テレビ設置の手順を確認してみよう
テレビの組み立てを業者に依頼する人も多いことでしょう。しかしそれほど大きくないサイズであれば、ひとりで設置することも可能です。手順は以下になります。
【1】テレビを組み立てる
【2】アンテナケーブルを接続
【3】B-CASカードを挿入
【4】チャンネルを設定
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】テレビを組み立てる ※新規購入の場合
40V型前後までのテレビであればひとりでも組み立てることができます。まずはテレビを台のうえなどの安定した場所に寝かせましょう。布団などの布を敷いておくとテレビをキズつけません。
スタンドをテレビに装着させ、ネジでとめます。そこまでできたら、次はメガネの形の端子の電源ケーブルを接続します。体力などに不安のある人は、40V型以下のテレビであってもふたり以上で組み立てするようにしましょう。
【2】アンテナケーブルを接続する
地デジだけを視聴する人は、アンテナケーブルを地上デジタル入力端子につなぎましょう。BS/CSチャンネルも視聴するという人は、分波器をアンテナケーブルと一緒に用意しておきます。分波器の地デジとBS/CSにそれぞれの入力端子に挿入しましょう。
挿し間違える場合があるので、よく確認してから接続しましょう。
【3】B-CASカードを挿入する
テレビは電源とアンテナケーブルをつなげばすぐに見られるわけではありません。株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズが提供するB-CASカードが必要となります。テレビの挿入部にゆっくり優しく挿して使用します。
テレビを購入すると1台につき1枚同梱されています。挿入して問題がなければこれでテレビが映るようになります。B-CASカードに不具合があるとテレビが見られなくなりますので、大切に扱いましょう。
【4】チャンネルを設定する
テレビが映るようになったらチャンネル設定をしましょう。初期のチャンネル設定はテレビの表示にしたがって設定します。住んでいる地域を郵便番号などを入力して指定するだけで、かんたんに設定完了です。
転居で別の地域に移動したときにも、チャンネルの再設定が必要な場合があります。設定方法はメーカー各社で異なりますので、説明書などで確認して設定してください。
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テレビが映らない!エラーのときの対処法
電源やアンテナなどの接続が終わったのにテレビが映らない。そんなときにどんなことを確認すればよいのかをご紹介していきます。
まず確認する6つのこと
テレビの接続はすべて終わったのに電源が入らない、またはエラーが出てしまう場合があります。そんなときは次の6つのことをチェックしてみてください。
【1】テレビの電源は入っているか
【2】配線は正しくつながっているか
【3】「地デジ」の設定になっているか
【4】テレビの入力切換は正しくできているか
【5】B-CASカードが正しく挿入できているか
【6】ほかのテレビがあれば同じように接続して映るか確認してみる
エラー表示の内容を確認
テレビの電源は入ったけれど、エラー表示が出る場合があります。「e201」「e202」「e203」「0020」などのエラー表示が出た場合は、テレビの放送信号や電波がしっかり届いていない可能性があります。ケーブルの接続不良やアンテナ環境など、原因として考えられるものはさまざまです。
これ以外にもさまざまなエラー表示がありますので、取扱説明書で確認して対処してください。それでもテレビが見られない場合はメーカーサポートに問い合わせてみましょう。
テレビと周辺機器を各ケーブルで接続する
テレビが映るようになったら、録画機器やゲーム機などを接続させましょう。接続する機器によってケーブルの種類が異なります。詳しくチェックしていきましょう。
HDMIケーブルでつなげる
ゲーム機やレコーダー、プレーヤーなどの機器をテレビにつなげる場合はHDMIケーブルを使用します。これらの機器を1台のテレビにいくつもつなぐ場合があるため、テレビ側のHDMI端子は複数用意されています。テレビのどの端子につなぐかは、使う人の使い勝手などを考えたうえで好きなものを使用することができます。
端子のなかにはARC用と記載がある場合があります。これはARC(Audio Return Channel)対応機器と接続する場合に使用しましょう。
USBケーブルでつなげる
パソコンなどでなじみのあるUSB端子は、テレビ録画用の外づけハードディスクをつなぐことができます。レコーダーがなくても録画ができるので、レコーダーの代わりに利用したり、テレビによっては同時に2番組を録画ができたりと、とても便利に使えます。
ハードディスク以外にもデジカメやUSBメモリを挿して写真や動画などを楽しむこともできます。
LANケーブルをつなぐ
インターネットの接続環境が整っているのであれば、LANケーブルをつなぐだけでテレビでもインターネットを楽しむことができます。また無線LANを内蔵しているテレビであれば、ケーブルを用意する必要もなくインターネットに接続可能です。
ネット動画などに対応しているモデルであれば、地デジ放送以外にネット動画をテレビ画面で楽しめます。テレビをインターネットにつなぐだけで楽しみ方がぐっと広がります。
分配器を使う方法も(HDMIでの複数接続)
HDMIの分配器を使えば、映像や音声信号を複数の出力機器に分配することができます。たとえば、1台のパソコンの画面をふたつ以上のテレビに映すことが可能です。パソコンだけでなく、レコーダーやゲーム機を入力側につなぐことも。
テレビのモニターと同時にプロジェクターに大きく映して映画を観るなど、さまざまな使い方ができます。
せっかくならテレビまわりの環境をリフレッシュ
たくさんの機器をテレビにつなぐと、ケーブルが増えてテレビまわりがごちゃごちゃしてしまいます。せっかくならすっきりまとめて、テレビまわりの環境をよくしたいですね。どんな方法があるか詳しく見ていきましょう。
テレビまわりの配線をすっきりまとめる
テレビからのびる複数のケーブルは、結束バンドやマジックテープでケーブルをまとめるだけでテレビまわりがすっきりします。布のようなやわらかい素材やプラスチックのチューブタイプの収納ケースでまとめれば、よりすっきりした印象に。
クリップを壁やテレビ台などに取りつける方法なら、思いどおりの場所にケーブルをとおせます。
テレビ台を変えてみる
ケーブル類がどうしても見えてしまうのであれば、テレビ台を変える方法があります。中身が見えないテレビ台であれば、引き出しなどのなかにケーブル類やコンセントをしまってしまうことが可能です。テレビ台の裏側にネットなどを設置して、そこにケーブル類をまとめてひっかけるなどの方法もあります。
自分で工夫するのが苦手な場合は、ケーブルや電源タップが収納できるスペースを設けたテレビ台も販売されていますのでそちらを検討してみてもよいでしょう。
思いどおりに接続して充実したテレビライフを 編集部まとめ
自分でテレビの設置や接続ができるようになると、新たに買ったときだけでなくいろいろな場面で役に立ちます。テレビは番組や録画したものを楽しむだけでなく、ゲーム機やパソコンなどをつないで楽しむことができるので各種ケーブルや分配器などを上手に活用してください。
たくさんの機器をテレビにつなぐと気になるのはテレビまわりです。ケーブルを結束バンドなどのグッズを使ってまとめるだけでもすっきりします。テレビ台で上手に見えないように工夫する方法も。思いどおりに機器を接続し環境も整えて、充実したテレビライフを送りましょう。
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