冷蔵庫の買い替えタイミングって?
生活に不可欠な冷蔵庫。いざ買い換えるとなると、そのタイミングは難しいもの。早すぎると「まだ使えるのにもったいない」気もしますし、遅すぎても「故障して、野菜やお肉を保存できない」といったことになりかねません。冷蔵庫の最適な買い替えタイミングの目安はおおよそ以下2つです。
●冷蔵庫の寿命が近いとき
●冷蔵庫が安く購入できるとき
上記の2つのバランスを取りながら買い替えると、お得に満足のいく買い替えが可能です。本記事では、「冷蔵庫を買い替えたいけど、タイミングや選び方が分からない」という方に向け、家電ライターの秋葉けんたさん監修のもと、冷蔵庫の買い替えについての情報をお伝えします。冷蔵庫の寿命や安く購入できる時期、冷蔵庫選びで大切なポイントなどを解説しますので参考にしてください。
冷蔵庫の買い替え時に大切なポイント
生活家電に欠かせない「冷蔵庫」。購入する際のチェックすべき点はわかりますか?この記事では、冷蔵庫の買い替え時に大切なポイントをご紹介します。ポイントは下記の4つ。
【1】冷蔵庫の寿命は5つのサイン
【2】お得に安く購入できる時期
【3】今の冷蔵庫とスペック比較
【4】処分のことも考える
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に冷蔵庫の買い替えができるはずです!一つひとつ解説していきます。
【1】冷蔵庫の寿命は5つのサインで分かる
冷蔵庫の寿命が近くなってきているかどうかは、いくつかのサインで見分けることができます。その目安となるサインは以下の通り。
a)稼働音とは思えない変な音が聞こえる
b)長時間冷蔵したのに食材が冷えない・冷えにムラがある
c)氷が固まらない、アイスが溶ける
d)水漏れするときがある
e)購入から10年経っている
上記は、年数の経過により、冷蔵庫のコンプレッサーが劣化したことで生じる現象です。コンプレッサーとは冷蔵庫内を冷やすために必要な心臓部分です。ここが劣化することで、庫内を冷やすための温度調節ができなくなります。温度調節ができなくなると、冷蔵庫内を冷やせなくなるだけでなく、余計に電力も使用してしまうため不経済にもなります。この劣化が起きるのが、冷蔵庫の寿命とよく言われる10年前後とされています。上記のどれかに該当する場合は、買い替えを考え始めましょう。
買い替えの合言葉は「変な音・冷えない・10年」
冷蔵庫は生活に必要不可欠な家電です。もし冷蔵庫が数日間使えない場合、外食ばかりになってしまい食費が激増したうえで、生活レベルがガクンと落ちかねません。そのような惨事を避けるには、冷蔵庫が動かなくなる前に買い換えるのがいいでしょう。
とはいえ、故障もしていない冷蔵庫を買い換えるのは、正直もったいないことです。冷蔵庫の買い換えサインを見極めることで、適切な時期に冷蔵庫を買い換えることができます。たとえば、変な音がする、あまり冷えなくなった、氷が作れないなどは買い換えサイン。また、10年を超えた冷蔵庫も買い換え時期にきています。
【2】お得に安く購入できる時期ってあるの?
実際に冷蔵庫の購入に踏み切るには、1年間でどのタイミングがいいのでしょうか。これは「とにかく安く購入する」か「新機種の冷蔵庫を買う」かの2パターンに分かれます。
安く購入する場合は7月か2月がベスト
安く購入する場合は7月か2月がベスト冷蔵庫が安くなる時期は1年間で主に2つあります。
●1つは新機種の発売前の7月です。
新機種が主に発表・発売されるのは9月の半ばからです。そのため、家電量販店や通販サイトなどでは、在庫処分もかねて安売りセールの開催や割引価格での販売が加速します。一見すると型落ちに見えますが、セール品には去年発売された、つまり去年新機種だったものも多く含まれます。そのため、新機種でなくてもいいという方は7月、長引いて8月などの購入でも十分お得と言えるでしょう。
●2つ目は新生活準備のための2月です。
新社会人・新大学生の一人暮らしや人事異動による単身赴任など、4月は様々なスタートの年でもあります。それに合わせて、販売セールが2月から加速します。この時期は冷蔵庫だけでなく、洗濯機をはじめとした家電製品のセールも同時に開催されます。購入できる機種は7月と比べて限られますが、それでもお得な商品は多数存在します。ぜひチェックしてみてください。
新機種を購入する場合は9月がベスト
各メーカーの新商品開発競争の折、新機能が追加された商品発表・発売のスタートは9月の半ばとなっています。そのため、各メーカーの新作を新鮮な状態で見られます。安さではなく、とにかく新しい機能、便利な機能が欲しいという方は、9月半ばから10月に合わせて購入することをおすすめします。
【3】今の冷蔵庫とスペックを比較しておこう
では、実際に買い替える際は、冷蔵庫のどんな部分をポイントに選べばいいのでしょうか。一番大切なのは、今の冷蔵庫で不満だと感じている部分や足りていないと感じる機能を解決できるようにすることです。チェックポイントは下記のようなものがあります。
●冷蔵庫の容量は足りているか?
「買いだめするとき、いつも冷蔵庫がいっぱいになってしまう」という方は、今よりも大きめの容量の冷蔵庫を購入する方がいいでしょう。
●ドアの開き方は今のままで大丈夫か?
「今は右開きだが、冷蔵庫の設置面に壁やドアがあって開きにくい」という方は、左開き、もしくは両開きなどの購入も検討した方がいいでしょう。
●野菜室・冷凍室へはラクに食材を入れられているか?
「毎回、野菜を入れる際にしゃがむため、足腰が疲れる」という方は、中段に野菜室がある機種の方がいいでしょう。
●あったらいいなと思う機能はあるか?
「冷凍食品を買い置きするため、冷凍室にこだわりたい」「食材の鮮度を保ちたい」など、前までは築かなかった機能などに注目し、ライフスタイルに合わせて新機能が付いた機種を購入する方がいいでしょう。
もちろん、上記は一例ですが、現状の冷蔵庫よりもはるかに使いやすく、そして買い替えをより満足いくものにするため、手間は掛かりますがしっかりと確認しましょう。
搬入経路を考えてサイズは測っておこう
冷蔵庫を買い換える際に、冷蔵庫のスペックや機能に着目しがち。しかし、それよりも重要なのは「搬入」できるかどうか。冷蔵庫の設置スペースはもちろん、廊下や扉、階段といった搬入経路のチェックも不可欠です。
メジャーなどを使い、必要な幅が確保されているか確認しましょう。搬入できるサイズが確認できたら、容量や機能などを選んでいくといいでしょう。
【4】処分のことも考えるとスムーズ
購入を決める際、最後に大切になるのは今まで使用していた冷蔵庫の処分です。処分の方法としては大きく2パターンあります。
購入店舗を通じて、リサイクルに出す
別途リサイクル料を支払うことで、購入した店舗に引き取ってもらう方法です。おそらく、この方法が一般的ではないでしょうか。
冷蔵庫などの白物家電は法律により粗大ごみとして廃棄することは禁止されており、材料や部品などをリサイクルしなければなりません。これを(※)家電リサイクル法と呼びます。そのため、料金も別途で掛かり、しかも、メーカーや商品の品番によっても変わってきます。ちなみに運搬料も別で掛かります。一番ラクな方法ですが、別途コストが掛かるのがネックです。
(※)参考:家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)/経済産業省 公式HPより
個人的に指定引取所に出しにいく
この方法や軽トラなどの運搬車が必要になり、手間が掛かりますが、運搬料が掛からないため、上記の方法よりも多少コストを抑えられます。流れとしては下記になります。
●冷蔵庫のメーカー名、品番、内容積を調べます。
↓
●郵便局へ行き、「家電リサイクル券」を受け取り、リサイクル料金を支払います。
↓
●冷蔵庫と「家電リサイクル券」を持ち、指定引取所で引き取ってもらいます。
正直、手間は掛かるでしょう。しかし運搬料が掛からないのでコストを抑えたい方はこちらをご確認ください。
通販での購入ほど、引き取りできるか要確認
冷蔵庫を買い換える際に「処分」についての確認も必要です。冷蔵庫は、特定家庭用機器再商品化法(通称・家電リサイクル法)の対象商品となっているため、粗大ゴミなどで捨てることができません。
通販サイトで冷蔵庫を買う場合、設置や引き取りをしてもらえるかどうかの確認も必要です。たとえばAmazonの場合、大型家電は「特別配送商品」となっており、設置や回収も可能となっています。購入の際には、回収の項目についても確認するようにしましょう。
おすすめ商品の比較一覧表
冷蔵庫おすすめ5選【買い換え用】
上記で紹介した冷蔵庫の買い替え時に大切なポイントをふまえて、秋葉けんたさんに選んでいただいたおすすめ商品をご紹介します。
幅54cmの超スリムタイプの冷蔵庫
「MR-CX27E」は、幅が54cmしかない超スリムタイプの冷蔵庫。定格内容積は272リットルと小さいため、ひとり暮らしでも使いやすいサイズとなっています。
コンパクトながら、機能は充実。傷みやすい食品を収納する「フレッシュゾーン」は、食品に合わせて氷点下ストッカーかチルドを切り替えできます。庫内はゆとりがあり、作り置きした料理をそのままお鍋ごと冷蔵庫に入れることも可能となっています。
「もっと潤う摘みたて野菜室」がさらに進化!
ツイン冷却システムならではの高湿度環境で、「もっと潤う摘みたて野菜室」が進化して10日間鮮度キープ。また、使いかけ野菜を新鮮保存できる 「使い切り野菜BOX」 で、使いかけ野菜もラップなしで10日間の長期保存が可能になりました。
「氷結晶チルドモード」で、食材を凍らせずに長期保存可能。氷のラップで、肉も魚も生の美味しさをキープできます。
幅60cm&どっちもドアで設置に便利!
左右どちらからでも開く「どっちもドア」モデルなので、設置スペースに左右されず快適に使えるのが魅力。庫内は「プラズマクラスター」で清潔にたもち、まるごと新鮮保存の「低温新鮮モード」で鮮度をたもちます。野菜室は深浅スライドケースで見やすく区分け収納できます。
女性の身長に合わせたローウエスト設計なので、重たい食品の出し入れもラクラクなのがうれしいところです。
木目調デザインのAIエコナビモデル
インテリアにも調和する木目調デザイン。フレームレスなので、段差がなく拭き掃除もラクラク!ラグジュアリーな高級感があるプレミアムデザインです。
鮮度をたもつ機能が豊富で、「はやうま冷凍」「微凍結パーシャル」「Wシャキシャキ野菜室」など、新鮮においしく保存してくれます。また、「重量検知プレート」とスマホの連携で、食材の管理や調理をサポートしてくれるところもポイント。
買い忘れや二重購入を減らせる冷蔵庫カメラ搭載
冷蔵室を開けるとカメラが自動で庫内を撮影する「冷蔵庫カメラ」が搭載されているので、スマホでチェックをしながら買い忘れや、すでに買ってある食材の二重購入を減らすことが可能。食品の買いすぎをおさえ、買い物をサポートしてくれる便利な機能です。
「まるごとチルド」では、少し低い温度(約2℃)と高い湿度(約80%)で食品の鮮度を長持ちさせます。乾燥や鮮度が気になる食品も、温かいままの鍋(約50℃)も、まるごとチルドにお任せです。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 冷蔵庫 の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの冷蔵庫 の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
その他の冷蔵庫をチェック 【関連記事】
冷蔵庫のデザインで台所の雰囲気が大きく変わる
冷蔵庫は、家電のなかでももっとも大きな製品です。そのため、冷蔵庫のデザインで台所の雰囲気が大きく変わります。機能面だけではなく、見た目のデザインや色、材質などにも着目して選ぶようにしましょう。
かわいらしいデザインのものやクールなデザインの冷蔵庫も多いので、家の雰囲気を考えながら買い換える冷蔵庫を選ぶといいでしょう。
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「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。