響きが懐かしい、ロケット鉛筆ってどんなもの?
「ロケット鉛筆」って聞いたことはあるけど、どんなものだっけ? という方も少なくないはず。まずはロケット鉛筆がどのような商品なのか、おさらいしてみましょう。
※ロケット鉛筆はレモン株式会社の登録商標です。ただし、一般的に知名度の高い名称で表現するために、記事内で押し出し式の鉛筆のことを「ロケット鉛筆」と表記しています。
ロケット鉛筆の魅力って一体なに?

Photo by Markus Spiske on Unsplash
鉛筆を削るのはたいへん。でも、鉛筆の芯のなめらかな書き心地は好き。そんな方は「ロケット鉛筆」を試してみませんか。
ロケット鉛筆の最大の魅力は、やはり「芯を削らなくて済む」ということ。一般的な鉛筆の場合、芯が丸くるなると、だんだん文字が太くなってしまいます。そのたびに削るのは手間がかかりますし、鉛筆が短くなることで持ちにくくなってしまうというデメリットも。
ロケット鉛筆は新しい芯に入れ替えるだけで、再びスラスラとした書き心地を手に入れることができるので、鉛筆のような手間や心配は無用。外出先でも鉛筆を削ることなく、文字を書くことができるのです。
最近では文房具屋さんよりも、雑貨屋さんやファンシーショップで見かけることが多いようです。便利さ以上に、ロケット鉛筆の独特な構造にギミックとしての魅力を感じる方や、カラフルでオシャレな外観にひかれる方が多いのかもしれませんね。
ロケット鉛筆は芯を紛失しないよう注意する
注意したいのは、ロケット鉛筆の芯を紛失しやすいこと。新しい芯を後ろから挿して交換するのですが、小さいため落として転がっていってしまうことも。ロケット鉛筆は、芯がひとつでも足りないと使えなくなってしまいますので気をつけましょう。
ロケット鉛筆の選び方 鉛筆の長さや芯のかたさをチェック!
ロケット鉛筆のおさらいをしたところで、ロケット鉛筆の選び方を紹介していきましょう。
用途に応じて鉛筆の長さをチョイス!
ロケット鉛筆って、どれも同じ長さでしょ? なんて思っていませんか。実はロケット鉛筆にもさまざまな長さがあるんです。使用目的に応じて鉛筆を選ばなければ「便利だと思って買ったけど、使いにくい!」ということにもなりかねません。
ロケット鉛筆は、用途に応じて長さのチェックをすることが大切です。
大人が使用するなら、長めのロケット鉛筆が使いやすい!
ロケット鉛筆は子ども向けに発売された商品ですが、実は大人のなかにも愛用者が多いアイテム。そのため、大人の手でも持ちやすい長めの商品も販売されているのです。
大人の方が使用するなら、長めの商品を選ぶのがポイント。一般的な鉛筆の長さとされている14~16cm程度の商品を選ぶといいでしょう。
短いロケット鉛筆は、そろばんを使うときに便利
そろばんを使いながらであれば、短いロケット鉛筆がおすすめ。そろばんは、計算した答えをすぐに紙に書けるよう、筆記具を持ちながらはじきます。ところが、一般的な鉛筆を持ちながらそろばんをはじくと、鉛筆が机に当たって邪魔になってしまうことがあります。
そろばんを使う方は、11cm前後の短いロケット鉛筆を使うのがいいでしょう。子ども用のサイズはもともと短く設計されているので、子ども用を選ぶのもいいかもしれませんね。
書き味は、芯のかたさによって異なる!?
普通の鉛筆でもHB・B・2Bなど、さまざまな芯のかたさがありますよね。もちろん、ロケット鉛筆にもさまざまな芯のかたさの商品が用意されています。
子ども向けの商品はかたさが表示されていないものもありますが、大人向けの商品はかたさの表記がされているものがほとんど。自分好みの書き心地を手に入れるためには、芯のかたさをチェックすることも大切です。
キャップつきなら持ち運びも安心
鉛筆を持ち運ぶときは、ほとんどの方がペンケースを使用するのではないでしょうか。そんなとき、鉛筆の芯がむき出しになっていたらどうでしょう。
ほかのペンとぶつかって芯が折れてしまったり、ペンケースが汚れてしまう心配がありますよね。持ち運ぶ場合は、ロケット鉛筆にキャップがついているものをチョイスしておくと安心です。
書くことだけでなく、ギミック感やオシャレさにも注目しましょう 文房具ライターからのアドバイス
文房具ライター&ブロガー
鉛筆削り不要の鉛筆ということで、1966年に登場し大ブレイクしました。日本の高度経済成長期は、鉛筆を削る時間さえもったいないという時代だったのでしょう。とても懐かしい文房具と思いきや、実はまだまだ現役。構造のギミック感と外見のかわいらしさで、ファンシーアイテムとして生き残っているのです。
筆記という行為以外の部分に注目すると楽しいオシャレなアイテムで、現代でも充分に通用する文房具なのです。
ロケット鉛筆おすすめ8選 色鉛筆タイプやキャップ付きなど!
ここからは、おすすめのロケット鉛筆を9商品ご紹介します。かわいらしい商品から大人向けの商品まで、幅広くピックアップしてみました。
文房具ライター&ブロガー
レモン『ロケット鉛筆4本セット』はキャップつきなので、持ち運びもペンケースに入れての収納も便利。かわいらしいキャラクターとデザインで、お子さんに楽しさを教えてあげるためのプレゼントとしてぴったりです。
定番中の定番商品が、デライトベース『ロケット鉛筆 2B』。筆圧が弱い子どもでも無理なく書けて、さらには濃淡をつけることができる2Bの芯を採用しています。
レモン『20色 ポケットカラーペン』は、本体に収納されている色鉛筆の芯を横からスライドさせて取り出し、使っていくタイプのロケット鉛筆。見た目の色合いやグラデーションの美しさで、今でも生き残ってます。
エクスレア『おそ松さん ロケット鉛筆デフォルメver.』のようなアニメキャラクターだけでなく、全国のご当地キャラを使ったロケット鉛筆も。僕の住んでいるところも、ゆるキャラを採用したものが販売されています。もしかしたら、何十年後にはお宝文房具に成長していくかもしれないですよ。




「ロケット鉛筆」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ロケット鉛筆の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのロケット鉛筆の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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大人でも使いたくなるロケット鉛筆 芯を削るのが面倒という方にも!
ロケット鉛筆の魅力や選び方、おすすめのロケット鉛筆を紹介しました。
ロケット鉛筆は子どもが持つものというイメージがあるかもしれませんが、大人でも使いたくなる独特の魅力を持っています。鉛筆を使いたいけど芯を削るのが面倒という方にも、ロケット鉛筆はぴったりです。
自分好みに芯を組み替えられる商品を選べば、書くことがより楽しくなりますよ。
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文房具好きが集まる朝活コミュニティ:文房具朝食会@名古屋の主催者。 2009年からブログ『本と文房具とスグレモノ』を毎日更新し続ける文房具ライター&ブロガー。 『文房具屋さん大賞』で特別コメンテーターを務める日本でも有数の文房具通。 東海地区を中心に文房具をベースにした活動を精力的に展開するサラリーマン。 愛知県岡崎市に在住。