「立つペンケース」のおすすめ商品の比較一覧表
立つペンケースの選び方 文房具ライターに聞く
スタンドペンケースとも呼ばれる立つペンケース。勉強で文房具を使う小学生から高校生まで幅広く利用されています。文房具ライターきだて たくさんに選ぶときのポイントを教えてもらいました。
使い心地に差がつく! 立つペンケースの開閉タイプ
立つペンケースの使い心地は、勉強やビジネスの書類作成など作業効率にも影響します。一言で「立つ」といっても、立たせ方はさまざま。ここでは、代表的な3つのタイプを紹介します。
かぶせてスタンド状に使えるスライド型タイプ
開閉方式はファスナーやスナップボタンで、見ためはポーチ状のペンケースです。ファスナーを開けて、上部を下部へスライドさせるように引き下げるとスタンド状になります。その仕組みからスライドペンケースとも呼ばれています。見た目がコンパクトになるだけではなく、長さのあるペンや定規、ハサミなども取り出しやすく、ペン立てのように使えるので便利です。
多色マーカーの収納にも適していますし、化粧ブラシやマスカラなども取り出しやすいので携帯用の化粧ポーチにも向いています。
安定感バッチリ! 折り曲げタイプ
ファスナーを開いて折り曲げるタイプは、立つペンケースの元祖です。上部分を折り曲げると、そこのマチ部分も広がってペン立て状になります。
完全に折り曲げてスタンド状にしてもいいですし、少しファスナーを開けて必要な文具だけ取り出すこともできるので便利です。ファスナーを閉めれば、フラットになるため、コンパクトに持ち運びたい人に向いているタイプになります。
水ぬれも安心! プッシュタイプ
筒状態のプッシュタイプは、安定感がないのではと思われるかもしれません。しかし、上部のファスナーを開けて、底をぐっと押しつければスタンド状になります。上部の蓋に消しゴムをはさんで収納できるため、底に落ちてしまって取り出しにくいというトラブルもありません。
容量は少ないため、多くの本数を収納することにはあまり向いていませんが、必要なものだけ持ち運びたい人におすすめです。全体的にシリコン素材を使用しているタイプが多く、水にぬれるようなことがあっても安心です。
使いやすい工夫が施されたタイプを選ぼう
立てて収納できる立つペンケースは、ペン以外の収納にも活用できます。ガジェット(電子機器)や化粧品、メガネなどの収納にも使える立つペンケースの選び方のポイントを紹介しましょう。
ポケットや仕切りを活用できるタイプ
消しゴムやふせんなどを収納できるポケットがついている立つペンケースなら、活用の幅が広がります。ポケットや仕切りにケーブルやイヤフォンなどを収納すれば、取り出しもスムーズです。
また、こうした機能を生かして、メイクブラシやリップなどを入れて化粧ポーチとしての利用もできます。クッション性のあるペンケースを選べば、入れたアイテムを衝撃から守ってくれるので安心です。
筆箱・ペンケース全般を紹介しています。こちらの記事もご参照ください。
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底のマチが大きく型崩れしないタイプ
立つペンケースの種類は豊富で、使われている素材もさまざまです。ボックスタイプのように底のマチが大きいタイプやプラスチックのようなかたい素材でできたタイプなら、デリケートなアイテムの収納にも役立ちます。
衝撃から守ってくれるのでメガネケースとしても便利ですし、カバンのなかで押しつぶされることがないので、絵筆入れにも適しているでしょう。
閉じたままで自立できるタイプ
閉じたままで自立できるタイプであれば、ちょっと机の端に移動させるときも、そのまま状態のまま動かして移動できます。
折り返したり、スライドさせたりすることなく、自立できるので、デスクに置いていても邪魔になりにくいタイプです。
収納するものをイメージしてサイズ選ぼう
コンパクトタイプ、ラージタイプ、大容量タイプまで、サイズごとの用途と特徴を紹介します。
コンパクトタイプ
ペンケースをシンプルにしたいという方には、コンパクトタイプがおすすめ。ただし本当に2~3本しか入らないので、余計なペンを増やさないことを前提としたミニマリストな思考の方によいでしょう。
またペンは1本でカバンの中にいれてしまうとなかなか見つからないなんてことも。カバンの中をいったりきたりして、インクでカバンが汚れてしまうなんてこともありますよね。そんなときには、しっかりペンケースにいれておければ安心です。
ラージサイズ
ペンだけでなく、そのほかの文房具も入れたいという方におすすめです。とくに仕事で利用するものは、ペンだけではありませんよね。ハサミやホチキス、スティックのりなどもよく使うものではないでしょうか。そこまで収納したい場合には、ラージサイズがおすすめです。
大容量タイプ
ラージサイズより更に大きいサイズを選択する場合は、身だしなみを整えるような、化粧品なども一緒に収納してしまいたい場合です。意外と化粧品ポーチよりも、ポケットや内側の仕切りなどが使いやすく、細かなブラシなども整理整頓できるのでおすすめですよ。
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自分の文房具が入る容量を選ぶ
立つペンケースは、外出先やフリーアドレス制(個人デスクが決まっていない)オフィスなど、コンパクトな机での作業でも文房具が取り出しやすいことがメリットとしてあげられます。
全般的に容量が大きいものが多いですが、それでも数本から最大30本以上入る大容量タイプまでバリエーションは豊富です。
まずは、自分が持ち運びたい文房具の量にあわせた容量を選びましょう。カバン内で無駄なスペースを取らないように、収納したときにコンパクトになる製品も販売されています。
筆記具以外の文房具が沈まない工夫に注目
立つペンケースを立たせて使っているときに、細長いペン型以外の小さな文房具(消しゴムやふせんなど)が底に沈んで取りにくくならないような工夫が施されているかチェックしましょう。
多くは専用のポケットが付属していますが、位置によっては取り出しにくかったり、容量が足りなかったりすることもあります。
立つペンケースを使うシーンを想像して、収納するポケットの位置や形状を確認しておくことで、立つペンケースとしての機能をより生かすことができるでしょう。
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立つだけじゃない! プラスアルファの機能もチェック
今やすっかり定番化した立つペンケースですが、「立つ」だけではないさまざまなプラスアルファ機能を備えた製品が発売されています。
たとえば、スマホスタンドになるタイプや、寝かせても中身が取り出しやすいタイプなどはユニークで使い勝手もいいです。また、デザイン面でもデニムペンケースやメッシュペンケースなどもありますし、かわいい動物型などは女子中高生や女性からも人気です。
せっかくなので「立つペンケース」という特徴以外に使える製品を選ぶ候補に入れてみてはどうでしょうか。
カラーバリエーションで選ぶ
立つペンケースは商品によって、カラーバリエーションが豊富です。色ごとに使うアイテムを決めて収納すれば、ファスナーを開かなくても入っているアイテムがわかります。
持ち運ぶものと自宅においておくものを区別したいときにも便利です。視認性が高まるので、作業効率のアップにもつながります。
立つペンケースおすすめ10選 文房具ライター厳選
ここまで紹介した立つペンケースの選び方のポイントをふまえて、文房具ライター・きだて たくさんと編集部で選んだおすすめ商品を紹介します。




くるくる丸めて持ち運べる便利なペンケース!
フリオはデスクまわりの整理に活用できる収納アイテムシリーズ。フリーアドレス制のオフィスでは、こうした収納アイテムで整理すると便利です。
フリオの『スタンドロールペンケース No.8401』は、必要な文房具をポケットに入れたら、くるくると巻いてコンパクトに持ち運ぶことができます。移動したら、広げて上半分を折り返すと、磁石でパチッと固定されて自立します。
文房具が横一列にキレイに並んで立っているので、視認性はペンスタンド以上。必要な文房具にすぐ手が伸ばせるので便利です。ただし、自立状態ではスペースを必要とするため、狭い机だと使いにくいこともあります。

立つペンケースを賢く活用するアイディア ペンケースとしてだけではない!
立つペンケースはペンだけではなく、日常に必要な身の回りののものを収納するのにも便利です。ここからはそんな便利な立つペンケースの活用術をご紹介します。
かさばる化粧品や小物入れに

Photo by Amy Shamblen on Unsplash
化粧品は特に長さや大きさがさまざまなので、ブラシやマスカラなどの長さがあるものを収納するときには立つペンケースが役に立ちます。シリコンタイプの立つペンケースを選べば、化粧品で汚れてしまっても拭き取りが簡単なのでおすすめです。
また、小物入れとしても活用できます。こちらも長さが比較的あるハサミやホチキス、のりなどまとめて収納しておけば取り出しやすくなります。そのほかにもペンチやドライバーなどの工具もたつペンケースを工具入れとして使ってもOK!入れ場所に困ってしまう小物をキレイに収納できるのでおすすめですよ。
モバイルスタンドやケースとして
カバンの中でかさばりやすいのが、イヤホンやUSBコード、充電器など。コードが絡まってしまって取り出しにくいと感じている方も少なくないはずです。そんなときには、スマホなどのモバイル機器と一緒に立つペンケースに収納してみましょう。しっかりファスナーを閉めておけばカバンの中で行方不明になることもありません!また、スマホで動画を見たいときにモバイルスタンドとして活用できる商品もあるのでチェックしてみてくださいね。
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文房具ライターからのアドバイス
文房具ライター
文房具以外に使っても便利かも?
立つペンケースは、狭い机のうえでも文房具が取り出しやすいことが最大のメリットとして挙げられます。ということは、文房具以外のものを入れても取り出しやすいはずです。
携帯用の化粧ポーチとしても使えますし、スマホのケーブルやモバイルバッテリーをまとめたガジェットポーチとしても便利ではないでしょうか。
収納方法と自立スタイルは製品ごとに異なりますが、それぞれのスタイルにあわせて活用方法を考えてみてもおもしろいですよ。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。 極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。 文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。