芋焼酎とは?
芋焼酎は、サツマイモを主原料としたお酒で、柔らかで上品な甘みと特有の香りが特徴とされています。
大麦が主原料のすっきりとした味わいの麦焼酎にくらべて、糖度の高いサツマイモが主原料の芋焼酎は、甘くややクセのある濃厚な香りです。特有の香りゆえに好みがわかれる焼酎ですが、最近では、クセをおさえた飲みやすい銘柄も販売されています。
また、割り方も「水」や「お湯」だけでなく、「炭酸割り」や「ソーダ割り」なども人気です。
芋焼酎の選び方

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芋独特の香りと甘くまろやかな味わいが魅力の「芋焼酎」。蒸留方法や、麹、さつまいもの種類などの違いによりバリエーション豊かな味わいが楽しめます。
この記事では、酒類に詳しいソムリエの杉浦直樹さんに取材のもと、芋焼酎の選び方を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
ポイントは下記。
【1】蒸留方法
【2】麹の種類
【3】さつまいもの品種
【4】知名度にこだわらない
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】乙類・甲類・混和など、蒸留方法の違いに着目
焼酎は製造方法の違いによって、「乙類」「甲類」「混和」の3つにわけられます。
昔ながらの単式蒸留を用いた「乙類」は、原料本来の風味や旨み、コクが強く感じられるのが特徴。焼酎らしい味わいを楽しめるのが魅力です。
一方、「甲類」は連続式蒸留でつくられるため、クセがなくクリアな味わいになります。乙類より味や香りが薄れてしまうものの、低コストで大量生産しやすいためリーズナブルです。
「混和」は、甲類と乙類の焼酎を混ぜ合わせたもので、甲類と乙類の割合によって「乙甲混和」「甲乙混和」と呼び方が変わります。
【2】白麹・黒麹・黄麹など、麹の種類で選ぶ
麹の種類には、米麹と芋麹の2種類があり、米麹は「白麹」「黒麹」「黄麹」にわけられます。ここでは、芋焼酎に多く使われる白麹と黒麹の特徴を紹介します。
口当たりがやさしい「白麹」
白麹は、黒麹菌の突然変異から生まれた麹菌。実際の麹の色は白色ではなく褐色ですが、黒麹より色白であるため、白麹と呼ばれるようになりました。
白麹の芋焼酎は、マイルドでソフトな口当たりとやさしい風味が特徴。まろやかで伸びのいい味わいが楽しめます。強いコクや尖った味わいが苦手な方でも、きっと飲みやすいことでしょう。
コクと風味が強い「黒麹」
黒麹の起源は、泡盛に使われる麹菌です。クエン酸を作り出す力がとても強く、暑さのなかでも腐敗しません。黒麹を使った芋焼酎は、どっしりとしたコク、キレのよさ、強い旨み、芳醇な香りが特徴。存在感のある味わいで、辛口やキリッとした強い風味を好む方に向いています。
黒麹の芋焼酎は「黒霧島」や「黒伊佐錦」など、銘柄に「黒」が入っているものも多いです。
【3】原料のさつまいもの品種で選ぶ
芋焼酎の香りや味わいは、さつまいもの種類によっても変化します。芋焼酎に使われる代表的なさつまいもの特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
黄金千貫|甘みと香りのバランスがいい定番品種
芋焼酎の原料に適した品種とされる、黄金千貫(コガネセンガン)。皮が白く、じゃがいものような見た目のさつまいもです。販売されている多くの芋焼酎の原料として、黄金千貫が使われています。
黄金千貫はほかのさつまいもよりもでんぷんの含有量が高いため、甘みと香りのバランスがとれた、おいしい芋焼酎に仕上がります。
アカムラサキ・ムラサキマリ|華やかな風味で飲みやすい紫芋系
紫芋の品種には、九州南部を産地とするアヤムラサキやムラサキマサリ、エイムラサキなどがあり、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを豊富に含んでいます。
紫芋を原料とした芋焼酎は、甘く華やかな香りと上品な味わいが特徴的。赤ワインのようなフルーティーな芳香が楽しめるので、香りのいいライトなお酒を好む方にもおすすめです。
アヤコマチ・ハマコマチ|花のような芳香で甘みのある橙芋系
橙芋はオレンジ芋とも呼ばれ、濃いオレンジ色をした果肉が特徴です。代表的な品種には、アヤコマチやハマコマチ、タマアカネなどがあります。
橙芋を原料とする芋焼酎は、柑橘のような華やかな香りと、すっきりとした甘みが魅力。辛口の風味やコク深さといった強い主張がないため、飲みやすさや軽さを求める方にも向いています。
ジョイホワイト|芋のクセが少なくサッパリさわやか
焼酎用の芋として品種改良を経て誕生したジョイホワイトは、皮の色が薄く、なかの果肉は白色をしています。でんぷんの含有量が多く、芋焼酎の原料としてすぐれている品種です。
ジョイホワイトを原料とした芋焼酎は、フルーティな香りと、淡麗でまろやかなのどごしが特徴。さわやかな甘みとコクが楽しめるのも魅力といえるでしょう。
【4】自分用なら知名度にこだわらずに選んでみよう
知名度が高い芋焼酎のなかには、プレミア価格がつくほどのものもあります。しかし、特別においしいと感じるかは個人の好みによっても変わるので、まずは自分の好みを知るために、手ごろな価格のものを何本か購入してみるのもいいでしょう。
麹や芋の種類に注目して飲みくらべを楽しんでいくうちに、「これだ!」という味にきっと出会えるはずです。
なお、芋焼酎には高級銘柄もたくさんあります。お酒好き尚且つ芋焼酎が好きな人への贈り物なら、幻の焼酎やプレミア焼酎を選ぶと喜ばれますよ。
芋焼酎のおすすめ28選
ここからは、麹と芋の種類別におすすめの芋焼酎を紹介していきます! 安い値段で美味しいものから高級焼酎まで厳選しました。
【白麹×黄金千貫】、【黒麹×黄金千貫】、【黄麹×黄金千貫】、【白麹×紫芋】、【黒麹×紫芋】、【黄麹×紫芋】、【変わり種】にわけてご紹介します。
【白麹×黄金千貫】芋焼酎のおすすめ6選
まずは、白麹と黄金千貫の組み合わせの芋焼酎のなかからおすすめ商品を6つご紹介します。 人気銘柄を厳選していますので、気になる商品があれば、ぜひ味を確かめてみてくださいね。

白麹を使用した芋焼酎らしい、スッキリとした味わいが特徴。芋特有の甘みがあるため、麦焼酎よりも逆に飲みやすいほどです。「芋焼酎はちょっと……」という方、ぜひ一度お試しください。
雑味がなく、すっきりと飲みやすい
鹿児島県の大隅半島で栽培された新鮮な黄金千貫を原料に使用。白麹の醸し出す華やかな香りと、すっきりとした甘さが魅力の芋焼酎です。
雑味が抑えられていることでクセも少なく、飲みやすいのが特徴。料理の味を損ねないので、毎日の晩酌にもぴったりです。お湯割りにすることで、『小鹿』本来の香りや旨みがより引き立ちます。
甘みと香りのバランスがいい本格芋焼酎
飲み飽きないおいしさを追求した、白麹仕込みの本格芋焼酎『白霧島』。南九州のシラス台地で育った黄金千貫と、霧島連山の清く澄んだ地下水を使用し、なめらかで伸びのある味わいに仕上がっています。
「あまみ・うまみ・まるみ」のバランスをより引き立てる飲み方がお湯割りです。黄金千貫のふくよかな香りとまろやかな味わいを堪能できます。
すっきりと透明感のある飲み口
手づくりの白麹に加えてかめ壷仕込みと、手間ひまをかけてていねいに醸しています。キレとコクのあるシャープな味わいと、透明感のあるすっきりとしたのどごしの芋焼酎でプレゼントにもおすすめ。
口に含むと、芋の甘みと芳香が口や鼻に残り、余韻が楽しめるのも魅力的なポイント。口当たりから余韻まで、じっくりと味わいたくなるようなおいしさです。
さわやかな吟醸香とライトな飲みごこちが魅力
芋焼酎としては珍しい「吟醸酵母」を使用しています。清酒のような吟醸香や、さわやかな花の香りを感じさせる仕上がりで、ライトな飲みごこちが魅力。芋焼酎特有の芋臭さが抑えられているため、芋焼酎を飲み慣れていない方や女性にも向いています。
白ワインのようなおしゃれなラベルデザインもすてきです。手土産や贈り物にもよろこばれることでしょう。
お湯割りでもロックでもおいしい
契約農家で栽培された鹿児島県産の黄金千貫と、吹上町の高峰山系伏流水でつくる、白麹仕込みの芋焼酎。アルコール度数は25度、常圧単式蒸留で製造されています。
しっかりと芋を感じさせる重厚な口当たりながら、味わいはやわらかで甘く、飲みやすいのが特徴です。お湯割りでもロックでもおいしく味わうことができます。
熟成期間1年以上のプレミアムな芋焼酎
有機質肥料で栽培した黄金千貫を使用しています。常圧蒸留により白麹で仕込み、1年以上熟成させた本格焼酎です。
しっかりとした芋の風味をもちながら、口当たりがやさしいのが特徴。飲み続けても飽きのこない味わいに仕上がっています。
お湯割りにすることで、芋のふくよかな風味をよりいっそう楽しむことができますよ。
【黒麹×黄金千貫】芋焼酎のおすすめ3選
つづいては、黒麹と黄金千貫の組み合わせの芋焼酎のおすすめをご紹介します。
こだわりの製法に注目
黒麹特有の重厚な香りがありながら、まろやかさもあわせもつ、本格芋焼酎『魔界への誘い』。原料に使われている黄金千貫の両ヘタを切り込むことで、風味を損ねる成分を極力抑えています。
味わいに影響する甘みや深みをしっかり残すために「荒ごし濾過」という方法を取り入れるなど、原料の加工方法と蒸留方法のどちらにもこだわっているのが特徴です。
芋の香ばしさと深いコクを堪能
鹿児島県指宿市にそびえる開聞岳山麓の天然水と、地元産の上質な黄金千貫を使用した、黒麹仕込みの芋焼酎です。昔ながらの少量常圧蒸留で、ていねいにつくられています。
芋の力強い風味や深いコク、香ばしさが特徴で、甘さと辛さのバランスが絶妙。最低1年間は熟成させることにより、いっそうまろやかに仕上がっています。

いわずと知れたプレミアム芋焼酎。霧島連山の澄んだ湧き水で割水したスッキリとしたキレと、黒麹を使用した力強いコクがハイレベルで融合するその味わいは、まさにプレミアムの一言です。
芋焼酎ファンからも根強い人気の高級芋焼酎!
黒麹仕込み特有の力強く重厚な口当たりと、キレのある味わいが特徴的な芋焼酎です。黄金千貫の香ばしさと甘さが存分に生かされています。
ていねいに熟成することで、しっかりとした味わいながらも、繊細でなめらかな舌触りを実現。芋焼酎ファンからも注目を集めるプレミアムな逸品で、プレゼントとしてもよろこばれることでしょう。
【黄麹×黄金千貫】芋焼酎のおすすめ3選
つづいては、黄麹と黄金千貫の組み合わせの芋焼酎のおすすめ商品です。飲みやすく、贈り物にピッタリの銘柄もありますよ。

まるで上質な白ワインのようにフルーティーな香りを放ちます。1:3程度の水割りにして口に含めば、マスカットやプラムのような香りが鼻を抜けていきます。ちなみに水割りは焼酎が先、お湯割りはお湯が先です。
完熟黄金千貫が引き出す、フルーティーな味わい
完熟した黄金千貫を黄麹で醸すことで、マスカットのようなフルーティーで華やかな味わいに仕上がっています。口のなかに広がるさわやかな甘みとキレのよさも魅力です。
フルーティーな味と香りを堪能するなら、水割り、ロック、炭酸割りで。水や氷を入れる場合は、軟水の天然水を使うと、よりおいしく味わうことができます。
上品でキレのいい口当たり
厳選した鹿児島県産の黄金千貫を丹念に磨き、低温管理でていねいに熟成した、黄麹仕込みの芋焼酎です。柑橘系のさわやかな香りとキレのいい口当たりが特徴で、芋焼酎独特のクセがありません。口に含むと、上品な芋の甘みとやわらかい香りがふわっと広がります。
クセがなく飲みやすいため、芋焼酎初心者の方でもおいしく味わえることでしょう。ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
希少な長野県産の本格芋焼酎
鹿児島など九州を産地とする芋焼酎が多いなかで、こちらの『喜代作』はちょっと珍しい長野県産。長野県産の黄金千貫を原料として常圧単式蒸留でつくる、黄麹仕込みの本格芋焼酎です。
芋の香りが穏やかで、黄麹らしい華やかな風味とスムーズなのどごしが楽しめます。クセが少なく、飲みやすいのも魅力的。ロックやお湯割りにするとおいしいです。
【白麹×紫芋】芋焼酎のおすすめ3選
つづいては、白麹と紫芋の組み合わせの芋焼酎のおすすめ商品をご紹介します。

原料であるアヤムラサキはポリフェノールの一種、アントシアニンが豊富な紫芋。そのため、同じようにポリフェノール豊富な赤ワインのような香りを楽しむことができる芋焼酎になるのです。
湯気に漂う芳醇な香りと甘さ
紫芋のアヤムラサキを原料とし、焼酎のなかに上品な香りと甘さを引き出すことを目指した、白麹仕込みの芋焼酎です。麹米にはこだわりの国産米を使用。精製歩合を高めることにより、焼酎の香りに悪い影響をおよぼす脂肪分などを取り除いています。
おいしい飲み方は、お湯割りやお燗。湯気にふわりと漂う芳醇な香りと甘み、あとくちのよさのバランスが絶妙です。
気高い香りと澄んだ甘みが特徴
濃い紫色の色素が特徴的なヤマカワムラサキと、芋焼酎づくりに適した黄金千貫を源流とする、紫芋のムラサキマサリを使用。口に含むと、気高い香りと澄んだ甘みがやさしく広がり、ムラサキマサリ特有の風味を堪能できます。
『赤霧島』のおいしい飲み方は、ロックと水割り。どんな料理とも相性がいいので、毎日の晩酌にぴったりです。
豊かな香りと芳醇な味わい
紫色の色素アントシアニンを豊富に含むアヤムラサキを原料に、常圧蒸留によって白麹で仕込んだ芋焼酎。水にもこだわりをもち、地下約800メートルから湧き出る垂水温泉水「寿鶴」を使用しています。
紫芋独特の豊かな香りと、風味豊かで飲みごたえがある味わいが特徴。お湯割りにすると、熟成によるやわらかさをより強く感じられます。
【黒麹×紫芋】芋焼酎のおすすめ3選
つづいては、黒麹と紫芋の組み合わせの芋焼酎のおすすめ商品です。上品な香りと甘い味わいなので、女子にも人気がある芋焼酎です。

ヨーグルトやワインを思わせる風味を感じつつ、深いコクもほしいのなら喜多屋『紫芋尽空』で決まりです! 軟水を使い、5:5の水割りにして、その風味とコクを楽しんでみてください。
紫芋らしさを感じさせる、上品で華やかな味わい
薩摩半島最南端の南九州市頴娃町別府で育った、良質な紫芋「エイムラサキ」を使用。かめ仕込みと常圧蒸留により、丹念につくられた芋焼酎です。紫芋らしい上品で華のある香りと甘い味わいを堪能できます。
紫芋の風味を生かした飲み方をするなら、ロックやお湯割りがいいでしょう。ストレートや水割りでもおいしくいただけます。
フルーティーで軽快な味わい
種子島産の紫芋「種子島ゴールド」を黒麹で仕込んだ芋焼酎です。紫芋らしいフルーティーな香りと、ふっくらとした甘さが特徴で、すっきり軽快な味わいに仕上がっています。
まろやかさを感じさせるやさしい口当たりで飲みやすいため、芋焼酎をあまり飲んだことがないという方にもぴったり。フルーティーな味わいを好む女性にも向いています。
希少な紫芋「エイムラサキ」を使用
南九州市頴娃地区で少量栽培されている稀少な紫芋「エイムラサキ」を、黒麹で仕込んだ芋焼酎。紫芋らしい上品な甘みとフルーティーな香り、キリッとしたキレ味が魅力です。
甘みがあとを引かない軽快なのどごしで、とても飲みやすい芋焼酎に仕上がっています。ロックや水割りはもちろん、お湯割りにしてもおいしいですよ。
【黄麹×紫芋】芋焼酎のおすすめ1選
つづいては、黄麹と紫芋の組み合わせの芋焼酎のおすすめ商品を紹介します。黄麹と紫芋の組み合わせは貴重なので、紹介できる商品は1商品のみです。

フルーティーさが特徴の紫芋と、果物のような香りを引き出す黄麹は理想的な組合わせ。しかし実はこの組合わせで芋焼酎を作るのはとても難しく、高い技術が必要なのです。そんな堤酒造『黄麹 むらさきいも』、激レアです!
紫芋を黄麹で仕込んだ貴重な逸品
ポリフェノールの一種アントシアニンをたっぷり含む紫芋「ムラサキマサリ」を自家農園で栽培し、500年以上の伝統を誇る球磨焼酎の技術を用いてつくる、素材から製法までこだわり抜いた本格芋焼酎。
ムラサキマサリを黄麹で発酵させることで、上品な甘みを含んだ芳醇な味わいに仕上がっています。ぜひロックやお湯割りで堪能してください。
※楽天は12本セットです
【変わり種】芋焼酎のおすすめ9選
最後に、珍しい組み合わせの芋焼酎9選をご紹介します! 芋焼酎の新しい味わいに出会いたい方は、ぜひチェックしてみてください。

「The 芋焼酎」というべき一本。いも麹を使って作った焼酎の元祖で、さつまいもの風味をダイレクトに感じることがでいます。3年貯蔵の芋の味、ぜひ堪能してください。
さつまいものみでつくられた芋焼酎
米を一切使用せず、地元産の黄金千貫で芋麹をつくり仕込んだ、さつまいものみの芋焼酎です。
さつまいもの豊かな風味や、ふくよかな甘みがしっかりと感じられ、味わいにキレがあるのが特徴。芋らしさを存分に味わいたい方にぴったりです。
ロックにすると、キレ味が強調されてスッキリした味わいになり、お湯割りにすると、さつまいもの甘みが増します。
飽きのこない絶妙な旨さ
入手困難ともいわれるプレミアム芋焼酎「魔王」を世に送り出した、前村貞夫杜氏が監修しています。使用するさつまいもや水を厳選し、白麹と黒麹をブレンドするなど、とことんこだわり抜いた逸品です。
コクがありながら、すっきりとしたのどごしで、芋のほのかな香りが口のなかにふんわり広がります。飽きのこない絶妙なおいしさが魅力です。
幻の芋「栗黄金(くりこがね)」を使用した芋焼酎
大正元年創業の「山元酒造」が手がける芋焼酎です。幻の芋と称されるほど、鹿児島産のなかではもっとも甘みのある栗黄金と、おだやかな香りのジョイホワイトを原料とした逸品。
すっきりとまろやかな味わいで、やわらかな甘みを感じられます。お湯割りやロック、ストレート、炭酸割りなど、いろいろな飲み方を試してみてください。パッケージも美しく、プレゼントにもおすすめです。
橙芋らしい華やかでフルーティーな香り
果肉が橙色のさつまいも「ハマコマチ」を原料に使い、白麹で仕込んだ芋焼酎です。熟した南国果実や紅茶を思わせる華やかな香りとコクのある濃厚な甘みが、口いっぱいに広がります。
水の割りものの場合、薄く割ることで香りが引き立つ特徴をもっているため、「橙華2:水8」の割合を目安にするといいでしょう。 お湯割りの場合は、濃いめにつくることで濃厚な甘みと香りがより感じられます。
ジョイホワイトを使用した、香り豊かな芋焼酎
焼酎専用に開発された白系さつまいも「ジョイホワイト」を原料に使用し、黒麹で醸しています。柑橘系のフルーティーな香りと、さわやかで丸みのある味わいが楽しめる芋焼酎です。
風味も口当たりもやさしくて飲みやすいので、ライトなお酒を好む方はもちろん、いつもと違った味わいの芋焼酎を楽しみたい方にもぴったり。ロックでもお湯割りでもおいしくいただけます。
甘さと香ばしさが味わえる「焼き芋焼酎」
鹿児島県産の黄金千貫を炭火でじっくりと焼き、焼き芋にしたものを原料とした、黒麹仕込みの芋焼酎です。焼き芋にすることで芋の甘みとコクがいっそう増して、味に香ばしさが加わります。
焼き芋独特の香ばしさとコクを堪能するなら、お湯割りやロックで楽しむといいでしょう。焼き芋の焼酎は珍しいので、手土産や贈りものにもよろこばれそうです。
フレッシュで華やかな香りと甘み
明るい橙色の果肉が鮮やかな「タマアカネ」を原料とした本格芋焼酎で、フルーティーな甘いコクと、丸みのある豊かな味わいが特徴です。
霧島酒造独自の「芋の花酵母」を使用することで、これまでの芋焼酎にない、華やかな香りと甘みを引き出しています。
ロックやストレート、または水割りでいただくと、風味や余韻をより楽しめるでしょう。
フルーティーですっきりさわやかな口当たり
自家農園で収穫した白系さつまいも「ジョイホワイト」でつくる、さわやかな香りと甘みが特徴の芋焼酎です。掘った芋はその日のうちに仕込み、3年間貯蔵熟成させるなど、素材や製法に独自のこだわりが見られます。
フルーティーで上品な風味とさらっとした清涼感で、飲みやすいのも魅力的なポイント。お湯割り、ロック、水割りなど飲み方を選びません。
※楽天・Yahooは6本セットです
黄金千貫のみでつくる全量芋焼酎
原料のみならず、麹にもさつまいもを用いた、こだわりの全量芋焼酎です。さつまいもは広大な南九州の大地で育った黄金千貫のみを使用しています。芋本来の甘い香りと、雑味がなくすっきりとした味わいが魅力です。
全量芋焼酎だからこそ引き出せた、芋のふくよかな甘みとまろやかな口当たりを、ぜひ堪能してみてください。
「芋焼酎」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 芋焼酎の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの芋焼酎の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
芋焼酎のおすすめランキングTOP10を発表!
ご紹介した商品のなかから、酒類に詳しいソムリエ・杉浦直樹さんがおすすめする芋焼酎ランキングを発表します!
【1位】佐藤酒造『黒麹仕込 佐藤』
【2位】国分酒造『いも麹 芋』
【3位】小正醸造『黄猿』
【4位】小鹿酒造『紅とんぼ』
【5位】喜多屋『紫芋尽空』
【6位】堤酒造『黄麹 むらさきいも』
【7位】小鹿酒造 『小鹿』
【8位】宝酒造『一刻者』
【9位】天星酒造『岳宝』
【10位】西酒造『薩摩宝山』
エキスパートからのメッセージ
はまるとクセになる! 個性的な芋焼酎の魅力
芋焼酎はその独特の香りや風味から、クセが強い、飲みにくいというイメージを持たれがちです。たしかに麦焼酎などに比べると個性が強いといえますが、一度はまるとその個性が強烈な魅力となりますし、醸造、蒸留技術の進んだ近年では、昔のような強烈なクセを持つものは少なくなっています。
また原料となる芋の種類や使用する麹の種類によって、バラエティに富んだ味わいが楽しめるのも、芋焼酎の魅力です。
焼酎に関するおすすめの記事はこちら
いろいろな芋焼酎を味わって
本記事では、芋焼酎の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。いかがでしたか?
麹や芋の種類、蒸留方法などの違いによって、バリエーション豊かな味わいが楽しめるのが芋焼酎の大きな魅力。各酒造メーカーからたくさんの銘柄が販売されているので、原料や製法にこだわって選び、飲みくらべを楽しむのもいいです。
贈りものとして芋焼酎を選ぶ場合は、相手がどういう味わいを好むのか事前にリサーチしておくと、よろこんでもらえる一本が見つかるはずです。自分用に、プレゼント用に、ぜひおいしい芋焼酎を見つけてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。 編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。 またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。