり暮らしの方などには、サイズ感がピッタリ合うでしょう。
多くのジュースをいちどに作れる「横型」
いちどに多くのジュースを作りたいなら、「横型」のスロージューサーを選びましょう。繊維の多い野菜もかんたんにジュースにできるので、下ごしらえの手間も省けます。毎朝青汁を飲みたいという方にもピッタリです。
ただし、横型のスロージューサーは縦型よりもサイズが大きめなので、購入前に置ける場所があるかどうかを確認してください。
【2】使いやすさをチェック
ジュースを手軽に楽しむためには、使いやすさのチェックも欠かせません。食材の投入口が小さいと、食材を投入口のサイズに合わせてカットしなければいけないので、余計な手間がかかります。
ササッとジュースを作るためにも、できるだけ投入口の広いスロージューサーを選ぶといいでしょう。投入口が広ければバナナやキュウリはそのまま、リンゴもザックリと切るだけでジュースにできます。
【3】安全性をチェック
スロージューサーは鋭い刃で野菜や果物をジュースにする家電ですが、取り扱いに注意していればとくに問題はありません。漏電防止や過熱防止などの機能が搭載されているタイプなら、より快適に使えるでしょう。
ただし、子どもと一緒に使用する場合には、ケガの心配が少ないプラスチック刃が使われているタイプを選ぶといいかもしれません。プラスチックの刃にはサビが生じないというメリットもあります。
【4】スクリューの回転数をチェック
IT・家電ジャーナリスト
スロージューサーはスクリューがゆっくりと回転して果物や野菜をすりつぶす低速搾汁方式を採用しています。そのため、高速回転方式と違って空気が混入したり熱が加わったりせずに、素材そのままの味や栄養を損なわずにおいしいジュースを作ることができます。
そこで重要になるのが、スクリューの回転数です。回転数が少ないほど、じっくりとすりつぶしておいしいジュースを楽しめると考えて問題ありません。
【5】運転時間をチェック
毎朝飲むことを想定して購入する場合、朝の忙しい時間帯にどのくらいの時間がかかるのかは気になるところです。さらに、家族のぶんも作る場合には、もっと時間がかかるでしょう。1杯のジュースを作るのに必要な運転時間を確認しておきましょう。
一般的な高速回転式のミキサーは、刃の回転数は1分間で約8000~1万5000回転です。そのため、1つのジュースを作るのに必要な時間は数分程度です。
一方、スロージューサーは、刃の代わりにスクリューを使用します。スクリューがゆっくり回転することで、食材を圧縮してすり潰すことでジュースになります。スクリューは石臼のようなイメージで、回転数が1分間に30~45回転ほどです。そのため、1杯のジュースを作るのに20~30分程度はかかります。ボトルの容量や刃の回転速度は、スロージューサーによってそれぞれに異なるため、あくまでも目安としての時間です。また、素材の量によっても時間に差が出てます。
ジュースを作ったあとには、パーツを分解して洗うなどお手入れにかける時間も考えておく必要があります。購入したあとで、作るのに時間がかかりすぎて使いにくいということにならないよう、運転時間を把握したうえで購入することが大切です。
【6】アタッチメントの豊富さをチェック
IT・家電ジャーナリスト
機種によっては、口当たりの違うジュースを作れる複数のアタッチメントを付属しているものがあります。
スロージューサーらしいさらさらのジュースだけでなく、食物繊維を摂れる果肉感のあるジュースなども楽しめるのが特徴です。また、凍った食材をすりつぶしてフローズンドリンクを作れるアタッチメントを付属するモデルもあります。
気分に応じてアタッチメントを替えられるモデルは、よりさまざまなシーンで楽しめるためおすすめです。
【7】お手入れのしやすさもチェック
IT・家電ジャーナリスト
スロージューサーは、スクリューとフィルターですりつぶしてジュースだけをこし取るスタイルのモデルがほとんどです。そのため、高速ジューサーにくらべて手入れが面倒な場合が多く、その面倒が日々使用するうえではハードルになります。
フィルターやスクリューなどの取り外しやすさ、洗いやすさなどは使い勝手に大きく左右するので、こちらも重要なポイントです。
人気メーカー・ブランドの特徴
ここからは、スロージューサーを製造しているおすすめのメーカーをご紹介します。
専業メーカー「ヒューロム(HUROM)」
「ヒューロム」は、1974年創業のスロージューサー専業メーカーです。独自に開発した低速搾汁方式でジュースの質を向上させているため、栄養があって食感も楽しめるジュースが作れます。
金属の刃を使っていないため、両手でギュッと絞ったようなジュースが楽しめます。手作り感のあるジュースにこだわるなら、ヒューロム製のスロージューサーをチェックしてみてください。
コスパの高い「テスコム(TESCOM)」
「テスコム」は日本の家電メーカーです。デザイン性にすぐれて使いやすい家電を、リーズナブルな価格で提供しています。
スロージューサーは、低速で圧縮する「低速プレス」が特徴。フローズンに対応しているアタッチメントが用意されているのも、テスコムの魅力です。スリムな縦型タイプもあるので、置き場所で悩んでいるという方にも向いています。
スロージューサーおすすめ5選|プロが厳選
ここまでに紹介した、スロージューサーの選び方のポイントを踏まえ、安蔵靖志さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。おすすめポイントやスペックなどについても解説します。

HUROM(ヒューロム)『アドバンスド100』

出典:Amazon
本体寸法 | 幅29.3×奥行21.1×高さ46.2cm |
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本体質量 | 5.8kg |
消費電力 | 150W |
1分間の回転数 | 40回転 |
セット内容 | ドラムキャップ、ドラム、インナーフィルター、アウターフィルター、フローズンフィルター、スクリュー、掃除ブラシ、ほか |

Panasonic(パナソニック)『ビタミンサーバー(MJ-L600)』










出典:Amazon
本体寸法 | 幅18.5×奥行17.6×高さ43.2cm |
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本体質量 | 約 4.0kg(さらさらフィルター使用時) |
消費電力 | 150W |
1分間の回転数 | 45回転 |
セット内容 | あらごしフィルター、 フローズンアタッチメント、ジュースカップ、 絞りかすカップ、ブラシ、レシピブック |

SHARP(シャープ)『HEALSIO(ヘルシオ) グリーンプレッソ(EJ-GP1)』
















出典:Amazon
本体寸法 | 幅12.7×奥行19.5×高さ46.0cm |
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本体質量 | 約4.8kg |
消費電力 | 100W |
1分間の回転数 | 32回転 |
セット内容 | ジュースカップ(黒)、ジュースカップ(透明)、ジュースカップフタ、フローズン用アタッチメント、ジュースストッパー(黒)、ほか |

Tescom(テスコム)『スロージューサー(TSJ800)』

出典:楽天市場
本体寸法 | 幅14.5×奥行18.0×高さ41.5cm |
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本体質量 | 約3.3kg |
消費電力 | 150W |
1分間の回転数 | 50回転 |
セット内容 | ジュース用フィルター、フローズン用フィルター、カス用カップ、カップ、掃除用ブラシ、レシピブック |

アイリスオーヤマ『スロージューサー ホワイト(ISJ-56)』




















出典:Amazon
本体寸法 | 幅15.0×奥行16.5×高さ44.0cm |
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本体質量 | 3.6kg |
消費電力 | 150W |
1分間の回転数 | 50回転 |
セット内容 | フィルター(細メッシュ、粗メッシュ)、フローズン用アタッチメント、しぼりかすカップ、ジュースカップ、お手入れブラシ |
スロージューサーおすすめ4選|編集部が厳選
ヒューロム『スロージューサー(H-200)』


















出典:Amazon
本体寸法 | 幅28.6×奥行17.6×高さ44.5cm |
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本体質量 | 6.5kg |
消費電力 | 200W |
1分間の回転数 | 毎分50回転 |
セット内容 | 本体、メガホッパー、ドラム、スクリュー、フィルター、ジュースカップ、搾りかすカップ、洗浄用ブラシなど |
クビンズ『サイレントジューサー(JSG-120R)』

出典:楽天市場
本体寸法 | 幅20.8×奥行22.8×高さ41.4cm |
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本体質量 | 6.5kg |
消費電力 | 240W |
1分間の回転数 | 毎分60回転 |
セット内容 | ホッパー(蓋)、ストレーナー、ドラム、スクリュー、スムージーメーカー、フローズンデザートメーカーほか |
Toffy(トフィー)『ミニスロージューサー(K-BD4)』


















出典:Amazon
本体寸法 | 幅12.4×奥行9.8×高さ36.0cm |
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本体質量 | 1.4kg |
消費電力 | 130W |
1分間の回転数 | 毎分55回転 |
セット内容 | ジュースカップ、搾りかすカップ、洗浄用ブラシ、ユーザーズガイド(保証書含む) |
THANKO 『充電式フレッシュスロージューサーSlim(SUSBPSJR)』


















出典:Amazon
本体寸法 | 直径9.6×高さ27.0cm |
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本体質量 | 950g |
消費電力 | 25W |
1分間の回転数 | - |
セット内容 | 本体(モーター、スクリュー、フィルター、しぼりかすカップ、ジュースカップ、押し棒)、掃除ブラシなど |
スロージューサーおすすめ3選|洗いやすいタイプ
クビンス『ホールスロージューサー(JSG-721)』

出典:Amazon
本体寸法 | 22.8×20.8×44.6cm |
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本体質量 | 6.9kg |
消費電力 | 240W |
1分間の回転数 | - |
セット内容 | 本体、シリコンブラシ、シリコンリング、ストレーナー、押し込み棒、ジュースカップ、繊維質容器、各洗浄用ブラシ、レシピブックなど |
SHARP(シャープ) 『HEALSIO(ヘルシオ)スロージューサー ジュースプレッソ EJ-CF10A』


















出典:Amazon
本体寸法 | 幅15×奥行17.7×高さ42.5cm |
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本体質量 | 約4.7kg |
消費電力 | 100W |
1分間の回転数 | 32回転 |
セット内容 | ジュースカップ、ジュースキャップ、フローズン用アタッチメント、清掃用ブラシ、メニュー集、取扱説明書 |
ゼンケン『ベジフル マルチジューサー・クッカー(ZJ-D1)』

出典:楽天市場
本体寸法 | 幅29.3×奥行き17.2×高さ21.8cm |
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本体質量 | 約5.6kg |
消費電力 | 120W |
1分間の回転数 | - |
セット内容 | 本体、カップ、押し棒、ブラシ、こし網 |
スロージューサーおすすめ3選|最高峰クラス
オメガ『ジュースキューブ 300』






出典:楽天市場
本体寸法 | 幅26.5×奥行26×高さ26cm |
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本体質量 | 9.1kg |
消費電力 | 150W |
1分間の回転数 | 50Hz:67回転、60Hz:80回転 |
セット内容 | 6種類のアタッチメント |
クビンス『ホールスロージューサー EVO-820』

出典:Yahoo!ショッピング
本体寸法 | 20.1×23.9×49cm |
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本体質量 | 7.1kg |
消費電力 | 240W |
1分間の回転数 | - |
セット内容 | シリコンブラシ、シリコンリング、ストレーナー、押し込み棒、ジュースカップ、各洗浄用ブラシ、レシピブック、取扱説明書 |
HUROM(ヒューロム)『HZ』
















出典:Amazon
本体寸法 | 幅20.5×奥行23.6×高さ40.7cm |
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本体質量 | 5.4kg |
消費電力 | 150W |
1分間の回転数 | 43/48 |
セット内容 | レシピブック、豆腐用キット、掃除ブラシ、乾燥スタンド、スクイーザー、ストレーナー(3種類)、ほか |
ヒューロムの最新フルパッケージモデル
独自の「ひねり」が刻まれたダブルスクリューが、食材の細胞をほとんど破壊することなく、両手でギュッと搾るように強くやさしくジュースを抽出。1972年創業、スロージューサーのパイオニアであるHUROM(ヒューロム)の、すべてのアクセサリーが付属したフルパッケージモデルです。
耐久性に富むステンレスボディ、通常の細目のストレーナーのほかに、粗目のスムージーストレーナーと、氷に対応するフローズンストレーナーが付属し、さらさらしたジュースのほかに、野菜の食感を残したスムージーやスープ、フローズンドリンクにも対応。1回に450mlのスロージュースが搾れるアルファドラム仕様です。
お手入れ時には各パーツを洗浄したあとに、専用の乾燥スタンドを使って省スペースで乾燥させておけるのもうれしいポイントです。
【番外編】手動式のジューサー2選
電源不要で手軽に使用できる、手動式のジューサーを2つご紹介します。
ビーカム『2WAY手回し式 スロージューサー』

出典:Amazon
本体寸法 | 幅38.5×奥行23.5×高さ28.5cm |
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本体質量 | 約1.75kg |
消費電力 | - |
1分間の回転数 | - |
セット内容 | - |
値段で選ぶならコレ! 圧倒的な安さでフローズンも
このスロージューサーの特徴は、何といってもその安さ。リーズナブルなのは手回し式だからです。たしかに、全自動のほうが手間もかからずかんたんにコールドプレスジュースができますが、価格はそのぶんだけ高くなります。スロージューサーがはじめてなので、試しに使ってみたいという人はとくに、まずはビーカムの手回し式スロージューサーをチェックしてみるとよいでしょう。
軽い力で絞れるように設計されているため、老若男女を問わず使えます。手動といっても操作に力は不要で、ジュースだけではなく凍ったフルーツも簡単にシャーベット状のフローズンフルーツにできます。まず、ビーカムのスロージューサーを試してみて、使用頻度が高くなったら本格的な製品を購入するというのも賢い選択かもしれません。
MXBAOHENG『コマーシャルシトラス ジューサー(DX-438)』












出典:Amazon
本体寸法 | 幅19×奥行26×高さ49cm |
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本体質量 | - |
消費電力 | - |
1分間の回転数 | - |
セット内容 | - |
【番外編】スロージューサー関連の便利アイテム2選
機種専用ですが、持っておくと何かと便利な関連アイテムを2つご紹介します。
Panasonic(パナソニック)『フローズンアタッチメント(MJ-L600、MJ-L400専用)』

出典:楽天市場
本体寸法 | ー |
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本体質量 | ー |
消費電力 | ー |
1分間の回転数 | ー |
セット内容 | ー |
HUROM(ヒューロム)『スロージューサー 部品専用乾燥スタンド』
















出典:Amazon
本体寸法 | 幅17.5×奥行17.5×高さ28.5cm |
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本体質量 | ー |
消費電力 | ー |
1分間の回転数 | ー |
セット内容 | ー |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スロージューサーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのスロージューサーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【Q&A】スロージューサーに関する疑問を解消
運転時に発生する音の大きさは?
高速回転するミキサーはかなり大きな音がするため、朝早く使うと家族を起こしてしまう場合もあるかもしれません。とくに、にんじんなど硬い食材を使う際には、大きな音が気になります。マンションなどの集合住宅だと、周囲の家に気を使って好きな時間にミキサーが使えないという場合も。そうなると、厚手のタオルや防振マットなどをミキサーの下に敷くなどの対策が必要になります。そのぶん、手間も時間もかかってしまいます。
一方、ジューサー(高速・スロー)はスクリューが野菜や果物をすり潰す音は聞こえますが、ほかの部屋にいる家族が目を覚ますようなレベルではありません。これまでミキサーを使っていたという人は、運転音の静かさに驚くかもしれません。硬い野菜や果物でも、運転音は静かです。
ただし、なかには音が気になる製品もあります。製品によっては運転音のレベル(デシベル)が記載されているものがあるので、ぜひチェックしてみてください。50~60デシベル程度(通常の会話やクーラーの室外機程度)であれば、気になるレベルではないため、目安にするとよいでしょう。
お手入れはどうやってするの?
SHARP(シャープ)『HEALSIO(ヘルシオ)スロージューサー(EJ-CP1)』を例に挙げて説明していきましょう。
使用後に放置してしまうと食材の繊維質などが乾燥しパーツに付着してとても落としにくくなります。スロージューサーは使用後なるべく早くパーツを分解して水洗いをするのがポイントです。
まずは、取扱説明書にしたがって各パーツを分解、スポンジなどの本体を傷つけない材質のものを使って水洗いしてください。フィルターパッキンなど目詰まりしやすいパーツは、付属の専用ブラシを使って水洗いをしましょう。また、パーツによっては食器洗い機でも洗浄可能ですが、プッシャーなど材質によっては不可のパーツもあります。食器洗い機も使用してお手入れをしたい場合は、取扱説明書を確認してから使い分けましょう。
分解するパーツの量が少ないほど簡単で、食器洗い機が利用できるタイプだとお手入れもらくです。
【最後に】エキスパートのアドバイス
IT・家電ジャーナリスト
粗メッシュのフィルター付属なら食物繊維もとれる
食材を粉砕してジュースも繊維質もすべて摂れる高速ジューサーと違って、スロージューサーはさらさらジュースを楽しめるのが魅力です。一方で、食物繊維も一緒に摂取したいという人にはあまり向きません。
せっかくの食物繊維を捨ててしまうのはもったいないという人は、果肉感を楽しめる粗いメッシュのフィルターも付属するモデルがおすすめです。
せっかくなので毎日楽しみたいという人は、やはり手入れのしやすさをしっかりとチェックするといいでしょう。
まとめ
スロージューサーにもたくさんの製品があり、仕上がりやジュースの味が違ってきます。付属のアタッチメントが充実している製品は、それぞれに違った味を楽しめるのでメリットとなるでしょう。
絞り方ひとつにしても、スクリュータイプや刃で細かく刻むなどさまざまな方式があります。一番いいのは家電量販店などで実際に試してみることですが、すべての製品でできるわけではないので、こちらの情報を参考にして商品を選んでみましょう。作りたいメニューやお手入れのしやすさで選べる商品もぜひ参考にしてくださいね。
【関連記事】ジューサーと比較したいおすすめアイテムもチェック
スロージューサーにもたくさんの製品があり、仕上がりやジュースの味が違ってきます。付属のアタッチメントが充実している製品は、それぞれに違った味を楽しめるのでメリットとなるでしょう。
絞り方ひとつにしても、スクリュータイプや刃で細かく刻むなどさまざまな方式があります。一番いいのは家電量販店などで実際に試してみることですが、すべての製品でできるわけではないので、こちらの情報を参考にして商品を選んでみましょう。作りたいメニューやお手入れのしやすさで選べる商品もぜひ参考にしてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/18 リンク修正のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
一般財団法人 家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout オーディオプレーヤー、スピーカーなどのガイドを務める。 日経BP社『日経ネットナビ』『日経ネットブレーン』『デジタルARENA』『日経トレンディネット』などを経てフリーに。 デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。 KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの構成などにも携わっている。