東芝の冷蔵庫の特徴
東芝冷蔵庫の大きな特徴は野菜室。「VEGETA(ベジータ)」の名称で有名で、野菜のみずみずしさを長時間キープしてくれる「摘みたて野菜室」をはじめ、非常に強いこだわりを持って製造されています。
また、取り出しやすいよう野菜室を真ん中に配置したり、両手がふさがっているときに便利な「タッチオープン機能など、使う人目線で考えられた設計が魅力です。
東芝の冷蔵庫の選び方
それでは、東芝冷蔵庫の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】シリーズ
【2】容量・サイズ
【3】設置スペースと搬入経路
【4】ドアの開く方向
【5】野菜室の機能
【6】東芝独自のチルド機能
【7】省エネ基準達成率
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】シリーズで選ぶ
東芝の冷蔵庫はいくつかのシリーズがラインナップされています。それぞれの特徴をチェックしておきましょう。
FZ・GZシリーズ|野菜室・チルド室の性能に注目!
野菜室やチルド室など、野菜や肉の鮮度をキープする性能を重視するならFZシリーズやGZシリーズがおすすめです。
湿度を95%以上に保って野菜のうるおいを保つ「もっとうるおう 摘みたて野菜室」、冷凍せずに薄い氷の膜で肉や魚をフレッシュに保存する「氷結晶チルド」、冷蔵室の湿度を調整して食材の鮮度を保つ「うるおい冷蔵室」などを搭載。
また、自宅の無線LANに繋げば、ライフスタイルに合わせた運転プランで省エネを実現。スマートフォンに「IOLIFE」というアプリをダウンロードすれば、食材管理やレシピ検索ができます。
日々の家事負担を軽減してサポートする、高性能でスマートな冷蔵庫をお探しなら、FZシリーズやGZシリーズをチェックしてみてくださいね。
FHシリーズ|コスパのいい大容量タイプなら!
家族が多く、たっぷり食材を保存したい方にはFHシリーズがおすすめ。
「うるおい冷蔵室」や「新鮮 摘みたて野菜室」など、食材の鮮度を保つ東芝独自の機能を搭載したスタンダードなモデル。
大容量ながら、FZ・GZシリーズよりも価格を抑えているため、リーズナブルに購入できるのも特徴です。
GXH|省スペースで使えるスリム設計
キッチンのスペースが限られているなら、GXHのモデルがおすすめ。411Lと大容量ながら、マンションサイズと言われる幅60cmに抑えたスリムな設計が特徴です。
もちろん、「うるおいラップ野菜室」や食材をスピーディーに冷凍する「一気冷凍」など、鮮度に注目した機能も充実しています。
省スペースで使える大容量モデルをお探しなら、GXHモデルをチェック!
SV・SC・BSシリーズ|シンプル×スタンダード
容量400L以下でリーズナブルなモデルをお探しなら、SVシリーズ、SCシリーズ、BSシリーズがおすすめです。
コンパクトながらまとめ買いにも対応した「3段冷凍室」や嫌なニオイを抑える「Ag+低温触媒除菌・脱臭」など機能は充実。
一人暮らしなら、特にBSシリーズがおすすめ。170Lや約150Lと一人分にはちょうどいい容量で、幅50cm以下とスリムなのが特徴です。
【2】容量・サイズをチェック

Photo by マイナビおすすめナビ
一般的に必要な冷蔵庫の容量は「70L×家族の人数+170L」とされています。4人家族なら、450L、6人家族なら590Lとなる計算です。冷蔵庫の場合、容量が大きくなったからといって消費電力が上がるわけではないので、容量に余裕があって困ることはありません。
ただし、どれだけ大きな冷蔵庫が使えるかは設置スペースによって制限されます。いわゆるマンションサイズとされるのは、横幅60cm。もちろん、住宅によって異なりますので、必ず測ってください。また、階段や廊下など、搬入経路も購入前にチェックしておきましょう。
【3】設置スペースと搬入経路をチェック
「空いたスペースに冷蔵庫がぴったり収まる!」と、ぎりぎりのサイズを選ばないように注意しましょう。冷蔵庫のサイズにプラスして上部や側面に設置スペースが必要になります。
必要な設置スペースのサイズは、商品の販売ページなどに記載されているのでチェックしてくださいね。
また、設置スペースと合わせて、玄関・階段・廊下など搬入経路も購入前にチェックしておきましょう。搬入経路は、商品のサイズ+10cmの広さが必要とされています。
【4】ドアの開く方向もチェック!

Photo by マイナビおすすめナビ
左右どちら側が壁になるかに合わせて、ドアの開き方を選びましょう。壁側に扉が開く仕様だと物が取りやすくなります。
また、中心から両側に開く観音開き(フレンチドア)も人気です。ドアの幅も狭くなるので、手前側のスペースが限られていても開閉しやすいのが特徴です。
使い勝手に大きく左右するポイントですので、購入前に必ずチェックしてくださいね。
【5】野菜室の機能をチェック
『VEGETA(ベジータ)』という名の通り、東芝の冷蔵庫は野菜室に力を入れています。従来、多くの冷蔵庫は一番下に野菜室を配置していましたが、VEGETAには冷凍室の上に配置した「真ん中野菜室」を採用しています。料理では野菜を頻繁に出し入れするため、野菜室が中段にあることで屈んだりする体への負担が軽減されます。
また、野菜は傷みやすいものも多いので、鮮度を保つ機能にも注目です。「もっと潤う摘み立て野菜室」を搭載したモデルでは、庫内を循環する冷気から水分だけを取り出して1日20回以上も野菜室に送り込み、野菜のみずみずしさを保つことができます。
さらに新製品ではプラチナ触媒により、野菜を劣化させるエチレンガスを分解する機能も備えています。
【6】東芝独自のチルド機能をチェック
冷蔵庫でとりわけ進化しているのがチルド機能です。買ってきた肉や魚をなんとなく入れている方も多いですが、食材の鮮度維持や調理の効率に大きく貢献する機能なので、ぜひチェックしてみてください。
「VEGETA(ベジータ)」の最上位モデルFZシリーズには、「RuRuRuチルド」として用途によって使い分けられる3種類のチルドモードが用意されています。
「低温チルドモード」:細菌の活動を抑え、食材の腐敗を抑制する-1℃前後に保つモードで、肉なら約7日間、鮮魚は約5日間、お刺身は約3日間、鮮度をキープ。
「速鮮チルドモード」:ぎりぎり凍らない-4℃前後のうるおい冷気を送り込み、鮮度と食感、風味を保ちます。
「解凍モード」:冷凍食材を-7℃にすることで、包丁で切れる硬さにします。
【7】省エネ基準達成率をチェック!
電気代を節約してエコに使いたいなら、商品のスペックに記載されている年間消費電力量や省エネ性能もチェックしたいポイント。省エネ基準達成率は、前年で一番省エネだったモデルを100%として計算されています。そのため、新しく買う時は100%以上のものを選ぶといいです。
なお、東芝の冷蔵庫は、センサーで扉の開閉頻度などを認識して電気の無駄使いを減らす自動運転に加え、オプションで設定できるecoモードを搭載しています。
>> エキスパートからのアドバイス
最新の冷蔵庫にして食材ロス削減!
ひと昔前まで、冷蔵庫は省エネ性能で選ばれることが多かった傾向です。しかし、ここ10年くらいは省エネ性能に際立った進化はなく、節電目的で買い替えるメリットは少なくなりました。
その代わりに進化したのは、肉や魚、野菜といった生鮮食料品の鮮度を長くキープするための機能です。最新のチルドルームや野菜室を使うことで食材ロスを減らせるので、ご家庭によっては節電以上の経済的メリットも得られるのではないでしょうか。
東芝の冷蔵庫おすすめ11選
それでは早速、東芝の冷蔵庫のおすすめ商品を紹介します。
▼おすすめ3選|500L以上(5人以上の大家族)
家族が多い方におすすめの大型冷蔵庫をご紹介します。
▼おすすめ5選|400~500L(3~4人家族)
ファミリー向けの冷蔵庫をご紹介します。
スリムなのに大容量!
411Lとたっぷりの容量でありながら、幅60cmのスリムなデザインが特徴の「GR-U41GXH」。
「うるおいラップ野菜室」や「一気冷凍」など、食材の鮮度を守りながら保存する機能も充実しています。
また、両手が使えない状態でもタッチでドアを開けられる「タッチオープン」やスライド式の棚など、使い勝手にもこだわりが詰まった設計です。
野菜をフレッシュに保つ高性能モデル
3人~4人家族にぴったりな容量461L。観音開きタイプなので、中身が見やすく取りやすいのも魅力です。
「もっと潤う摘みたて野菜室」に「氷結晶チルド」など、鮮度を守って美味しさを保つ機能が充実しています。
さらに、「IoLIFE」アプリを使えば毎日の食材管理もラクラク。AIが生活スタイルに合わせて省エネで運転してくれるなど、エコでスマートに使えるのもポイントです。
スマート大容量タイプのGZシリーズ
内容積465Lと大容量の冷蔵庫です。同じGZシリーズで内容積501Lのモデルもあります。USBポートを搭載しているためスマートフォンとつなぐことで給電したり、音楽を聴きながら料理したりできます。
うるおい冷気で乾燥を防ぎ風味と食感をキープしてくれる「うるおい冷蔵室」、約1週間野菜が摘みたてのような状態を保つ「もっと潤う摘みたて野菜室」を搭載しています。
▼おすすめ1選|200~400L(新婚・ふたり暮らし)
同棲カップルや新婚夫婦など、ふたり暮らしの方におすすめの冷蔵庫をご紹介します。
▼おすすめ1選|150~200L(自炊派の一人暮らし)
自炊をする一人暮らしの方におすすめの冷蔵庫をご紹介します。
1人暮らしにちょうどいい2ドア冷蔵庫
コンパクトサイズながら、しっかりとさまざまな食品を整理して収納できる1人暮らしにぴったりなサイズ感の冷蔵庫です。
本体サイズが場所を取らないだけでなく、上部には耐熱テーブルボードを採用することによって、冷蔵庫の上にオーブンレンジを置いて使用することも可能。家電の置き場所が限られているという方にも嬉しい設計です。
▼おすすめ1選|150L以下(一人暮らし or ベッドサイド用)
続いて、必要最低限の食材を収納できるコンパクトな冷蔵庫をお探しの方におすすめの冷蔵庫をご紹介します。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 東芝 冷蔵庫の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの東芝 冷蔵庫の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】容量別に冷蔵庫をチェック
まとめ
この記事では、東芝の冷蔵庫の特徴やおすすめ商品、そして選び方をご紹介しました。商品を選ぶ際は、下記の3つのポイントを押さえておきましょう。
【1】容量・サイズ
【2】チルド機能
【3】野菜室の機能
上記のポイントを押さえることで、より生活に合う東芝の冷蔵庫を選べるはずです。
東芝の冷蔵庫は、特に野菜室にこだわりを持ったメーカー。野菜室の高さや保冷能力など、他メーカーに引けを取らない強さがあります。冷蔵庫はどんな料理・食事をするかで大きく選び方が変わります。もし新鮮な野菜を食べたいなら一番おすすめです。ぜひ本記事を参考に、生活に合うピッタリの商品を見つけてくださいね。
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ライター、コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。 現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。著書に「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)など。