スムージー作りにピッタリの商品を選ぶには?
スムージーミキサーはスムージーを作ることに特化し、1人用から業務用まで幅広く人気となっています。スムージー専用のため、比較的コンパクトで、商品によってはシェイクなどを作るために、氷も一緒に砕けるパワーの強いタイプもあります。
しかし、様々な種類があるため、満足度のいくスムージーミキサーを選ぶためには、ミキサーやその他の家電との違いをしっかり確認しておくことが大切です。
ミキサーとブレンダーの違いは? ジューサー、フードプロセッサーなどの家電も
食材を混ぜる家電は、大きく分けて4種類あります。
肉や魚、野菜などをミックスするフードプロセッサー、
野菜や果物などを絞り、ジュースにするジューサー、
野菜や果物などをよりコンパクトで手軽に混ぜ合わせるブレンダー、
そして、野菜や果物などを容器に入れ混ぜるミキサーがあります。
基本的に上記の4種類の中の家電で、主にスムージーに使用されることが多いのが「ミキサー」と「ブレンダー」です。
※最近では、ブレンダーのような形で、スムージーが作れるジューサーも登場しています。
ミキサーの特徴 ハイパワー&大容量!フルーツや野菜ジュース、スープなど料理にも
ミキサーは、上部の容器の中に、野菜や果物といった食材なけでなく、牛乳や水といった液体、また、小麦粉などの粉ものも入れられて、ミックスさせることができる家電です。
そのため、スムージーだけでなく、例えばコーンスープなどのスープ系も作れたり、某レシピサイトでは小麦粉や薄力粉を加え、お好み焼きの素を作る際も使用されています。また、氷を砕けるものも多く、シェイクが作れるなど、パワーが強いのが特長です。さまざまな使い方ができて便利な反面、やや場所を取るので収納にはひと苦労します。
比較的、ガラス製が多く、重量があるため、扱いが大変であるものの、たくさんのスムージーやジュースを作ることができます。また、耐久性もあり、汚れも落としやすいのも特徴です。
ブレンダーの特徴 小型で使いやすい!そのまま飲めるタイプも
ブレンダーには「ハンドブレンダー」と「コンパクトブレンダー」の2種類のタイプがあります。
ハンドブレンダー......スティック状のブレードが付いた持ち手で容器やボウルの中の食材を混ぜ合わせるもの。
スムージー作りだけでなく、泡立ててクリームを作るお菓子作りなども行える機種になります。
コンパクトブレンダー......容器に食材を入れ、ミキサーのように混ぜ合わせるもの。容器がそのままコップになります。基本的にこちらは野菜や果物をミックスさせることが多く、スムージー作りに使用されることも多いです。
どちらも比較的コンパクトで、収納にも便利なタイプが多いです。プラスチック製が多く、軽量で扱いが手軽です。離乳食作りなどに使用できるなど、多用途な反面、肉や魚などの食材を切るのには向かないのと、容量が少ないのがデメリットです。
(★)家電販売員のココがポイント! 簡単に使えるスムージー用ミキサーなら毎日飲める!
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
スムージー習慣をつけたいのであれば、毎日使用するのでやはり専用のスムージーミキサーを用意したいところです。
ほかのものと兼用にしてしまうと、使いたいときにいちいちアタッチメントをつけ替えたり、片づけや手入れが面倒になってしまうというデメリットが目立ちます。
人間面倒だとやはり続かないものですから、できれば毎朝のスムージー用にかんたんに使える専用ミキサーがあると、続けるのも苦にならないでしょう。
スムージー作りだけを行うという方は手軽なブレンダーがピッタリです。しかし、他の料理に応用したいという方はミキサーを選ぶ方が後々、便利と感じることが多いかもしれませんね。
スムージーミキサーの選び方 プロの家電販売員に聞く
それでは、上記の違いを把握した上で、どのミキサー・ブレンダーを選べばいいのか。商品選びのポイントについて解説していきます。
プロの家電販売員・たろっささんへの取材をもとに、スムージーミキサーの選び方をご紹介いたします。作りたいスムージーを作るには、ミキサーのどこを見ればいいのかわからない方は参考にしてみてくださいね。
【1】サイズをチェック
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
朝作ったスムージーをそのまま持って外出し、夜に帰ってくるのであれば容量は500ml程度のミキサーでじゅうぶんこと足ります。
しかしながら複数人で飲んだり、スムージーにしたものを冷蔵保管しておきたいということなら1L程度の大きめのミキサーを選択すると、多様な用途でも使いやすいです。
ただ、大きいものだとそれだけ場所をとることになりますので、設置場所や保管場所にも気をつけましょう。
【2】使う食材に合わせてパワーをチェック
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
スムージーミキサーを選ぶということはやはり毎日の習慣としてスムージーを飲みたい方だと思います。そうした際にどういう素材を中心にスムージーにしていくのか、というところが重要です。
たとえばバナナやキウイなどの水分が多くてやわらかいものが中心なのか、冷凍フルーツや氷などのかたいものも使用していきたいのかで選ぶミキサーが変わってきます。
かたいものも使うことがありそうなら高パワーのミキサーを選択するようにしましょう。
さまざまなスムージーレシピがのった本もありますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
【3】静音性をチェック
早朝や深夜、また、赤ちゃんが寝ているときなど、意外と大切になるのが静音性です。
パワーが強いものだと、その分、作動音も大きくなります。もちろん、逆にとても静かなものだと、パワーが弱くなります。どのくらいのパワーが必要で、音の大きさはどのくらいなのかもできるだけ確認するようにしましょう。
【4】安全性をチェック
掃除をする際、また、小さいお子さんがいる方には特に、安全機能がついているかどうかはしっかりチェックしましょう。
ブレンダーやミキサーの刃は、ともすれば回転していない場合でも危ないです。刃がむき出しの状態では作動しないといった安全装置がついているかも大切なポイントです。
【5】洗いやすさをチェック 手洗いか食洗器か
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
今までやっていなかったことを毎日やるというのはとても大変です。そんななか、お手入れまで面倒な方法だとげんなりしてしまい、毎日続けるということがかなり難しくなってきます。
そうならないためにも、お手入れ方法がかんたんかどうかは事前に調べておきましょう。ミキサー部分が取れるのはもちろんのこと、刃まで分解ができて一つひとつ水洗いできるものが非常に楽で洗いやすいです。
また、食洗機を使用される予定の方は、どこのパーツが使用できるのかということを把握しておくのも大事です。すべて食洗機を使えるのが理想ですが、使えないパーツを入れてしまうと、割れてしまったり破損してしまったり、大変危険です。必ず事前の下調べをしておきましょう。
【スムージーミキサー】おすすめ5選 プロの家電販売員と編集部が厳選!
ここまで紹介したスムージーミキサーの選び方のポイントをふまえて、プロの家電販売員・たろっささんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。
まずはスムージーミキサーです。ぜひ参考にしてください!

TESCOM(テスコム)『ミキサー(TM8200)』

出典:楽天市場
容量 | 1,000ml |
---|---|
サイズ | 幅16.7×奥行き16.8×高さ37.5cm |
重量 | 約2.5kg |
氷の使用 | 〇 |
ボトル台(刃)の取り外し | 〇 |
ボトルの特徴 | 目盛り付き、コンパクト収納、センターキャップ、モーター保護装置 |

T-fal(ティファール)『ミックス&ドリンク(BL1301JP)』














出典:Amazon
容量 | 600ml |
---|---|
サイズ | 幅10.5×奥行き10.5×高さ31.5cm |
重量 | 1.1kg |
氷の使用 | 氷の使用 |
ボトル台(刃)の取り外し | 〇 |
ボトルの特徴 | コンパクト、2段階ロックシステム、2段階スピード調節、ハイパワー、プラスチックジャー |
機能充実!2段階のスピード調節がうれしい
フランスの調理器具・家電の総合ブランド、ティファールのミキサーです。
コンパクトなのに300Wのハイパワーというところをうたっており、幅約10cm程度の大きさなのにガリガリとしっかりミックスしてくれます。
さらに大きな点は、このコスパで2段階のスピード調節機能がついていること。使う食材によって使いわけたり、じっくりと時間をかけてしっかりスムージーにしたい方は「1」、手早くさっとやりたい方には「2」という風に、方法によっても使いわけができるので、同じ食材を使用しても口あたりなどがまったく変わります。ロックシステムも2段階のため、安全面も抜かりありません。
手軽にスムージーを作ってみたい初心者の方にも、ぜひともおすすめしたい一品です。

BRAUN(ブラウン)『パワーブレンド コンパクト3(JM3018)』
















出典:Amazon
容量 | 600ml |
---|---|
サイズ | 幅13×奥行き13.5×高さ33cm |
重量 | 1.2kg |
氷の使用 | 〇(2cm角程度7個まで) |
ボトル台(刃)の取り外し | 〇 |
ボトルの特徴 | ハイパワー、2段階スピード |
CB JAPAN(シービージャパン)『スムージーミキサー(TOM-03)』

出典:Yahoo!ショッピング
容量 | 570ml |
---|---|
サイズ | 幅13.2×奥行き13.2×高さ39.0cm |
重量 | 約1.08kg |
氷の使用 | - |
ボトル台(刃)の取り外し | - |
ボトルの特徴 | 持ち運び可能(キャップつけかえ) |
Iwatani(イワタニ)『サイレントミルサー(IFM-S30G)』


















出典:Amazon
容量 | 260ml |
---|---|
サイズ | 幅23.8×奥行き33.8×高さ14.0cm |
重量 | 約1.75kg |
氷の使用 | 〇 |
ボトル台(刃)の取り外し | 〇 |
ボトルの特徴 | ラウンドエッジカッター、レンジ加熱OK、カバースイッチ方式 |
【スムージーブレンダー】おすすめ5選 プロの家電販売員と編集部が厳選!
続いては、コンパクトで持ち運びもできるスムージーブレンダーです。こちらもぜひ参考にしてください!

Vitantonio(ビタントニオ)『マイボトルブレンダー(VBL-50)』










出典:Amazon
容量 | 400ml |
---|---|
サイズ | 幅12×奥行き12×高さ31cm |
重量 | 約0.95kg |
氷の使用 | 〇(約3cm以下で50gまで) |
ボトル台(刃)の取り外し | 〇 |
ボトルの特徴 | 持ち運び可能(キャップ使用時)、自動停止(約40秒)、コンパクトサイズ |
スムージーを作ったボトルをそのまま持ち運びできる
ビタントニオは国外のブランドだと勘違いしている方も多いと思いますが、実は日本の調理家電ブランドです。
こちらの機種は容量400mlと少し小さめですが、最大の特徴は、スムージーを作った後のアタッチメントをひっくり返すと、そのまま持ち運びができるボトルに早変わりする点。
朝の忙しい時間帯などにスムージーを作ったあと、ドロッとした液体を頑張って容器に移し替えて……ということをやっているととても時間がかかります。こちらの機種であればスムージーを作ってそのまま外出ができるのでとても便利。
手軽にスムージー習慣を楽しみたい方におすすめです。

SHARP(シャープ)『ヘルシオ 真空ブレンダー(EM-SB1)』








出典:Amazon
容量 | 最大1,500ml |
---|---|
サイズ | 幅16.8×奥行き28.9×高さ35.1cm |
重量 | 約3.4kg |
氷の使用 | 〇(2.5cm角以下) |
ボトル台(刃)の取り外し | 〇 |
ボトルの特徴 | 5つの運転モード(自動、真空、高速、低速、フラッシュ)、ステンレス6枚刃、軽量ボトル、飲み口ふた付き |
真空でかくはんするからグリーンスムージー作りに◎
スムージーにすると、食材自体がバラバラになり、空気に触れる部分が増えます。そうなるとどうしても酸化が進み、栄養素が一部失われてしまいます。それじゃあ単純な話、空気に触れないようにすれば酸化は防げて栄養素たっぷりのジュースが飲める、ということで開発されたのがこちらです。ダイエット中や美肌のための栄養補給にもぴったりなジュースが作れます。
真空にするメリットはほかにもあり、余計な空気が抜けるために泡立ちを起こしにくく、空気の入らないなめらかなスムージーになります。
さっぱりとした味わいを楽しめるため、小さなお子さまでも飲みやすいミックスジュースになるのはファミリーにもとてもうれしいですね。
homgeek(ホムギーク)『Personal Blender(YM-3188)』
















出典:Amazon
容量 | 480ml |
---|---|
サイズ | 幅9.0×奥行き9.8×高さ31.0cm |
重量 | 約1.1kg |
氷の使用 | 〇(2cm角以下の氷) |
ボトル台(刃)の取り外し | 〇 |
ボトルの特徴 | 300Wのハイパワー、4枚刃カッター、キャップはストラップつき |
HadinEEon(ハディンイオン)『ジューサー(GS-631)』














出典:Amazon
容量 | 600ml |
---|---|
サイズ | 幅12.0×奥行き15.4×高さ36.5cm |
重量 | 1.2kg |
氷の使用 | 〇 |
ボトル台(刃)の取り外し | 〇 |
ボトルの特徴 | 300Wのハイパワー、4枚刃カッター、モード切替機能つき |
アサヒ軽金属工業『ドクタースムージー』






出典:楽天市場
容量 | 400ml |
---|---|
サイズ | 本体:外径13×高さ16.5cm、 真空ボトル:外径7.6×高さ25.2cm |
重量 | 約1.0kg |
氷の使用 | - |
ボトル台(刃)の取り外し | 〇 |
ボトルの特徴 | スムージー、ミキサー、ミルの1台3役、真空状態でスムージー |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スムージーミキサーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのスムージーミキサーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スムージーミキサーについて4つのポイントをおさらい
1)ミキサーかブレンダーにするか決める
2)サイズをチェック
3)使う食材に合わせてパワーをチェック
4)静音性をチェック
5)安全性をチェック
6)洗いやすさをチェック
扱う素材によって、選ぶべきスムージーミキサーも変わってきます。一度にどれぐらいの量を作りたいのかも考慮しながら、上記のチェックポイントをもとにお気に入りの一台を見つけてください!
【関連記事】そのほかのミキサー&ジューサー
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:YUKURA、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/17 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。