一人暮らしや二人暮らしにぴったりのサイズは?
一人暮らしや二人暮らしに合う冷蔵庫のサイズは、生活スタイルによっても異なってきます。ここでは200L以下の冷蔵庫をメインに、その特徴をご紹介していきますので、ぜひ購入前の参考にしてみてください。
●100〜150L|自炊しない人向け
100〜150Lの冷蔵庫は、ワンルームでも設置しやすいサイズです。高さがないため圧迫感がなく、冷蔵庫上のスペースも活用しやすいでしょう。
ただ冷凍室が狭いものが多く容量自体も少なめですので、自炊が多い方は物足りなく感じてしまうかもしれません。逆にあまり自炊しないという方には満足できるサイズ感でしょう。また大きい冷蔵庫ではないものの、ドアポケットにはしっかり2Lサイズのペットボトルが入るように設計されているものが多く、使い勝手は悪くありません。
●150〜200L|たまに自炊する人向け
150〜200Lの冷蔵庫は、ドアポケットが2段になっているデザインが多く、自炊を週何回かはしたいという人に向いています。また100〜150Lの冷蔵庫よりも、冷凍室が広くなっているため、冷凍食品や食材の冷凍がしやすいです。
デザインや機能も豊富なため、自分の求める機能付きの冷蔵庫を探してみてもいいでしょう。耐熱性トップテーブルや自動霜降り機能付きなど、便利なモデルも出ていますよ。
●200L以上|家で食事することが多い人向け
200L以上の冷蔵庫だと、ドアポケットが3段になっているものが主流で、ひとり暮らしや二人暮らしの場合でも容量に余裕があります。そのため、毎日自炊する場合にもピッタリでしょう。200L以上のサイズがあると、収納力が高いので食材を買い込めますよ。
またバリエーション豊かで機能付きのモデルも多く、チルド室や自動製氷機能などが備わった商品も出ています。
●100L未満|ミニ冷蔵庫
ミニ冷蔵庫とも言われる100L未満の冷蔵庫は、コンパクトなので、ちょっとしたスペースがあれば設置しやすいです。ただメインで使うよりも、セカンド的な役割として導入を勧めたいサイズ。
飲み物入れやちょっとした食材などを入れておくのには、ちょうどいいぐらい。50Lぐらいの小さな冷蔵庫でも、飲み物だけならじゅうぶんです。ただ自宅で料理をしたり、冷凍室の活用を考えたりしている場合は、100L以上の冷蔵庫を検討してみてくださいね。
200L前後の冷蔵庫の選び方
生活スタイルに合わせたサイズを説明したところで、ここからは、200L前後の冷蔵庫の基本的な選び方を紹介していきます。ポイントは下記の5つ。
【1】設置スペース
【2】扉が開く方向
【3】野菜室
【4】消費電力
【5】その他の便利機能
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】設置スペースをチェック
本体サイズが設置スペースに合っているか否かが第一の条件。そのうえで定格内容積が高い製品を選んだほうが、食品をたっぷり保存できます。
冷凍・冷蔵容量の配分が日ごろ買い物する食品の内容に適したもので、ルームのレイアウトや棚などの設計が整理しやすく、自身にとって使いやすいと思えるものを選択しましょう。
設置する際には、放熱スペースの確保も忘れずに。メーカーによっても異なりますが、壁との間には0.5cm以上、天井との間には5cm以上のスペースを確認してください。
(★)冷蔵庫上の耐熱・耐荷重量も確認
冷蔵庫上の天板が使えると、キッチンまわりがスッキリします。耐熱温度や耐荷重量が決められている商品もありますので、置いても問題ない冷蔵庫の上には、電子レンジやトースターなどを設置すると、スペースの有効利用ができていいでしょう。
【2】扉が開く方向をチェック
冷蔵庫は扉を開ける方向を選べます。置く場所によって右開きや左開きなど、開けやすい方向を選んでください。また両開き、観音開きなどもあるので、それぞれの特徴について説明しましょう。
●右開き・左開きタイプ
冷蔵庫の扉で一般的なのは右開き・左開きのタイプです。キッチンの置き場所によって右か左を選びます。料理をしているとき、冷蔵庫の扉の開けやすさはとても重要。料理がはかどるように、開けやすい方向を選んでください。
また、料理をする方の利き手によってもドアの開けやすさは変わります。さらに生活動線も考えて選ぶ必要があるでしょう。
●両開きタイプ
両開きタイプの冷蔵庫は、左右どちらからでも扉を開けられます。設置場所や利き手にとらわれずに開けられるのがメリット。利き手の違う家族がいる場合に便利です。
また引っ越しが多い家庭にもうってつけでしょう。引っ越し先の配置の向きなどに悩むことなく冷蔵庫を設置できるので、狭いキッチンでもスムーズにドアを開けられます。
●観音開きタイプ
観音開きタイプはフレンチドアとも呼ばれます。真ん中から左右に開くので、ドアが2枚になっているタイプ。1枚ドアよりもドア幅が狭いので、動線をふさがずに設置できるのがポイントです。狭いキッチンに向いています。
観音開きのドアは200Lの冷蔵庫ではモデルが少ないので、どうしても観音開きタイプがほしい方は容量の大きいモデルを探してみてください。
【3】野菜室をチェック
野菜やフルーツなどをよく食す人は、野菜室のある冷蔵庫がいいでしょう。冷蔵庫にそのまま入れてしまうと、冷気があたり野菜などが乾燥しやすくなっています。長くおいしく食べるためには、乾燥しないように工夫が施された野菜室にいれることが重要です。
野菜室は冷気が直接あたらないようになっていたり、水分などを含んだ冷気が出ていたりするので、野菜・果物が日持ちします。
【4】消費電力をチェック
家庭のなかでも24時間365日稼働している冷蔵庫はランニングコストが必要な家電です。
200L以下の冷蔵庫は機能ではあまり差がないため、消費電力の違いに注目を。わずかな違いのように思えても、年を通せばそれなりの違いになります。目安となるのは、仕様表の定格消費電力と年間消費電力の数値。大きくは違わないものの、少しでも低いほうが月々の電気代を抑えることができます。
また、静音性にも注目してください。容量からいって、ひとり暮らしの方が使用するケースが多いかと思いますが、ワンルームにうるさい冷蔵庫があるととても暮らしにくくなります。
【5】その他の便利機能をチェック
ここでは、あると便利な機能などをご紹介します。こちらもしっかりチェックしてくださいね。
●自動霜取り機能
コンパクトな冷蔵庫は、冷却機でなかを直接冷やすため、霜がつきやすくなります。この霜がついてしまうと、冷蔵庫の機能が落ちてしまいますので、定期的に掃除をする必要があります。しかし自動霜取り機能付きのものだと、その手間がはぶけてお手入れがラクになります。
●JIS規格も参考にしながら、必要な機能を選択
一般的に、大容量クラスの製品に比べると、200L以下の冷蔵庫では高度な機能や多機能性を求めることはできません。複数の候補で迷った場合には、搭載している機能を比較しましょう。
たとえば、製氷室やチルド室の有無、自動霜取り機能などが代表的です。冷凍室では性能を表す『スター表示』(※)も目安に。マークが多いほど高性能になります。
(※)冷凍能力を示す、JISの規格。星(スター)が多いほど、冷凍能力が高い。
冷蔵庫の人気メーカー・ブランド
200Lの冷蔵庫はいろいろなメーカーのものがあります。ここでは主な3つのメーカーについてご紹介いたします。
使いやすい「シャープ(SHARP)」
シャープの冷蔵庫は、ドアの開け閉めに工夫を施したモデルで知られています。左右のどちらからでも開けられる「どっちもドア」は、食品の出し入れしやすいモデル。
また身長が低い方に合わせたローウエスト設計を採用して、使いやすいモデルを目指しています。注目なのが「プラズマクラスター」技術で庫内の空気をクリーンに保ち、冷凍食品をストックしやすい「メガフリーザー」などのモデルもあります。
冷却技術の「三菱電機(MITSUBISHI)」
三菱の冷蔵庫の特徴は、過冷却技術です。マイナス温度でも凍らないようにする技術で、これによって解凍を必要としないで調理ができます。料理の時短に貢献します。
「氷点下ストッカー」機能のモデルもあり、チルドや冷凍室よりも低い温度で保存できるので一般的な冷蔵庫よりも長い期間鮮度を保てます。
エコナビ機能の「パナソニック(Panasonic)」
パナソニックは小型から大型まで冷蔵庫のラインナップが豊富です。「エコナビ」機能が搭載された製品が、自動節電で電気代を抑える仕様になっています。
特徴は中段に野菜室があることです。キャベツなどの大型の野菜を保存したり取り出したりしやすく、使い勝手にすぐれた冷蔵庫。モデルが豊富なので、設置スペースに適したものを選べます。
冷蔵庫のおすすめモデル
それでは、おすすめの小型テレビをご紹介いたします。
▼おすすめ3選|100L〜150L
▼おすすめ3選|150L〜200L
▼おすすめ5選|200L〜
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめ3選|100L〜150L
ご紹介した際の選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。まずは、100L〜150Lの冷蔵庫です。機能や容量のほか、おしゃれなデザインの冷蔵庫などをご紹介していますので、ぜひ冷蔵庫選びの参考にしてみてください。
▼おすすめ4選|150L〜200L
続いては、150L〜200Lの冷蔵庫です。こちらもぜひ確認してください。
高性能&大容量のフリーザーを搭載
定格内容積173L(冷蔵室119L、冷凍室54L)の2ドアタイプの冷凍冷蔵庫。
冷凍室は3段に分かれている「区っ切り棚冷凍室」を採用し、整理整頓しやすいのが特徴。3段ともに透明の棚で、内部の食材も見やすく取り出しもしやすいです。ドアポケットには2Lペットボトルを3本収納可能なところもうれしいですね。
冷蔵室内は高さ調整が可能な棚を採用するなど、洗練されたシンプルなデザインでありながら、200L以下の製品としては実用的な機能も豊富。フリーザー性能も平均冷凍負荷温度-18℃以下、冷凍食品保存期間の目安が約3カ月、100Lあたり4.5kg以上の食品を24時間以内に-18℃以下に凍結できる性能をもつ、最高レベルのスター表示で「フォースター(四つ星)」を獲得しています。
容量もしっかりありますので、あまりお料理をしない、子どものいない共働き夫婦であればこれでじゅうぶんではないでしょうか?
▼おすすめ5選|200L以上
最後は、少し大きめの200L以上の冷蔵庫です。こちらもぜひ参考にしてください。
SHARP(シャープ)『冷蔵庫(SJ-D23J)』
AQUA(アクア)『冷蔵庫(AQR-20M)』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 200L以下 冷蔵庫の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの200L以下 冷蔵庫の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
冷蔵庫の処分方法や寿命はどのくらい?
「新しい冷蔵庫を購入したので古い冷蔵庫を処分したい!」「冷蔵庫を買い替えるタイミングはいつ?」などと思っている方もいるのではないでしょうか。
そんなときは以下の記事も合わせてチェックしてみてください!冷蔵庫の処分方法や寿命、買い替えのタイミングについて解説しています!
【関連記事】冷蔵庫のおすすめ記事
設置イメージをしっかりもとう
本記事では、200Lの冷蔵庫について、基礎知識や選び方そしておすすめ商品を紹介しましたがいかがでしたか?
商品を選ぶ際は、設置スペースを確認したのち、扉が開く方向や野菜室、消費電力などをしっかりとチェックすることで、必要な冷蔵庫の機能を抑えることができます。実際に購入するとなった場合は、ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店に行ってみるのも一つの選択肢です。
冷蔵庫は、キッチンの中でも大部分を占める家電です。毎日使うからこそ、選ぶポイントをしっかりチェックすることで、快適な生活が叶えられるはずです。新生活を迎える際や、冷蔵庫の買い替えを検討している際、ぜひ本記事を参考に、満足のいく冷蔵庫を選んでくださいね。
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