おすすめ商品の比較一覧表
生活スタイルに合わせて冷蔵庫のメーカーを選ぼう
新生活や買い替えのタイミングで、冷蔵庫を新調しようと考えている方へ。実は各メーカーそれぞれ、力を入れている機能がバラバラなのをご存知でしたか?
冷蔵庫選びは、サイズや要領、デザインだけでなく、自分の生活スタイルに合わせて購入するのと生活がグッと便利になるんです。
本記事では、「冷蔵庫のメーカー別の特徴がイマイチわからない」という人に向け、プロの家電販売員であるたろっささんに、日立、パナソニック、シャープ、三菱電機、東芝など、人気メーカー5社ごとの特徴やおすすめ商品を教えていただきました。ぜひ参考にしてくださいね。
冷蔵庫の人気メーカー別特徴
それでは、冷蔵庫の人気メーカーの基本的な違いを見ていきましょう。紹介するメーカーは下記の5社。
・日立
・三菱電機
・パナソニック
・東芝
・シャープ
上記の5社を抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【 日立 】の特徴 - 食材を長持ちさせる!
日立の場合、冷蔵庫の名前にもなっている非常に有名な「真空チルド」が最大の特徴です。
チルド室の空気を抜いて保存を行なうことにより、酸化を防いで食材の傷みを抑える働きをしています。また、野菜を炭酸ガスによって萎(しな)びるのを防ぐ「スリープ野菜室」など、全体的に食材を長持ちさせることが得意です。
ほかにも、乾燥をおさえて凍らない約-1℃の温度で肉や魚をおいしい状態で保存できる「特鮮氷温ルーム」や、置いておくだけでホームフリージングができる「デリシャス冷凍」など、食品保存に特化したいろいろな機能があります。
買いおきをすることが多く、賢く食材を消費したい方におすすめです。
【 三菱電機 】の特徴 - コンパクトなサイズと冷凍技術の高さ!
三菱はほかのメーカーに比べて断熱材の性能が高く、冷蔵庫の壁自体が薄めです。その分幅や奥行きがコンパクトになるため、狭いスペースでも大容量の冷蔵庫を入れることが可能。
また、-7℃という包丁が通る温度で食材を凍らせる「切れちゃう瞬冷凍」を搭載しているため、ハンバーグを作る予定だったのに挽き肉の解凍を忘れた……なんていうこともなくなります。
また、肉や魚の専用ルームで、凍らせず生のままおいしさが長持ちする「氷点下ストッカー」や水道水でもおいしい氷が作れる「まるごとクリーン清氷」、設定すると部屋別に電力をおさえたエコ運転になる「部屋別おまかせエコ」などの機能もそろっています。
限られたスペースに最大限の大きさのものを置きたい方向けの冷蔵庫です。
【 パナソニック 】の特徴ー食材の確認整理がしやすい!
パナソニックは全メーカーのなかで唯一、「トップユニット」と呼ばれる冷蔵庫を冷やすためのコンプレッサーを上部に配置する方式を取っています。下部に配置する方式に比べ野菜室と冷凍室が大きく100%全開にすることができるため、食材の確認や整理がしやすいのが大きな特徴です。
ほかにはエコナビを搭載しており、冷蔵庫の開閉が多い時間や生活リズムを段々と学習していき、利用が少ない時間は省エネ運転を行なうなど省エネ性も抜群。
業務用レベルと同じスピードで食材を急速冷凍する「はやうま冷凍」やすばやく食材を冷ます「はやうま冷却」など、時短に役立つ機能も搭載。モデルによって冷凍室が真ん中、野菜室が真ん中のラインナップあるので使い勝手によっても選べます。
冷凍室や野菜室をよく使う方にとくにおすすめです。
【 東芝 】の特徴 - 他の追随を許さない野菜室の利便性!
東芝は「VEGETA(ベジータ)」という名のとおり、野菜室に非常に強いこだわりがあります。野菜のみずみずしさを長時間キープしてくれる「摘みたて野菜室」や、ほかのメーカーと違って野菜室を真ん中に配置していたりと野菜の保存において非常に強力です。
また、両手がふさがっている場合などに活躍する「タッチオープン」がついていたりと、使う人目線での機能も多く含まれています。上と左右から照らすので明るく見やすい庫内や、野菜くずや泥をささっとはき出せるおそうじ口など、使いやすい機能もそろっています。
冷凍より野菜室を主に使用するご家庭におすすめ。
【 シャープ 】の特徴 - IoTと組み合わせた冷凍・冷蔵が便利!
中段右側にほぼ正方形の野菜室を配置した少し変わった形が特徴的な冷蔵庫です。野菜室が少し小さめな分、「メガフリーザー」という冷蔵庫下部の冷凍室が非常に大きくなっています。
さらにIoT連携機能がすぐれており、中に入っている食材などから晩御飯の献立を提案してくれたり、買い忘れを防止するための呼びかけを行なってくれたりと、多彩な会話を行なえます。
プラズマクラスターイオンが庫内に浮遊する菌を分解、除菌する「プラズマクラスター冷蔵室」、きれいな空気で食材のうるおいを守る「プラズマクラスターうるおいチルド」など、シャープのほかの商品と同じく冷蔵庫にもプラズマクラスターの機能が搭載されています。
冷凍室をよく使う方におすすめです。
メーカー別の特徴まとめ
【HITACHI(日立)】の特徴
肉や魚を長持ちさせる「真空チルド」を設置。また、新鮮スリープ野菜室をはじめ、全体的に食材を長持ちさせる冷蔵が得意。まとめ買いなど、買いおきをすることが多い層にピッタリ。
【Panasonic(パナソニック)】の特徴
全メーカー唯一の「トップユニット」を採用。食材の確認や整理がしやすい。また、生活リズムを学習するエコナビの搭載により、省エネ性も抜群。デザイン性も優れており、シンプルでおしゃれなキッチンを作ることができる。
【SHARP(シャープ)】の特徴
「メガフリーザー」を代表とする冷凍機能が充実。また、プラズマクラスターにより除菌しながら素材を新鮮に保つことができ、冷蔵環境も清潔に保つことができます。また、IoT連携機能による献立の提案や買い物リストの呼びかけなどの技術も魅力。
【MITSUBISHI ELECTRIC(三菱電機)】の特徴
冷蔵庫の壁が薄いため、狭いスペースでもコンパクトに大容量を収納可能。また、包丁が切れる食材冷凍「切れちゃう瞬冷凍」といった、家事をラクにする機能も搭載している。キッチンに立つ人の生活様式やラクさを考えた便利な性能・機能が多い。
【TOSHIBA(東芝)】の特徴
代表的な「VEGETA(ベジータ)」や「摘みたて野菜室」といった機能をはじめ、野菜に非常に強いこだわりと特徴がある。野菜のみずみずしさを長時間キープさせるなど、野菜の保存において非常に考え抜かれた技術が集約されている。
プロの家電販売員のアドバイス
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
必ず搬入経路を確認しよう!
冷蔵庫を購入する際、設置する場所の寸法も非常に大事なのですが、それ以上に大事なのが搬入するための経路。玄関や通路の広さなどはもちろん、2Fに設置する場合は搬入をするために内階段を通らないといけないケースもあります。そうなると幅だけでなく、高さが合わずに入らないと断念しなければいけない場合も。
2Fのベランダへクレーンなどで搬入する方法もありますが、搬入だけで莫大な料金がかかってしまうことになります。そうならないためにも家の広さに自信がない場合はしっかりと確認を行なったり、場合によっては家電量販店などに設置搬入の見積もりを取るようにしましょう。
人気メーカー4社のおすすめ冷蔵庫はコレ!
上記で紹介したメーカー別冷蔵庫のポイントをふまえて、プロの家電販売員・たろっささんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。
「子供がいつでも食べられるよう冷凍食品を常備している」「新鮮な肉や魚を家族に食べてほしい」「健康のために野菜中心の生活を心がけている」など、それぞれの生活スタイルにあわせてメーカーを選んでみてくださいね!
【 日立 】のおすすめ冷蔵庫

HITACHI(日立製作所)『真空チルド(R-XG48K)』

出典:Amazon
HITACHI(日立グローバルライフソリューションズ)『R-HX60N』

出典:Amazon
【 パナソニック 】のおすすめ冷蔵庫

Panasonic(パナソニック)『パーシャル搭載 冷蔵庫(NR-F555HPX)』

出典:Amazon
微凍結パーシャルで作り置き長持ち
パナソニックの大容量550Lの冷蔵庫です。トップユニット方式を採用したワンダフルオープンと呼ばれる開閉方式により、とにかく冷凍室と野菜室の整理のしやすさが段違い。また、肉類・魚介類の保存に適しているパーシャル(パーシャルフリージング)室ではおよそ-3℃という絶妙な温度で凍結食品を保存するため、冷凍よりも格段に調理しやすい状態で生ものもおよそ1週間保存をすることが可能です。
設定いらずで生活リズムや収納量に合わせてきめこまかい節電運転を行なうエコナビもしっかり搭載されており、電気代の心配も少ないのが非常に大きなメリット。作りおきや冷凍が多い共働きのご家庭にピッタリな冷蔵庫になっています。
Panasonic(パナソニック)『NR-F656WPX』

出典:Amazon
Panasonic(パナソニック)『NR-F556HPX』

出典:Amazon
【 三菱電機 】のおすすめ冷蔵庫

MITSUBISHI ELECTRIC(三菱電機)『置けるスマート大容量(MR-B46E)』

出典:Amazon
MITSUBISHI ELECTRIC(三菱電機)『MR-WX70E』

出典:Amazon
【 東芝 】のおすすめ冷蔵庫

TOSHIBA(東芝)『VEGETA(GR-R460FK)』

出典:Amazon
TOSHIBA(東芝)『VEGETA (GR-S600FZ)』

出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 冷蔵庫の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの冷蔵庫の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】家族の人数にあわせて冷蔵庫を選ぶ場合はこちら
生活スタイルに合った冷蔵庫選びを
冷蔵庫には、冷凍や冷蔵、野菜室、デザインなど、メーカー別でさまざまな特徴があることは押さえられましたか?
野菜中心の生活なのか、買い溜めする生活なのか、お肉中心の生活なのか、冷凍食品がたくさんあるのかなど、自分がどんな生活スタイルかを考えると、選びたい冷蔵庫が決まってくると思います。
もちろん、冷蔵庫の基本的な選び方について押さえておくことも大切なので、下記に選び方の基礎知識が書かれた記事のリンクも貼りますのでぜひ確認してみてくださいね。これらを押さえて、ぜひ自分にピッタリの冷蔵庫を選んでください!
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。