シャー芯のおすすめメーカーをチェック!
各メーカーから様々な種類のシャープペンの芯(シャー芯)が販売されています。メーカーごとに特徴やデザインも違うので、こちらを参考にお気に入りのものを見つけてみてくださいね!
ぺんてる
ぺんてるのシャー芯と言えば「Ain STEIN(アインシュタイン)」が人気ですよね。こちらのシリーズは、硬さのバリエーションが多いのが特徴で、好みの使用感に合わせて12種類の中から選ぶことができます。
1946年に創立して以来、ノック式シャープペンシルを販売したり、0.9㎜のポリマー芯を発売するなど、シャー芯の普及に力を入れてきた大手文具メーカーです。
PILOT(パイロット)
日本発の純国産のペンの製造に成功し、パイロットの前身である並木製作所からスタートした歴史のある文具メーカーです。近年では「消せるボールペンのフリクションボールシリーズ」を発売し、全世界で累計10億本を突破するヒット商品を生み出したことでも有名な会社です。
シャー芯に関してはそのバリエーションも豊富で、ポップな色使いが目を引くスマートなデザインになっています。文字を書く用のシャー芯以外にも、絵を描くシャー芯にも力を入れているメーカーになります。
三菱鉛筆
三菱鉛筆は、鉛筆・シャーペン・ボールペン・サインペンなどを製造、そして販売する大手の文房具メーカーです。1958年、誰もが一度は目にしたことのある「uni(ユニ)」の名称でお馴染みの高級鉛筆を発売したことでも有名です。
シャー芯にもuniシリーズから、カラーシャー芯の「unicolor」なども製造販売しており、シャー芯のバリエーションも豊富。用途に合わせて選ぶことができるのも、三菱鉛筆の魅力の一つと言えるでしょう。
シャー芯おすすめ4選【受験指導講師が厳選】
ここからは、受験指導講師・西村 創さんに教えていただいた、おすすめのシャー芯をご紹介します。同じように見えて、書き心地が違います。いろいろ試して、自分に合ったものを見つけましょう。

高純度のグラファイトがなめらか強いを実現
パイロットのNEOXグラファイトは、不純物が引っかからないなめらかな書き心地を実現した芯です。炭素の結合が強いので折れにくく、色もはっきりと出るという特徴があります。
高純度グラファイトとは黒鉛のこと。想像するだけではっきりとした文字が書けそうですね。太さや硬さも多くのレパートリーがあり、同じシリーズでいくつかそろえておきたいシャー芯です。

書きやすく紙が汚れにくい、試験勉強の味方
カラーも豊富なラインナップながら、強い芯のアイン シュタインは、とにかく極強を売りにしているほど折れにくいのが特徴です。また、カラーラインナップも豊富で人気があります。
折れにくさと消しやすさ、そして書きやすいことで受験生の強い味方になっています。また、摩擦汚れに強く紙が汚れにくいメリットもあります。値段もリーズナブルなので気軽に使えるのもうれしいところです。

高級ラインまでそろうMONOシリーズ
MONOシリーズは、紙への定着度がよく、消しやすいと評判で、学生から社会人まで高い人気があります。紙に濃く写ることから、中学受験をめざす小学生にもよく使われている商品です。
一度、高級な芯シリーズを使うと、安物の芯には戻れないという声もあるほど使い心地の良い芯です。

手を汚さずに芯を替えられる、Ain芯
ハイポリマーAinは、特殊な入れ物によって手を汚さずに芯を替えられるAinシリーズの芯です。レバーを矢印方向に引き、ガイドパイプを起こすだけで芯が補充できるという優れもの。
Ainシリーズの書き心地はそのままに、便利さをプラスしています。形のかわいらしさがある入れ物なので女子学生にも人気のシャー芯です。
シャー芯おすすめ16選【編集部が厳選】
編集部が通販サイトの人気売れ筋ランキングをもとに選んだ、おすすめのシャー芯をご紹介します。
書き味がしっかりとした7色のカラー芯
「uni カラーシャープ替芯 ミックス」は、7色のカラー芯をひとつのパッケージにまとめたシャー芯です。約4億個のダイヤを配合したuniのシャー芯ならではの字の濃さ、なめらかな書き心地はそのままに、さまざまな色が楽しめます。
なお、先端強度が約40%向上した折れにくい芯(当社比)になっているので、筆圧が強い人も安心です。また、ペンとは異なり、消しゴムで消せるので活用の幅も広がるでしょう。
この商品は、手帳をカラフルにかわいく彩りたい人や、筆記用具を使うことに楽しみを求める人に向いています。ペンやマーカーなどでは書き込めなかった小さな文字も難なく記入できるので、手帳のおともに持っておくと何かと便利です。
ちなみに、カラー芯は発売しているメーカーが限られており、赤と青以外の色となるとさらにラインナップは少なくなります。しかし、この商品であれば、ひとつのパッケージで7色が楽しめるので非常に便利。
以前からカラー芯の問題点として指摘されてきた書き心地、発色の悪さも心配する必要がありません。黒のシャー芯と同様、なめらかな書き心地で、くっきりとした文字を書くことができます。かわいいながらも、カラー芯のイメージを変えるシャー芯といってもいいでしょう。
お客様の声を反映したシャー芯は太くて折れにくい
キャンパス シャープ替芯 1.3mm HBは「鉛筆シャープの1.3mmタイプで、HBはありますか?」という、お客様相談室に寄せられた声から生まれたシャー芯です。
1.3mmの太さは、日常生活のなかではあまり使うシーンは多くはありません。このシャー芯が活躍するのは、マークシートへチェックを入れる場面です。マークシートを使用する試験などでは、芯の濃さにHBという指定がある場合があります。もちろん、鉛筆であれば太さもHBという濃さもクリアできます。
しかし、鉛筆では芯が折れたり、先端が極端に丸くなって書きにくくなったりすることもあるでしょう。そのためにスペアを何本も持っていくことに不便さを感じる人も少なくありません。何よりも、正確性とスピードが求められるマークシートの試験において、何度も鉛筆を変えるのは、精神的にも負担になります。
そこで、コクヨが開発したのがこの商品です。一見、あまり使う用途がないと思われる商品ですが、試験を受けることが多い学生からは高い人気があります。鉛筆に近い書き心地なので、鉛筆からシャー芯へ移行する小学生でも抵抗なく使えるでしょう。
マークシートへの記入時はもちろん、鉛筆のような感覚が求められる描画にも適したシャー芯です。
なめらかな書き心地と強度の高くコスパが良い
シャープ芯 Hi-Uni 0.5mmは、強度が高く、なめらかに書けるシリーズとして知られているシャー芯です。折れにくさと濃さは性質が相反するため、両立させるのが難しい要素でもあります。
しかし、三菱鉛筆は新配合、新製法により良質な芯の開発を追求し続けました。そこから生まれたのが、シャープ芯 Hi-Uniです。従来の芯と比較して約20%の強度アップを実現し、折れにくさと濃さを両立しました。
折れにくくなったことで、芯1本あたりで書ける長さも向上し、芯の減りも少なくなりました。
一見、デメリットのように思える価格の高さも、書きやすさや芯の減りが少ないことを考えると、むしろ経済的と捉えることもできます。とにかくたくさんの文字を書く人、集中して勉強に取り組みたい人は、この商品のよさを十分に実感できるでしょう。
書き心地を重視したい人、1個あたりの価格よりもトータルでのコストパフォーマンスを求める人に向いているシャー芯のひとつです。
強く折れないのに程よい硬さが特徴
芯がよく折れてしまう……といった経験はどなたにもあると思います。ぺんてるは、芯の内部にフレームを作ったことで、芯の内部から全体を支える構造を作り出しました。
そのため、書き心地の良さを維持しつつ、強く折れない芯が実現。さらに、紙への定着性も優れていることも特徴です。これを使い、しっかりとした筆跡で見やすいノート作りにさらに1歩近づきましょう!
出しやすさ抜群でノーストレス
1本取ろうとしてたくさん出てきてしまったり、大量の芯が机の上に落ちてしまったり……そんなストレスから解放される商品です。ゼブラのドラフィックスの最大の特徴は、サイドレバーで1本ずつ芯を出せるケースと軽いタッチで書くことのできる芯です。
紙によっては筆圧が濃すぎてしまうというユーザーの声もありますが、爽快な書き心地が気に入ったというリピーター層からの支持は根強いです。
ドイツ製のスタイリッシュな替芯
ラミー社は、1930年ドイツの古都ハイデルベルグに設立されてから今も新たな文房具を作り続けるドイツの老舗です。スタイリッシュなケースは仕事用で持っていても様になる外見。芯の作りが硬めなので、日本製の柔らかい芯に慣れていると少し硬くて書きにくいと感じる方もいるようです。
一方で、ラミー社のファンも一定数いるのも事実なので、ぜひ一度使ってみて、文房具大国ドイツの風に触れてみるのもいいのではないでしょうか。
太くて折れにくい!まるで鉛筆のような芯
0.9mmの太さの芯なんて少しドキドキしてしまうかもしれません。しかし、この芯の最大の特徴の太さによって折れにくく滑らかな書き心地を体感することができます!
使用用途は多様で、咄嗟にメモを取りたい方、鉛筆の書き心地を求めている方、製図用に使いたい方と様々です。一度試すと虜になってしまうかもしれませんね。
元祖シャー芯と言えばこれ!少しレアな優れもの
ぺんてる社が、1960年に世界初0.9mmのハイポリマー芯を開発したということをご存知でしたでしょうか?文房具の老舗メーカーの看板商品であるハイポリマー芯は、さらさらとした書き心地にさすがと唸ってしまうほどです。残念ながら文房具店などでは見かけることが少なくなっているようで、ECサイトでわざわざ購入するユーザーもいます。派手ではないけれどもしっかりと上質な替え芯はいかがでしょうか。
鮮やかなカラーラインアップが魅力!
◆8色のカラー芯を使い分けることで表現のバリエーションが増える♪
◆黒で清書するときに目立ちにくいので下書きにもうってつけ
◆0.7mmの太さで折れにくく、こまかい部分の色塗りにもぴったり
◆ワンタッチで開閉できるため、シャー芯が取り出しやすい
こすれにくくノートがキレイにたもてる
◆スライド式のケースは片手でワンタッチ開閉が可能
◆シンプルでスタイリッシュなデザインがおしゃれ♪ ワンポイントカラーもかわいい
◆芯粉が紙面にしっかり密着するスマッジプルーフ製法! ノートや手が汚れにくい
◆しっかり濃いのになめらかな書きごこちが魅力!
折れにくい! 強度が特徴のシャー芯
◆勉強にうってつけなラインアップ! コスパもいいので学生にもおすすめ
◆ドイツの製図用ブランドとして世界で愛用されているシャー芯
◆強度を兼ね備えているので筆圧が強い方にぴったり!
◆ハイポリマー芯はなめらかな書きごこちが魅力
なめらかな筆記感! バランスがよく書きやすい替芯
◆片手で操作ができる機能性の高いケースを採用しているので開閉がラク♪
◆4Bから2Hまでそろう豊富なバリエーション
◆デスクになじみやすいシンプルなケースデザイン
◆折れにくく汚れにくい! さまざまな特性にすぐれたシャー芯
たくさん入っていてコスパがいい!
◆キャップの突起が開けやすい
◆小さなペンケースにも収まるスリムな円筒状のケース♪
◆オーソドックスで使いやすいラインアップなので学生にぴったり
◆頻繁に芯を変える方におすすめ! 大容量なので気兼ねなくどんどん使える
スリムなケースで持ち運びにぴったり!
◆ペンケースに筆記用具が多くても邪魔にならない
◆5種類のラインアップで用途に合わせて芯が選べる
◆スタイリッシュなケースのデザインがおしゃれ
◆ラインアップによってカラーが異なるので複数ペンケースに入れておいてもまちがえない♪
豊富なラインアップで多彩な用途に使える
◆0.3mmでもくっきりした線が書ける! 製図などこまかい作業にも使いやすい
◆シャープなケースはコンパクトでペンケースにもすっきり収納!
◆厳選された天然素材でできているので折れにくい
◆さまざまな硬度が使い道に合わせて選べる
濃くて深い黒が魅力! スケッチにもぴったり
◆1本ずつ芯を出せるケースが便利! そのままシャーペンに挿入できる
◆スーパーポリマー芯を採用しているので折れにくい
◆筆圧で濃淡の表現ができるので用途により使い分けられる
◆ラインアップは繊細な0.3mmから鉛筆のような書きごこちの1.4mmまでバリエーション豊か
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする シャー芯の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのシャー芯の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
シャー芯の選び方
中学生や高校生、大学生などの勉強や社会人の仕事場、趣味など、どこの場面でも活用されているシャーペン。当然シャー芯も必須ですよね。ただ、シャーペンは選んで購入しているのに、シャー芯はなんとなく選んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方にここから先は、受験指導講師・西村 創さんの取材をもとに、自分に合ったシャー芯の選び方をご紹介します。
ここでは「文字を書く」ことと「絵を描く」ことに着目して、選び方を説明します。各ブランドからさまざまな種類のシャー芯が販売されていますので、ポイントをチェックして、自分が使いやすいシャー芯を見つける参考にしてください。
「文字を書くこと」に適したシャー芯の選び方
シャー芯の選び方は、その用途によって異なります。まずは文字を書くという、基本的な使い方をする際のポイントをご紹介します。ポイントは下記3点。
【1】文字を書くときのシャー芯の濃さ
【2】文字を書くときの折れにくさ
【3】文字を書くときのシャー芯の細さ・太さ
これらのポイントに注目して選んでみましょう。
【1】文字を書くときのシャー芯の濃さ
書くときに引っかかりがなく、しなやかな書き心地のシャー芯を選びたいときは、文具メーカーのものがいいでしょう。
シャー芯は、硬ければ文字は薄く、やわらかければ文字は濃くなります。単に色の濃淡の問題でなく、シャー芯がやわらかければ、しなやかな文字を書きやすいというメリットもあります。
文字の正確さが要求される用途では、濃くはっきりしなやかに書ける芯を選ぶようにしましょう。特に、小学生などのテストでは、漢字の字が薄いとトメ、ハネなどが認識されずバツになることもあります。小学生にはHBかBがおすすめです。
【2】文字を書くときの折れにくさ
筆圧とシャー芯の強度が比例していないと、すぐに折れてしまいます。自分の筆圧の強さを確認してから、それに見合ったシャー芯を購入しましょう。
筆圧とは、文字を書くときに筆記具の先に加わる力のことです。高い筆圧にはその力に耐えられる強いシャー芯が必要
になります。
文字を書くときに力が入るという人は、強度を意識してシャー芯を選びましょう。シャー芯は、メーカーがそれぞれ独自の工夫をしているため、同じ太さであっても強度が異なります。なかには、ダイヤモンドの超微粒子などで強度を補強しているメーカーもあります。
折れにくいことをパッケージに明記している製品もあるので、参考にするとよいでしょう。
【3】文字を書くときのシャー芯の細さ・太さ
シャー芯を選ぶときは、0.5、0.4、0.3mmなど芯の細さに注目しましょう。スタンダードでよく流通しているのは、0.5mmタイプのシャー芯です。
0.3mmなどの細かい字を書くタイプも最近は人気があります。0.4mmはその中間の太さ、勉強なら0.5mmを中心にそろえるとよいでしょう。
子どもの場合は、力が弱く筆圧も安定しないため、太めの0.7mmでも◎。力が入らなくても0.7mmのシャー芯であれば、わかりやすい文字を書くことができますよ。
「絵を描くこと」に適したシャー芯の選び方
続いては、絵を描くときに使う際のシャー芯の選び方のポイントです。絵を描くときには鉛筆が主流だと思いますが、その豊富な種類から、シャープペンでも描画しやすいものが出ています。より描画に適したシャー芯を選ぶために、参考までにご覧ください。
【1】絵が描きやすいシャー芯の太さ
【2】絵を描くときのシャー芯の強度
【3】絵を描くときシャー芯の濃さ
これらのポイントに注目して選んでみましょう。
【1】絵が描きやすいシャー芯の太さ
製図などには細かさも必要なので0.3mmタイプが好まれることもあります。製図や絵を描くときには、用途によって使いやすいシャー芯の細さが異なってくるでしょう。必要であれば、0.2mmから0.9mmぐらいまでそろえておくとよいでしょう。
しかし、基本の描画には細めのサイズが好まれる傾向があり、0.5mm以下が人気です。こまかな部分も描ける0.2mmやメインに使いやすい0.3mmや0.4mmなど、描き手の好みによってもわかれます。
【2】絵を描くときのシャー芯の強度
シャー芯の硬度は、色の濃さにも影響を与えます。そのため絵を描くときには、その濃さの違いが役立ちます。ただ、覚えておきたいのは、サイズによって異なる硬度のラインナップ数です。
シャー芯のメジャーなサイズである0.5mmは、硬度も豊富。しかし、描画で使いやすいサイズの0.4mmなどは需要が劣るため、硬度のラインナップが少ない傾向にあります。たとえば0.5mmでは硬度が10展開ほどあるのに、0.4mmにはH・HB・B・2Bの4展開しかないなど。
描画でよく使われる硬度展開であっても、いろいろな濃さを取りそろえておきたいものです。そのためにも、シャー芯の種類やその硬度の展開数を確認しておくとよいでしょう。
【3】絵を描くときのシャー芯の濃さ
シャー芯には、2H・H・F・HB・B・2B・3B・4Bとさまざまな濃さや硬さがあります。図を描く場合は太すぎたり濃すぎたりすると見づらいですし、逆に文字をたくさん書く場合は薄いとやはり見づらく、消しにくいでしょう。
Bを軸にして繊細な図や細さを書くときは0.3のHBやBを選び、濃い文字をたくさん書くときは0.5のHBとBを選ぶなど、濃さと細さの組み合わせで決めていくのがコツです。
自分に合ったシャー芯なら、勉強もはかどる! エキスパートからのアドバイス
たかがシャー芯、というなかれ。シャーペン本体よりも、どんな芯を使用するかによって、使用感が大きく異なることになります。カラー芯や、強度があるのに硬くないという、使い勝手のよい芯もたくさんあります。目的によって、硬さと細さの組み合わせでいろいろなバリエーションを持つことができるのもうれしいですね。
学生の強い味方になりつつあるシャー芯を極めてみると、勉強もはかどりそうです。
【番外編】シャー芯の豆知識
ここからは、知ってると面白いシャー芯の豆知識について話していきたいと思います。
どうやって「シャー芯」ができたのか。
シャー芯1本ではどのくらいの距離を書くことができるのか。
へぇ~と思える話を少しお話させていただきますので、良かったら読んでみてください。
シャー芯の歴史
今や日常生活に欠かせない筆記用具となったシャーペンですが、もとをたどれば鉛筆から派生したものです。シャー芯の歴史を探るには、まず鉛筆の歴史に目を向ける必要があります。
鉛筆は、1564年イギリスで良質の黒鉛の塊が発見されたことから始まりました。黒鉛はそのまま触れると手が黒く汚れてしまいます。汚れを防ぐため、糸を巻いて使用したのが鉛筆の始まりとなりました。
その後、黒鉛と粘土を混合して高温で焼き固めることで「芯」が作られ、混合比率の研究により、より強度のある鉛筆芯の製法が確立されたのです。
しかし、この鉛筆芯をそのまま細くしてシャー芯として使うには強度に限界があります。そのため、初期のシャーペンは1mm以上の太さであることが当たり前でした。第二次大戦後になると、シャーペンの開発と研究はさらに進んでいきます。
現代の主流である0.5mmのシャー芯は、数多くの改良を重ねて1962年に発売されました。そこからは、各メーカーが独自の技術で書きやすさと折れにくさを両立するシャー芯を開発し、今ではこれほど多くのラインナップから好みのシャー芯を選べるようになりました。
1本のシャー芯が書ける距離
シャー芯の長さについては、公表しているメーカーと非公表のメーカーがありますが、一般的には60mmで、実際に書けるのは約45mmといわれています。
45mmでどれほどの距離を書けるのかという問題は、その芯の硬さにもよります。最もラインナップとして多い0.5mmHB芯では、1mm出した状態で書いた場合、シャー芯1本で約225m書けるという計算になります。しかし、書ける距離は芯の硬さだけではなく、筆圧や紙の性質によっても異なるため、あくまで参考とさせてください。
文房具やマークシート用鉛筆のおすすめ記事はこちら 【関連記事】
用途を重視して最適なものを見つけよう
シャー芯を選ぶ基準は人それぞれです。ノートなどへ記入するのか、製図などに使うのか、用途によっても最適なシャー芯は違ってきます。また、自分の筆圧や使用する用紙の特徴も併せて考えると、より最適なシャー芯を選びやすくなるでしょう。
シャー芯にはそれぞれに個性があります。また、一度使いやすいと思ったシャー芯でも、好みが変わってくることもあります。そんなときは、新しいシャー芯を探すチャンスです。それが良い出会いになるかも知れません。
お気に入りのシャーペンには最適なシャー芯を入れて、より快適な書き心地を楽しんでください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。