日焼け止めスプレーのメリット・デメリット 補助アイテムとして使うのがベター
日焼け止めスプレーにはいくつかメリットがありますが、デメリットもあります。日焼け止めスプレーを手に入れる前に、以下の表でメリットとデメリットを把握しておきましょう!
日焼け止めスプレーは、液状の日焼け止めとは違い手を汚さずに吹きかけるだけなので、手軽で便利です。さらに髪や手の届きにくい背中にも使えるので、日常使いにもぴったり!
しかし、日焼け止めスプレー単体での使用ではUVカット効果が弱いのが大きなデメリット。スプレーのためムラができやすく、「日焼けムラ」ができやすいのも特徴です。
そのため、「外出前に液状の日焼け止めを塗って、外出先では日焼け止めスプレーで塗り直す」というように、日焼け止めスプレーはあくまで補助アイテムとして使うのがおすすめ。上記のことを抑えたうえで、日焼け止めスプレーを取り入れましょう。
▼【プロ厳選】日焼け止めスプレーのおすすめランキングを今スグ見る
日焼け止めスプレーの選び方 UVカット値や落とし方に注目
日焼け止めは、毎日使ってこそ効果を発揮するもの。だからこそ、自分にとって使い心地がよく、UV対策効果が優れたアイテムを選びたいですよね。ここからは、日焼け止めスプレーを選ぶときのコツ「5つ」を見ていきましょう!
使いやすさや香りは要チェック! ポイント1
毎日使ってこそ効果を実感できる日焼け止めスプレーですが、せっかく買ったのに使用感や香りが好みではなかった……なんてことになったら残念ですよね。日焼け止めスプレーは、香りがついているものや無香料タイプ、サイズもさまざま。毎日使うものだからこそ、自分にとって使いやすいものを選びましょう!
たとえば、香り付きの化粧品類が苦手な方は無香料タイプ、外出先などで持ち歩きたい方はコンパクトサイズの日焼け止めスプレーだと使いやすいでしょう。
使用シーンに合う「SPF」と「PA」値を選ぶ ポイント2
日焼け止めを選ぶ上で必ずチェックしてほしいのが、UV対策効果を表す「SPF」と「PA」の数値です。SPFは数字で、PAは記号の「+」で表されますが、それぞれ「数値が高ければいい」ということではありません。数値が高いほど肌に負担がかかる傾向にあるため、ふだん使い用なら数値が低いものでもOK。目安は、下記の通りです。
・「SPF10〜・PA++」:在宅時、洗濯など軽い短時間の外出
・「SPF30〜・PA+++」:通勤や通学
・「SPF50〜50+・PA++++」:レジャーやスポーツ、長時間の外出
敏感肌の方や子どもと日焼け止めをシェアしたい方、肌への負担を軽くしたい場合は、毎日UV対策効果が高いものを使うのではなく、上記の目安を参考に日焼け止めスプレーを選んでみてください。
石けんで落とせるものを選ぶ ポイント3
日焼け止めには「普段使っているボディソープや石けん、洗顔料で落とせるもの」と、「専用クレンジングが必要なもの」の2種類に分けることができます。使いやすさを重視して選ぶなら、日焼け止めの落としやすさは重要! 「石けんで落とせる」「クレンジング不要」などの表示があるものを選ぶのがおすすめです。
石けんで落とせる日焼け止めスプレーは、石けんより洗浄力が高いクレンジングを使用する必要がないため、肌への負担を抑えることができるというメリットもあります。ノーファンデ派の方や、肌への負担をできるだけ軽くしたい方、敏感肌の方などにもおすすめです。
落ちにくさ重視なら「ウォータープルーフ」や摩擦に強いものを選ぶ ポイント4
レジャーや長時間の外出時に使う場合は特に、日焼け止めの落ちにくさが重要です。パッケージや商品サイトに下記のような表示があるかチェックして見極めましょう。
・ウォータープルーフ
・摩擦に強い
・水や汗に強い
ただし落ちにくい日焼け止めは、商品によって普段使っている洗浄剤(ボディクリームや石けんなど)でも落ちにくいケースがあります。強くこすらないと落ちなかったりと肌への負担になることもあるので注意しましょう。
▼【ウォータープルーフ】日焼け止めスプレーを今スグ見る
ふだん使いや敏感肌さんには「紫外線吸収剤不使用」がおすすめ ポイント5
紫外線から肌を守るための成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線錯乱剤」があります。日焼け止めは、この2つのどちらか、または両方を配合することでUVカット効果を発揮しているのです。
しかし、「紫外線吸収剤」は皮膚の上で化学反応を起こすことにより紫外線ダメージを防ぐ働きがあるため、肌にとっては負担になることも。そのため、頻繁(ひんぱん)に使うふだん使い用のものや、肌が敏感な方が使う日焼け止めは、「紫外線吸収剤不使用」のものがおすすめ。
紫外線吸収剤は、パッケージなどに記載されている成分表で下記のように記載されていることが多いので、チェックしてみましょう。
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・メトキシケイヒ酸オクチル
・パラメトキシ桂皮酸エチルヘキシル
・オクチルトリアゾン
「紫外線吸収剤不使用」と書かれているものもあるので、パッケージなどを確認してみましょう。
▼【紫外線吸収剤不使用】日焼け止めスプレーを今スグ見る
日焼け止めスプレーのおすすめランキングTOP5! 美容のプロが厳選!
ここからは、美容ライター・増村ゆかりさんおすすめの日焼け止めスプレーをランキング形式で紹介します。「どんなスプレーを選べばいいかわからない……」という方は、まずはこちらを参考にしてみてくださいね。
美容ライター
私が選んだTOP5はこれ!
私のイチオシは、1位のナプラの『ミーファフレグランスUVスプレー マグノリア』。使い心地がよいだけでなく、香りもよいので何度も使いたくなります。
2位のHACCIの『日焼け止めミスト HB』は、低刺激性や“保湿されている感”を重視したい方におすすめ。快適な使い心地の日焼け止めスプレーを探しているなら、3位のドクターシーラボの『UVプロテクトスプレー100』を試してみてください。
さらに、メイクヨレが気になる方は、4位のクラブ『エアリータッチ メイクキープUVスプレー』がおすすめ。落ちにくさ重視の方には5位のビオレ UV『アスリズム スキンプロテクトスプレー』がおすすめです。

5位 花王『ビオレ(Biore) ビオレ UV アスリズム スキンプロテクトスプレー』














出典:Amazon
内容量 | 90g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジメチコン、安息香酸アルキル(C12-15)、パルミチン酸デキストリン、ほか |
紫外線吸収剤 | あり |
クレンジング | 不要 |

4位 クラブコスメチックス『クラブ エアリータッチ メイクキープUVスプレー』










出典:Amazon
内容量 | 65g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、水、シクロペンタシロキサン、水添ポリイソブテン、パルミチン酸エチルヘキシル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ほか |
紫外線吸収剤 | あり |
クレンジング | - |

3位 ドクターシーラボ『UVプロテクトスプレー100』

出典:Amazon
内容量 | 100g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ポリメチルシルセスキオキサン、ほか |
紫外線吸収剤 | あり |
クレンジング | 要 |

2位 HACCI(ハッチ)『日焼け止めミスト HB』






出典:Amazon
内容量 | 30ml |
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SPF/PA | SPF30/PA+++ |
成分 | 水、メチルグルセス-20、酸化セリウム、BG、ハチミツ、水溶性プロテオグリカン、加水分解ヒアルロン酸、ほか |
紫外線吸収剤 | なし |
クレンジング | - |

1位 ナプラ『ミーファ フレグランスUVスプレー マグノリア』

出典:Amazon
内容量 | 80g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、シクロペンタシロキサン、ジネオペンタン酸メチルペンタジオール、ほか |
紫外線吸収剤 | あり |
クレンジング | - |
日焼け止めスプレー|ウォータープルーフおすすめ4選 落ちにくさ重視の方におすすめ!
うえで紹介したランキングの商品以外にも、さまざまな日焼け止めスプレーが販売されています!
ここからは、美容のプロの増村ゆかりさんと編集部が厳選した日焼け止めスプレーのおすすめ商品を、「ウォータープルーフタイプ」と「紫外線吸収剤不使用タイプ」「プチプラ」に分けて紹介します。
まずは、ウォータープルーフタイプの日焼け止めスプレーをみていきましょう。レジャーなどに使う落ちにくい日焼け止めを探している方は必見です!
ロート製薬『スキンアクア トーンアップUVスプレー』












出典:Amazon
内容量 | 70g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、水、エタノール、イソノナン酸イソノニル、トリメリト酸トリエチルヘキシル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、BG、ほか |
紫外線吸収剤 | あり |
クレンジング | 不要 |
石澤研究所『紫外線予報 透明UVスプレー』












出典:Amazon
内容量 | 150g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、水、シクロペンタシロキサン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、パルミチン酸エチルヘキシル、水添ポリイソブテン、ほか |
紫外線吸収剤 | あり |
クレンジング | 不要 |
ナリス化粧品『パラソーラ フレグランス UVスプレー』

出典:Amazon
内容量 | 90g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、イソドデカン、シクロペンタシロキサン、エタノール、ほか |
紫外線吸収剤 | あり |
クレンジング | 不要 |
資生堂『アネッサ パーフェクトUV スキンケアスプレー a』

出典:Amazon
内容量 | 60g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、ジメチコン、水、エタノール、メタクリル酸メチルクロスポリマー、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ほか |
紫外線吸収剤 | - |
クレンジング | 不要 |
日焼け止めスプレー|紫外線吸収剤不使用おすすめ4選 敏感肌さんにおすすめ!
ここからは、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めスプレーを紹介します。肌にやさしいアイテムを探している方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
江原道『スパシリーズ クリアUVヴェール』














出典:Amazon
内容量 | 60g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、シクロペンタシロキサン、水、スクワラン、酸化亜鉛、シア脂、パルミチン酸エチルヘキシル、酸化チタン、温泉水、ほか |
紫外線吸収剤 | なし |
クレンジング | - |
魂の商材屋『アクアナチュラUVプロテクター』


















出典:Amazon
内容量 | 100ml |
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SPF/PA | SPF30/PA+++ |
成分 | 水、プロパンジオール、酸化セリウム、アロエベラ液汁、ツバキ花エキス、ミロタヌスフラベリフォリアエキス、ヒアルロン酸Na、ほか |
紫外線吸収剤 | なし |
クレンジング | 不要 |
アクシア『ソフォーメエッセンスUVミスト』






出典:楽天市場
内容量 | 100g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | - |
紫外線吸収剤 | なし |
クレンジング | - |
セフィーヌ『UVカットシャワー アロマガード EX』




出典:楽天市場
内容量 | 80g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | - |
紫外線吸収剤 | なし |
クレンジング | - |
日焼け止めスプレー|プチプラおすすめ5選 コスパ重視の方にはこちら!
ここからは、プチプラの日焼け止めスプレーを紹介します。コスパが高い日焼け止めスプレーを探している方は必見です!
コーセーコスメポート『サンカット プロテクトUV スプレー』

出典:楽天市場
内容量 | 60g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、エタノール、ジカプリン酸PG、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ポリメチルシルセスキオキサン、水、ほか |
紫外線吸収剤 | あり |
クレンジング | 不要 |
ドウシシャ『アジャステ エアリータッチUVスプレー NF』






出典:Amazon
内容量 | 200g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ポリメチルシルセスキオキサン、ほか |
紫外線吸収剤 | - |
クレンジング | 不要 |
シュシュ『ビベッケ ビベッケの全身まるごとサラサラUVスプレー』

出典:Amazon
内容量 | 360g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ポリメチルシルセスキオキサン、ほか |
紫外線吸収剤 | - |
クレンジング | 不要 |
グラフィコ『スキンピース ファミリーハーブUVスプレー 』








出典:Amazon
内容量 | 60g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、エタノール、オリーブ果実油、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、水、シア脂、BG、ラフィノース、ほか |
紫外線吸収剤 | あり |
クレンジング | 不要 |
アイスタイル『リシャン 大容量UVスプレー』

出典:Amazon
内容量 | 250g |
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SPF/PA | SPF50+/PA++++ |
成分 | LPG、水、シクロペンタシロキサン、パルミチン酸エチルヘキシル、水添ポリイソブテン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ほか |
紫外線吸収剤 | - |
クレンジング | 不要 |
「日焼け止めスプレー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 日焼け止めスプレーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの日焼け止めスプレーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
日焼け止めスプレーの使い方と注意点とは? 上手な塗り方も!
日焼け止めスプレーは、使用方法を間違えると思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性もあります。ここで紹介する日焼け止めスプレーの上手な使い方と注意点をチェックしたうえで、こまめな紫外線対策を行なっていきましょう!
スプレーは肌から離し、ムラができないように塗る
日焼け止めスプレーを肌に噴射するときは「日焼けムラ」ができないよう、スプレーを離した状態で吹きかけましょう。特に、ローションタイプのミスト状日焼け止めスプレーではなく、ガスで噴射するタイプの日焼け止めスプレーは、近距離で噴射すると凍傷を起こすケースもあります。
そういった肌トラブルを防ぐためにも、スプレーを使うときは必ず肌から20cmほど距離を取り、同じ箇所に吹きかけ続けないようにしてください。
粘膜に吹きかけたり、スプレーを吸わないように注意
スプレーを誤って粘膜に吹きかけたり、吸い込んでしまわないように気をつけてください。顔に直接吹きかけるときは、目と口をしっかり閉じ、円を描くようにまんべんなく吹きかけるのがコツです。
また、日焼け止めスプレーには「顔に直接噴射しないでください」と注意書きされているものも多いです。その場合は、必ずスプレーを手の平に噴射してから、手で顔を抑えるよう日焼け止めを塗りましょう。このとき、手を凍傷しないように気をつけてくださいね。
捨て方に注意! 捨てる前に必ずガス抜きを
ガスが使用されているタイプの日焼け止めスプレーは、必ず捨てる際にガス抜きを行なってください。
ガス抜きを行なう際は、まずは火気がなく風通しのよい外の場所を確保しましょう。そして、新聞紙やトイレットペーパーに向かって、スプレーを中身が出なくなるまで出し切ります。ガスが抜ける音がしなくなるまで行なったら完了です。商品のパッケージにガス抜き方法の記載がある場合もあるので、確認しましょう。
日焼け止めスプレーは飛行機に持ち込める? 【Q&A】素朴な疑問にお答えします!
日焼け止めスプレーは「化粧品類」に分類されます。そのため、飛行機への持ち込みが可能です。しかし、国際線では日焼け止めスプレーは液体扱いとなるので、100mlまでのものしか持ち込めないため、利用する際は注意しましょう。
日焼け止めスプレーとの併用におすすめのアイテム 関連記事
日焼け止めスプレーでいち早く紫外線対策を 使い続けたいアイテムを手に入れて!
日焼け止めスプレーにはさまざまな種類がありますが、美容のプロの増村ゆかりさんのお話を通して「自分に合った商品の選び方」が見えてきたのではないでしょうか。
気になるアイテムがあれば、ぜひゲットしていち早く紫外線対策を始めてくださいね!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/11 コンテンツ修正・追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 秋元清香)
コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級資格保有の美容ライター。 「美容は心のケアになる」をモットーに、複数のWEBメディアで美容・健康情報を執筆中。コンプレックスを解消し、チャームポイントをアピールできるコスメ情報を発信します!