混合肌の肌悩みの特徴は? キレイな素肌は洗顔からが基本!

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混合肌さんは、そこまで目立った肌トラブルがないように見えますが、「肌はカサカサなのにニキビができる」「季節の変わり目で肌が荒れる」などのお悩みも。混合肌とはいったいどんな特徴があるのでしょうか。
皮脂は皮膚の皮脂腺から分泌され、皮膚の表面で汗などの水分と混ざり乾燥を防ぐ役割をしています。顔は皮脂腺が多い部位のひとつ。年代や季節によって分泌量が変わり、個人差もあります。
皮脂や水分量のバランスが取れているお肌が理想とされていますが、日本人は顔のパーツによって皮脂量に差がある混合肌の人が多いといわれています。混合肌の方でも特に多いのが、おでこと鼻筋のTゾーンは皮脂が多く、頬やあごのUゾーンは乾燥するタイプ。
皮脂量の多い部分と少ない部分で同じスキンケアをしていると、油分と水分のバランスが取れずにTゾーンがテカってしまったり、口周りや頬が十分に保湿できなかったりといった問題も。混合肌の方は、場合によってはスキンケアもパーツで使い分ける必要があります。
そんな悩みが複雑な混合肌さん。洗顔料を選ぶのも大変ですよね。本記事ではそんな混合肌向けにオススメの洗顔をピックアップしてみたのでぜひ最後までチェックしてくださいね。
混合肌向け洗顔料の選び方 コスメコンシュルジュに聞いた!
コスメコンシェルジュ・岸田茉麻さんに、混合肌の方が洗顔フォームを選ぶ際にチェックすべきポイントを教えてもらいました。ポイントは下記4点。
【1】肌状態や肌悩みに合わせて選ぶ
【2】配合されている成分をチェック
【3】泡立ちのよさや使い心地で選ぶ
【4】使いやすいポンプタイプがおすすめ
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】肌状態や肌悩みに合わせて選ぶ
混合肌の場合、さまざまな肌質が共存しています。肌質が安定しにくいため、肌の悩みや肌タイプに合った洗顔料を選ぶことが重要です。上手に混合肌向けの洗顔料を選ぶため今の肌状態をチェックしておくことが大切ですよ。
敏感肌の方は、安全テストをクリアしているものを選んでください。とくに、肌への刺激になるピーリング成分などは避けるようにしましょう。
ここからは、「普通肌×脂性肌タイプ」「普通肌×乾燥肌タイプ」「脂性肌×乾燥肌タイプ」別にどのような洗顔料を選べばいいのか解説してきます。
普通肌×脂性肌タイプ

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Tゾーンは皮脂やテカリが気になるけど、Uゾーンは特に目立った問題がない普通肌という方は、肌内部の水分量が少ない可能性があるかも。そんな肌の水分を守るために過剰な皮脂が出てしまった結果、「インナードライ肌」に。インナードライ肌は脂性肌と間違われやすいのできちんと理解しておきたいところ。
そんな肌タイプの方におすすめなのが、適度な洗浄力があり、保湿成分がしっかり配合されている洗顔料。表面の皮脂や汚れを洗い流しながら肌の水分を保てるようなものを選ぶようにしましょう。
普通肌×乾燥肌タイプ

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乾燥肌は、角質層の水分量が不足し、肌がかさつく状態のこと。乾燥しやすい頬はかさつきが気になるが他の部分は普通肌という方はこちらの肌タイプがあてはまります。
紫外線などの外的刺激で肌の水分量が不足してしまうと、カサカサと乾燥してしまい、きちんと保湿をしていても、メイクが時間とともに崩れてしまったり、小じわが目立ったりしてしまうことも。
このタイプの混合肌は、皮脂をしっかり落としてしまうような洗浄力が高い洗顔料は避けた方がベター。セラミドやアミノ酸などの保湿成分が配合されているような保湿力が高いものを選ぶようにしましょう。
脂性肌×乾燥肌タイプ

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Tゾーンなど、部分的にテカリが目立ちニキビが出やすい肌タイプになります。顔のなかでも乾燥している部分、ベタつきが気になる部分に分かれている状態。とくに、TゾーンはべたつくのにUゾーンは乾燥するという方が多いのが特徴。そのためこの肌タイプの方は、汚れや余分な皮脂をしっかりと落としつつ、肌に必要なうるおいを守って洗いあげる洗顔フォームを使用しましょう。
混合肌なこと以外にも肌悩みがあり、毎日の洗顔やスキンケアでは物足りないと感じている方は悩みにアプローチする洗顔フォームがおすすめですよ。
【2】配合されている美容液、保湿成分をチェック
部分的に乾燥・ベタつきが気になる混合肌。混合肌の方に必要なのは肌のうるおいです。洗顔後に顔がつっぱってしまうという方は、必要以上に肌のうるおいを奪わないためにも、美容液成分や保湿成分を多く含んだ洗顔フォームを選びましょう。
洗顔フォームのなかには、美容液成分が50%以上入っているものもあり、洗顔としての機能はもちろん、スキンケア効果が期待できるものも多いです。
【3】泡立ちのよさや使い心地で選ぶ
洗顔フォームを選ぶうえで注意したいのは、泡立ちのよさです。泡立ちが弱い洗顔フォームの場合、手に力が入ることで肌に負担がかかる場合がありますし、泡切れが悪くすすぎに時間がかかることも。結果的に肌に対する刺激を与えたりうるおいを奪ったりすることになりかねません。
毎日の洗顔で泡立ちが悪いものを使用している方は、泡立ち・泡切れがいい洗顔フォームがおすすめです。
【4】使いやすいポンプタイプがおすすめ
毎日使うものだから、かんたんで使用感がよいものがおすすめです。固形石鹸と違い、ポンプタイプだと泡立てる手間がはぶけてラクですし、とくに忙しい朝洗顔となると時短ができて◎
チューブタイプだとキャップの開け閉めがしやすいものを選ぶようにしましょう。
混合肌向け洗顔フォームのおすすめ10選 コスメコンシュルジュが厳選!
うえで紹介した混合肌向けの洗顔フォーム選びのポイントをふまえて、コスメコンシェルジュ・岸田茉麻さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。





潤いを守りながら洗いあげてくれる
多くの方に愛されている青い缶のニベアクリーム。このクリームに使われているものと同じ、ラノリンアルコール・グリセリンを配合した保湿洗顔料。古い角質をすっきり落とし、洗いあがりの肌にうるおいのベールをかけてくれます。
イタリア産ホワイトクレイやリンゴ酸、キウイエキスなどを配合し、ブライトアップ効果も。プレミアムグリーンフローラルの香りです。
毛穴の汚れや過剰な皮脂をしっかりオフ
皮脂によるトラブルが多い方におすすめなのがこちらの洗顔料。キュレルが大切するのはセラミドケア。肌の水分を保持するために大切な「セラミド」を守って洗います。
皮脂溶解成分(洗浄剤)配合で、毛穴の汚れや過剰な皮脂をしっかりオフ。有効成分がにきびや肌荒れを防いでくれるので、混合肌さんにもうれしいポイントが沢山ある商品です。
※この商品は「医薬部外品」です。
肌に蓄積した古い角質をオフしてくれる
ファンケルの洗顔といえばパウダーが有名ですが、こちらは泡立てやすいクリームタイプ。フルーツを酵素分解してできたエキスが、肌に蓄積した古い角質をオフ。
うるおいを守りながら、すっきりみずみずしい肌に導きます。角質をオフすることで、メイクのノリもアップしますよ。
炭の持つミネラル成分が肌にうるおいを与えてくれる
濃密でしっかりした泡が、毛穴の奥底にある汚れを取り除いてくれる洗顔フォーム。秘密は「炭」と「シルク」。炭は多孔質のため、毛穴につまった皮脂汚れや古い角質を吸着。また、炭の持つミネラル成分が肌にうるおいを与え、しっとりとした洗いあがりです。
シルクは18種類のアミノ酸で構成されているほか、日差しのダメージケアにも適しています。石油系界面活性剤や着色料、合成香料は不使用。固形タイプもあるのでお好みで選んでみてください!
「混合肌洗顔フォーム」のおすすめ商品の比較一覧表
実際に使ってどうだった? 口コミをチェック
ここで何商品か、実際に使ってみての口コミを見てみましょう。※口コミはあくまで個人の感想です。
資生堂『洗顔専科 パーフェクトホイップ コラーゲンin』の口コミをチェック!








出典:LIPS
まず適量(2センチ程)を泡立てスポンジに出し、
やや粘り気のあるテクスチャーを
少量の水を加えながら泡立てていきます♪
あっという間に!そして簡単に!
クリーミーでもったりした濃密泡が出来上がりました
肌に乗せても全然ヘタらないので
摩擦レスで洗顔できます♪
フローラルの香りが心地良いです
洗い上がりはつっぱる事なく、
潤いは残しつつしっかり洗えている感じ♪
ワントーン明るくなったのも実感しました☆
さすがパーフェクトホイップ♪
定番の青は乾燥を感じてしまいましたが、
こちらはすぐには乾燥を感じることはなかったです◎
BCL『ツルリ 角栓かき出しガスールペースト』の口コミをチェック!






出典:LIPS
『毛穴はツルリ』『角栓かき出す』『黒ずみクリア』『ガスール2倍!』
毛穴黒ずみの気になる私には心ときめく言葉がずらりっ(☆ω☆)
最初は[スクラブ入り]というコトに少し悩んだのですが、どうしても心惹かれる言葉達から離れられず結局購入。そして使用。スクラブ入りと言っても想像していたモノより気にならず丁度良い感じでした。
私は週に23回使用。ほんとにお肌ツルツル!ザラつきもくすみもなんだかうすくなった気が‥!
ちふれ『スクラブ洗顔フォーム』の口コミをチェック!

出典:LIPS
最近のブーム!!
顔のゴワつきが気になったらコレを使っています
#ちふれスクラブ洗顔フォーム
真っ黒の炭洗顔フォームですが2センチ程出し、泡立てて優しく洗い流すだけで顔のゴワつきが取れてツルツルした肌になります
特にザラつきが気になる部分にはマッサージするように丁寧に洗うだけ
鼻のみなどにも使えて良いです
洗顔なのでピーリングよりも長持ちしちふれは小さいスーパーなどでもだいたいの所に置いてあるのでオススメの1つです
#スクラブ洗顔#スキンケア#ちふれ
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 混合肌洗顔フォームの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での混合肌洗顔フォームの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
混合肌さんのための「洗顔方法」をご紹介

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朝、起きたときにTゾーンだけテカっている、メイクをしていてもTゾーンだけテカったり、崩れやすかったりするということがあれば、混合肌の可能性が高いです。Tゾーンは皮脂が多いのに口周りは乾燥していて、ニキビができやすいということもあるでしょう。
混合肌の方は皮脂が多いですが、水分量は少ない方が多くいます。洗顔をするときはTゾーンから泡をつけて洗い始めるのが基本。また、洗顔後のスキンケアはお顔全体をしっかり水分で保湿する必要があります。
それでは、正しい洗顔のステップを見ていきましょう!
①34℃前後のぬるま湯で洗う
洗う温度が高すぎると、肌に必要なうるおい成分まで洗い流してしまい結果的に「インナードライ」な状態になってしまう可能性があります。普段から38℃~40℃くらいの温度で洗っている方にとっては、「冷たい!」と感じてしまうかもしれませんが、お肌のためにはぬるま湯で洗うのが鉄則です。
②しっかりと泡立ててから洗う
泡洗顔のメリットは、細かい濃密な泡が肌のキメの奥に入り込むことで刺激を与えずに洗浄できること。古い角質や毛穴の汚れを取り除くことが大切です。泡立てネットなどを使い、しっかりとしたキメの細かい泡を作るように意識してみてください。
泡を立てる時間がない!という方にはプッシュするだけで泡となって出てくる「泡タイプ」の洗顔料もあるので、あわせてチェックしてみてください。
③ゴシゴシこすらず、優しく洗う
洗顔する際にゴシゴシと肌に摩擦を与えてしまうような洗い方はNG。洗顔は泡を転がすようにやさしく洗ってあげましょう。混合肌さんの場合、Tゾーンのテカリやべたつきが気になる方は多いので、Tゾーンから泡をのせて洗うのがポイントです。乾燥が気になる箇所は念入りに洗いすぎないように注意しましょう。
そのほかの洗顔料のおすすめはこちら 【関連記事】
コスメコンシェルジュからのアドバイス
コスメコンシェルジュ
肌への負担が心配なら、泡立てネットを使ってみて
混合肌に負担がかからない洗顔フォームとして泡立ち・泡切れがいいものを紹介させていただきましたが、お気に入りの洗顔フォームがあるものの、泡立ち・泡切れが悪いケースもあると思います。
こういった場合は、手のひらで泡立てるのではなく泡だてネットを併用してみることをおすすめします。網目がこまかく肌触りのいい泡立てネットを選べば、洗顔フォームの泡立ちもよく、とてもきめこまかい泡をつくることができますよ。
自分の肌質に合った洗顔フォームを見つけて
この記事では、混合肌の方に向けて洗顔フォームの選び方と市販のおすすめ人気商品を紹介しました。
混合肌のほかにも、普通肌、脂性肌、インナードライ、乾燥肌、敏感肌などがあり、人により肌状態が異なります。たとえ混合肌であっても、歳を取るにつれ乾燥肌になった、など年齢とともに肌質が変わることも珍しくありません。そのため、しっかり自分の肌に向き合い、都度肌質に合った洗顔を選ぶことが大切です。
とくにアトピー肌や敏感肌の場合は使用できる洗顔料に縛りがあります。肌への優しさを考慮した、皮膚科医監修の低刺激処方のアイテムなどを選ぶ必要もでてくるでしょう。ぜひこの記事を参考に、自分の肌に合った洗顔フォームを見つけてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
日本化粧品検定1級を持つコスメコンシェルジュです。 化粧品・健康食品を扱う美容部員として勤務後、コスメコンシェルジュとして美容コラムの作成や情報サイトの監修、化粧品会社様の社内向けテキスト作成など幅広く活動しています。 大切にしているのは「消費者目線でものを考えること」。美容部員時代に培ったカウンセリング経験をもとに、読者のニーズに合うグッズを見極め、みなさんに良い情報をお届けします。