脂性肌(オイリー肌)の特徴と原因 脂性肌とは?
脂性肌(オイリー肌)とは、皮脂の分泌が過剰になっていて、テカリが気になるほど皮脂が出る肌を指します。顔全体が油っぽい人のほか、鼻やおでこなどTゾーンを中心に油っぽくなる人が多いです。
脂性肌の人は、正しい方法で洗顔しないとニキビができやすくなるほか、毛穴に古くなった皮脂が詰まって毛穴が開いた状態になります。その結果、皮脂が酸化して肌がくすみやすくなるなどの原因にもなります。
脂性肌はもともとの肌質だけでなくさまざまな原因があり、代表的なものに以下があります。
・食事による脂質のとりすぎ
・睡眠不足
・ストレス
・スキンケアで油分を与えすぎ
間違ったスキンケアで油分を与えすぎるのは問題ですが、本来皮脂は乾燥や刺激などから肌を守る役割があるので、ある程度は必要であると覚えておきましょう。
脂性肌向け洗顔料の選び方 朝洗顔やお風呂で! 皮脂や毛穴汚れを洗い流そう!
皮脂の分泌量が多い脂性肌は、触ったときにベタつきを感じたりテカテカしていることが多いですよね。そんな脂性肌に合った洗顔料とはどんなものでしょうか?また、脂性肌の方はどんな点に気を付けるといいのでしょうか?
ここからは、脂性肌向け洗顔料の選び方をご紹介します!ぜひ、脂性肌に合った洗顔料を見つける参考にしてみてくださいね。
ポイントは下記。
【1】汚れを落とせる洗浄力の高いものを選ぶ
【2】適度なうるおいを残せるものを選ぶ
【3】使いやすいタイプ・容器を選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】汚れを落とせる洗浄力の高いものを選ぶ
皮脂分泌が多い方は、毛穴に皮脂が詰まったり、ニキビが出来たりしやすい状態。まずは皮脂汚れを落とすことができる洗浄力の高いものを選びましょう。
洗顔料には、石けん系の界面活性剤をメインに使用しているものと、アミノ酸系の界面活性剤をメインに使用しているものがあります。
より洗浄力の高いものは石けん系。「石けん素地」や「カリ含有石けん素地」などと記載されているので、成分を確認してみましょう。ただし、石けんは洗浄力が高いもののつっぱり感が出ることも。洗顔後の保湿はマストで行なってくださいね。
また、ニキビや毛穴汚れなどがとくに気になる方は、抗炎症成分や殺菌成分が配合されている薬用タイプもおすすめです。洗浄力の高い洗顔料だけでもじゅうぶんな場合があるので、こちらは肌の調子をみながら併用しても◎。
【2】適度なうるおいを残せるものを選ぶ
脂性肌といえど保湿は重要。皮脂はしっかり取り除きながらも、うるおいを残しながら洗えるものがおすすめです。洗顔せっけんのなかには、顔の脂を落としすぎないようオリーブ油などの油性成分を含んでいるものや、植物エキスなどを含んでいるものもあります。
また、保湿成分としてヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどを含んでいるものも。つっぱり感を抑えてしっとりとした洗いあがりになりますよ。
なお、男性におすすめの洗顔料もありますので、下記の記事をチェックしてみてくださいね。
【3】使いやすいタイプ・容器を選ぶ
固形やチューブタイプなど、洗顔料にもさまざまな商品があります。忙しい朝にイチから泡立たせるのは少し面倒…などと思う方は、押したら泡がでてくるポンプタイプがおすすめです。
また、泡立てるタイプでも、濃密泡が洗い流ししやすい泡切れの良いものもあります。スムーズに使えるものはストレスなく使い続けられますので、生活スタイルに合った使いやすいものを選びましょう。
脂性肌向け洗顔料のおすすめ20選 皮脂洗顔に! オイリー肌にいい洗顔料を厳選!
上記のポイントをふまえ、メイク&カラーコンサルタントでスキンケアにも詳しいあやんぬさんと編集部で厳選した、脂性肌(オイリー肌)の方向けのおすすめ市販洗顔料をご紹介します!
ニキビ洗顔料や人気のプチプラもあるのでチェックしてみてください。

ニキビを繰り返す方に和漢の力でアプローチ
ハトムギエキスなど、和漢植物エキス成分を中心に配合した洗顔料。生理周期などによりニキビを繰り返してしまう方に愛されてきたアイテムです。
弾力のある泡を作れるバウンドリッチ処方で、毛穴の汚れをしっかり除去。脂性肌の方もさっぱり使えます。洗浄成分はアミノ酸系なので、肌に負担をかけずに洗えるのもいいですよね。
※この商品は「医薬部外品」です。
皮脂によるトラブルが多い方に
乾燥性敏感肌のためのブランド、キュレルの皮脂トラブルケア用洗顔料。キュレルが大切するのはセラミドケア。肌の水分を保持するために大切な「セラミド」を守って洗います。
皮脂溶解成分(洗浄剤)配合で、毛穴の汚れや過剰な皮脂をしっかりオフ。有効成分がにきびや肌荒れを防いでくれるので、トラブルのおきがちな脂性肌さんもうれしいですね。
※この商品は「医薬部外品」です。

たっぷりのビタミンで洗いながら美肌を育む
ビタミンC、ビタミンC誘導体、ビタミンEをはじめ、ドクターケイ独自に処方したビタミンカクテルを配合。
過剰な皮脂分泌を抑えながら、洗顔中も保湿効果を発揮します。また、オリゴノール、アーチチョーク葉エキスなど植物由来の美容成分が毛穴にアプロ―チします。毛穴汚れを落として、キメ細やかな肌へ導いてくれます。
肌の水分保持に欠かせないセラミドの産出を促すサガラメエキスを配合。
ロングセラーの赤箱は、コスパも洗いあがりも優秀!
90年以上愛されてきた赤箱。実は、うるおいを残しながら皮脂を落とすのにピッタリ。
赤箱は牛乳から作られたミルクバターやスクワランといった天然のうるおい成分が含まれており、洗いあがりがしっとり。弱酸性でやさしく洗いながら、皮脂を落としてくれます。成分も非常にシンプルで、リーズナブルな価格帯も素晴らしい!
オリーブバージンオイルやハチミツ配合でうるおう
肌の汚れをしっかり取り去りながら、必要なうるおいを守る洗顔ソープ。なんと、人の手によってひとつひとつ丁寧に作られています。
キメ細やかな泡立ちで汚れや皮脂、古い角質をパワフルに吸着。同時に、オリーブバージンオイル、ハチミツなどの天然美容成分を配合で、うるおいもしっかりとキープしてキメの整った美しい肌へ導きます。

天然成分96%の洗顔料
オーガニックブランドスリーの洗顔料。肌に触ると赤くなってしまうような方も、キメ細やかでふわっとした泡でこすらず洗え、汚れを包み込んで洗い流してくれます。
また、肌のバランスを整えてクリーンな状態へ。保湿効果のある植物エキスをはじめ、天然由来成分を96%配合。ティートリ―やラベンダー精油の、やすらぐような香りに癒されて。
アミノ酸やミネラル配合でうるおい肌へ
イニスフリーは、韓国チェジュ島の恵を使用したオーガニックブランド。こちらは整肌成分であるグリーンティーエキス配合の、弱酸性洗顔料。肌のうるおいはそのままに、汚れを浮かせてくれます。また、濃密な泡が毛穴に届いて、余分な皮脂を洗浄します。
保湿効果にすぐれた16種類のアミノ酸やミネラルが含まれたチャ葉エキスで、洗いあがりはしっとりとしたうるおい肌へと導いてくれます。
深いブルーが美しく、気分がアガる石鹸
キメのひとつひとつをキレイにみがき上げ、ツヤのある肌に洗い上げる洗顔石鹸。皮脂や毛穴の汚れを吸着しながらうるおいを守る「海泥」を配合。水分と油分の状態を整えて、ツルツルにしてくれます。
濃密で豊かな泡立ちなので、もこもこ泡がお好きな方におすすめ。名前の通り海を連想させる深いブルーに、洗顔が楽しくなりそう!
皮脂をさっぱり落とす脂性肌向きのビオレ
様々な種類を揃えるビオレ マシュマロホイップのオイルコントロールタイプ。Tゾーンや小鼻の皮脂をさっぱり落とします。独自のSkin Purifying Technologyにより、弱酸性の肌を守って洗い上げてくれるのもビオレの魅力。
泡は緩めですが、自分で泡立てずに済むので朝の洗顔でもラクに使うことができます。
おすすめ商品の比較一覧表
実際に使ってみてどうだった? 口コミをチェック 脂性肌向け洗顔料の評判は?
ここで何商品か、実際に使ってみての口コミを見てみましょう。※口コミはあくまで個人の感想です。
オルビス『クリアウォッシュ』の口コミ








出典:LIPS
もっちりとした濃密な泡で余分な皮脂を取り除き、ニキビができにくい肌にしてくれると感じました!
【使用感】
かなりさっぱりとした洗い上がりです!
清涼感があるので、泡を肌に残したままにしてしまうと肌がピリピリしてきます。
ですが、これを使いはじめてから本当にニキビができにくくなりました!
さっぱりとした洗い上がりですが、洗顔後突っ張る感じも特にしません!
【良いところ】
・かなりさっぱりするところ
・泡がもちもちでへたらないところ
・ニキビができにくい肌にしてくれるところ
・爽やかな香りがするところ
【イマイチなところ】
・慣れるまでピリピリするのが痛いかも
・敏感肌の方にはあまりお勧めしません。
・目に入ると他の洗顔の比にならないくらい痛い
【どんな人におすすめ?】
・ニキビ肌に悩んでいる方
・さっぱりとした洗い上がりが好きな方
・ピリピリするくらいな洗顔料が好きな方
こちらは本当におすすめなので、ニキビに悩んでいる方は是非チェックしてください!!
THREE (スリー)『クリアリングフォーム』の口コミ

出典:LIPS
こちらは初めてデパコスの洗顔料。
乾燥したくないし、でも、洗浄力があまりにも劣るものはちょっと…。そんな我儘を叶えてくれた洗顔料でした!
《良かった》
・肌が乾燥せず、潤う
・鼻の黒ずみが消えた
・かための泡ができる
↑
個人的にはこのしっかりした泡が気持ちよくて癖になりました
そしてなにより、半年ほどもつのでコスパがいいのではないか?というところですね。
新しいもの好きの私なので色々なものに手を出していきますが、おそらくこちらに戻ってくるような予感がします。
悪かった点は私はなかったです!
人によってはお値段が気になるかと。
ですが、あまり使い切ることの無い私が使い切りましたので、ぜひ試して欲しいです。
イニスフリー『グリーンティー フォームクレンザー』の口コミ






出典:LIPS
【使った商品】 innisfree クレンジング
【商品の特徴】クレンジングと洗顔が一緒になってる
グリーンティーの香り!
【良いところ】
香りが良い
フレッシュな香りで使うだけですっきりします。
クレンジングと洗顔でオールインワンなので
コスパよい
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 洗顔料の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの洗顔料の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
脂性肌のスキンケアに関するQ&A 疑問にお答え!
ここでは、脂性肌(オイリー肌)の方向けに、洗顔やスキンケアに関する疑問を解説します!
朝は水洗顔だけでいいの?

夜はしっかりと洗顔するものの、朝は水で洗うだけ、という方も多いのではないでしょうか。
諸説あり、それぞれの肌質にもよるので明確な正解はありませんが、起床時に皮脂でベタつきを感じるときは、洗顔料を使った方がその後のスキンケアも浸透しやすくなります。とくに、皮脂汚れが毛穴に残ると肌トラブルの原因になることもありますので、ぜひ洗顔料を使ってください。
「朝から固形石鹸を泡立てるのは面倒!」という方は泡で出るタイプのものや、チューブタイプを用意しておくといいでしょう。
正しい毛穴ケアの方法とは?

脂性肌の人の多くが悩む毛穴。毎日の洗顔で毛穴ケアをしたいなら、毛穴の種類とその正しい対策を押さえておくことが大切です。
まず毛穴の種類は大きく分けると「開き毛穴」「黒ずみ毛穴」「つまり毛穴」「たるみ毛穴」の4種類。開き毛穴は乾燥によって毛穴が開いている状態、黒ずみ毛穴とつまり毛穴は、いちご鼻に代表されるように古い角質や皮脂が詰まって黒ずんでしまっている状態、たるみ毛穴は年齢により肌がたるみ、毛穴が縦に伸びて目立ってしまう状態をいいます。
脂性肌の場合は「黒ずみ毛穴」「つまり毛穴」の場合が多いので、角栓を除去する洗浄力の高い洗顔料を使用しつつ、正しいスキンケアでターンオーバーを促してあげることが大切です。
皮脂を落とせてさっぱりするものを メイク&カラーコンサルタントからのアドバイス
メイク&カラーコンサルタント
脂性肌の方が洗顔料を選ぶ際のポイントは、まずしっかりと過剰な皮脂を取り除くことのできる洗顔料を選ぶこと。また、洗い上がりはさっぱりとした使用感のものがおすすめです。
肌のべたつきが気になるからといってごしごしと強く摩擦をかけるのはNG。角栓や肌のざらつきも気になる場合は酵素入りの洗顔料を選ぶことをおすすめします。
脂性肌におすすめのスキンケアアイテムはこちら 関連記事
オイリートラブル肌には、肌に合ったスキンケアアイテムを揃えましょう。
脂性肌洗顔料で皮脂と水分のバランスを整えよう 皮脂を取るだけではダメ!
メイク&カラーコンサルタントでスキンケアにも詳しいあやんぬさん監修のもと、脂性肌洗顔料の選び方を紹介しました。いかがでしたか?
洗顔はスキンケアの基本。脂性肌だからといって皮脂を取るだけではなく、保湿も忘れずにバランスを整えたいですね。この記事を参考に、ぜひ自分に合った洗顔料を選んでみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
メイク&カラーコンサルタント 美容部員としての経験を活かし、美容ライターへ転身。コスメコンシェルジュインストラクター・16タイプパーソナルカラーアナリスト・パーソナルカラーの講師資格を持ち、その人に似合うコスメやカラーの提案やメイクレッスンを行っている。 著書に『顔型とカラー診断で、自分が一番きれいに見えるメイクがわかる本』(KADOKAWA)がある。