「テレビ用外付けHDD」のおすすめ商品の比較一覧表
外付けHDDの種類は大きく2種類
テレビ用の外付けHDDは据え置き型とポータブル型の2種類に分けられます。それぞれの特徴をみてみましょう。
据え置き型外付けHDD
自宅のリビングなどで決まった場所に置いて使うのが据え置き型外付けHDDです。大容量の製品が多いのでたくさんテレビ番組を録画する場合に選びましょう。テレビとUSBでつなげるだけで電源が連動してテレビの電源を付けると起動する製品があります。
HDDを冷却するためのファンのないファンレスタイプの製品もおすすめです。ファンの動作音がしないため、夜でも静かです。
ポータブル型外付けHDD
軽量で持ち運びしやすいのがポータブル型外付けHDDのメリットです。専用の電源コードなども不要でUSBをつなげるだけで動作します。テレビだけでなくてパソコンなどでもHDDを使う場合などには使い勝手がいい製品です。
テレビ用外付けHDDの選び方
それでは、テレビ用外付けHDDの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】保存しておくか、見終わったら消すかで容量を決める
【2】できればSeeQVault(シーキューボルト)対応モデルを
【3】大量モデルのほうが1TB当たりの価格が安い
【4】もっているテレビに対応しているかどうか
【5】ファンの有無をみて静音性を確かめよう
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】保存しておくか、見終わったら消すかで容量を決める

Photo by Jens Kreuter on Unsplash
録画した番組を保存しておくなら大容量であるに越したことはありませんが、観終わった番組を順次消していくなら、それほど大容量である必要はないと言えます。
1TB(テラバイト)当たりの録画可能時間は、地上デジタル放送であれば約120時間なので、1週間に30時間録画しても約1カ月は保存しておけます。BSデジタル放送では約90時間なので、1週当たりは22時間半です。
なお、テレビによっては画質を落として長時間録画を可能にしているモデルもあるので、そういった機能を利用する方法もあります。
【2】できればSeeQVault(シーキューボルト)対応モデルを
SeeQVaultとは様々な対応機器間における再生互換性をもった規格のことで、SeeQVault対応モデルだと録画した番組を、録画した機器以外でも再生することができます。
いま使っているテレビがSeeQVaultに対応していないなら、SeeQVault対応の外付けHDDを買う必要はありませんが、次にSeeQVault対応テレビに買い替えたときのために、初期化すれば再利用できるSeeQVault対応の外付けHDDを選んでおくという考え方もあります。
【3】大量モデルのほうが1TB当たりの価格が安い
外付けHDDは容量に応じて本体価格が高くなりますが、逆に、1TB当たりの価格は安くなります。予算が許すなら、できるだけ大容量のものを選んだほうがお得と言えます。
また、据え置き型とポータブル型では、同じ容量なら据え置き型のほうが割安です。容量が大きくなると重量も増えるので、ポータブル型を選ぶ場合は重量もチェックするといいでしょう。
【4】もっているテレビに対応しているかどうか
外付けHDDは最近のテレビであれば対応できるものが増えています。
ELECOM(エレコム)のELP-EKTシリーズはシャープ、東芝、パナソニックなど多くのテレビに対応しています。アイ・オー・データのHDPT-UTSシリーズ、バッファロー(BUFFALO)のHD-TPA/Nシリーズ なども同様です。
HDDに対応しているテレビメーカーについては同じように相互性がある仕様となっていますが、メーカーのHPや商品詳細に記載されていますので、チェックしておくといいでしょう。
【5】ファンの有無をみて静音性を確かめよう
ファンによってはファンが回転する音がうるさくて気になってしまう人もいるでしょう。置く場所を選ばずに使うためには静音性があるものを見極めることも大切です。
冷却ファンのないファンレス設計のものであれば音が静かで安心でしょう。ファンレスでも熱を逃しやすい構造に設計してあるものがあるので、過熱の心配をしている人は放熱性についても一緒に抑えておくといいですよ。
テレビ用外付けHDDのおすすめをタイプ別に紹介
▶【プロが選ぶ】テレビ用外付けHDDおすすめ5選

対応するテレビが多い、24時間連続録画対応HDD
ソニーの「ブラビア」、東芝の「レグザ」といった国内メーカーのテレビだけでなく、韓国の「LG電子」や中国の「ハイセンス」などの製品にも対応しているのが特徴です。
パナソニックのブルーレイディスクレコーダー「ディーガ」に搭載されているHDDと同等のHDDを採用しているので、パナソニック製テレビとの相性は抜群。
また、録画番組を移動させる「ムーブ」に対応した東芝「レグザ」で録画した番組なら、USBハブ「US3-HB4AC」を経由して新しい外付けHDDに移動させることも可能になっています。
容量は1TBから4TBまで選択可能。手頃な価格も魅力です。




▶【据え置き型】テレビ用外付けHDDおすすめ8選
Logitec(ロジテック)『LHD-ENU3QWシリーズ』
▶【ポータブル型】テレビ用外付けHDDおすすめ9選
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする テレビ用外付けHDDの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのテレビ用外付けHDDの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
テレビ録画用とパソコン用のHDDは何が違う?
外付けHDDはテレビ録画用とパソコン用がありますが、基本的にはどちらも同じものなので、どちらに接続しても利用できます。
とはいえ、テレビ録画用をうたう外付けHDDは、テレビと接続したときの動作確認が保証されている、長時間の録画に対応できるように信頼性の高いHDDを採用している、付属品がテレビとの接続用になっているといった違いもあります。
テレビと接続して使うなら、テレビ録画用を選ぶのがおすすめです。
また、テレビ用の外付けHDDは、基本的に1台のテレビでしか使えないため、テレビを買い換えると録画した番組を再生できなくなります。
保存しておきたい番組はDVDやBDにコピーしておくのがおすすめですが、SeeQVaultという規格に対応した外付けHDDなら別のテレビに接続しても録画番組を再生できるので、こちらに対応したものを選ぶとより使い道が増えるでしょう。
PC用外付けハードディスクのおすすめはこちら
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新聞記者、ゲームライター、パソコン系ライター、雑誌・書籍の編集者、Web編集者など出版系全般に関わり、企画・執筆・編集・校正までをこなす「校了請負人」を自称。 IT関連はもちろん、金融関連、経済関連、医療関連、ラノベ、乙女ゲー攻略本まで幅広く対応する。 家族は息子1人とスマートスピーカー6台。 好きなエヴァンゲリオンは初号機。 行ってみたい場所は仮面舞踏会。 座右の銘は「愚直」「悪党の最期なんて、そんなもんだろ」。