ラミー万年筆の選び方
ラミー万年筆は、デザイン性の高いおしゃれな商品が多く、どの商品にすればいいのか、どうやって選べばいいか分からない、という方も多いはず。今回は、ラミー万年筆を選ぶポイントを解説しつつ、おすすめ商品をご紹介します。ポイントは下記。
【1】用途やシーンに合ったシリーズから選ぼう
【2】毎年登場する限定商品もチェック
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途やシーンに合ったシリーズから選ぼう
ラミーの万年筆は、商品が「シリーズ」でカテゴライズされています。シリーズごとに素材や特徴に大きな違いがあるため、自分が使いたい環境や好みに合ったシリーズを見つけましょう。
いくつかのシリーズの特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼定番の「サファリシリーズ」は若者や初心者におすすめ
まず最初に外せないのが定番の「サファリシリーズ」。軽くて丈夫な樹脂製で、くぼみがあるのでペンが握りやすく、はじめて万年筆を使うという人におすすめです。ポップな色を含め、カラーバリエーションに富んでいるので、お気に入りの色がきっと見つかるでしょう。
ワイヤー製のクリップは厚手のジーンズ生地にも挟めるので、どんなファッションや環境にも対応可能。もちろん落ち着いた色のカラーもあり、年齢問わずおすすめできるシリーズです。
▼軽くて丈夫な「アルスターシリーズ」はビジネスに
「サファリシリーズ」の特徴はそのままに、ボディをアルミ製に変えたものが「アルスターシリーズ」。くぼみのあるグリップなどサファリの良さを引き継ぎつつ、ボディがやや太めで持ちやすくなっており、ビジネスシーンで使いやすいです。
ペン先がスチール製になっているので紙への引っかかりも少なく、なめらかでスピーディーな書き味を実現。グリップ部分が黒で、カラーバリエーションが全体的に落ち着いているのも特徴的です。
▼上品なデザインと良質な素材なら「ラミー2000」
凹凸の少ない洗練された曲線のデザインと素材へのこだわりが魅力の「ラミー2000シリーズ」。発売されてから40年以上の歴史を誇る商品です。
つや消し加工が施された樹脂や高級木材などで上品さを演出。ペン先はプラチナコーティングをした14金で、やわらかい書き心地が楽しめるのもうれしいところです。
▼「ステュディオシリーズ」はハイセンスで書きやすい!
2000シリーズと同様の美しいフォルムと90度にねじれたクリップがとてもおしゃれな「ステュディオシリーズ」。よりハイセンスな万年筆がほしいという人におすすめの商品です。
クリップは角度による光沢の変化を楽しむことができるのも魅力。ボリュームを感じさせるシルエットながら適度な重量感を持ち、スチール製とは思えない書き味のよさがあります。
▼カリグラフィーにぴったりの「ジョイシリーズ」
カリグラフィーとは、西洋や東洋で文字を美しく見せる手法のことで、日本でいう書道のようなもの。「ジョイシリーズ」はこのカリグラフィー専用の商品で、グリーティングカードや席札を書く際に使うのがおすすめです。
利用できるペン先はほかのカリグラフィーペンと比べるとやや細めで、繊細な表現を楽しめます。
▼キャップレスでペン先が乾かない「ダイアログシリーズ」
機能性を重視する方にはキャップレスタイプの「ダイアログシリーズ」がおすすめです。ツイストタイプで、ペン先をしまうときにはドーム型の蓋が閉まり、インクの乾きを防ぐことができます。
蓋をしないまま長時間放置してインクが乾いてしまったり、ペンケースのなかで蓋が外れてケースが汚れたりという事故を防ぐことができるのがうれしいところ。インクで汚れがちな万年筆をきれいに保つことができます。
【2】毎年登場する限定商品もチェック
ラミーでは毎年、いくつかのシリーズで限定カラーの商品を販売しています。日本やアジア限定発売のものなどもあり、定番商品とは一味違うデザインやカラーが楽しめるのでラミーファンは必見です。
次に紹介するおすすめ10選では2019年の限定商品もいくつか登場しますので、ぜひチェックしてくださいね!
エキスパートのアドバイス
限定色などファッションに合わせて選ぶ楽しみ方も
ラミーは、独特のデザイン・鮮烈な色合い・手頃な価格設定で、カジュアルに使う万年筆として、世界中で確固たる地位を築いてきました。そのタフさは、大型のクリップに象徴されています。これで、屋外でしっかりとポケットに収まって安心して使えるのです。
毎年、限定色が発売されるのも醍醐味のひとつです。是非、自分の季節のファッションに合わせたラミーで楽しんでくださいね。
ラミーの万年筆おすすめ10選
さまざまなシリーズがあるラミーのなかでおすすめ商品を紹介していきます。
クールに仕上げたオールステンレス
ラミー2000の特徴をそのままに、オールステンレスでクールに仕上げられた商品。硬質のステンレス素材をベルベットマット仕上げにしたクラシックモダンなデザインです。
クリップとペン先はプラチナコーティングを施されていて、全体にシャープな印象を与えてくれます。ステンレスのずっしりとした重みを感じたい方やクールなデザインが好みの方は要チェックですね。
パステルカラーの限定アイテム
2019年に発売されたサファリの限定モデルです。グリップなどのこまかい部分までパステルカラーで統一されているのが特徴。心はずむさわやかな色合いが楽しめます。
色はパウダーローズ・ミントグリーン・ブルーマカロンの3種類。スペシャルエディションでありながら、値段も通常のサファリと同じくお手ごろで買えるのも魅力的ですね。
ビジネスにおすすめの美しい色と使い心地
アルスターシリーズから発売されている深い青色が印象的な商品。グリップ部分は透明で、サファリ同様握りやすいようくぼみがついていています。ブルーのさわやかな印象を残しつつも、ビジネスでも使える色合いに仕上げられているのがポイントです。
大きなワイヤー式のクリップは厚手の生地のほか、ファイルや手帳にもしっかり挟むことができます。
日本限定復活! スタイリッシュモダンがすてき
日本限定で復刻されたアイテムです。真っ白なボディに黒いペン先やクリップで、アクセントのきいたおしゃれさを演出。
「ラミーといえばサファリ」といわれるほどの、プロダクトデザイン「サファリ」のディティールをベースにしています。年代を問わず使いやすい白と黒のモダンなカラーに、細部まで造形美を際立たせた商品です。
機能美を追求したスタイリッシュペン
ツイスト式でペン先を収納できる機能性の高さと、世界の著名なデザイナーが手掛けるデザイン性の高さを兼ね備えたダイアログシリーズの1本です。
ペン先はプラチナ加工を施された14金でできているため、金ならではのやわらかい書き心地を楽しむこともできます。光沢感を抑えたマットなブラックのボディはシックな雰囲気もありつつスタイリッシュです。
なかのインクでカラー変化を楽しめる!
スケルトンの名のとおり、なかの構造が見えるところが特徴。ラミーのインクは定番の黒はもちろん、ターコイズやレッドなどポップな色合いなど7種類で展開しており、インクのカートリッジを取り換えるだけでペンのカラー変化を楽しむことができます。
本体は機能美と外観の美しさを兼ね備えたサファリシリーズ。シンプルな形状で自由度の高いグリップ感を感じられるでしょう。
漆黒のマットボディの高級感が魅力
ステュディオをよりラグジュアリーにしたスペシャルな限定商品。耐久性を上げるコーティングがペン先・クリップ・天冠に施されているのが魅力です。
全体をマットなブラックに統一することで上品さをアップ。見た目の美しさを表現しながら、ライフスタイルに自然と寄りそうような使いやすさが特徴です。
マットな質感が上品で使いやすい
90度にねじれたグリップと洗練されたフォルムが高級感を漂わせる、ステュディオのブラックバージョン。マットな質感に仕上げられており、より上品な雰囲気になっています。
スチールであることを感じさせない書き味のよさが魅力のひとつ。会議などのビジネスシーンはもちろん、日常使いでも使いやすい一品です。
銀色のシャープなフォルムがかっこいい!
引っ張りに強い丈夫な素材であるグラファイトをイメージした銀色のフォルムが魅力のアルスター グラファイト。透明なグリップ部分と合わせて大人っぽいかっこよさを醸し出しています。
ボディはほかのアルスター同様アルミ製で、ボディもやや太めですが、銀のカラーがシャープな印象を与えてくれますね。ぜひビジネスシーンで使ってもらいたい一品です。
持ちやすさを重視したカリグラフィペン
ブラックカラーに、クリップ部分のレッドカラーがアクセントになったジョイのカリグラフィペン。サファリシリーズと同じくくぼみつきのグリップで、カリグラフィペンらしく大きめに作られているので、誰でも持ちやすいのがうれしいところです。
こちらの商品はすべて筆記幅サイズ1.1mmのものですが、1.1mm、1.5mm、1.9mmのすべてのペン先がついてくるセット商品もあります。どれくらいの太さがいいか迷っている方はこちらもぜひチェックしてみてください。
番外編|コンバーターとカートリッジも紹介
ラミーでは、インクを入れるアイテムとして「カートリッジ」と「コンバーター」があります。次にそれぞれのメリットとデメリットをご紹介しますので、自分の使いたいスタイルや環境では、どちらのタイプがいいか参考にしてくださいね。
取り換え不要でコスパ抜群!
コンバーターは、万年筆に直接取り付け、ペン先をインクに浸すことで内部にインクを吸引していきます。一度に吸い取れる量が多いため、かんたんにインクのカラーを変えることはできません。
カートリッジ式よりもインクの補充に手間がかかりますが、頻度は少なくて済みます。ビジネスシーンなど長時間万年筆を使う場面で活躍してくれる商品ですね。
気分に合わせて色を変えられる!
カートリッジ式では、インクの入ったカートリッジを万年筆の内部に差し込み、インクがなくなればかんたんに取り替えられます。
さまざまなカラーのインクカートリッジを用意しておけば、こまめにインクの色を変えることもできます。気軽に日常使いしたい人やカリグラフィーをしたい人におすすめです。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ラミー万年筆の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのラミー万年筆の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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ラミーの万年筆でステキな執筆ライフを!
ラミー万年筆を紹介しました。ラミーの商品はシリーズごとに特徴がありますので、使いたいシーンや好みに合わせて好きなシリーズを選ぶのがポイントです。ぜひこの記事を参考にあなたがほしいラミー万年筆をみつけてくださいね。
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