焼酎とは?
焼酎は、米や麦、芋などを使って造られた蒸留酒です。日本で造られるようになってから長い歴史があり、蒸留方法によって「甲類」と「乙類」に分けられます。
昔ながらの単式蒸留で造られている焼酎は「本格焼酎(焼酎乙類)」といい、蔵ごとの個性豊かな味わいが楽しめる点が魅力です。
ロックや水割りのほか、お茶割りやサワーなどさまざまな飲み方で楽しんでみましょう。
焼酎の魅力
焼酎の魅力のひとつは飲み方の種類の多さ!ロックや水割り、お湯割りなど好みや気分に合わせて度数を調整できるのはもちろん、チューハイからお茶割り、梅干し入り、焼酎ハイボールなど自分好みにアレンジして好きなように楽しめます。
また、焼酎はダイエット中でも楽しめるのも魅力!日本酒などほかの酒類に比べてカロリーは低めで、糖質・プリン体はゼロです。さらに翌日まで残りにくいので、二日酔いしにくいのも最高にありがたいところ。
焼酎の種類
焼酎は原料によっていくつかの種類に分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
濃厚な味わいの「芋焼酎」
芋焼酎は、本格焼酎の約20%を占める焼酎です。鹿児島県や宮崎県南部で多く造られています。サツマイモ由来の甘い香りが特徴で、お湯割りなど香りが引き立つ飲み方に向いている焼酎です。
原料であるサツマイモの産地と焼酎を造る工場が近く、仕込みはサツマイモが収穫される秋に集中して行なわれるのもポイント。サツマイモの品種は、柔らかくバランスの取れた味わいの「黄金千貫(こがねせんがん)」が主に使われています。
他にも、果実のような爽やかさがある「ジョイホワイト」や赤ワインのような香りとヨーグルトのような風味がある「紫芋」、食用としておなじみの「金時芋」「紅さつま」で作られているものもあります。
以前は地元で多く消費されていましたが、全国的に芋焼酎ブームが起こったことをきっかけに、広く飲まれるようになりました。
スッキリとした飲み口の「麦焼酎」
本格焼酎の過半数を占めるのが麦焼酎です。大麦を主原料に造られており、大麦の香ばしい香りとすっきりとした味わいが楽しめます。大分県で造られているものが多いです。
以前は常圧蒸留という方法で造られ、クセがあって飲みにくいものも多かった麦焼酎ですが、近年減圧蒸留が普及したことで、よりクセのないすっきりとした味わいになりました。女性や初心者の方も飲みやすいといわれています。
長期貯蔵したもののほか、軽やかな味わいのものや重厚な味わいのものまでさまざまな麦焼酎があるので、自分の好みに合う銘柄を探してみましょう。
やさしい甘さの「米焼酎」
米焼酎は、米を使って造られた焼酎です。米由来の上品な香りと甘みが特徴で、低温仕込み・減圧蒸留で造ることで吟醸酒のような味わいの米焼酎も登場しています。ふだん日本酒を飲みなれている人であれば、その延長でおいしく飲める銘柄が多いのが特徴です。
主張しすぎない味わいなので、素材本来の味を楽しむ繊細な和食などとよく合います。米の品種によって味わいや口当たりが変わってくるので、銘柄ごとにそれぞれの個性を楽しむことができます。
「シソ」「蕎麦」「栗」などを使った焼酎も
芋や麦、米を使った焼酎のほかには、シソや蕎麦などを使った焼酎もあります。
赤シソを使って造られたシソ焼酎は、華やかな香りとさわやかな風味が特徴です。蕎麦を使って造られたそば焼酎は、すっきりとしていながら蕎麦由来のコクと香りが感じられます。
そのほか、お茶や黒糖、栗など、その土地の特産品で造られたユニークな焼酎がたくさんあるので、ぜひ味わってみてください。
焼酎のおすすめ48選を種類別に紹介!
それでは早速、焼酎のおすすめ商品をご紹介します!飲みやすいものから、芋焼酎、米焼酎、麦焼酎、その他ユニークな焼酎などを種類別に厳選しています。最後まで必見です!
▶おすすめ5選【飲みやすさ重視】
まずは、初心者にもおすすめの、クセがなく飲みやすい焼酎からご紹介します。

全国の生産量の20%を占める西尾産の抹茶を使用した『抹茶泉』は、発酵・蒸留前に抹茶を加えているため、渾然一体となった味わいが特徴。焼酎のお茶割りとはひと味もふた味も違う「深さ」を楽しんでください。
抹茶のさわやかな香りが食事とよく合う
西尾産の抹茶と国産米を使って造られた本格焼酎です。抹茶のほのかな甘さとさわやかな香りが楽しめます。
米焼酎のもろみに抹茶を加えて発酵・蒸留することで、抹茶の濃い味わいを引き出しているのがポイント。お湯割りやソーダ割りにすることでより香りが引き立ち、食事にも合わせやすくなるので試してみてください。
ふだんの晩酌はもちろん、贈り物にも喜ばれる1本です。
ほのかな甘みが感じられる飲みやすい焼酎
すっきりとした味わいのなかに、ほのかな甘みが感じられる焼酎です。軟水の鈴鹿山系の伏流水を使って造られているため、角がないやわらかな飲み口が特徴。
口当たりがよいので、合わせる素材のおいしさを引き立て、邪魔しません。ロックからハイボール(ソーダ割)、ホッピー割などさまざまな楽しみ方ができる1本です。
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麦の甘みと香りが広がる
大麦と麦麹、水だけで造られた麦焼酎です。減圧蒸留することで麦のクセを抑え、甘みを引き出しています。ロックや水割りはもちろん、お湯割り、ソーダ割りでもおいしい1本です。
いずれの飲み方でも、麦焼酎らしいすっきりとした味わいと芳醇な香りが楽しめます。今まで麦焼酎を飲んだことがない人も飲みやすい銘柄です。
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やわらかい味わいで飲みやすい!
アルコールの角がないやわらかい味わいが特徴の甲類焼酎です。クセがなく、割り材の味を引き立ててくれるので、サワーや酎ハイのベースに適しています。ふだん焼酎を割って飲む人や、焼酎をはじめて飲む若い人にぴったりです。
ネオレトロなラベルもおしゃれなので、ボトルのデザインにこだわる人もぜひ手に取ってみてください。
食事と合わせて楽しみたい米焼酎
サントリーと熊本県人吉市にある福田酒造商店が共同開発した米焼酎です。球磨川水系の地下水と米と米麹を使って造られており、華やかな香りと米焼酎らしいやわらかな風味が感じられます。
低温発酵・低温蒸溜原酒を使用しているため、球磨焼酎らしいすっきりとしたあと口です。食事の味を引き立てる焼酎を探している人は、ぜひ試してみてください。
▶おすすめ14選【芋焼酎】
つづいて、芋焼酎のおすすめ商品をご紹介します。
名前によらず、飲みやすいフルーティーな香り
「魔王」というインパクトのある名前は「天使を誘惑し、魔界へ極上のお酒を贈る悪魔たち」になぞらえて付けられました。人気の銘柄「森伊蔵」「村尾」と共に「3M」と呼ばれています。
黄麹を使って熟成され、焼酎とは思えないほどの飲みやすさが人気です。柑橘やリンゴなどの果実を思わせるフルーティーな香りがあり、すっきりとした口当たりが特徴です。冷やしてロックや水割りで飲むのがおすすめ。女性や初心者の方でも飲みやすい焼酎です。
かめ壺仕込みの高級芋焼酎
「村尾」、「魔王」と並んで「3M」と呼ばれるプレミアム焼酎。昔ながらの「かめ壺仕込み」で、芋の甘味とまろやかな旨みを感じる味わいが特徴。なめらかな口当たりで、クセがなく風味のバランスがとれた芋焼酎です。
口の中に残る長い余韻と上品な味わいが癖になります。高級銘柄なので、記念日やお祝いなどでプレゼントするのにもぴったりですよ。

じっくりと時間をかけて作られた高級芋焼酎
生産数が少なく、幻の銘酒ともいわれる「村尾」は「3M」と呼ばれるプレミアム焼酎のひとつです。甕壷(かめつぼ)でじっくりと手間暇かけて時間をかけて作られており、芋の旨みがありながら、後味は柑橘を思わせる爽やかな香りがあります。
ほのかな甘みと香り、キレ、長く残る余韻は一度試すと忘れられません。なかなか手に入らない高級銘柄なので、お酒好きのかたへの贈り物としてもきっと喜ばれるはずです。

蒸留後も残ってしまった酵母の残骸などは雑味の原因となるため、通常濾過されて取り除かれます。しかし取り除きすぎると旨味もなくなってしまう。その点『もぐら』は荒濾過という手法で絶妙に旨味を残しています。
濃厚で深い味わいの荒ろ過芋焼酎
地元産のサツマイモとミネラルを豊富に含む湧水を使って造られた荒ろ過の芋焼酎です。荒ろ過にすることで、香りや旨味の成分が焼酎のなかに残るため、より力強く深い味わいに仕上がっています。
専用タンクで貯蔵している原酒を、泡盛の伝統的な造り方である「仕次ぎ法」で貯蔵・熟成しているのもポイント。濃厚な味わいの焼酎を探している人は、試してみる価値ありです。
なめらかな飲み口の芋焼酎
南薩摩産のサツマイモ「黄金千貫」を使って造られた芋焼酎です。特許を取得した「磨き蒸留」で蒸留することで、芋焼酎らしいコクや旨味、香りを引き出しています。
「磨き蒸留かろやか仕立て」により、スムースな飲み口に仕上げられているのもポイント。香ばしさのなかに、フルーティーなニュアンスも感じられる1本です。
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すっきりとした飲み口と軽やかな甘さ
種子島の安納地区で古くから栽培されているサツマイモ「安納芋」と、深層地下水「岳之田湧水」を使って造られた芋焼酎です。黒麹を使って仕込むことで、華やかな香りとほどよい甘みを引き出しています。
軽やかかつさわやかな飲み口なので、芋焼酎をはじめて飲む人でも飲みやすいです。ぜひ水割りやお湯割り、ロックで楽しんでみてください。
ロックにしても香りが立つ1本
牧之原台地で収穫された新鮮なサツマイモを使って造られた芋焼酎です。昔ながらの大きなかめでじっくり発酵させることで、芋焼酎らしい香ばしさと風味が存分に感じられる味わいに仕上がっています。
仕込み水と割水に使っているのは、霧島山系の伏流水。やわらかい飲み口なので、ロックにしても香りが弱くならず、最後までおいしく飲める焼酎です。
複雑な味わいと長い余韻が感じられる
薩摩芋焼酎の昔からの仕込み方である黒麹を使ったかめ壷仕込みで造られた、風味豊かな焼酎です。黄金千貫というサツマイモと黒麹を、じっくり時間をかけてかめ壺で発酵させることで複雑な味わいを生み出しています。
旨味と上品な香りが感じられる焼酎は、余韻が長く続くのも特徴。ロックや水割り、お湯割りで楽しんでみてください。
力強い味わいの無濾過芋焼酎
地元で収穫したサツマイモを使い、黒麹で仕込んだ芋焼酎です。ろ過されていないので、芋本来の香ばしさや甘みが強く感じられる、芋焼酎らしい個性が際立つ1本です。
ロックや水割り、お湯割りにすると、香りや味わいが引き立ちます。ゆっくり時間をかけて味わえる、芋本来の風味が際立った焼酎を探している人はぜひ試してみてください。
紅イモを使った上品な味わいの芋焼酎
紅イモ「農林43号・紅乙女」を使って造られた芋焼酎です。クセがなく、芋の甘みが感じられる味わいは、芋焼酎をはじめて飲む人にもぴったり。ほどよいコクと華やかな香りが特徴です。
紅イモの華やかな香りを楽しみたいなら、ぜひロックで味わってみましょう。黄色いサツマイモとは少し異なる、紅イモの上品な風味が引き立ちます。
食事と合わせて楽しみたい芋焼酎
独自の技術で誕生した「香熟芋」を使って造られた芋焼酎です。ライチのようなフルーティーな香りと甘くまろやかな味わいで、芋焼酎になじみがない人も飲みやすいでしょう。
華やかな香りですがクセは強くなく、あと味もすっきりしているので、芋焼酎を食事と合わせて楽しみたい人にもぴったりです。ぜひ、強炭酸水で割って楽しんでみてください。
すっきりさわやかな飲み口
ジョイホワイトというサツマイモと米麹を使って造られた芋焼酎です。ジョイホワイトを使うことで、かんきつ類のようなさわやかな飲み口と芋焼酎らしい甘さが感じられる味わいに仕上がっています。
すっきりとした口当たりで、軽やかに楽しめるのも魅力です。ロックや水割り、ソーダ割りにしておいしい焼酎を探している人は、ぜひ試してみてください。
オレンジや桃のニュアンスが感じられる芋焼酎
オレンジ色のサツマイモ「玉茜(タマアカネ)」を使用して造られた芋焼酎です。芋の花酵母を使ったことによる、桃やオレンジを思わせる華やかな香りとフルーティーな味わいが特徴。
フルーティーな味わいを引き立てるのなら、炭酸割りにするのがよいでしょう。よりいっそう軽やかな味わいになるので、食事にも合わせやすくなります。
やわらかな余韻が心地よい
黒麹由来の豊かな香りと、深みのある味わい・コク、やわらかな余韻が感じられる芋焼酎です。あと味のキレのよさも魅力です。
割り水に使われているのは、鹿児島県蒲生町に湧く名水「高牧の水」。原酒にやわらかい水質の水を加えることで、より繊細な味わいに仕上がっています。
料理との相性もよいので、お湯割りや水割りにして、ぜひ食事と合わせて楽しんでみてください。
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▶おすすめ12選【麦焼酎】
次は、麦焼酎のおすすめ商品をご紹介します。
大麦と米麹を原料に作られた玄海酒造の看板銘柄『壱岐』を、ホワイトオーク樽で貯蔵・熟成させた本格麦焼酎です。
樽仕込みによる淡い琥珀色と芳醇で華やかな香りが特徴。ストレートやロックで香りとコクを味わうのがおすすめです。比較的安い価格なので、初心者の方も挑戦しやすいですよ。

プレミアム焼酎『百年の孤独』は、シングルモルトウイスキーのようにオーク(樫)の樽で長期熟成を重ねた複数の原酒をブレンドした1本。熟成によって角が取れ、まろやかになった至高の味を堪能してください。
樫樽で長期熟成させた香り高い麦焼酎
上品で力強さがありながら、なめらかな味わいの麦焼酎です。ココナッツや香ばしい麦の香りだけでなく、オークやほんのりシガーのような香りもします。
水割りにすると、穀物由来の軽やかな甘さが感じられます。お湯割りにすると香りが引き立ち、ボリュームのある味わいになるので、ぜひゆったりと時間を掛けて味わってみてください。
香り豊かでまろやかな味わい
樫樽でじっくり熟成させたまろやかな味わいの麦焼酎です。すっきりとした口当たりは、ロックやハイボールで味わうのにぴったり。ぜひ食事と合わせて楽しんでみましょう。
樽熟成酒だけを使っているため、豊かな香りが存分に堪能できます。芳醇な味わいで香りのよい麦焼酎を探している人は、ぜひ一度試してみてください。
焙煎麦の香ばしさを感じられるすっきりとした焼酎
焙煎した麦を使った麦焼酎です。麦を焙煎することで、麦本来の味わいと豊かな香りを引き出しています。焼酎甲類とブレンドされており、コクがありながらすっきりとした飲み口が特徴。さまざまな飲み方にマッチする焼酎です。
食事との相性もよく、コスパも高いので、ふだんの晩酌用の焼酎を探している人はぜひ手に取ってみてください。
氷点ろ過仕上げの飲みごたえがある味わい
常圧蒸留したあと、原酒を氷点まで冷やして不純物を取り除く「氷点ろ過」で仕上げられた麦焼酎です。一定期間熟成させることで、やわらかな口当たりと豊かな味わいに仕上げています。
輪郭がはっきりとした風味は、ロックやお湯割りにしても弱まることがありません。芳醇で飲みごたえのある麦焼酎を探している人にぴったりです。
食中酒にぴったりの長期貯蔵・熟成焼酎
焙煎した麦を使って造った焼酎を、樫樽で長期貯蔵・熟成させた麦焼酎です。樽熟成焼酎独特の美しい色味とまろやかな味わいが楽しめます。
クセが少ないので、さまざまな料理と相性がよいのもポイント。食中酒として楽しめる焼酎を探している人にぴったりの1本です。
ほのかな樽の香りとともに、やわらかな飲み心地を堪能してください。
ふだんの晩酌酒にぴったりの1本
まろやかな麦焼酎に、すっきりとした甲類焼酎をブレンドした1本です。あと味のキレがよく、すっきりとした飲み口に仕上がっています。
さわやかな香りとやわらかい口当たりもポイント。毎日飲んでも飲み飽きない、軽やかでクセのない味わいです。
さまざまな飲み方で麦焼酎を楽しみたい人はぜひ一度味わってみてください。
体のことを考える人のための焼酎
減圧蒸留と常圧蒸留の焼酎をブレンドした麦焼酎です。超音波熟成を行なうことで、アルコールの分子が水分子に包みこまれて均一に広がるため、消化吸収と分解の効率が高まり、飲み疲れしにくくなっているのがポイント。マイルドな味わいで、体にやさしい焼酎です。
コクと香りが豊かな麦焼酎なので、ぜひ刺身などの魚料理と合わせて味わってみましょう。
ゆったりと味わいたくなる麦焼酎
麦と麦麹でできた麦焼酎を、貯蔵樽で3年以上長期熟成させた1本です。深いコクが感じられる味わいで、ストレートやロック、水割りで飲むのに適しています。
じっくり時間を掛けて熟成させたことで、まろやかな口当たりに変化しているのもポイント。琥珀色の色合いも美しく、ゆったりと時間を掛けて味わいたい麦焼酎です。
スムースな飲み口で初心者にぴったり!
厳選した大麦を使って造った焼酎を、樫樽で4年以上じっくり熟成させた麦焼酎です。ロックにすると、その深い味わいとまろやかさがよりいっそう引き立ちます。
口に含んだ瞬間に広がる、麦の香ばしい香りも注目したいポイント。引っかかりのないスムースなのど越しです。麦焼酎あるいは長期熟成酒入門にぴったりの1本といえるでしょう。
甘い香りとかすかな香ばしさ
「百年の孤独」の原酒としても知られる、上品な味わいの麦焼酎です。キャラメルのような甘い香りとほどよい軽やかさを感じられます。ぜひロックや水割りで楽しんでみましょう。
リラックスタイムにゆったりと味わいたい、やさしく香ばしい余韻も魅力です。お湯割りにすると、穀物由来の甘さに深みが加わりその風味がより引き立つので、こちらも試してみてください。
キレがあるクリアな味わいで飲みやすい
旧国鉄高千穂新線のトンネルを利用した貯蔵庫で貯蔵された長期貯蔵酒です。冷却ろ過した原酒をさらに氷点下でろ過する「ダブル冷却ろ過」を行なうことで、渋みの原因となる成分を取り除いています。
キレがあるクリアな味わいと、豊かな香り、まろやかな口当たりが特徴。長期貯蔵酒に興味がある人は、ぜひお試しあれ。
▶おすすめ12選【米焼酎】
続いては、米焼酎のおすすめ商品をご紹介します。
日本酒のような味わいの焼酎
日本酒の醸造技術を取り入れ、清酒酵母と黄麹を使用した「三段仕込」で造られた米焼酎です。発酵途中に清酒粕を加えることで、吟醸酒のような香りを出しています。ふだんは日本酒をおもに飲んでいる人も、おいしく飲めるのではないでしょうか。
減圧蒸留して雑味のもとを取り除き、2年以上熟成させることでまろやかな味わいに仕上げています。「限りなく多くの福が得られますように」という銘柄名は、お酒が好きな人への贈りものにもぴったりです。
小さな町の小さな蒸留所から生まれた米焼酎
福島県西部の只見町で造られている米焼酎です。独自に開発した「福島県産煌き酵母」を使用して減圧蒸留することで、吟醸酒のような香りと軽やかな味わい、ほのかな甘さを引き出しました。やわらかな飲み口なので、ストレートでもおいしく飲めます。
クセのない味わいは料理にも合わせやすく、焼酎独特の香りが苦手な人も飲みやすいです。
ソーダ割りでさわやかに味わいたい米焼酎
吟醸酒のような華やかな香りと、雑味のないクリアな味わいが特徴の米焼酎です。吟醸酵母を使って、低温発酵で造った焼酎を本格米焼酎「しろ」とブレンドしています。
米本来の上品な香りが強く感じられるのもポイント。まろやかな味わいとやさしいのど越しで、女性ファンも多い米焼酎です。
ソーダ割りにすることで、より香りとさわやかな味わいが引き立ちます。
豊かな吟醸香が楽しめる米焼酎
華やかな吟醸香となめらかなテクスチャーが特徴の米焼酎です。焼酎とは思えないようなやわらかな味わいは、焼酎を飲みなれない人も飲みやすいのではないでしょうか。
キリッと締まった味わいはあと味のキレがよく、水割りにすれば食事にも合わせやすくなります。リンゴを思わせるフルーティーな香りもポイントです。

貯蔵用の樽にシェリーを醸造していた樽を用いるのはウイスキーでよく用いられる手法です。『いきいき25度』もシェリー樽を用い、美しい琥珀色とシェリー由来のフルーツ香を獲得。飲み手を楽しませてくれます。
シェリー樽由来の華やかな香りが特徴
シェリー樽で貯蔵したことによる深みのある味が特徴の米焼酎です。ウイスキーのようなコクと甘み、米焼酎のやわらかな飲み口を兼ねそなえているのがポイント。華やかな香りとまろやかな味わいで、飲みやすいです。
シェリー樽由来の香りをいかすなら、ロックやハイボールで味わってみましょう。米焼酎への先入観が覆る、個性あふれる銘柄です。
宮泉銘醸『本格焼酎 米玄武25度』
和食とも相性がよく飲みやすい
日本酒と同じ黄麹を使って造られた米焼酎です。黄麹を使うことで、米本来の旨味と香りを引き出し、ほのかに甘い味わいに仕上げています。ロックや水割り、お湯割りにすることで、よりおいしくなる1本です。
焼酎独特のクセがなく、日本酒のような風味なので和食ともよく合います。寿司や刺身などと合わせて味わってみてください。
もち米を使用したまろやかで複雑な味わい
アリスを不思議な国に導いたウサギをイメージしてつけられた名前が印象的な宮崎県の米焼酎。長い期間かめでじっくり熟成させた米焼酎の古酒と、もち米で作られた焼酎をブレンドして造られました。
ほのかに香るスモーキーな吟醸香ときめ細かい味わい、喉ごしの良さが特徴。アルコール度数は37%と高く、さらに深みをプラスしています。
心地よく酔えるふだんの晩酌酒
静岡県産米を使って造られた米焼酎です。キリッとしたのど越しとまろやかな味わいで、心地よく酔えます。香りも強すぎないので、料理にも合わせやすいです。
焼酎の味わいを引き出したいなら、緑茶割りを試してみましょう。ほのかな米の旨味と香りが、緑茶の風味を引き出してくれます。コスパも高いので、ふだんの晩酌酒を探している人にぴったりです。
大吟醸酵母由来の香りと味わい
原料となる米を磨き上げ、大吟醸酵母で仕込んだもろみを蒸留した米焼酎です。大吟醸酵母を使うことで、華やかな香りとすっきりとした味わいを引き出しています。焼酎独特の香りが苦手な人も飲みやすいです。
水割りにすればやわらかく繊細な飲み口になり、料理とも合わせやすくなります。食中酒として、あるいはゆったりと過ごす時間のお酒として味わってみてください。
焼酎愛好者にこそ飲んでもらいたい1本
長期熟成の常圧焼酎を50%以上ブレンドした米焼酎です。口に含んだときに、熟成米焼酎独特の風味と角のない旨味が感じられます。すっきりとした味わいの焼酎に飽きてきた人にこそ飲んでもらいたい1本です。
清涼感のある香りとほどよい甘みがあり、ソフトな飲み口。ぜひロックでじっくり味わってみてください。
雑味のないきれいな酒質で食中酒にぴったり!
備長炭でろ過した天然水を仕込み水に使った米焼酎です。すっきりとした飲み口ですが、米本来の上品な香りや旨味もじゅうぶんに残っています。水割りにして軽やかに、ロックにしてゆったりと味わってみてください。
繊細な甘みが溶け込んだきれいな酒質は、食事に合わせることで食材のおいしさを引き出してくれます。食中酒として楽しめる焼酎を探している人にぴったりです。
フルーティーでクセのない高コスパ焼酎
高千穂地区の国産米と白麹を使って仕込んだ米焼酎です。低温低圧で発酵・蒸留することで、クセのないフルーティーな味わいに仕上げています。
まろやかな口当たりとすっきりとした香りで飲み飽きず、コスパも高いので、ふだんの晩酌酒にぴったり。焼酎独特のクセが苦手という人もスイスイ飲める銘柄です。
▶おすすめ5選【そのほかのユニークな焼酎】
最後は、緑茶や栗などユニークな焼酎のおすすめ商品をご紹介します。

『沙羅』は酒税法上、奄美群島でしか製造が認められていないプレミアムな焼酎です。同じくサトウキビを原料とするスピリッツ、ラムを彷彿させるメローな香りと、コクのある甘みを楽しんでください。
すっきりとした味わいの黒糖焼酎
黒糖焼酎らしいコクと、すっきりとしたあと味が楽しめる長期貯蔵酒です。寝かせることで少しずつ味が変化し、まろやかになっていきます。焼酎の味の変化を楽しみたい人にぴったりです。
軽やかなのど越しとさわやかな香りが特徴です。ロックやお湯割りはもちろん、カクテルのベースにしてもおいしいので、ぜひ試してみてください。
シソの香りがさわやかな1本
北海道白糠町産の赤シソを使って造られた香り高いシソ焼酎です。甲類と乙類の焼酎をブレンドすることで、ほどよい香りを残しつつもすっきりとした味わいに仕上げています。
ロックやソーダ割りにする以外に、カクテルの材料にしてもおいしく飲める1本です。ぜひモヒートや緑茶割りなどの飲み方にもチャレンジしてみましょう。
お湯割り・ストレートで楽しみたい栗焼酎
四万十川流域の新鮮な栗を使った栗焼酎です。清酒用の酵母を使用して発酵させ、低温でゆっくり蒸留することで、焼酎独特のクセがない、すっきりと飲みやすい味わいに仕上げています。
栗焼酎の甘い香りを楽しみたいなら、水割りやロックよりも、ストレートやお湯割りで味わってみましょう。まろやかな焼酎なので、ストレートでも飲みにくさを感じません。
緑茶の香りとほのかな甘さ
静岡県産の茶葉をふんだんに使った焼酎です。八十八夜摘みの新茶葉と米・米麹を富士山の湧水といっしょに発酵させ単式蒸留することで、さわやかな茶葉の香りとやわらかな味わいが感じられるのがポイント。
ストレートで飲めば緑茶のさわやかな香りが、ソーダ割りにすればさっぱりとした味わいが楽しめます。ぜひいろいろな飲み方で楽しんでみてください。
初心者にも飲みやすいそば焼酎
清酒蔵の繊細な技術を使って造られたそば焼酎です。全国酒類コンクールでも優秀な成績を修めています。
ほのかな甘い香りとやわらかい飲み口が特徴で、素材本来の味を楽しむ料理ともよく合うので、ぜひ、蕎麦といっしょに味わってみてください。焼酎を飲みなれない人でも飲みやすいので、これまでそば焼酎を飲んだことがない人にもぴったりです。
「焼酎」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 焼酎の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの焼酎の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
焼酎の選び方
まずは焼酎の選び方をチェックしていきましょう。JSA認定ソムリエの数寄monoライターの杉浦直樹さんのアドバイスもご紹介しています。自分の好みにあった焼酎を選ぶための参考にしてみてください。
ポイントは下記。
【1】飲み方に合わせてチョイス
【2】産地
【3】蒸留方法
【4】麹の種類
【5】アルコール度数
【6】価格
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】飲み方に合わせてチョイス
焼酎を選ぶときは、どんな飲み方で楽しみたいのかを考えて選びましょう。
ストレートやロックで味わうのなら、原料の味がしっかり感じられる焼酎がよいです。ソーダやお茶割りなどにして楽しむ場合は、個性が強すぎないもののほうがさまざまな材料・飲みものと合わせられます。
焼酎は、飲み方によって味わいが大きく変わるお酒です。自分の飲み方に合ったものを選んでください。
【2】産地で選ぶ
焼酎の産地も大事なチェックポイントです。焼酎は全国各地で造られていますが、芋焼酎は鹿児島や宮崎県南部、麦焼酎は大分県、米焼酎は熊本県で多く造られています。
さらに、焼酎には「地理的表示制度」が導入されており、琉球や球磨、薩摩、壱岐など特定の地域名を冠した焼酎もあり、その土地の風土が焼酎の味わいに色濃く反映されているものもあります。
芋・麦・米以外にもその土地の特産品を使って造られた焼酎も全国各地にあるので、焼酎を選ぶときはその産地にも注目してみましょう。
【3】蒸留方法で選ぶ
焼酎は、蒸留方法によってふたつの種類に分けられます。それぞれの特徴を踏まえて、自分の好みや飲み方に合うものを選びましょう。
クセが少ない「甲類」
連続式蒸留機で蒸留して造られる焼酎を「焼酎甲類」といいます。原料を発酵して作られる「もろみ」を連続して蒸留することで、クセの強い香りや雑味のもとが取り除かれるため、クリアで軽やかな味わいが特徴です。
クセがないので、酎ハイやサワー、お湯割り、水割り、カクテル、果実酒のベースなどさまざまな飲み方で楽しめます。糖質・脂質を含まず、酔い覚めがよいのもうれしいポイントです。
深い味わいの「乙類」
単式蒸留機で蒸留して造られる焼酎を「焼酎乙類」または「本格焼酎」といいます。シンプルな仕組みの蒸留器で蒸留するので、アルコール分だけでなく香りや複雑な味わいのもとになる成分もいっしょに抽出されるのが特徴です。できあがった焼酎には、原料の味わいや蔵ごとの個性が色濃く反映されます。
香りや味わいに個性があるので、お湯割りやロックで味わうのに適しています。
【4】麹の種類で選ぶ
焼酎づくりに欠かせない麹には、麦麹・米麹などの原料ごとの分け方とは別に、使用する菌の種類によって「黒麹」「白麹」「黄麹」の3種類に分けられます。それぞれの麹を使用した焼酎の特徴は次のような通りです。
黒麹:重厚なコクと旨味、そして芳醇な香り。
白麹:マイルドでキレのある爽やかな味わい。
黄麹:すっきりとキレがあり、日本酒のような香り。
黄麹はあまり出回っていないので、黒麹か白麹で作られるものが多くなっています。好みに合わせて選んでみてください。
【5】アルコール度数で選ぶ
焼酎のアルコール度数は、20度または25度が一般的です。ビールは5度前後、ワインや日本酒は15度前後なので、焼酎の度数は高め。また、中には同じ銘柄でも20度・25度と2種類あることもあります。
20度のものは、まろやかで軽い口当たりが特徴。ストレートやロックで飲むのがおすすめです。25度のものはキリっとした飲み口で、人によってはきつく感じるかもしれません。お湯割りや水割りで調整すると飲みやすくなりますよ。
【6】価格で選ぶ
焼酎とひと口に言っても、その価格はピンキリです。ふだん自宅で飲むもの、ギフトとして人に贈るものなど、用途に合った価格のものを選ぶとよいでしょう。
ふだん飲むために購入するのなら、価格が高すぎないものを選びましょう。贈りものにするのなら、それなりの値がする、箱つきのものやなかなか手に入らない銘柄のものが適しています。
焼酎の美味しい飲み方
焼酎をよりおいしく味わいたいなら、飲み方にもこだわってみましょう。
焼酎そのものの味わいが楽しめる「ロック」
焼酎そのものの味わいを楽しみたいなら、氷を入れてロックで飲んでみましょう。焼酎の香りが強く感じられます。
時間とともに味わいが変わるのもロックの魅力。氷が溶ける前はストレートのような力強い味わいが、氷が溶けてからは水割りのようなやさしい味わいが楽しめます。
お好みでレモンや梅干を添えるのもよいでしょう。
やわらかな味わいを楽しむなら「水割り」
焼酎のやわらかな味わいが楽しめる水割りは、食事と合わせるのにぴったりの飲み方です。好みに合わせて濃さを調節できるのも大きな魅力。本格焼酎であれば、水で割っても味わいが薄まることがなく、水と焼酎の割合を変えることで味わいが変化します。
グラスに注ぐときは、焼酎を先に注ぐようにしましょう。あとから水を注ぐことで対流が起こり、焼酎と水がよくなじんで、よりおいしくなります。
香りが引き立つ「お湯割り」
素材の香りを楽しみたいなら、お湯割りにチャレンジしてみましょう。湯気とともに素材の香りが立ちのぼります。
お湯割りを作るときは、カップをあたためておきましょう。あらかじめカップをあたためておくと、飲みはじめと終わりの温度や濃さが変化しにくくなります。
注ぐ順番はお湯を先にしてください。あとから焼酎を注ぐことでまんべんなく混ざります。
華やかな味わいの「ハイボール」
ソーダで割ったソーダ割り(ハイボール)は、華やかな味わいを楽しむのにぴったりです。水割りと同じ要領で、氷を入れたグラスに焼酎を注いでから、しっかり冷やした炭酸水を加えます。
炭酸水を加えたら、マドラーで混ぜるのは1~2回に留めるのがおいしく作るポイントです。混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうので、注意しましょう。
個性がダイレクトに感じられる「ストレート」
はじめて飲む焼酎や、個性が際立つ焼酎はぜひストレートで味わってみましょう。その焼酎が持つ香りや味わいをダイレクトに感じることができます。
ストレートで飲む際は、チェイサーも忘れずに用意しましょう。
焼酎の銘柄によっては、冷蔵庫で少し冷やしたり、冷凍庫に入れてとろみをつけたりしたほうがおいしく感じられることもあります。
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自分好みの焼酎で楽しいひとときを!
焼酎とひと口に言っても、原料や種類によって味わいはさまざまです。焼酎を味わうときは、ぜひ飲み方も工夫してみましょう。ロックや水割りだけでなく、ジュース割りやお茶割りなどにしてもまた違った味わいが楽しめます。ぜひ、それぞれの焼酎に合った飲み方や、相性のよい食べものを探してみてください。
焼酎選びに迷ったときは、この記事で紹介した選び方のポイントや、杉浦さんのアドバイスを思い出してみましょう。
自分好みの焼酎を味わいながら、楽しいひとときを過ごしてください。
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コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。 編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。 またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。